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2013年10月1日(火)
「新しいリーダー」

<第50回>
 学校では生徒会役員選挙のシーズン。卓球部の生徒には普段から「学級や家でどれだけ貢献するかが大事」ということを伝えている。それを意識してか、今年の2年生、それから1年生までも役員にたくさん立候補してくれた。貢献しようという気持ちがあってのことだと思うので、とてもうれしい。
 顧問の先生の中には部活の生徒が生徒会に入るのを敬遠される方もいるが、私はプラスの側面の方が大きいと思う。「短い時間しか部活にいけないのだから、集中してやろう。」と思える人間に私はなって欲しいので、後はしっかり選挙をして欲しいと思う。そして人前でしゃべって、成長してもらえたらと思う。

2013年9月30日(月)
「人前で話すこと」

<第49回>
 月曜日の今日、ちょっとしたことで卓球部の先生方の前で話すことがあった。たった30分ばかりの内容だったが、研修の報告をする。私がよく読んでいる本に「人前で話すことはそれなりの意味がある」という言葉がある。どんな人数でもたくさんの人の前で話すのだから、おろそかにしてはならないという内容だったと思う。
 わざわざ忙しい中、聞きに来ていただくのだから・・・と思うと手を抜くことが出来なかった。へたくそでも良いから、ちゃんと準備して臨もうと思った。前日までに準備をして、当日もパワーポイントを準備し、何とか30分話すことが出来た。つたないしゃべりだったが、うなずいて聞いてくださった先生もおられてとてもうれしかった。ちょっとしたことだが、自分にプラスになった時間だと思った。

2013年9月28日(土)
「裏裏の指導」

<第48回>
 今月の卓球王国に「裏裏で勝てる子は天才だ」という持論の指導者のインタビューが載っていた。私の指導のレベルの話ではないが、こういう話題は必ず顧問の先生たちとの話の話題にあがるテーマだ。いろんな先生と話していて、自分のやり方が本当に選手の将来を見据えたものか・・・と考えてしまうことがある。
 しかし最近はいろんなアドバイスのおかげでそこそこいろんな戦型を一通り3年間で指導した経験が出来た。一番はその子の意志が大切で、「これがしたい!!」って言われたときどれだけ、こちらに引き出しがあるか、その引き出しの中身を増やしていかないといけないなあ・・・と思うこの頃。
 昔、ある先生に「君らの質問には私は出来る限り答える。しかし私にも分からないことはある。もし私にも分からない時は、私の先生に会う機会があるからその時聞く。だから遠慮なく質問してくれたらいい。」と言ってもらってすごくうれしかった記憶がある。そうありたいなあ、難しいけど。

2013年9月27日(金)
「3連休の思い出〜番外編〜」

<第47回>
 卓球で大切な用具がたくさんある中で、あまり注目されないが「卓球台」がある。この3連休でついに直しようがない卓球台を何台か廃棄した。今の学校は卓球に理解があり、私が転勤してきて学校で4台購入していただいた。どんなにボールがあってラケットがあっても台がなければ練習できない。
 こわさないように使うのも大事だが、最近の台は重たいものが多く、複雑なつくり(ストッパーなど)になっているような気がする。シンプルで長持ちするのってどんなのだろうか・・・・。案外昔の台は生き残っているような・・・・。

2013年9月26日(木)
「3連休の思い出B」

<第46回>
 3日目は、同級生のOくん主催の練習会に参加させてもらった。全部で9試合も団体戦をやらせてもらった。スケジュールや組み合わせも全部1人でやってくれて、たくさんの先生がベンチでしっかり部員の頑張りを見ることが出来た良い練習会だった。Oくんはこれからもどんどん練習会を開くぞ!!という勢い。見習わないと・・・。
 この練習会での発見は「練習が間違っていなかった。」と思ったこと。今回はあえて打点を下げて、入れること、落ち際を打とうという目標を持たせた。部員は夏休み前よりもラリーの回数が増え、競った試合をたくさん出来たように思う。I先生とへら釣り名人先生の「ストライクにして打つ!!」という話を聞いて、やっぱりこのことは大切だなと思った。この調子で仕上げていくぞ!!

