Back

第1回〜第50回  第51回〜第100回  第101回〜第150回  第151回〜第200回
第201回〜第250回  第251回〜第300回  第301回〜第350回  第351回〜第400回
第401回〜第450回  第451回〜第500回  第501回〜第550回  第551回〜第600回
第601回〜第650回  第651回〜第700回

2018年3月24日(土)
「引き継ぎ」

<第791回>
 今年で今の理事長の役を次にゆずることになりました。前の理事長のW田先生から引き継いで7年でしたが、あっと言うまでした。何をすればいいか分からなかったときも、大きなミスをしたときも周りの支えがなければ乗り越えることはできなかったと思います。もちろん次の先生に引き継いだ後も、その先生が困らないように支え棒の1つになれたらいいなと思っています。

2018年3月23日(金)
「隣の人」

<第790回>
 私の隣の席には別の競技の理事長さんがいて、よく中体連のことを話題にしていました。また、仕事に対する姿勢も非常に模範的で、時間を無駄にしないその姿勢をよく見習わせていただきました。同じ学校に長くいると、つい仕事ができるようになった風に錯覚しますが、それを戒めてくれる大事な存在でした。私の学校は職員数が多く、そういう素晴らしい先生との出会いがたくさんありました。そのことは自分の教員人生でもすごくプラスになった気がします。

2018年3月22日(木)
「まだまだ」

<第789回>
 卓球の話からそれますが、この3年間で授業のスタイルを変えて頑張ってきました。ある程度生徒にも効果が現れ、少しだけ自信がついてきました。3月にたまたま結婚式で同級生に会ったときに、授業の話になり私が自分の話をすると、「え、まだそんな古いことやってんの?」と言われ、まだまだ全国の壁は高く感じました。次会うときは負けないぞ、と対抗心を燃やして帰りました。

2018年3月21日(水)
「チームづくりあれこれE」

<第788回>
 かつて884先生は、チームの応援をするときは、予選などでは黙ってうなずいていて、決勝など大事な試合の時にあえて声をかけたり、大きな声で応援したりするようにしていたそうです。理由は予選の決勝と本戦の決勝が同じ対戦になることが多く、本戦のときだけにすると相手が動揺するのだそうです。他にも拍手を3回ぐらいしていたのをわざと長めに拍手し続けるなどベンチワークの駆け引きなども教えていただきました。私も特別良いプレーが出たときはゆっくりした拍手を長めにとることがあります。

2018年3月20日(火)
「チームづくりのあれこれD」

<第787回>
 普段から顧問がしゃべりすぎていると、試合の時もその癖が出てしまいます。わたしは以前、試合の時、会場のどこにいるかすぐに分かるぐらい大きな声を出していました。(今でもそうだよと言われましたが・・・)その時に限って、応援があまりできていません。チームがまだ若いときは必要かも知れませんが、2〜3年にかけて自分であれこれできるようになって欲しいと思ってあまり言わないようにしました。
 女子などは私が行かない方が上手く機能しているように思うので最近は時間が空いていても行かなくなりました。この前は100%行かないで、勝てなかったチームに勝てたので効果はあったのかなと思います。

2018年3月19日(月)
「チームづくりあれこれC」

<第786回>
 今、意識してやっているのは「あまり口を出さないこと」です。毎日、部活の終わりには顧問から話をする、ということはどこのチームでもやっていると思います。しかし、なんだか聞いているのかどうか怪しい選手もいます。だから、最近はキャプテン、副キャプテンの話にしようとしています。必要な連絡などはしますが、私はあまり前ほどしゃべりたくなくなりました。選手の言葉の方が伝わるし、選手の成長にもつながるからです。
 最初は何かもじもじしますが、慣れてくると良いことを言うようになります。

2018年3月18日(日)
「チームづくりあれこれB」

<第785回>
 では自分のチームのカラーは何かな、と言われるとなかなか一言では言えません。しょっちゅういろんなことを言っています。もちろん強くもなりたいし、チームとしてのまとまりも欲しい。応援も頑張りたい・・・。あれこれ出てきます。しかし、自分のやりたいことを押しつけることにも疑問を感じることは確かです。毎年、選手のカラーは違うはずなのですから。

2018年3月17日(土)
「チーム作りのあれこれA」

<第784回>
 若い頃、884先生のチームを見て驚いていました。あまりレギュラーが固定していなかった気がします。いつだったか、大会ごとに今まで見たことのない選手が出てきている。新戦力が常に台頭するチームだと思いました。そして「あの子上手ですね」といっても満足する様子はなく「まだまだ強くなりますよ」と言っておられたのには驚きました。

2018年3月16日(金)
「チームづくりのあれこれ@」

<第783回>
 卓球部の顧問の醍醐味は何と言ってもチームづくりではないでしょうか。顧問の先生のカラーでいろんなチームカラーが見えてきます。今までで印象に残ったチームをあげてみると、裏面先生のチームは強いだけでなく、どこへ行っても元気にあいさつをしに来てくれます。
 へら釣り先生はプレースタイルが絶えず変化している気がします。攻撃型の本格派が多いと思えば、次の年は表ソフトの選手ばっかりになったり、また次には粒高の選手やカットの選手がいたりと指導の引き出しの多さにビックリします。

2018年3月15日(木)
「フットワーク・姿勢」

<第782回>
 チームが強くなったのはこのようなラケットじゃないところを細かくいうようになったからだと思います。またある程度1つの技術に重きを置いた方が、器用貧乏から抜け出せるし、試合の時にもアドバイスがしやすいと思いました。姿勢のことは特によく言うようにしています。姿勢とラケットの角度は本当に関連していると思います。

2018年3月14日(水)
「上に行く力」

<第781回>
 もし下がる時間がなければ、その場でしゃがんでボールを打つようにアドバイスします。理由は、「上に行こうとする力を抑えるイメージ」を持たせたいからです。実際カウンターもその理論で説明しています。そうするとスタンスが狭くなる生徒も減りますし、スクワットなどのトレーニングの意義も深まると思います。

2018年3月13日(火)
「踏み込むスペース」

<第780回>
 もちろん、下を向くだけではいけません。身体の前でボールを捉えるとより上回転は打ちやすくなります。だからドライブの後に下がるように言っています。下がることで踏み込むスペースを確保する必要性をいいます。いくら踏み込もうと思っても台にはり付いていたら、踏み込むスペースが不足して打てません。ですから、余裕があるときには下がるように言っています。余裕がないときはその場で両膝を曲げて上に飛ぼうとする力を抑えるようにアドバイスしています。カットマンが後陣からスマッシュを決めるシーンをよく見ますが、これはやはり思い切って踏み込むスペースがあるからだと思います。

