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2015年7月28日(火)
「夏休みの練習@」

<第400回>
 練習時間が3時間。それでも毎日練習できる夏休みは絶好の成長するチャンスです。私の学校は人数が多いですが、できるだけたくさんの人数がボールを打てるようにしたいのです。
 夏休みからやっている練習はタイマーを使ったフットワーク兼素振りです。ボールを使っていない、と言われそうですが、動きを身につけさせたいという思いから足を動かしながら素振りをしています。
 1分で120回ブザーを鳴らすようタイマーを設定し、ブザーに合わせて小さなジャンプをする。そしてブザーが2回鳴る間に1回スイングするようにしています。だから傍目からみると卓球部なにやってんだろう、ボクシングのシャドーか?と普通の人の目には映りますが、足とスイングを連動させる目的でやっています。もちろん、ただ振るだけでは飽きるので、そのリズムに合わせながらボールを打ってみると結構楽しんで選手はやります。3時間という短い時間に集中して練習できるメニューをいろいろ考えていきたいと思います。

2015年7月25日(土)
「さようなら両備ボウル」

<第399回>
 岡山市の卓球の聖地?両備ボウルの卓球場が閉まってしまうそうです。思えば小学生の頃から家族で卓球をしに来たのが初めてで、今まででも多くの愛好家さんたちがたくさん卓球をされていた岡山市の卓球界に無くてはならない場所でした。私のチームもここで練習をさせてもらっていますし、学校が行事で出来ないときにここでやったこともありました。また、学校で練習が出来ない中学生をよく見かける場所でもありました。無くなるのは非常に残念でなりませんが、またどこかで復活してくれることを願っています。

2015年7月24日(金)
「素振りの練習」

<第398回>
 この間からやってみようと思っていた「素振り」練習をやってみました。体育館にあるタイマーの機能に「メースメーカー」という機能があります。メトロノームと一緒で1分間に120というようなリズムをブザーでばらすことが出来るので、1分=120回でそのブザーにあわせながらやってみました。
◆ブザーに合わせてジャンプ(ブザー1回につき1回ジャンプ)
◆ブザー2回を1つの単位として考え、1回目:スイング・2回目:基本姿勢にラケットを戻す
というメニューで1000回振ってみました。時々インターバルを入れながらして、途中からは実際にボールを打ってみました。するとリズムがある選手はリズムに合わせてボールを打つことが出来ていました。素振りだけでなくこのリズムをつかった練習は色んな練習につかえると思いました。

2015年7月23日(木)
「卓球王国から」

<第397回>
 卓球王国の9月号を見ていると「インターハイ特集」の記事が出ています。その記事には出場校のメンバーの名前が出ていますが、岡山だけではなく他の県の名前を見てみると、かつて中学生の頃、岡山県で活躍していた選手がたくさんいました。私が発見できたもので、へら釣り先生、I先生、W田先生、M・M先生の学校の選手がいました。中にはキャプテンとしてチームの中心として活躍している選手もいました。岡山出身の選手が色々な場所で活躍しているのを見てうれしくなるのと同時に、中体連の先生方の指導のすごさを感じました。

2015年7月22日(水)
「継続は力なり」

<396回>
 「継続は力なり」という言葉を実行した生徒がいます。3年生の男子でレギュラーに入れなかった選手がいましたが、どんどん他の3年生が引退していく中で「市総体までやります」とその子だけは宣言しました。
 夏休みに入って活躍の場面が増えたおかげで、他のレギュラーの選手と遜色ない実力になりました。まさに続けたことによって力が付いた選手だと思います。練習試合で起用されることに嬉しさを感じ、一生懸命やっている姿を見てこちらも試合を見ていて気持ちがいいです。きっと後輩たちにも良いお手本として記憶に残るでしょう。

2015年7月18日(土)
「戦型選びの夏」

<第395回>
 1年生がだいぶ練習に参加できるようになりました。そろそろ自分の戦型の練習を選ばせたいな、と思います。卓球の醍醐味は自分で戦型を選び、練習で自分の個性を伸ばしながら、戦型の相性によってゲームの行方が面白くなるということがあります。
 しかし、中学校から始めた生徒では普通の戦型だと勝つことが難しい場合もあります。またチームの伝統として、同じような戦型が代々続いてチームの個性となっていることもよく見ます。例えば、県外のあるチームでは全員がカットマンであったり、粒高ばかりであったりなど中学校3年間で勝つために戦型選びを大事にされているように思います。この選択がこれからの卓球人生を決めてしまう?かもしれません。
 練習時間の短い我がチームでは一体どんな戦型が良いのか考えてしまいます。この夏も面白い戦型を考えているので市総体が楽しみです。