2013年9月25日(水)
「3連休の思い出A」

<第45回>
 2日目は中体連若手注目株のM先生の学校へ行った。校門を入ると「ファイトファイト!!」のかけ声でアップをする卓球部の子たち、元気あるなあ。M先生は今年から卓球部を初めて持つことになったにもかかわらず、熱心に指導されている。私は専門外の部活を持っていたころはそんなに熱心に出来ていなかったなあと思いながら・・・。
 M先生とたくさん話をした。卓球の技術のこと、部活動のあり方、どういう指導をしているか・・・など偉そうなことは言えないが、「僕の時はこんな感じだったなあ・・・」ととりとめもなく私が話しているのを一生懸命聞いてくれていた。今までは先輩の先生に一番後で追いかけているものと思ったら、いつのまにか追いかけてくる新しい人もたくさん増えてきた。一緒に頑張っていきたいなあ。

2013年9月24日(火)
「3連休の思い出@」

<第44回>
 前に「がんばらないと」と書きながら、原稿を遅らせてしまう、反省だ。
 この3連休は練習と練習試合に行った。どれも有意義だった。まずは練習だが、ついに1萬回ラリーがクライマックスを迎えている。(まだ終わってなかった)ほとんどの1年生が記録用紙を片手に「終わりました!」とすがすがしい顔をしてやってくる。かなり自信をつけてくれたようだ。もうすでに2年生に迫ろうかという子もいる。
 この自信にあふれた顔を見るために部活動やってるんだなあって思う。新人戦まで楽しみだ。

2013年9月22日(日)
「がんばらないと!!」

<第43回>
 この間、あまり話したことのない中学校の先生から、「いつも見させてもらっています。楽しみに読ませてもらっています。」という言葉をいただいた。今までは知り合いの先生から声をかけてもらうことはあったが、このことで改めていろんな人に読んでもらっていることにビックリした。すごく恥ずかしいなあと思う一方で、やはりうれしく思う。また責任重大だなあと思う・・・。
 役に立たないことも多いが、まずはこのペースを続けていこうと思う。

2013年9月21日(土)
「目からウロコの粒講習会D」

<第42回>
 目からウロコの事ばかりだったが、参加させてもらって良かった。これらをメモしたノートは本当に大事だ。今週の練習が楽しみだ。
 このような話をもっと備西でもしていきたい。今の備前西地区の地区長をW田先生から引き継ぎをしていたときに「冬の強化練習が実は一番おもしろいんですよ。」と聞きました。どんな強化練習にするか、自分で決められるからだという。実はこの冬の強化練習は顧問の先生がいつも言われている、「粒やカットが指導できないんですよ」という声に答えたいと思っている。またいろんな先生に協力していただいて良い知恵がないかまた聞いてみたい。

2013年9月20日(金)
「目からウロコの粒講習会C」

<第41回>
 (注:ラケットは横に向けた状態です)
 簡単に言えば、第38回の応用で、粒の選手はネット際に落とす時はラケットの上側でボールを打つ。逆に長いプッシュをする際はラケットの下側でボールを打つ、ということだ。理由は聞けた範囲では上側は「ラケットでボールを持っている感覚」があるからだそうだ。逆に下側ははじく感覚がある、ということらしい。
 ということは裏ソフトでもドライブを上半分、はじくのを下半分でやってみたらどうだろうか、と思いやらせてみた。まだ理論的なことは整理中だが部員たちは一生懸命やっている。上手くなりたい!という気持ちが高まっているんだろう。

2013年9月19日(木)
「目からウロコの粒講習会B」

<第40回>
 今回の講習会は粒のことだけでなく、粒の選手の意識していることを裏ソフトのことにも応用できると思い、バックハンドドライブなどに応用してみた。すると感覚が分かりやすいのか、ミスが減った。やはり、百聞は一見にしかずということだろう。これでバックハンドの3球目と5球目が試合でできるようになるだろう。講習会の先生、開いてくれたマジシャン先生、みなさんに感謝です。

2013年9月18日(水)
「目からウロコの粒講習会A」

<第39回>
 例の講習会に兵庫県の丸田先生も解説として来られていた。普段から粒の指導に疑問を持っていた私は丸田先生にも質問をたくさんした。すごいと思ったのが粒の原理を目に見える形で教えていたことだ。方法は市販の「激落ちくん」という長方形のスポンジをラバーの粒に見立ててどのように回転がかかるかわかりやすく説明されていた。粒の打法は結局「粒をどう倒すか」で決まるというわかりやすい説明。これでオーバーミスやネットミスがどういうメカニズムで起こっているかを部員に説明できる、と自信がついた。

2013年9月17日(火)
目からウロコの粒講習会@」

<第38回>
 3連休の初日にマジシャン男さんの主催する講習会に参加させてもらった。マジシャンさんが開く講習会はいろんな講師の先生が来られ、いける限り参加させてもらっている。今回は講師の先生は現役の日本リーガーで、ペンホルダー粒の選手だった。
 粒のトップ選手に日頃の質問をたくさんぶつけることができ、しかもすぐ部員たちに応用できるものが多かった。