2018年3月12日(月)
「スマッシュとドライブ」

<第779回>
 この話は、昔884先生のブログに、前傾姿勢の意味について書かれていたことを思い出してアドバイスしました。昔、前傾姿勢を指導で重点的に言われていたのはペンの選手が多く、スマッシュをするから。しかしドライブが増えた現在、前傾姿勢でラケット面をしたに向ける意味が薄れたからです。だから、ドライブの時には逆に体をしっかり起こしなさい、猫背にならず身体の前面を床に向けないように注意しています。そうすることで、ドライブとスマッシュの時の身体の使い方がそれぞれ身に付いてきた気がします。

2018年3月11日(日)
「身体の前面とラケットの関係」

<第778回>
 上回転を打つ際に良くするアドバイスとして、「頭を下げなさい」といいます。なぜなら多くの生徒が、ラケットの面がかなり立っていたからです。上回転は垂直に当たるとボールは上に上がるので、ラケット面が下(床のほう)を向かないといけません。しかし、手だけでラケット面をコントロールするのは難しいのです。ですから、頭を下げて身体の前面を床の方に向けることで、一緒にラケット面を下に向けています。

2018年3月7日(水)
「上回転打ち」

<第777回>
 練習内容はあまり色々手を広げないようにしようと思い、主に上回転をフォアハンド、バックハンドで打つ練習をとにかくやりました。練習時間も短いのですが、やはり男女とももう少し攻撃力が欲しいと思い、ボールを買いまくって、打たせ続けました。特にドライブからのスマッシュをたくさんさせた気がします。
 意識としては、オーバーをいかに減らすかということに重きを置きました。

2018年3月6日(火)
「触発される1年生」

<第776回>
 先輩のいい雰囲気につられて、一緒に頑張ろうとする1年生も増えました。ありがたいことに今年から中学校の夜間開放で卓球をやる時間ができて、たくさんの男子1年生が通うことができました。そこのメンバーが、今レギュラーを占めようとしています。また男子はおおぜいの部員がいるので、競争も増えた気がします。女子も、先輩の雰囲気に触発される子が増えてきました。先輩の良いところを必死でまねようとしています。

2018年3月5日(月)
「順調、ではなかった女子」

<第775回>
 一方女子は、県大会で悔しい負け方をしたので、それから少し伸び悩みました。停滞していました。やはり競争意識が弱かったのだと思います。しかし、そういった試合を重ねていくなかで、2年生のレギュラー外の生徒が力をつけてくれて、その結果全体の底上げにつながりました。女子の部内リーグの緊張感は今までにないものになっています。そして県大会で負けたチームに3ヶ月かかってやっと初めて勝つことができました。変なもので、一度勝つと妙に自信がついてしまいます。チームの雰囲気もぐっと良くなりました。

2018年3月4日(日)
「ライバルとの試合」

<第774回>
 今、月に1度くらい大きな体育館を借りて1日練習をしています。ライバルとなるチームを呼んで、たくさん練習試合が出来ています。きっかけは地区の強化ですが、段々色々なチームが来てくださって、いつも良い試合ができています。そこではっきりとライバルチームの存在を確認することができ、目標を設定しやすかったです。
 その目標となるチームにも肉薄し、良い試合ができる実感が生徒の中でも湧いてきたのでしょう。

2018年3月3日(土)
「ねばり強い強化」

<第773回>
 男子は、秋季大会こそ、予選で負けてしまいましたが、その負けをきっかけに段々と2年生がまず成長してくれました。2年生の主となる選手が良いぐらいに力が均等でよく競争してくれたと思います。選抜予選では、初めて決勝トーナメントに上がり、自信をつけることができました。なぜ力をつけられたかはねばり強い強化ができたからだと思います。

2018年3月2日(金)
「順調な冬」

<第772回>
 やはり、今の自分のチームについて、書こうと思います。私は3学期をどう過ごすか、非常にいつも悩んでいて、大体、伸びきらない生徒に腹を立てていた気がします。一度突き放したこともありますが、あまり効果はなかったと反省をしています。しかし、今年はあまり怒っていません。なぜかというと、順調だからです。

2018年3月1日(木)
「再会と再開」

<第771回>
 久しぶりに884先生にお会いして「頑張ってくださいよ」とお酒をついでいただきました。長い間、止まっていた歯車を回すためにまた始めようと思います。

 書きたいことは結構あるのですが、何から書こうか迷っています。この間の懇親会では、本当にたくさんの中体連の先生方に参加していただき、ありがたい限りでした。
 私自身、部活動でつながった先生方との縁がもとで色々助けていただいたことがたくさんありました。部活動を続けていて一番かけがえのないものは、この縁です。
この文章ももし何か別の縁に恵まれたらと思っています。

2017年11月10日(金)
「詩を読むC」

<第770回>
 その先生は国語の先生で、コメントを手書きで書かれていました。「ちょっと難しい詩を選びました。でも君たちならわかるはず。」とコメントして、みんなの向上心をくすぐる上手なコメントを書かれていて、私もこんな風に言葉を選べたらな、と思っていました。

2017年11月9日(木)
「詩を読むB」

<第769回>
 学生時代は詩なんて見向きもしなかったのですが、教員をし始めてからある先輩の先生が学級通信に詩をたくさんのせていたのを見て、それから自分で詩を探すようになりました。探していると、とてもいい詩に出会うことがたくさんあります。伊万里私のイメージではないかもしれませんが。

2017年11月8日(水)
「詩を読んでみるA」

<第768回>
 この詩は、茨木のり子さんが選んだ詩の本「詩のこころを読む」で紹介されたものです。これを読むと自分の欠点は誰かに補ってもらって生きていることに改めて気づかされます。県大会などもなんとかいろんな人の力を借りてたどり着くことができました。ちなみに作者の方は50歳でこの詩を書いたらしいです。すごい感受性。

2017年11月7日(火)
「詩を読んでみる」

<第767回>
生命は    吉野弘

 生命は
 自分自身だけでは完結しないように
 つくられているらしい
 花も
 めしべとおしべが揃っているだけでは
 不充分で
 虫や風が訪れて
 めしべとおしべを仲立ちする
 生命は
 その中に欠如を抱き
 それを他者から満たしてもらうのだ

 世界は多分
 他者の総和
 しかし
 互いに
 欠如を満たすなどとは
 知りもせず
 知らされもせず
 ばらまかれている者同士
 無関心でいられる間柄ときに
 うとましく思うことさえも
 許されている間柄
 そのように
 世界がゆるやかに構成されているのは
 なぜ?