2015年7月17日(金)
「OB会」

<第394回>
 2年に一度、私の出身高校で卓球部のOB会が開かれます。卓球部の顧問になってからその学校に行く生徒が増えたので、卒業後の成長ぶりが見える楽しみな会になっています。また私の現役の頃の先輩や同級生、後輩が集まる楽しい会でもあります。
 実は中体連にもM中のO先生や、F中のF先生など現在でも卓球部顧問として活躍されている先生が多いのも何か縁を感じます。

2015年7月16日(木)
「高校での活躍」

<第393回>
 先日、卓球部の生徒の進学先の先生とお話しする機会がありました。今年、高校総体の中国大会が岡山開催だったそうで、本校の生徒だった女の子が中国大会に選手として出場したというお話を聞き、うれしくなりました。もちろん中学校と一緒で、強豪校の生徒に勝たないといけないものでしたが、中学校時代なら歯が立たなかった相手に見事勝ったという話を聞いて興奮しました。良い先生や良いチームメイトに恵まれたのだろうと思います。そんな環境を作ってくださった、高体連の先生に感謝です。
 高校になると、女子でも上の大会へ行くチャンスが広がるので是非卓球を続けてほしいと思うのですが、途中でラケットをおく人も少なくありません。しかし今回の話を聞いて、中学校から始めた生徒のベストに近いゴールの姿が見えて、また後輩たちに伝えたいと思いました。

2015年7月15日(水)
「部通信」

<第392回>
 まだまだ数は出せていませんが、試合前に配るようにしてみると、その試合の目標を整理して伝えることもできますし、急に決まった連絡などをするときにも便利だということが出してみて分かりました。しかし、ただの連絡の紙にしないように内容のあるものを作っていきたいと思います。
 あとタイトルがまだ決まっていません・・・何か無いものか。

2015年7月14日(火)
「県境大会」

<第391回>
 マジシャン先生の主催する大会に参加しました。岡山県のいろいろな学校の選手や兵庫県のチームが多数参加していました。様子を見ると岡山県の若い卓球部顧問の先生が集まる大会だなあと思いました。
 自分のチームがたくさん参加でき、なおかつ知らないチームとできるこの大会は試合前にどれだけ知らないチームとやって力が発揮できるかの指標になります。県外のチームはまた岡山とは違った独特の雰囲気があっておもしろいと思います。マジシャン先生ありがとうございます。

2015年7月13日(月)
「トランプ」

<第390回>
 夏休みも近づいてきたので、練習方法をいろいろ考えます。ただきつい練習ではなくてゲーム性のある練習はないだろうか?と考えると、机の中のトランプを見つけてこれを使えないかと考えました。
 1〜13の数字、4つの記号、赤と黒の2色、しかもこの色はラバーの色と一緒ではないか・・・
とりあえず、1年生に向けて引いた数字×100の玉突きをさせてみました。赤を引けばフォア、黒はバックでジョーカーは両面500回ずつというもの。2・3年生の練習で何か使えないものか・・・
 昔プロレスラーのトレーニングにトランプを順番に引いてその数×10回、スクワットを行い、トランプを結局52枚すべてひき終わるまでやる、というものを見た覚えがある。

2015年7月12日(日)
「レシーブの軌道」

<第389回>
 先日の大会ではダブルスが要所で悔しい敗戦をしてしまったことがたくさんありました。失点の大きな原因はレシーブミスでした。レシーブミスを減らすためには・・・どうアドバイスを送ったらいいか難しいところです。I先生はあさっり「レシーブの軌道を弧線でイメージさせてやればいいんだよ。ネットを超すイメージで。レシーブを直線的な軌道でやらせようとするとミスが出るんだよ。」
 なるほど、これなら安心させられるアドバイスです。こんなアドバイスがすぐに出てくるのはさすがの一言です。