 特に印象に残ったのが「ラケットのどこに当てるかで球種が変わる」ということだ。これを元にアドバスしたら、粒の選手のレシーブが格段に良くなった!!たった1回の講習会かもしれないが、これで来月の結果が変わるかもしれない。すぐに教えていこう。

2013年9月16日(月)
「トップ選手のプレー」

<第37回>
 恥ずかしいことに、私は最近までトップ選手の卓球がどんなものか見たことがなかった。4年前、岡山に日本リーグの試合があり、特等席を買い、見せてもらった。雑誌でしか見たことがない人が目の前にいる!!転勤した年の4月だったが、その会場に当時まだ顔も覚えていない卓球部の子に声をかけられた。1人で見に来ていたのだ。本当に卓球が好きな子なんだなあ、と思った。
 今の子供たちは、映像に慣れているので、映像からいっぱいヒントをもらうのが上手い。動画を見たらすぐにまねができる子もいる。あのときあの場所にいた彼はその年、グンと伸びた。豪快なドライブを打てるようになったのはきっと、お手本となる選手がいたのだろう。たまに岡山にトップ選手の講習があったときは行くように部員にも言っている。絶対プラスになることがあるはずだ。

2013年9月15日(日)
「まっ黒いラケット」

<第36回>
 先日引退した3年生が私に借りていたラケットを返しにやってきた。全部で4本ぐらいだろうか。よく見てみるとグリップが真っ黒になっている。密度の濃い時間を過ごしたんだろう、ラケットも喜んでいるに違いない。これでぼろぼろになっても、ラケットにしてみたら本望だろう。
 これらのラケットはまた今の2年生に使ってみたい人がいないか聞いてみよう。中には何人もの選手に使われてきた、伝統あるラケットもある。この次はだれがこれを使うんだろう。

2013年9月13日(金)
「ダブルス大会について『おまけ』」

<第35回>
 先日、自分の大会で久しぶりにダブルスをした。結果は1勝2敗。もう高校以来のパートナーだがいつも迷惑をかけている。かつては884先生とへら釣り名人のダブルスとやったこともあったなあ。

 話が脱線したが、最近、自分が試合の際に心がけているのはレシーブの変化だ。それで一番使っているのが相手の短い下回転サーブに変化をつけること。スピード、回転の方向、タイミングなど。いろんな打球点で打つ。いろんな打球点で打てれば、レシーブできる可能性が増える。ここ一番で相手のラケットの角度を狂わせることができる。

 それからブロック。相手の攻撃を一本なんとしても止める。これをするために私はラバーを薄くした。威力は出ないが、ミスも少なくなる。

 先日の自分の試合で相手はこれらをやってきて、「いやだなあ」と2人で言っていた。レベルは低いかもしれないが、中学生は飲み込みが早いのでどんどん教えていきたい。

2013年9月12日(木)
「ダブルス大会を終えてB」

<第34回>
 秋の新人戦に勝ち上がるには・・・やはりダブルスが肝心。ダブルスの経験はシングルスでもかなり役に立つ。たまたま先日の大会の決勝を審判させてもらった。
 強いダブルスの共通点

@ 思い切ったサーブを出していた。


 ここ一番で思い切ったロングサービスでエースを狙って得点する展開が多かった気がした。

A コース取り

 つなぐボールも当然あったが、強打をされないためにサイドやエンドラインぎりぎりのボールを多用していた。絶対台上で浮かせていなかった。


B 選手の組み合わせ。


 同じタイプの選手でくむよりも、カットマン、表ソフト、サウスポーなどダブルスはバリエーションがあった方が良いと思った。


 レベルは当然違うが目指すべきところは同じだと思うがたくさんのヒントをもらった。明日からまたやってみる。

2013年9月11日(水)
「ダブルス大会を終えてA」

<第33回>
 もう少しダブルスを・・・。今回の大会運営はこの前にも書いたとおり、練習試合をたくさんさせてもらった。本戦の決勝の時も生徒が練習試合をしている、何か新鮮だった。各学校の顧問の先生に進行をたくさん手伝っていただき、助かりましたが、やはり心配なのが自分たちの学校の生徒の様子だ。やっぱり、そわそわする。しかし今回の進行はほとんどの選手が最後までフロアにいたので目が届きやすく、そわそわ感があまりなかった。
 中体連卓球部の先生方のすごいところは「少しでも良い方法を手間を惜しまず考えてやってみる」ところだと思う。これは普段の仕事でも心がけねばと思うところ。
「まだ他に良い方法がないものか・・・・。」
これを自分も頑張りたい、と思った。