 花が咲いている
 すぐ近くまで
 虻(あぶ)の姿をした他者
 光をまとって飛んできている

 私も あるとき
 誰かのための虻だったろう

 あなたも あるとき
 私のための風だったかも知れない

   (詩集 北入會)

2017年11月5日(日)
「大きくなって帰ってきた男」

<第766回>
 この間久しぶりに自分自身の卓球の練習をするのにMさんに練習相手をお願いしました。相変わらずの上手な腕前でしたが、驚いたことに食事の際、授業について熱く語る彼がいました。以前なら卓球の話題が多かったのに彼は、時間を見つけては、授業研究に打ち込み、先進的な授業を見学しに行ったり、専門書を読んで、実際に実践を行っているそうです。そのことを楽しそうに語る彼は、以前よりもグンと魅力的な先生になっていました。是非のその授業を見てみたいものです。やはり、授業が一番大事ですね。

2017年11月4日(土)
「ダブルスの話B」

<第765回>
 あと「動きながら打てる」というのは、ダブルスのメインはフォアハンドだということです。ダブルスは常に動いてパートナーの打つ場所を空けないといけません。ですからいつも動いていますが、この間、打球するときにバックハンドを打つと身体が止まってしまうのです。だからバックが多くなるシェイクよりもペンの方がいいのです。フォアを使いなさいとアドバイスするだけで、勝手に動きが良くなるのです。試合の時にはよくそのことをアドバイスしていました。

2017年11月3日(金)
「ダブルスの話A」

<第764回>
 ペンが下回転に強い理由、それは簡単で構えたときにラケット面が勝手に上を向くからです。だから普通に打球していればどうしても、ボールの下を捉えるので下回転を角度で打ち返すこともできますし、そのままこすってツッツキにすることもできます。ですから特に下回転に対してのレシーブが多くなるダブルスでペンは活躍するのだと思います。

2017年11月2日(木)
「ダブルスの話@」

<第763回>
 ダブルスの強かった理由を後から考えてみると、ペンホルダーの存在が大きかったと思います。男女ともにペンがいました。ペンがダブルスでなぜ活躍するかというと、@下回転に強い・A動きながら打てる、という2点だと思います。この2つは884先生からのアドバイスで気づいたことです。

2017年11月1日(水)
「秋季大会C」

<第762回>
 女子は県大会の出場が決まりました。早速、自分たちよりも成績が良かったチームに練習試合に行きました。やはり、ダブルスが勝負の鍵になります。その他に他地区との試合にも行かしてもらいましたが、やはりダブルス勝負になります。勝ったり負けたりでしたが、たくさんの経験ができました。県大会でもいい雰囲気で行けそうです。

2017年10月31日(火)
「秋季大会B」

<第761回>
 男子のダブルスは部内のシングルスの上位の選手を組ませていましたが、他のチームはどちらかというと下位の選手が多かったような気がします。チームには絶対的なエースはいないので、ダブルスがエースで、後半勝負で取りに行くという作戦がとれたので、3−2で勝つ試合が多かった気がします。

 これからいかに相手の3・4番手に全員が勝ているようシングルス力をあげていくかが勝負です。

2017年10月30日(月)
「秋季大会A」

<第760回>
 チームのダブルスの躍進はペンホルダーでした。男女ともに表で、要所で良いボールを打っていました。大会前のダブルスの練習はとにかくつなぐこと、それから下回転が打てるというものでした。ペンの表は練習からずっと下回転を打つ練習をしているので、レシーブやカットマン相手のダブルスでも自信を持って下回転を打っていました。これが勝利の原因だったと思います。

2017年10月29日(日)
「秋季大会@」

<第759回>
 男子はブロック敗退、女子は5位という結果でした。
 今回こだわったとことはダブルスで勝つことでした。男子は7戦中、6勝1敗、女子は私立の学校以外に全勝でした。その結果には満足していますが、シングルスの大事なところで落としてしまったことが痛かったです。大会までに、かなりシングルスの練習試合を組みました。体育館を借り切って10試合以上した日もありましたが、チームで団体戦をやるという時間が少なく、団体戦のシングルスをどう勝つかという経験をたくさんさせてあげられなかったのが悔やまれました。
 その反動なのか、地区大会を個人戦で突破した選手は過去最高でした。

2017年9月27日(水)
「姿勢の重要性E」

<第758回>
 1日で10人くらいをテストしてみましたが、良い動きをする選手、強いボールを出している選手は自然とテストでもいい結果を残していることが分かりました。自然に重心が前になっているのです。そこを誉めたあとは、その他の身体の使い方をいろんな部位でやってみています。やはり多いのは、肩からひじにかけての動きでしょうか。
 ラケットの持ち方も大事にしています。私の先生からはよく「君たちは力を抜いて持ちなさいというと、握ってしまう。だから、もうさわっているぐらいでいいんだよ」と言われていました。
 先生の「持つ」=われわれが「握る」 先生の「さわる」=われわれの「持つ」という意識のずれがあります。だから握れといったら、力の限り握りしめる選手もいますが、これでは良いボールも打てるはずもありません。

2017年9月26日(火)
「姿勢の重要性D」

<第757回>
 ただ力を込めているのではなく、重い石像を動かそうとしているような、そんな感触なのです。その状態になるにはいくつか方法があります。

@臍下(せいか ※へそ下10cm位の場所)の一点に心をしずめ統一する
A全身の力を完全に抜く
B身体のすべての部分の重みをその最下部に置く
C氣を出す

 @〜Cどれを取ってみても、いい姿勢になれます。私は試合中にはAをやっていました。だから、試合中は声を出しますが、これがAになるきっかけにもなります。声を出していれば、身体も疲れますが、よけいな力が入りません。ですから、早くいい姿勢になっていました。試合中でも、武道をしていたときのイメージを持って試合をするといい結果が残せていました。