2015年7月11日(土)
「視点」

<第388回>
 I先生と話をしていて、気づいたことがあります。私は技術や用具などを「自分が使うとき」の視点で語っているのに対し、I先生は「選手が使った、やってみた時にどうなるか」という客観的な視点で卓球のことを考えられていると思いました。
 もちろん私の「自分が使う」視点で教えてしまうと、「なぜできないんだろう、きっと努力が足りないんだ」という独りよがりな考え方になってしまう気がしました。中学生がこの技術を、この用具を、この戦術を使うとどうなるかという視点を考えながら指導に生かしていこうと思います。

2015年7月10日(金)
「表ソフトの利点」

<第387回>
 私の好きな表ソフトの話でもI先生の話題は尽きません。表ソフトを使わせる選手はどんな選手が向いているか?という話題になりました。私は「ドライブが苦手な選手」という考えを持っていましたが、I先生は「スイングスピードが遅い選手」と言われました。理由は表ソフトはスイングが遅くても球離れが速いため、速いボールを打ちだすことができるので、速いボールを打ちたいがスイングが遅くて裏ソフトで速いボールを打てない選手に使わせると、ぐっと効果が期待できるという分かりやすいものでした。選手もスピードが増したことで、モチベーションアップも期待できます。

2015年7月9日(木)
「素振り」

<第386回>
 I先生との話の中で「時間がないチームはどんな練習をするか」という話になりました。その時I先生は「私ならシャドーで素振りをさせるなあ」というアドバイスをいただきました。
 素振りと言えば一昔前の時代遅れな練習を連想するかもしれませんが、違いました。「時間がないチーム=たくさんボールを打てない」ということなので、シャドーなら少ない時間でたくさんボールを打つことができる、ボールをしっかりイメージすることができる、など多くの利点があります。しかも狭い場所でもできるのでうってつけです。中学生にどのようにモチベーションを高く素振りをさせていこうか考えてみようと思います。

2015年7月8日(水)
「I先生との貴重な時間」

<第385回>
 先日、退職されたI先生が中体連功労者表彰を受賞され、その席でいろいろなお話を聞くことができました。学校現場では会えないI先生と同じ会に出席されていたW田先生と一緒に卓球談義に花が咲きました。学校現場を離れても卓球指導を続けている、それどころかさらに勢いを増すI先生の情熱は本当にすごいと思いました。特に何歳になっても新しい指導を追究する姿勢を私も真似したいと思います。
 I先生からいただいたアドバイスはいろいろありすぎて一度には書けませんが、一番私が指導する中で苦手なフットワークの話にまず一番興味がわきました。左足前の常識にとらわれていた私には右足前のフットワークや戻りを紹介してもらうと、思わずため息がでてしまうようなお話がたくさんあり、土曜日、早速試してみました。こうやって教えてもらったことを試してみると生徒にも自信を持って教えられます。この日のことは本当に貴重でした。

2015年7月6日(月)
「もっと人間教育を」

<第384回>
 「もっと人間教育を」と思うことがちょくちょくありました。部活動は中学生にとって大事な時間だと思います。その時間をいいものにすることはひいては学校に来ることが楽しい、自分の成長を実感できる、といったことにもつながってほしいと思います。(もちろん部活動でなくても良いと思います。)うまい下手は関係なく、行きたい、いたいと思う集団に成長してほしいと強く願います。逆になるとやはり部活動としては意味がないと思います。
 そんな集団を目指したいです。

2015年7月5日(日)
「一流の技を見る」

<第383回>
 1年生の時によく卓球のプレーのDVDを見せていますが、最近は手軽に見られるのでありがたみが少なくなったような気がします。
 最近、大学の練習に生徒を連れていくことがありました。試合自体はそんなにできませんが、周りの人たちのプレーにしっかり刺激をうけていたと思います。まわりは中学生ではできないようなラリーや打ち合いを目の当たりにしてそのプレーをしっかり目で追いかけていました。きっと自分のプレーに吸収していいものにしてくれると思います。