2013年9月10日(火)
「ダブルス大会を終えて@」

<第32回>
 この記事を書いた日にカデットダブルス大会があった。大変大きな収穫を得ることができた。今回の大会は参加者がたくさん試合を最後まですることができ、生徒たちもたくさん試合ができて満足そうだった。そのためか片付けを頑張ってくれる生徒が多く、「自分たちも大会を運営に参加している」というプライドを持ち始めてくれているようだ。帰りにもその話をしてみんなを誉めたら、みんな真剣に聞いてくれた。
 先日、3年生の引退式があり、女子キャプテンが最後の言葉で

「うちの中学校は大会の片付けや準備をする伝統があるのでそれは今後、みんなに受け継いで欲しい」

という言葉を聞いて、正直うれしかった。試合で勝ったときよりもうれしかった。きっと彼女の思いは後輩に伝わったにちがいない。

2013年9月9日(月)
「まだまだ頑張るぞ。」

<第31回>
 気づけば夏休みから始まったこの投稿も30回を超えることができました。この投稿で一番得をしているのは「私自身」だと思います。約1ヶ月間でたくさんのことを書かしていただきましたが、たくさんの人から

「見たよ。頑張って買いとるなあ」

という励ましの言葉をいただきました。本当にうれしいことです。また自分自身もこれまでの指導を振り返ったり、整理できていなかったことが整理できました。もちろん自分にはこのような発信力はなく管理人の884先生をはじめ多くの方の助けがあったからです。最近は自分自身も書くスピードも上がり、楽しく書かせてもらっています。ありがとうございます。
 なんか終わりそうな雰囲気ですが、まだまだ続けていきますのでよろしくお願いいたします。目指せ50回!!(生徒のラリーの目標設定みたいだ。)

2013年9月8日(日)
「I先生の教えB」

<第30回>
 メンタル理論にも詳しいI先生は、すばらしい選手をたくさん指導されてきた。あるとき、男子の指導と女子の指導との違いを話されていたことがあり、

 I先生曰く
「男子の優先順位の1番は『勝負』。勝つか負けるかに男子はこだわる。女子はそうじゃない。
女子は『指導者』が一番に来る。だから女子は負けても男子より負けを引きずらないだろう?」

 その通りだった。これは実際にコーチングの研修を受けた際にI先生が聞いた、統計的に根拠があるものだそうだ。だから指導者は男女を同じように指導せず、これらの心理をつかんだ上で指導しなければいけない、ともアドバイスをしていただいた。
 そういえば、他のスポーツでも女子マラソン、女子ソフトボール、女子バレー、女子サッカー・・・どれも選手とともに思い浮かぶのがカリスマ的な監督。このことは決して偶然ではないのでしょう。

2013年9月7日(土)
「I先生の教えA」

<第29回>
 「私は足の動かした方を教えるのが下手だ」
卓球において足の動きが大事なのは言うまでもないですが、私自身ができていないので次に私はI先生に「ドライブの足の使い方」についてお聞きした。すると

「『軸』を意識しないと」

と、言われた。そこで軸を意識するために「片足ドライブ」でやってみると良いとアドバイスをいただいた。台から少し下がり、右足一本立ちでドライブをかけてみる。そうすると右足軸になり、体がスムーズに回る。体が回れば強い力がボールに伝わる。(回転運動)慣れたら両足で「右足軸」を意識しながらドライブをする。また部員たちが楽しみながら上手くなる・・・・。まさに「理論が先」の指導だ。

2013年9月6日(金)
「I先生の教え@」

<第28回>
 「私はシェークを教えるのが下手だ。」
何もシェークに限ったことではありませんが、前にも書いたとおり私は抽象的で伝わりにくい指導から抜け出せない時期がありました。そんなとき、私を助けてくれたのがI先生でした。岡山県きっての理論派のI先生に「指導下手」の悩みを話すとたくさんヒントをいただきました。
 一番苦手だったのが、「ドライブ」です。そのヒントは

まず腕の角度・・・「腕相撲のするときの角度」

この角度が一番力が入りやすい、というヒントをいただきました。特に1年生や腕力がない女子に向いていると言われ、そのような子たちに教えると、みんなに出すとみるみるうちにボールが入る。腕相撲をしたことがない子はいないので楽しそうに練習に取り組む。「す、すごい」の一言。
 I先生曰く「フォームより先にまず、スイングの理論を教える。」

2013年9月5日(木)
「新チーム」

<第27回>
 夏休みが明け、いよいよ新チームが動き始める。しかし、私は夏休みの間、新チームをどうしていこうか、まだ具体的なビジョンが浮かんでいなかった。
 すると、ある先生から、良い刺激をいただいた。夏休みのおわりに同い年の指導者の先生と話をしていて、話題が新チームの話になると、私は不安要素ばかり言うのに対し、その先生ははっきり「地区優勝を狙っている」と、言われた。そういわれ、私も火がついた。そうだ、やる前からあれこれ私が不安に思っていたら勝てる試合も勝てないし、新しい発見もできない。不安に思っているのは部員たちも同じ、それを導くのが私の仕事だ、とその言葉から大きな勇気をいただいた気がしました。
 そのチームと県大会で勝負できるよう、これから頑張らないと!!