2017年9月25日(月)
「姿勢の重要性C」

<第756回>
 面白いことに、この姿勢は戦型を選びません。粒高のブロックは止まるし、カットも入ります。攻撃も入ります。アドバイスとしては、「この姿勢が崩れるほど強い力でスイングしたり、大きなスイングをする必要はない」というものです。崩れたら、入りません。だからミスをしたら、自分でもう一度この姿勢に戻るのです。卓球はラリーごとに間が空くので、使わない手はありません。
 私は指導していて、この「テスト」に一番生徒が驚いていました。わたしもこの武道をやっていたときにはよく先生にテストされていましたし、逆に先生に「やってごらん」と言われて、テストしてみたらビックリするぐらい動かなかったのを覚えています。

2017年9月24日(日)
「姿勢の重要性B」

<第755回>
 次にいい姿勢を伝えます。
Cつま先立ちになります(このとき卓球をするスタンスでつんのめるぎりぎりまで重心を前にします)

Dその姿勢をキープしたままかかとをゆっくりゆかにつけます(このとき見た目はかなり前になっています)そしてかかとは薄い紙1枚引いているかのようにやさしく床をふみます。

Eその姿勢を選手がキープしているうちに、もう一度テストします

 すると、前の姿勢よりきついのですが、姿勢は崩れません。そのままでボールを打たせてみると、ブロックや、攻撃がとても決まりやすくなります。両ハンドの切り返しなど姿勢が崩れやすい技術もある一定期間、いい姿勢がもつのでミスが出ません。

2017年9月23日(土)
「姿勢の重要性A」

<第754回>
 「つま先体重」と言えば、もう常識になっていますが、私は選手にちがいを知ってもらおうとたくさんテストしました。
@選手にいい姿勢をしてもらう
Aテストする
B選手はぐらつく、こける
 まずこの@〜Bで選手に今の姿勢が不安定であり、これがゲームの中でミスを増やしている、と説明しました。
 ここでのテストとは軽く肩口あたりを押すだけのものですが、結構ぐらつきます。これは私が武道をしていたときに、やっていた方式です。面白いことに力を入れれば入れるほど、ぐらつきます。

2017年9月22日(金)
「姿勢の重要性」

<第753回>
 I先生との会話をヒントに、もう一度姿勢について考えてみました。今更ですが卓球のいい姿勢とは何でしょうか?
 私は少し卓球から離れて、自分がやっていたある武道の実践をやってみることにしました。練習前のトレーニングをしているのですが、目的をしっかり伝えようとしてこの説明をしました。このトレーニングは姿勢を保つ為にやっているトレーニングなんだよ、とゴールを示したのです。
 選手からは賛否両論ありますが、効果を分かってくれる選手もいました。1年生が多かった気がします。まずは「つま先体重」1点のみの指導です。つま先に体重が乗っていない選手がかなり多かったのです。

2017年9月21日(木)
「I先生との会話B」

<第752回>
 なぜラバーがツッツキの上達を邪魔しているか、それは勝手に力を入れなくても飛んでいくからです。これを「テンションラバーの弊害」と言っていました。いわゆる、テンションラバーは小さな力でも回転がある程度までかかる「当てかかり」があるので、ツッツキをかけていくことがない、のだそうです。
 たしかに昔に比べてツッツキの回数は減っています。昔はツッツキで得点をしていましたが今は少なくなっているようです。私も自分で回転をかけたり、ループドライブをかけるためにあまり飛ばないラバー(いわゆる昔からあるラバー)を選択しています。ただツッツキの重要性にはまだたどり着いていなかったように思います。

2017年9月20日(水)
「I先生との会話A」

<第751回>
 では自分の回転に負けないためには体幹を鍛えることは大事なのですが、I先生は「大事なのはツッツキよな〜」と一言。「ツッツキが上手な選手はたまにどれくらい回転がかかっているかが分かる選手。だからドライブもこれくらいの力で回転をかければ、ボールが落ちないってことが分かるんだよ、だからツッツキの上手い選手はミスが少ない。」一つ一つがわかりやすいのです。
 このツッツキが上手くなりにくい原因の1つは「ラバー」とも指摘されていました。

2017年9月19日(火)
「I先生との会話@」

<第750回>
 ある大会で中体連OBのI先生に久しぶりにお会いすることができました。今でも指導している選手の様子を見に来ているそうです。最近の選手の話題になって「体幹が弱い選手が多いね」と言われていました。
 「ボールに力を上手く伝えられていない」という風にも言われていましたが、ある選手のプレーを見ながら、「今のドライブミスは自分の出したサーブの回転に負けている」と言われていました。自分がベンチにいたときにはそのようなアドバイスを言うことはできていませんでした。選手はもちろん一生懸命回転をかけようとしていますが、それが仇になろうとは夢にも思っていません。会うたびに、何か新しい発見があるI先生でした。

2017年9月10日(日)
「中体連じゃない大会そのC」

<第749回>
 まだ続きです。この大会の準備を手伝っていると、係の先生が床にふせんを貼っていました。それはフェンスを設置する場所や卓球台のネットの位置などを記したものでした。それを見た瞬間なるほどと思いました。こうしておくと、選手がみてもどこに置けばいいかが一目でわかる、そんな工夫をされていた高体連でした。ほかにも、協会の試合の組み合わせを日中で行うなど、改革を進める高体連理事長さんのすごさが参加させてもらってよくわかりました。勉強させてもらってうれしかったです。

2017年9月9日(土)
「中体連じゃない大会そのB」

<第748回>
 続きですが、高校生の大会ですから、どちらかというと懐かしい顔ぶれの選手がたくさんいました。中には卒業生のがんばる姿もあり、声をかけてくれた選手もいました。我がチームの選手は高校生に思いっきりぶつかっていくことができました。中学生同士だと油断してしまう選手も、1回戦から全力でぶつかっていっていました。
 中にはレギュラークラスの高校生に勝つことができた選手もいて、非常に驚きました。相手は「中学生に負けられない」というプレッシャーが戦術選択に迷いやあせりを与えたような気がします。通常のメンタルで試合ができないと怖いなと思いました。

2017年9月8日(金)
「中体連じゃない大会そのA」

<第747回>
 全日本ジュニア予選です。中3が参加できる最後の試合として、実は初出場でした。7人が参加し、何人かは高校生相手にいい試合をしていました。改めて高校生にも勝てることがわかった選手は、自信をつけていたので、この勝利が卓球を続けていこうと思う活力になってくれたのではないかと思います。