2015年7月4日(土)
「何かを変えたい!!」

<第382回>
 前にも言ったように、何かを変えたいと思いいろいろ考えてみました。結局、いろんな思いを伝える手段として、卓球部の通信を出してみました。まだ少ないですが・・・。ただここで書いてあるようなことをしっかり伝えていきたいなという理由もあります。頑張って作っていきたいと思います。紹介できるレベルになったらまた、紹介していきたいと思います。練習の意識がこれを見て高まるようにしていきたいです。

2015年7月3日(金)
「ひじの使い方A」

<第381回>
 チームの課題として、フォアハンドの連続攻撃を意識して練習させていますが、3年生でも新しい技術を習得することをさせています。やはり常に新しいことに挑戦させないと、基本練習がなかなか「作業的」になってしまいます。基本練習は自分の新しいことを確認するという大事な意味を持って練習しないと、意味のない練習になってしまうと思っています。男子よりも女子のほうが新しい技術をワクワクして使っています。このワクワク感を大切にしてほしいと思っています。

2015年7月2日(木)
「ひじの使い方」

<第380回>
 今月の卓球王国に世界チャンピオン馬龍のドライブの特集をしていました。普段なら「すごいな〜」と読み飛ばすだけなのですが、一言「ひじを前に出すドライブ」と書いてあった。あまりフォアハンドを指導するときにひじを意識していませんでしたが、ひじの場所を意識して教えると、いいスイングになった選手がいました。

2015年6月27日(土)
「3球目の安定」

<第379回>
 備西の時にまつ先生に教えていただいた、フォアのバックスイングの重要性です。
・バックスイングは大きく取らないこと
・おへそをやや正面から側面にむけて腕はその動作に合わせること
・フォロースルーはラケットを打ちたい方向に向けること
 うちの選手のフォアを見てアドバイスをいただきました。いつも私が言葉で言えないところを、わかりやすく伝えてくださいます。私も言葉にどう表現するかを考えてアドバイスをしないといけないと思いました。そしてこの練習を反復して県大会に間に合わせます。

2015年6月26日(金)
「ハンデ戦後」

<第378回>
 ハンデ戦後の練習に自由時間を入れたら、3年生が2年生にもう一度試合をしようと申し出ていきました。正直、6点ハンデは辛いですが頑張っていました。そして2年生は普段勝てない3年生にハンデとはいえ、勝てた喜びを味わいながら、もう一度、試合をしていました。次のステップはハンデの状況を創り出す努力だと思います。
・誰も取れないようなサーブを出せるようになる。
・相手の良いサーブを良いレシーブで返して得点する。
このようなことを意識しながら駆け引きで勝つことを覚えていってほしいと思います。

2015年6月25日(木)
「ハンデ」

<第377回>
 練習で2年生対3年生の試合をしました。もちろん、ハンデをつけましたが、一工夫。
 ・ハンデは6点
 ・その6点は2年生が1ゲームの中でどのタイミングで得点しても良い。
 (例:最初から0−6でも良いし、相手のサーブの時に使えば、相手のサーブをとばすことも可)
結果は2年生の圧倒的勝利でした。3年生はスコアの状況に応じて、何をするか考えて試合をする重要性を改めて感じていました。負けをハンデのせいにするわけでなく、どんなスコアになったら有利になるか、不利になるか、有利にするためにはどんな技術を使えばいいか、頭が疲れる卓球をしてほしいと思いました。

2015年6月24日(水)
「練習試合の日の話」

<第376回>
 土曜日の練習試合の際に、少し話をしました。
「今のチームで本音を言える人がいますか?私はそんな人間関係を築けるチームにしてほしい。最後はお互いを信頼しないといけない。『あなたが負けたのならしょうがない』と言われる試合をできるようになってほしい。みんなを見ていると、大人のように遠慮しながらの物言いをしている。気を遣えることも大事だが、変に大人っぽくなってもらいたくない。」という話をしました。あまり普段は長い話をしませんが、この日は意識して話をしました。技術力も人間力もすぐには成長できませんが、選手が「このチームで良かったな」と思えるチームが部活動のゴールのような気がします。

2015年6月23日(火)
「練習試合」

<第375回>
 M・M先生のチームに来ていただき、練習試合をさせてもらいました。練習をまずやってから試合を行いましたが、練習の間、M・M先生はメモとペンを手放さず、練習方法や気づきを書かれていました。勉強熱心です。今年から中体連の仕事もしていただき、次の新チームのことを考えながら「参考になりました。」とお礼を行って帰られました。
 気持ちのいい生徒が多く、うちの選手たちも良い刺激を受けていたようです。