2013年9月4日(水)
「3年生の姿」

<第26回>
 8月28日の市総体個人戦で3年生が団体戦のうっぷんをはらすような活躍をしてくれました。特に3年生シングルスBでの活躍が目立ちました。このカテゴリーは中学校から卓球を始めた子がメインで、そういう子たちが賞状を狙えるチャンスでもあります。
 そこで3人の部員が入賞し、賞状をいただきました。きっと彼らは「3年間続けて良かった」と思うでしょう。
確か裏面ドライブさんのコメントにあったと思いますが、
「高校3年間で一番伸びたのは3年のインターハイが終わった後だった。」
というコメントが頭に残っていました。この子たちも早く引退した部員より、夏休みの練習を1回多めにやったことになります。もし、仮に早く引退していた部員と彼らが高校でぶつかることがあったら、この夏休みの練習の意味は大きいと思います。
 特にノーシードから決勝まで勝ち上がった女子キャプテンの躍進は痛快で気持ちが良かった。長く続けていればきっと良いことがある、ということを改めて体験した彼女は、これから先もきっといっそうの努力をするでしょう。

2013年9月3日(火)
「卓球用具いろいろA:ラケット@」

<第25回>
 新入生に最初に持たせるラケット、いつも悩みます。色んな部の先生に聞いてみました。
最初から値段は高いが良いもの
初心者ラケット(はずまない)
戦型を決めて購入する(夏休み)
こだわりはない(部員に任せる)
 この4パターンでしょうか。
 部員の保護者からしてみれば、「なんで変えるの?」と思われるのは当然です。安くて3年間使えるラケットをずっと探しています。今も試行錯誤です。

2013年9月2日(月)
「卓球用具いろいろ@:ユニフォーム」

<第24回>
 うちのチームが練習試合や、外の試合に行くとよく「そのユニフォーム作ったんですか?」と聞かれることがあります。3年前、生徒が筆で書いたチーム名をそのまま前にプリントしたTシャツをユニフォームにしています。
 これの良いところは3つ。
@値段が安い(1枚2500円で保護者の負担を軽くすることができる。メーカーのユニフォーム1着で2〜3枚買える。汗をかく練習の時の予備にもできる。)
A会場で目立つ(広い会場でもすぐわかる。準備片づけなど他中の先生にも声をかけていただける。)
B普段の練習にも着られる(普段の練習であまりユニフォームを着ないのでもったいない気が。)

 もちろん欠点もある。
@注文してから時間がかかる。(受注生産のため)
A返品ができない。
B最初に登録・型代が必要(20000円ほど)

 今は学年ごと色を変えているが、いずれはチームカラーを考えていきたい。

2013年9月1日(日)
「目に見えない力」

<第23回>
 市総体の団体戦で3年生は惜しくも敗れてしまいました。しかし1・2年生は男女とも決勝トーナメント進出を果たしました。これは去年のチームでは考えられなかったことです。
試合後の話の中で
「1・2年生が勝ち上がれたのは3年生が貴重な練習時間を割いて後輩を鍛えてくれたからだ。3年生はそういう目に見えない力を後輩たちに与えてくれたんだから、最後の挨拶もそのお礼の気持ちも込めて大きな声でしよう。」
 その後の挨拶の時の1・2年生の声はいつもより大きかった。数字に表れない力、それこそ私が生徒に身につけさせたい力だと改めて感じました。元ヤクルトの野村監督はチームが持つ目に見えない力(数字に表れない力)を「無形の力」と呼んでいたのを思い出しました。このチームにもそういう力がついてきているのかと思うと、うれしくなりました。

2013年8月31日(土)
「感謝」

<第22回>
 先日行われた市総体、私のいろんなミスをたくさんの人にカバーしていただきました。本当に助かりました。1000人以上が参加する大きな大会なので目が届かないところまで、たくさん分担していただき、本当にありがたい気持ちでいっぱいでした。
 今回の大会で卓球台の向きを変えてみたら、いろんな発見があり本部席の位置が変わりました。個人戦はどうなるのだろう、しかしへら釣り名人さんの「なんでもやってみりゃあええんじゃ」という一言が非常に頼もしく感じました。