2017年9月7日(木)
「中体連じゃない大会その@」

<第746回>
 教職員卓球大会です。5シングルの団体戦ですが、夏休み明けの週末に行います。男子で出場し、ベスト4でした。いつもの試合スタイルで出場するので、目立っていましたが、同じように卓球経験のある方と試合をして、負けてしまいました。チームも2−3で敗れ、団体戦で負けたときって、こんなに落ち込むんだ・・・・と生徒の気持ちになったりしました。しかし、教職員の絆がいっそう深まりいい大会だったと思います。負けたチームや優勝チームには中体連の先生方がたくさん参加されていました。

2017年9月6日(水)
「試合まで」

<第745回>
 たくさんのことを指導することも大事ですが、一つのことをとことんやってみたいなと、以前よりも思うようになりました。今やっていることはフォアハンドです。対下回転、対上回転を多球練習で行っています。1年生の中でもループドライブができたり、球出しが上手になったりとよい傾向があるように思います。ダブルスで練習をしているので、連帯性も出てきています。

2017年9月5日(火)
「市総体:おまけ」

<第744回>
 ある先生が選手の戦型のことで悩んでいました。県総体でおしくも敗れたチームで新チームも期待が持てそうな雰囲気。その先生は卓球経験がないことに悩んでいた様子でした。卓球に関する勉強がしたいが、何から手をつけて良いかわからない、といった風でした。その先生に、さっきの本を見せると貸してください、とても興味がある様子でした。なので持っている本を、何冊かお貸ししたら大変喜んでくれました。全中の視察にも行かれ、きっと良い試合からいろんな指導のヒントを吸収して帰ってくるだろうと思います。

2017年9月4日(月)
「市総体で心に残った試合D」

<第743回>
 2部女子、これも準優勝。2−2のラスト、がちがちに緊張した選手が1ゲームを取られて帰ってくる。アドバイスは・・・「声はださんでもいいから、良いボールが決まったら拳を握るんだ!そこを見て応援するからね。」とそれだけ。その子はおとなしく、声が出にくい選手でした。しかし、恥ずかしそうにガッツポーズをしてそのゲームをものにしました。その時の盛り上がりはすごいものでした。なぜか途中で相手チームもかなり盛り上がっていました。おしくも1−3でやぶれ、選手は初めて涙を浮かべていました。
 試合後、相手の監督の先生に聞くと「途中で選手から相手のチームみたいに先生も応援してや、とせがまれて盛り上がりました。」とのこと。また1つライバル誕生です。これで「元気はつらつ」の名前に近づけたでしょうか。(最近は大きな声の応援は自粛傾向ですよ・・・)

2017年9月3日(日)
「市総体で心に残った試合C」

<第742回>
 そのプリントの内容は、弱者が試合で負ける前に「この人には勝てないな」と思って試合に臨み、本当の試合でも負けて合計2度負ける、一方、勇者はそんなことを思わないので負けても1度しか負けないという話だった、と思います。それを見事やり遂げたのは元全日本王者の偉関さんで、優勝候補の中国選手2人(世界チャンピオン・五輪王者)を撃破し、決勝でおしくも敗れたという素晴らしい内容でした。
 とにかく何か勇気の湧く読み物はないかと探して朝印刷したのが彼女の読んだプリントでした。Aリーグには自分より実績がある選手ばかり。その中で話の内容を実践し、強者に立ち向かった彼女の姿勢は素晴らしいものでした。負けた試合でも全力を出しきる試合だったと思います。

2017年9月2日(土)
「市総体で心に残った試合B」

<第741回>
 女子団体戦、準決勝でピンチのチームを勝利に導く2−2ラストの勝利。ある粒高の選手がバカ当たりでした。相手の猛攻を鉄壁のブロックで何度もはじき返し、ラストをゲームオール11−9で勝ち、逃げ切りました。次の日の個人戦でも一人だけA部門の上位のトーナメントに出場していました。それも三つどもえの勝ちゲーム数1の差でした。
 その選手が、市総体の全日程が終わったあとに「ありがとうございました」と一人私に言ってきました。何のことかな?と思って聞いてみたら、「先生が団体戦の前に配ったプリントの話を読んで同じようにやってやろうと思いました」と言ったのです。その話は「夜明けのコーヒー元気の湧く43の話(藤井基男)」の中にある「勇者は1度しか負けない」という話でした。

2017年9月1日(金)
「市総体で心に残った試合A」

<第740回>
 女子団体戦、結果は準優勝でした。しかし様々なドラマもありました。団体戦のヤマ場、ダブルスはキャプテンと2年生です。キャプテンはこの市総体にみずからダブルスを志願しました。それまではシングルスに出場したいと言っていたのが「みんなで最後に優勝したい」という決死の覚悟で臨みました。最後の決勝のみ、敗れてしまいました。
 キャプテンは試合後、みんなの前で「自分のせいで優勝を逃してしまった。この悔しさは後輩にはしてもらいたくない。」と涙を流しながら語りました。私が担任をしていた1年生の時に比べ、成長したなと思いました。その言葉が言える選手はなかなか居なかったので、チームの力が付いてきたんだなと思いました。

2017年8月31日(木)
「市総体で心に残った試合@」

<第739回>
 男子団体戦、順位トーナメントで追いつめられていたダブルスが起死回生の「ガッツポーズ」をしていました。点数は3−9で相手がリード、しかし、得点を重ねるごとにこちらのガッツポーズが大きななっていきます。するとあっという間に12−10で逆転。世界選手権横浜大会の石川佳純並の逆転劇でした。
 相手にされて嫌なことをする、という戦術がはまった一場面でした。ダブルスの2人はムードメーカーで、自分から市総体後、ダブルスの練習を重ねていました。結果はゲームオールジュースで13−11とおしくも敗れました。(相手も段々声を出してきて、互い良いゲームになりました)3年間の内容が出る、それがやはり市総体なんだなと思いました。

2017年8月30日(水)
「お盆休み」

<第738回>
 私のお盆休みは田舎で草刈りをします。私の祖父の家は山なので、草刈りする場所がたくさんあります。草刈り機で刈るのもコツが要ります。なれてくると何時間も作業ができ、心を空っぽにして作業することができます。安上がりでしかも感謝され、いい汗をかいてダイエットもできる、何かとお得な草刈りをやってみませんか?そのあと、刈った草を集めて焼く作業も良いですよ。