2015年6月22日(月)
「ゴール」

<第374回>
 1学期もあとひと月ほどです。1学期のまとめをする時期ですが、「まとめ」が苦手です。それが色んな面に表れています。クラスで「まとめ」を「ゴールをイメージしよう」といいかえて話しました。自分の一学期のゴールは何だろう。何ができるようになればいいのだろう。漠然とゴールを目指すのではなく、何を自分のゴールとして設定し、それが終わったら次のゴールにするか考えよう、と。
 自分に言い聞かせているだけのような気がしています。

2015年6月21日(日)
「試合を見てうれしかったこと」

<第373回>
 この間の試合で見ていてうれしかったのは、自分のチームより裏面先生のチームの躍進です。このブログの記事やGW5日間ぶっ通しの練習などの今までの努力をいくらか知っていたのと、会場でのきびきびした動きやあいさつがうれしかったこと、たまたま宿泊研修に職場体験で来ていた子の卓球以外での動きなど、努力が報われてほしいなあ、と思っていた所でした。色んなことをお手本にしたいチームです。応援してもらえるチームというのはこういうチームなんだと学んでいきたいと思います。

2015年6月20日(土)
「実習生」

<第372回>
 6月の初めから実習生さんと授業をあれこれ考えています。実習生さんのひたむきな学ぶ姿勢がまぶしく思えます。野球部のキャプテンだったという彼は研究授業を見てくれた先生方ひとりひとりにアドバイスを求めに遅くまで残っていました。「採用試験があるんだから早く帰りなさい」と教頭先生に促され、やっと帰りました。しっかり実習を自分のものにしているなぁ、と見ていて気持ちがいい。私のクラスの生徒は今日、先生に内緒でせっせとお手紙を書いていました。色んなところで気持ちのいい姿が見られる。これがこの仕事の一番良いところではないでしょうか。

2015年6月19日(金)
「884先生からの研修」

<第371回>
 試合が終わってほっと一息入れるまもなく出かけた10年研修に884先生の姿が・・・・。そこで884先生は、自分自身の10年目を「天狗になっていた」とお話しされていました。そんな風には見えないのですが。話を聞いていて、自分には大いに当てはまる、天狗になるほどのこともやっていないにもかかわらず、天狗になっていた、「自分から学ぼうとしていない」「新鮮な気持ちで選手に接していない」などを研修から帰ったあとの1時間ほどの部活であれこれ考えました。
 1からやり直しなら、何をやってみようかな。何も分からなかったけど、知る、分かる喜びがあった顧問1年目の頃。そんな気持ちを取り戻そう。

2015年6月18日(木)
「リセット」

<第370回>
 1ヶ月以上、この記事を休んでいました。その間に臨んだ試合は男子が地区敗退、女子は県大会出場。しかし、ここ半年は男子の指導に専念していました。それだけに悔しい気持ちがしばらく続きました。
 しかし、自分に足りないものを冷静に考えると負けるのが当たり前かなと思い始めました。ある先生に言われた「結果を変えるには今までと同じことをしていてはダメだ。」という言葉をどこかで実行しないと、と考えて何もせず今に至っている自分がいます。
 何を変えるかはまだ決まっていませんが、まずは今までの指導方法をリセットしないといけないと思いました。ひたむきな若い先生の熱心さを見習う気持ちでもう一度出直そうと思います。

2015年5月9日(土)
「寝ても覚めても」

<第369回>
 野村監督の本に出ていた長嶋監督のエピソードでおもしろい話があります。
 現役の頃、長嶋さんは夜中に急に起きて雑魚寝のチームメイトを踏んづけるのも気にせず、外に出ていき、バットを振り続けることが何度もあったそうです。そんな深夜練習がシーズンに何度もあり、決まってその次の日にホームランを打つなどの活躍をしたそうです。つまり寝ている途中でも何か思いついたらすぐ忘れないようにすぐに練習にうつす。これが長嶋さんのすごさなんだそうです。
 そしてある時、この同じチームメイトが「あれ、最近長嶋さん夜起きてこなくなったなあ」と思ったシーズンがあったそうです。その年に長嶋さんは引退です。
 活躍し続けるには常にそのことを考えなければならない、そこまで自分を追い込めるのだろうか。