2013年8月30日(金)
「夏休みの成果」

<第21回>
 夏休み途中から始まった10000回ラリーを達成した部員が8月24日(土)についに出ました。何と1年生で、汗だくになっていつも台で打っている。どんどんプレーも丁寧になって楽しみだ。
 このページを書いている次の日が市総体なので、いよいよ3年生が引退です。当たり前ように3年生が練習してくれていた環境がもうすぐ一変する。新しいキャプテンも決まるだろうから、今の1・2年に期待していきたい。すぐにはできないかも知れないが、「立場が人を作る」と言う言葉通り、先輩からの立場を受け継いで、新しいリーダーが出てくる事に期待したい。

2013年8月29日(木)
「理想の指導者」

<第20回>
 卓球からだいぶ話がそれましたが、私が目指している部活動指導者の形はこの先生にかなり影響を受けています。教えてみせることもできるし、指導理念を持って指導する先生の姿を部活している時にふと思い出します。
 私が先生から受けた最大の恩恵は、「自信をつけさせてもらったこと」「技術だけでなくマナーや礼儀を大切にすること」だと思います。この2つができるような指導者になれると良いな、と思いながら日々指導を続けています。まだまだ後ろ姿すら見えませんが。

2013年8月28日(水)
「支部長先生」

<第19回>
 その先生はお話をするのが好きで、稽古でもよくお話を混ぜていました。また合宿等で同じ宿舎に泊まって一緒に食事をさせていただいた時にビックリしたことがあります。
 その先生のお父さんは同じ合気道の先生で日本でも有数の師範でした。その先生が食事をしていた際、後ろの人がが何かあったのか手を挙げた時に、後ろで見えないはずのその様子を
「おいうしろで誰か手をあげとるぞ」
と背中に目がついているかのごとくバチッとあてました。う〜ん、恐るべし。

2013年8月27日(火)
「賞状」

<第18回>
 中体連の試合で気になることがあります。入賞した選手が表彰式が終わって自分の賞状を床の上に置く、という行為です。
 武道のやりがいとして、「段」や「級」を取得する、という事があります。私も昇級した際、ささやかながら級の認定証をいただきました。
その時先生は必ず
「これは確かに紙切れかも知れないが、君たちがこれをもらうためにどれだけ稽古したか考えてほしい。それを考えたら床に置いたり、折り曲げたりできないはずだ。」
と、絶対、粗末に扱わないように教えていただきました。
 だから私も賞状や優勝旗を床に置いている学校の生徒がいたら、言うようにしています。

2013年8月26日(月)
「部活の中で」

<第17回>
 その先生はプロの師範でありながら、毎週1回6人しかいない我々の部活に教えに来ていただいていました。その時、私たち部員は夏の暑い日であろうが、寒い冬であろうが外で先生の車を待ち続け、先生が来たら、付き人のように先生の荷物を持ち、着替えのお手伝いや飲み物の準備を部員たちで分担して行っていました。
 先輩から「先生にはお車代ぐらいしかお出しできないんだから、それくらいはしないと」と教えられ、みんな自然と進んでやっていてこんなことから「自分たちで部活を運営する。」という大変さややりがいを教えていただきました。

2013年8月25日(日)
「ありがとう」

<第16回>
 私は出来の悪い教え子でしたが、その先生から社会に出てからのマナーや礼儀作法をたくさん教わりました。教わっていながら、実行できていないことも多いですが特に印象に残っている言葉は

「『ありがとう』は3回言いなさい。」

1回目は、お世話になったその時。
2回目は、その日、お世話になった人と別れる時。
3回目は、次にその人に最初に会った時。

 この先生の事を思い出すと、一番にこの言葉を思い出しました。わかりやすく、即実行できる素晴らしい言葉だと私は思います。

2013年8月23日(金)
「全国大会」

<第15回>
 今から10年前の大学3年生の夏、私は全国大会に出場していました。大学3年生の春、初めて学校代表に選ばれ、夏休みは全国大会に向けて強化練習(特訓稽古)をしていました。
 強化練習を入れて週5回の稽古をしていましたが、週4回の通常練習より、週1回の強化練習のほうがきつかったのをよく覚えています。
 代表を選ぶのは3つの大学からなる大学連盟を教えているあの先生でした。なぜ先生が当時下手だった私を選んだか今になっては分かりませんが、とにかく「全国大会に出る」ということで「全国行ったのにこの程度か。」と思われないよう、稽古嫌いだった私も4年間最後まで続けることができました。10年前に選ばれていなかったら今の自分はなかったかもしれません。今でも毎年年賀状のやりとりをさせてもらっています。