2017年8月28日(月)
「基本練習:番外編」

<第737回>
 あとはドライブをかけやすい用具などを勧めています。フォアはよく粘着ラバーを勧めています。理由は飛ばないので、思いっきり振れるからです。できるようになったら飛ぶラバーに変えたり、厚さを増やしていきます。値段が高いのは勧めにくいので、定価3000円前後のクラシックラバーを勧めています。

2017年8月27日(日)
「基本練習:ドライブD」

<第736回>
 以上のことを全部言ったらパンクするので、生徒の成長段階やクセなどを見ながら修正していっています。他にもフォロースルーなどをアドバイスしたり、球拾い用の虫取りアミを持ってきて、ボールを打つ前にどこに立ち位置を持ってくるかなどをたくさんアドバイスすることがあります。最近は立ち位置でだいぶ楽に打てるな、ということが自分でも確認でき、そこを重点的に言っています。

2017年8月26日(土)
「基本練習:ドライブC」

<第735回>
 よくもまあ、ドライブが嫌で表ソフトになった自分がドライブの指導法を書くとは面白いと思います。
 他に注意している点として、どこでボールをとらえるか、これは裏面先生が自分の生徒の様子を何気なく説明しているときに「ハッ」としたことです。「あいつループドライブ打ちゃええのに、身体の前でとらえるからラケットが下向いておとすんよ。身体の横でとらえりゃあええのに」と核心をついた解説をしていただきました。
 ドライブをネットミスしている生徒に多いのが、身体の前でとらえすぎてラケットが下を向いている選手がよくいます。(とくにシェイクにこの傾向が見られます。)だから打球点は置いておいて、身体の横でとらえようとアドバイスをすることが増えました。
 ラケットが身体の横にあればラケットは自然とたてになり(床と90度)ループドライブしやすい角度になります。
 よく「ボールをこすれ!」と言っていましたが、物理的にこすりにくい場所で打っていたら不可能です。やはり良い指導者は、原因を科学的に説明できないといけない、指導をしているうちによく感じるようになりました。だから、ハッとした内容はよくメモして帰ってすぐ実践してみます。

2017年8月25日(金)
「基本練習:ドライブB」

<第734回>
 バッククロスができるようになったら、今度はフォアクロスも練習させます。フォアは強くあたりにくいので、パワーをしっかり伝えないといけません。ですから踏み込むようにアドバイスをします。そして野球のバッティングと同じように、右足から左足に体重移動をする際に左足がブレーキになってそこから前進運動から回転運動になるんだよと伝えています。ほぼ884先生の説明のままですが・・・。生徒は長時間のドライブ練習もしっかりやっていました。
 その際におへその向きを意識させるととてもわかりやすく伝わりました。「スイングの瞬間おへそを打ちたい方向に向ける」とアドバイスします。

2017年8月24日(木)
「基本練習:ドライブA」

<第733回>
 それから意識しているのはボールのどこを捉えるか、ということをよく言います。私はまずバッククロスでドライブを打つ練習をします。なぜなら、バッククロスの方がボールの内側を捉えやすく、力を加えやすいからです。フォアクロスだと薄くあたって、どうしてもパワーが必要になっています。1年生が入りやすいのは下半身をあまり使わなくても入るバッククロスなのです。
 カット打ちでも、カットマンと対戦するときはバッククロスを中心に攻めるようにアドバイスをします。なぜならバッククロスの方がカットマンに対して強いボールが打てるので、ラリーを続けなくてすむからです。

2017年8月23日(水)
「基本練習:ドライブ@」

<第732回>
 ドライブの前に、ドライブの理論を簡単でなおかつ一度で伝えたいと思い、ビデオ教材を探しました。1つ以前に紹介したビデオが一番わかりやすかったので、それを見せました。それは糸島自然塾の「垂直・直角の法則」という理論です。
 ドライブをする際に、ボールに対してラケットは垂直に当て、そのラケットは地面と直角になっているただそれだけの非常にシンプルな説明です。しかもそれさえ守っていれば、「1秒間に30cmラケットを動かせ」ばドライブはできます、と説明しています。中学校1年生でも十分理解ができ、なおかつ全体に説明がしやすく、ビデオを使うことで指導が入りやすくなりました。

2017年8月22日(火)
「だいぶ間があいてしまいましたが・・・」

<第731回>
 夏休み、キーボードが完全に止まってしまいました。また書きたいと思うことが増えたのでたくさん書いていきたいと思います。夏休みの練習は自分のチームにとって本当にみっちり練習をする良い機会になりました。やっている練習はというと、1年生には1000本ラリー、2年生は100試合という課題をもうけ、あとは基本練習ばかりです。
 しかし、この基本練習がなかなか良いのです。

2017年8月21日(月)
「県大会を振り返ってB」

<第730回>
 裏面先生が理事長になって初めての県大会でした。県大会が始まるまでは、私も準備を色々と確認しながら何度も点検しました。立場が変わると新しい緊張感を持って色々なことに臨めるので、とても新鮮です。
 今回の運営で今まで見えなかった所を発見することもでき、とても勉強になりました。それにしても1つの県を責任もってしょっていくということはとても大変ですがやりがいがあることだと思いました。

2017年8月20日(日)
「県大会を振り返ってA」

<第729回>
 へら釣り先生は「県大会は誰でも緊張する。だから、声を出して緊張しないようにしなきゃ」と声について言われていました。確かに県大会は初戦の入り方は大事で、初めて県大会に出たときは、オーダーの駆け引きも分からず出た喜びだけで終わった記憶があります。そのあと悔しい気持ちで試合をみました。

2017年8月19日(土)
「県大会を振り返って@」

<第728回>
 男子は2回戦で敗退したものの、よく頑張っていました。相手チームからは「応援が勢いがあった。」といううれしいコメントをいただいた。一つ疑問に思ったのは、チームメイトは応援できるのに自分への応援の声ができたらなあとも思いました。

2017年7月23日(日)
 「応援2」

<第727回>
 試合前は団体戦の模擬戦を行うようにしています。あえて少ない台でやることで、雰囲気が出ます。応援もよく響くし、自分の声がどうかもわかります。やはり応援は、ベンチや応援席も大事ですが、プレーしている選手の声に応えるものだと思います。
 昔、裏面先生の試合を応援する機会がありましたが、その時のプレーに感動して、人生で一番卓球の応援を夢中でした記憶があります。その応援に引き寄せられるように、一緒に応援してくれる人が集まってきました。そして、優勝する瞬間を一緒に見ました。