2015年5月8日(金)
「へら釣り先生の教え子さんとばったり」

<第368回>
 ある日、卓球用具店で目があった高校生の女の子があいさつをしてくれました。見たことがある子でしたが・・・何とへら釣り先生の教え子さんでした。高校生のチームメイトと一緒に初心者の子のラケットを選んであげるのについてきたそうです。会話なんかしたこと無かったのに・・・覚えてくれていたことにジ〜ン。
「高校生になっても続けてるんだね」と私が言うと、
「だって続けないともったいないじゃないですか」と笑顔で答えてくれました。
何かじわっと嬉しくなったのと、こんな生徒さんを育てたへら釣り先生の指導力に脱帽です。「人を残す」というのはすごいことだなと思いました。

2015年5月7日(木)
「勝つまでやる」

<第367回>
 最近、頻繁に言っている言葉です。これは半分実体験が入っています。
 私は中学校の時、部活が盛んではなかったので父の職場の体育館に練習に行っていました。そこに練習に来るレディースの人や愛好家のおじさんたちに挑んでは負けていました。
 しかし、ある時なぜか急に勝てるようになったのです。何年かかけて、高校生になったときか、目標としていたおじさんに勝てることができました。このときは公式戦で勝ったときよりも嬉しかったのを覚えています。練習試合の時に今まで何十回負けていようが一回でも勝ちは勝ち、ということを話しました。一回勝ってしまえば、「この人に勝ったことがある、だから今回も勝てるかも知れない。」と前向きになれます。「一回も勝ったことがない」という気持ちで臨むのは天と地ほど違うと思います。これが「勝つまでやる」目的、なんでしょうか。かっこわるいですが。

2015年5月6日(水)
「練習試合か練習か」

<第366回>
 練習試合をするか、学校で練習するか、迷います。今までは練習試合を試合前はたくさん入れていました。しかし今年はあまり練習試合をしていません、練習が中心です。私は練習試合をしないといけない、といつも思っていました。なぜなら、試合の方が選手が喜ぶと思ったからです。しかし、練習ばかりのここ最近、練習試合に行きたいという声はあまり聞こえてきません。むしろ「練習の方がいい」と言う声もあるほどです。
 練習を続けたことでチーム内の順位が今でもめまぐるしく変わります。これはチームにとっていいことだと思います。ラバーを張り替えてじっくり練習する、新しい技術を身につける、試合で上達を感じるタイプもいれば、練習でかんじるタイプもいるのでしょう。
 だから今は練習を頑張っています。

2015年5月5日(火)
「M・M先生」

<第365回>
 この時期に中体連のある大事な会が開催されます。「実務担当者会」という各専門部の会計担当者の会です。中体連の複雑な会計事務を今まではまこと先生にお願いしていましたが、このたび引き継いでくれた気持ちの良い方がいます。県チャンピオン校を持ち前の明るさとひたむきさで率いる「M・M先生」です。このように色んな仕事を分担してもらうと本当に助かります。ありがとう、M・M先生!!

2015年5月4日(月)
「頑張れる一言」

<第364回>
 あるゴルフ漫画の言葉

「研鑽を積む者にとって月日は流れない、積み重なるのだ」

 この物語の主人公は才能はないが血のにじむような努力で技を磨き、ハンデを乗り越えていく努力の人。その主人公の師匠贈った言葉です。毎日の積み重ねは決して0にならない、ちょっとずつでもたまっていくのだ。そう言い聞かせて今日も頑張ります。毎日に積み重ねです。この投稿を再開しようと思ったのも、この言葉を思い出したからです。

2015年5月3日(日)
「練習の見直し」

<第363回>
 春休み前から基本練習をみっちりやってきました。多球練習も大事ですが、中学生は基本練習をタイマーに合わせてみっちりやっていく方が見通しが立って良いようでした。特に顧問がついていないときでもある程度、練習がいい雰囲気で成り立っていたような気がします。しかしそれだけではダメなことが練習試合で分かりました。今度は戦術面です。今は、自分の強みを生かして(?)具体的なサーブからの展開を工夫する指導をしています。