2013年8月22日(木)
「卓球以外の部活」

<第14回>
 大学の時、私は卓球をやらずに別の種目をやっていました。中学・高校とあまり部活を真面目にしていなかった私が初めて出会った本格的な部活は大学時代の「合気道部」でした。

 私が入ったときには先輩2人に同級生が6人。週3回の稽古で公民館や地域、あるいは他大学の武道場を間借りしての小さい部活でした。週に1度教えに来てくださる先生は全国でも指折りの先生で最初はそのオーラに圧倒されて、最初の1年はほとんど会話ができませんでした。
 2年生になると、なかなか練習に実が入らず、その結果当然他の同級生と力の差が開き、部活やめたいなあと思うようになりました。そんな中、転機は3年生でした。

2013年8月21日(水)
「練習の成果」

<第13回>
 10000回ラリーをやり始めて2週間たちました。早くも効果が表れてきました。特に2年生は今まで100回ラリーできなかった子がどんどんうまくなってもう2000回を突破。この練習で自信をつけたのか、練習試合でも今まででなかった声が出はじめ、うれしそうに試合の報告に来るようになりました。 
 やっぱり「自信をつけさせることは大事」だと思いました。自信をつけた彼が9月からの学校生活をどう変えていくか楽しみです。

2013年8月20日(火)
「ありがたい時間」

<第12回>
 この前の試合会場でカットマンについて「まつ先生」にいろいろ質問する機会がありました。今、私が色々考えている事をぶつけると、一つ一つ丁寧に答えてくださいました。

「粒とアンチと一枚ではどれが中学生にとってやりにくいと思いますか?」

まつ先生「それはね、イボじゃないかなあ・・・・。一枚でも回転はかかるよ、こうやってね・・・・それから昔フォアアンチなんてのもやったことがあるなあ・・・・。」

 とてもありがたい時間でした。言うまでもなく、その3日後、私はイボラバーを買いに走りました。
 もっとたくさん聞きたいことがありましたが、時間がなく、またぜひ別の機会に聞いてみたいと思います。これまで色んな先生にこうやって質問したら、すべての先生がほとんど丁寧に答えていただきました。困った時に周りの先生に助けられるのは本当にありがたいことです。

2013年8月19日(月)
「四番サード長嶋」

<第11回>
 この前紹介した藤井さんの本をちょっと紹介したいと思います。

 タイトルは「四番サード長嶋」
 ミスタープロ野球の長嶋選手は実は高校時代ずっとショートを守っていたそうです。それで、たまたま高校時代、けがの交代でサードを守った日に高校時代最初で最後のホームランを打って大学からスカウトがきたそうです。 
 この話は低迷している選手に「素質がない、どうせダメだ。」ではなく「今のやり方を変えたらうまくいくかも知れない」と思わせる時によく使うエピソードです。「やり方を変えよう」と選手に言うのは勇気がいりますが、この話を読んでからは「言わずに後悔するのはイヤ」と思い、選手にも「変えること」をすすめています。

2013年8月18日(日)
「卓球の読み物」

<第10回>
 お盆なので、ちょっと話題を変えます。私が顧問になって3年目ぐらいから自分の少ない知識を補うため、いろんな卓球関係の本を読みました。しかし、技術紹介の本をいくら見てもピンとこなかったのでメンタルや戦術、それから卓球の豆知識を紹介した本をよく読みました。

 中でもニッタクニュースに連載されていた「『卓球』元気がわく43の話」(藤井基男著)は読みやすく、卓球以外の内容も多く何度も読み返しています。卓球指導者対象の本なのでやる気がわいてくる本です。

2013年8月17日(土)
「夏休みの練習C」

<第9回>
 体幹トレーニングの良いところは、運動が苦手な子でも簡単にできることです。しかも「このトレーニングで筋肉の偏りを直せば運動が得意になるよ」とトレーニングの効果を伝えると、やる気が倍増します。また場所を選ばず、何処ででもできることです。

 今まではトレーニングは「自分でやっておけよ」と人任せでしたが、効果が出てくるまでやってみようと続けています。

2013年8月16日(金)
「夏休みの練習B」

<第8回>
 夏休みは練習のはじめに「体幹トレーニング」をやっています。今年の冬にある講習会で「体幹トレーニング」の卓球への効果を聞きました。講師の先生が体幹トレーニングで「ファインプレーを自分で生み出す!」という言葉がすごく印象に残っています。続けることで実際にネットやエッジでの対応などが変わり、ファインプレーがでる効果があるそうです。すでにサッカーやバスケットボ−ルなど左右両方の動きが必要な競技ではかなりの時間を割いて卓球の倍以上の時間をかけてやっている、と同じ学校の顧問の先生に聞きました。