2017年7月22日(土)
 「応援」

<第726回>
 明日からの県総体で2年生の終わりに転校した生徒が応援に来てくれることを聞きました。。その子も残っていれば、一緒に戦えたかもしれない。心強いし、そんな仲間を持った今の学年がすごいと思います。

2017年7月18日(火)
 「変化は成長」

<第725回> 
 新しい技術を常に身に付けようとすることは、指導として当たり前のこととで、1年生が授業でやったことを2年生でも同じことを授業でするはずはありません。新しいことをやるはずです。しかし私はにこの時期の3年生に新しいことをさせる勇気が今まではありませんでした。一番は残り時間が少ないからという理由です。本当に足らないのでしょうか。

2017年7月17日(月)
 「 変化と成長」

<第724回>
 ある指導者の方に、「県大会前にどんな練習をしているのか」と聞いてみると、「新しい技術の習得をしている」と笑顔で答えていただいた。当時は時間がないのになぜそんなことをするのだろう、と疑問に思っていました。しかし、今ではその理由が少しわかるような気がします。

2017年7月16日(日)
「練習会」

<第723回>
 県大会前、最後の練習会を行いました。ものすごい熱気のなか、選手たちは一生懸命頑張っていました。あと一週間で、何かひとつ試合で使える技術を持たせていきたいものです。

2017年7月15日(土)
「映画少年・淀川長治さんよりE」

<第722回>
 淀川さんが公園で話していた内容に
 一つの言葉で喧嘩して
 一つの言葉で仲なおり
 一つの言葉でお辞儀して
 一つの言葉で泣かされた
一つの言葉はそれぞれに
一つの心を持っている
 「ありがとう」「こんにちは」「おはよう」「ごめんなさい」これをスッと言える人が良い。それを言えない人はだめです。
 この詩は「男はつらいよ」の寅さんの実家のセットに監督さんの意向で貼られていたそうです。

2017年7月14日(金)
「映画少年・淀川長治さんよりD」

<第721回>
 またチャップリンについて淀川さんは「チャップリンの映画を見ていると、どの映画でも『これでが最後の映画だ』という気迫で映画を撮っている。僕は、それを見て何事も本気で、命がけでやらなければならない、と教えられた。それからチャップリンはずっと映画一筋。舞台に出たらすごい報酬をもらえるのに、一度も出ないで“映画のチャップリン”で通した。あっちへ行ったりこっちへ行ったりしない人生一筋。僕はそのことをチャップリンから学んだし、そういう生き方が大好きです」と語っている。

2017年7月14日(金)
「映画少年・淀川長治さんよりC」

<第720回>
 「チャップリンは、いつでも生きるということにこだわって映画を作っていた。チャップリンから、食べること、そのために働くこと、そして人を愛すること、この3つを僕は学んだ」と言っています。生涯2回、淀川さんはチャップリンに会っています。

2017年7月12日(水)
「映画少年・淀川長治さんよりB」

<第719回>
 明るい性格の淀川さんも弟の死の際にも映画があったから乗り越えられたといっています。死を美化しようとする日本映画に比べ、アメリカ映画の主人公はどんなに辛いことがあっても、悲しいことがあっても、頑張って頑張って生きて行こうとする。そうやって頑張っていく人間の姿のほうがずっと美しいと言っています。それを具体的に映画でやっていたのが喜劇王・チャップリンでした。

2017年7月11日(火)
「映画少年・淀川長治さんよりA」

<第718回>
 淀川さんが影響を受けた映画に「豪勇ロイド(1923)」という作品があります。
 主人公はロイドという大変臆病な銀行員で、小さな溝すら跳び越えられないほど。それを見た祖母が、勇敢だったおじいさんが戦争で持っていた「勇気の木」をロイドにプレゼントしました。「これを持っていると弾に当たらず、誰でも強くなれるんだよ」と。これをきっかけにロイドは溝も跳べるようになり、明るい性格になりました。極めつけは、ロイドの銀行に強盗が入ると、ロイドは勇気の木があるので弾が当たらないと思い、強盗の銃をたたき落としてしまう。
 英雄になったロイドは祖母に報告に行くと、「本当はね、それはただのパラソルの柄なんだよ。これで実力が出たということは、はじめっからおまえに勇気があったの。おまえはそれに気づかなかっただけなんだよ。」
 淀川さんは、「僕の学校は映画館。その学校で学んだことに救われ、生きてこれた。」と言っています。

2017年7月10日(月)
「映画少年・淀川長治さんより@」

<第717回>
 「サヨナラ・サヨナラ・サヨナラ」と番組の最後に言っていたおじさん。少し年配の人には懐かしい映画評論家淀川長治さんの評伝「映画少年・淀川長治(岩波ジュニア新書)」をたまたま学級文庫用に買って読んでみました。すると興味深いエピソードがいっぱいで一気に読んでしまいました。
 おもしろいエピソードのひとつに、中学校の頃先生から「なぜ映画くらい勉強に熱中できないのか」と注意をうけると、先生にこの映画を見るように勧めました。そうすると、先生はその映画に感動し、同じ映画を全校生徒見に行かせ、そして「映画を自由に見に行って良い」という学校の規則まで作ったそうです。なぜそんなに映画に夢中になったのでしょうか?

2017年6月6日(火)
「岡山リーグF」

<第716回>
 この練習会で選手が試合数をたくさんこなすことで、疲れて力が抜けて、レシーブや軽打などが決まりやすくなり、ラリーがたくさん続くようになったことがすごく印象に残りました。選手も力の入りすぎがレシーブミスの大きな原因だということに気づいたようです。その後の練習を工夫していました。この練習会は自分の中でも、良い練習会になったという手応えがありました。もちろん良いチームが来てくれたというありがたさもありました。遠いのに来てくださったチームには本当に感謝です。

2017年6月5日(月)
「岡山リーグE」

<第715回>
 試合数をこなすことで、選手が成長するのが分かりました。この日は2・3年の選手全員を連れて行きました。普段練習試合にほとんど出られない選手が特に頑張っていました。1日ずっとの練習試合が初めての人もいました。途中休憩を取りながら、10試合ほど試合ができて、自信につながった選手が多くいました。中には生活ノートに書いて、担任の先生がとても喜んでいたケースもありました。