2015年5月2日(土)
「アドバイス2」

<第362回>
 私も少しだけ理論的なアドバイスができるようになりましたが、選手にアドバイスをする際には理論的なことをすると落ち着くタイプと応援することで頑張ろうとするタイプがあります。本当は技術的なアドバイスをしなければならないのですが、なぜか「迷ったらフォアを振ってきなさい!!」と言った方が試合内容がぐっと良くなるのです。
 「理論派」という響きにあこがれがありますが、方向性が違うような気が最近してきています。難しいですね。

2015年5月1日(金)
「アドバイス」

<第361回>
 先日の練習試合、約1ヶ月ぶりの練習試合でした。それまでみっちり練習をしていたつもりでしたが、結果はまだまだ差が詰まっていませんでした。久しぶりだったので選手も私も結果ばかりを気にしていました。だから途中から勝つための理論的なアドバイスをやめました。
 この日一番、選手に通ったアドバイスは
「勝つまでやってきなさい!!」の一言でした。
アドバイスではないんですが・・・こう言ったあとのある選手は段々結果が良くなってきました・・・。アドバイスって何だろう?

2015年4月30日(木)
「長い間、休んでしまいました」

<第360回>
 裏面先生や他の先生のがんばりを見させてもらい、再開させていただきます。勝手に休んですみませんでした。
 休んでいる間、記事を見ている中で一番共感したのは「自分の強みで指導しているか」ということでした。選手にも「自分の強みが出るような試合展開をしなさい」といっていますが自分は果たしてできているか・・・。そもそも自分の強みって何だろう、ということを改めて考えさせられました。
 へら釣り先生に「先生は理論的な指導をするよりも、しっかり選手を応援して奮い立たせるほうが先生の強みが活きているように思うよ」と指摘していただき、なるほど自分の指導の核心をついていると思いました。

2015年3月25日(水)
「はきものをそろえる」

<第360回>
 いつも行っている練習会で守っているルールですが、練習会を主催しているコーチから「先生の考えでこのことを選手に伝えてください」と言われ、ちょっと考え込んでしまいました。
 当日うまく伝わったか分かりませんでしたが、人前で話すチャンスを下さったことにまずは感謝です。

2015年3月24日(火)
「恩師のはなむけの言葉」

<第359回>
 先日の恩師が卒業の時に行ってくださった言葉。
「いつも心に太陽を」という言葉を先日も紹介されていました。この言葉は同名の映画からとったものです。映画は黒人教師が下町の中学校で様々な問題を抱える生徒とのふれあいを描いた名作で、たしかその映画で先生が生徒に言った言葉だったと思います。(映画は見ていないのですみません)
 いい言葉だ。つらいときでも太陽を忘れないでいたいです。

2015年3月23日(月)
「恩師との再会」

<第358回>
 この間、大学時代の恩師にお会いすることができました。
「仕事がんばっているかい。」
と、声をかけていただきました。もちろん、授業(社会科)のことです。
「はい、頑張っています。」
と胸を張って答えられませんでした。
 先生は笑顔で

「いつでも困ったらこれに送りなさい。」と言ってアドレスの書いた名刺を一枚くださいました。
 在学中も忙しい中時間を作ってくださったのに、卒業して10年たっても変わらない自分が情けなくなりました。

 次に会うときは胸を張ってお会いしたいものです。

2015年3月20日(金)
「団体総合大会参加日記B」

<第357回>
 今大会で一番の反省点は審判のジャッジでプレーが変ってしまったことです。判定を気にせずやろうと思ったのですが、デュースの時だったのでうまく気持ちが切り替えられませんでした。これは未熟でした。
 試合でこんなことが起こらないようにいつもしていることが「相手のプレーをほめる」ということです。中学校ではあまり見ませんが、いつもほめていたら相手のプレーに影響されることが少ないと思います。相手も結構戸惑うと思うので作戦としてもいいのかな、と思います。何よりも相手のプレーを尊重する態度を育成するという点でいいことだと思います。相手のボールを「憎む」のか「褒める」のか、どちらが自分にプラスになるかははっきりしていると思います。