2013年8月15日(木)
「夏休みの練習A」

<第7回>
 私のいる中学校の部員数は現在、約60名です。今年は、3年生も8月いっぱいやるので毎日40人近い部員が11台の台についています。ですから1台に4人ついているので、なかなか練習スペースが確保できません。

 これを解決するために、今1・2年生はダブルス練習をたくさんやっています。ダブルスをすれば、フットワークやレシーブ練習などたくさんの要素を含んだ練習ができ、なおかつ1台4人でも楽しく練習ができます。9月のカデットダブルス大会が楽しみです。

2013年8月14日(水)
「夏休みの練習@」

<第6回>
 今年の夏休みは「ラリー1万回」を目指して取り組んでいます。生徒に達成シートを配ったら「縄跳びでしたことある!」と部員たちは案外、楽しそうに取り組んでいます。

 1年生はフォアハンドで、2年生はフットワークで。ミスをしてもOKなので気楽にできます。この練習をやり始めてから2つ変化がありました。
 1つは休み時間や、練習前の時間に練習に取り組む子が増えました。2つ目は先輩と積極的にうとうとする子が増え、より活発な練習ができるようになったことです。活発になったことで、お互いが「お、あいつやるなあ」とか「もう少しで1000回だ、頑張れ!」という前向きな声が聞こえてきました。なんでもやってみるものだな、と改めて思いました。

2013年8月13日(火)
「戦型B」

<第5回>
 もちろん、ラケットを変えてそれで終わりではありません。最初は試合で勝てないこと事が多いですが、やがてその戦型にしか出せないボールが出せるようになると結果が変わってきます。

 またこちらも勉強しないと指導ができないので、いろんな講習会に行ってみたり、いろんな先生に教えていただきました。そのおかげで、知識ゼロだった自分の指導方法に少しだけ説得力が増したような気がします。

2013年8月12日(月)
「戦型A」

<第4回>
 戦型を選びやすい環境にするため、必ずしているのはいろんな戦型のラケットを用意することです。「カットマンやりたい」と思ったそのときにラケットがあればすぐ練習ができて、決心することができます。「思いたったら吉日」です。その場になければ、お店に電話してすぐに用意するようにしています。

 こうして様々な戦型が部内にたくさんいることによって、苦手な戦型を克服していける環境も同時に整います。

2013年8月11日(日)
「戦型@」

<第3回>
 夏休み前に1年生に「そろそろ自分の戦型を考えるように」という宿題を出しました。県大会も終わり、1年生も本格的に戦型を決める時期です。私は高校のときに、裏ソフトから表ソフトに変えました。それによって、その時勝てなかった試合に勝てるようになり、自信がついてそれまで以上に練習が楽しくなったのを覚えています。
 この成功体験が私のなかにあったので、私は行き詰まっている選手には気軽に戦型の違うラケットやラバーを薦めています。すると、生徒は思いもよらないラケットやラバーを選ぶこともありました。中には2年途中にシェイクからペンに変えてレギュラーを勝ち取った選手もいました。
 これは成功例ですが、もちろん失敗もあります。しかし、プレースタイルを変えていこうとすること自体は悪いことではありません。なぜなら、自分から練習しようとするからです。ですから、なるべくいろんな戦型がすぐ試せるような環境をこころがけています。

2013年8月10日(土)
「卓球指導の難しさ」

<第2回>
 私は卓球を中・高とやっていました。しかし中学校・高校で指導者の先生から卓球の技術的なことを教えてもらうことはありませんでした。成績はいつも地区大会止まりで負けていました。ですから、強くなるためには自分で何とかするしかありませんでした。

中学校の時は土日に練習がなかったので、自分で父の職場の卓球部の練習場にお邪魔して、大人の選手と打っていただいたり、いろんなことを教えていただいていました。また、卓球レポートやニッタクニュースなど雑誌で調べたりしてわからないことをカバーしていました。
 しかし、「なんとなく」という感覚でプレイをしていたので、私が実際教えることになると、説明できないことが多くて困りました。しかし、部活指導を真っ白の状態からスタートすることができたことは、わからないところもたくさんありましたが、いろんな先生や指導者の方の話を先入観なく聞くことができたという意味で良かったと思います。

2013年8月9日(金)
「よろしくお願いします。」

<第1回>
「HPを再開していますよ」という声を先日管理人さんから聞きました。管理人さんが書かれていたコメントを私は毎日見させていただいていました。練習の参考や、指導に行き詰まっているときに、励ましをいただきました。


ここに書いてある事ほど良いことは書けそうにありませんががんばりたいと思います。