2017年6月4日(日)
「岡山リーグD」

<第714回>
 この練習試合では団体戦がメインですが、個人戦もやっています。試合の直前に個人戦を1日24台フルでやっていました。最初はだれるかなと思っていましたが、試合前最後ということもあり、しっかり試合ができていました。中には20試合近く1日で試合をした選手がいて、とても伸びていました。その時有効だったのは選手1人1人に同じプリントを配り、そのプリントに試合した数を記録させることで自分の今の達成度を分かるようにしたことで、モチベーションが下がらない練習会をすることができました。

2017年6月3日(土)
「岡山リーグB」

<第712回>
 現在、月1のペースでできたらと思い、体育館に電話をかけています。浦安のサブアリーナがほどよい大きさなので、そこを使わせてもらっています。本当は16台ですが、やっていく内に武道場から8台あげて、24台でやることができました。規模で言えば六番川体育館と同じ数です。そこでなるべくたくさんのチームを呼んで試合をしていました。一番のネックは使用料ですが、1日借りてなんだかんだで2万円です。そこは参加チームに負担してもらっています。

2017年6月2日(金)
「岡山リーグA」

<第711回>
 この岡山リーグという名称は、かつてW田先生が理事長の頃にやっていた練習会についていた名前です。顧問になったばかりの私は、参加した際にへら釣り先生や884先生、W田先生のチームのレベルの高さに、ただ目を丸くしていました。
私に交代してからは、あまり練習会が持てませんでした。そこで今年になって復活(?)して、何度目かにさらにその前理事長されていたI先生に「これって岡山リーグよな〜」と言われ、この名称で行こうと思いました。

2017年6月1日(木)
「岡山リーグ@」

<第710回>
 昨年度の秋からずっと今年の春までやっていること・・・それは強化練習会です。かつて、裏面先生のブロックも強化練習会で切磋琢磨することで、地区のレベルが相当上がっていました。それを聞いて「備西でも持ち回りでも良いから丸一日試合ができるようにしたいですね」と話していました。それなら自分からやってみよう、と思い浦安の体育館に電話し、サブアリーナをとる日々が始まりました。自分のチームだけでなく、この地区全体のレベルを上げていきたいという思いがあったからです。

2017年5月31日(水)
「戴帽式C」

<第709回>
 式中に私が一言、教え子の生徒に声をかける場面があったのですが、その時にはその子は泣いていました。安堵とうれしさの入り交じった涙だったのでしょう。他に出席をされていた先生もそれぞれ温かい声をかけられていました。中には神戸や赤穂市など県外から出席されていた先生もいて、その生徒は来てくれたことに感動していました。

2017年5月30日(火)
「戴帽式B」

<第708回>
(ナイチンゲール誓詞)
われはここに集いたる人々の前に厳かに神に誓わん
わが生涯を清く過ごし、わが任務(つとめ)を忠実につくさんことを。
われはすべて毒のあるもの、害あるものを絶ち、悪しき薬を用いることなく、また知りつつこれをすすめざるべし。
われはわが力の限り、わが任務の標準(しるし)を高くせんことを努むべし。
わが任務にあたりて、取り扱えるすべての私事のすべて、わが知りえたる一家の内事のすべて、
われは人に漏らさざるべし。
われは心より医師を助け、わが手に託されたる人々の幸のために身を捧げん。
これを式中に全員で暗唱していました

2017年5月29日(月)
「戴帽式A」

<第707回>
 この高校の看護科は5年制で、高校3年と専攻科2年、ちょうどその間で行われる大事な式典です。この式にはそれまでに行われた戴帽試験に合格しないと出席できません。だから生徒は猛勉強をし、見事試験を突破してきた人たちです。しかし、その道のりは険しいものだったようです。
 12教科の試験、補習や朝の勉強、合宿、居残り勉教そしてそのあとの家での勉強と、かなりの努力をして初めてそこに立てるのです。そしてその式典でも規律ある行動や誓いの言葉の群読、礼法などよく練習してきたことが分かる動きをしていました。努力は人を変えるのだなあ。

2017年5月28日(日)
 「戴帽式@」

<第706回>
 「先生今度、戴帽式があるから来てください」
「戴帽式」とは看護師さんになるために勉強している人が、試験に合格し看護師になる第一歩を歩み出す、その中で看護師の象徴であるナースキャップをつけてもらい、看護師になる決意を新たにするという趣旨の大事な式典です。

 私は「いく」と伝えました。その子が3年生の時に私が担任し、クラスのだれにでも優しい子でした。その子が言うのだから・・・断るという選択肢はありませんでした。

2017年5月27日(土)
「新入生のこと」

<第705回>
 最後に顧問がすることとして、ラケット注文をなるべく早くします。ラケットを買ったらやはり覚悟が決まりますし、大事につかっています。今年はどこの学校も卓球の入部希望者が多く、売り切れになるものもたくさんありました。だからこそ、早く注文するようにしています。今年は少しでも買い換えをなくそうと少し新入生ラケットの値段設定を上げました。

2017年5月26日(金)
「新入生の練習D」

<第704回>
 E「先輩と打つ」・・・884先生も言っていたように、新入生の先輩と打つときの表情は全然違う気がします。先生と打つよりも目が輝いています。このような先輩との交流は今の学校ではなかなか体験できないことだと思います。そして上級生の中には卓球は上手ではないが、上手に教えられる生徒もいます。そういった生徒にとっては新しいやりがいにつながってくる大事なことだと思います。

2017年5月25日(木)
「新入生の練習C」

<第703回>
 D「いろんなことを手伝う」・・・とにかく、学校行事の準備や学年のことなど部活動以外のことをしっかりみんなで手伝うようにしています。目的は「応援してもらう人を増やすこと」で、それがやがて自分にも返ってくるということを伝えていけば、頑張りますし誉める機会も増えます。特に女子は先生の前で頑張ろうとする子が多いような気がします。

2017年5月24日(水)
「新入生の練習B」

<第702回>
 たしか、まつ先生の講習会で教えていただいた、C1球練習です。
 台上にワンバンさせたボールを打って反対側へ入れる。それを相手に素手でキャッチしてもらう。だんだん前進回転のボールが重要だということが分かってきます。

2017年5月23日(火)
「新入生の練習A」

<第701回>
 Bマシン練習・・・一番生徒に人気があります。強く打たせる練習やブロック練習など、たくさんの部員がいるところではかなり効果があります。私物ですが、卓球用品店で、分割払いで買いました。1年生のうちにたくさんボールを打つことはとても重要で、同じ質のボールが出るので上達も早いと思います。