2015年3月19日(木)
「団体総合大会参加日記A」

<第356回>
 この大会で中学校の元県チャンピオンの人と2回対戦することができました。結果はどちらとも1ゲーム取るのがやっとで勝負になりませんでした。しかし、一人は同世代の選手だったのであこがれの選手と対戦出来てうれしいと思う一方、ちょっとでも差を埋められたかな?と1人で満足してしまいました。
 チームとして勝利できたのは高校生相手の2チーム、しかもラストのダブルスまでもつれてしまう緊張感の中、辛くも勝利。自分のコンディションも悪い状態で参加したのが反省点でした。試合が何とかできても応援や審判などの運営に支障をきたしてしまってはダメだなあ。
 コンディションはもちろんですが、強い人に勝つには「元気はつらつ」だけでは勝てない、という結論(自己否定)に到達し、筋肉痛の足を引きずりながら、こりずに次の試合に早く出たいなあ・・・

2015年3月18日(水)
「団体総合大会の参加日記@」

<第355回>
 自分のチームで参加しました。大人が出場できる団体戦としてこの大会は必ず参加させていただいています。楽しみは県内いろんなチームと対戦できることです。高校、クラブチーム、クラス分けがない分いろんなレベルの人と戦えるのが魅力です。何回も出場している人なんかは「前試合したのいつだったっけ?」なんて会話していました。チームは4位トーナメントのベスト4という結果でしたが、試合数がたくさんできるので良い運動不足解消になりました。ただ結果はやはり悔しい・・・。

2015年3月17日(火)
「マシーンの効果」

<第354回>
 現在、チームの1年生で一番上手い子には共通点があります。カットマンであることです。理由を考えましたが思い当たりません。カットの指導なんてほとんどできないのですが思い当たる節が1つありました。
 1年生のカット初期の段階でマシーンでひたすら数を打たせことです。これが思いの外良かったのだと思います。2人とも自分が教えてきた中で一番カットがキレイでした。(今までの人すみません・・・)もちろん本人が努力家だということもあります。
 これで1年前買ったマシーンが練習を変えたことが証明されたのでしょうか?買おうと思ったときは値段を見て「これだけあれば・・・」と迷いましたが、今では無いと困るものです。やはり思い切って決断すればだいたいいい方に転ぶということでしょうか。

2015年3月16日(月)
「宿題」

<第353回>
 卒業式の関係でしばらく体育館が使えません。そこで宿題を出しました。ひとり1冊雑誌「卓球王国」を持って帰らせました。恥ずかしいことに部室の奥に眠らせたままで「こんな雑誌があるのか」と驚いていた部員も居ました。
 自分のやっているスポーツのチャンピオンを知らないのは何か少しさびしいのでひとりでも良いからもう1冊読みたいという人が現れないでしょうか。
 ちなみにある1年生が
「先生、もう1冊ありませんか」と聞いてきました。
「お、もしかすると・・・・(フフフ良いぞ)」
「先生、この表紙の弱そうなんで別のに代えてください」
「(こりゃ大物になるなあ・・・・)」

2015年3月15日(日)
「感性を磨く」

<第352回>
 先日の中体連の総会に参加した際の報告会で出た話題です。ある有名な指導者が実践している指導の紹介で一番心に残ったものです。普段のクラス経営にも言えることですが、常に「生徒の心を耕す」作業が必要だと私は思っています。だから道徳の授業が個人的に好きです。先輩の先生から道徳の授業のコツを聞いたら「本を読むだけでも生徒には十分効果がある」と言ってくださったのは経験不足の私にとって大きな励みでした。
 卓球の感性を磨くとは・・・・やはり体育館を離れたときの過ごし方ですが、これのほうが卓球を教えるよりも何倍も難しいです。じっくり時間をかけないと思いながらなかなか行けない体育館・・・。そして何より自分の感性を磨くことが一番です。最近何か無感動になってはいないだろうか・・・。

2015年3月14日(土)
「テストあけの練習」

<第351回>
 学年末考査が終わり、久しぶりの練習でしたが、テスト週間前の部内リーグの続きは・・・・何か真剣みが足りないものでした。集合をかけ、檄を飛ばすが、これでは「外発的」動機づけです。しかし、空気が締まった後に試合をしたら逆転される人が多いのです。締まった場面で結果が出せないと意味がない、という話が少しは分かってくれたのでしょうか。リーグ戦結果が楽しみです。