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2014年8月23日(土)
「体育館のモップかけ」

<第250回>
 どうやってかけていますか?私の学校でも最近まで生徒に任せていましたが、あまり上手ではありませんでした。この間のカデットシングルスでまつ先生が自分のチームでやっていたモップがけを残っていた選手に教えられていました。モップが横1列に並ぶのではなく、一番右側が先頭で、左にあるモップは体育館のフロアの床1枚分だけ重複させてかけていました。こうすると右側の人を追い抜かない限り、フロアを全部余すことなくふけるというかけ方でした。ちょっとしたことにもこだわる姿勢にとても共感しました。
 「相手より進んだことをやっている」という気持ち(優越感)が弱かったチームに自信を持たせることの第一歩だと野球の野村監督も言っていました。きれいになったフロアを見ると「ちょっと違うぞ」いい気持ちになる練習終わりでした。

2014年8月22日(金)
「サーブ練習の的」

<第249回>
 サーブ練習には力がいります。どうやら飽きっぽい性格の子にはサーブ練習は退屈のように見えます。サーブは大事な技術なんですが、単調にやってしまうと効果がよくありません。今、サーブのコースに給食の角バット(よく小皿のおかずが入っている容器)のフタを四隅に置いて練習しています。1年ほど前、隣の給食センターにあったものをいただいておいたものです。当たるとカーンと金属音がするので的にするのにちょうどいいと思いました。

2014年8月21日(木)
「なにか1つだけ」

<第248回>
 授業でもよく言っていることだが、1回の授業でたくさんのことを覚えて帰るのは難しいですよね。だから授業をするときは「1つだけ絶対覚えて帰って」と言っていませんか?部活動でもあれこれ思いつくままにいろんなことを言ってしまうことを反省しています。今日はいったい何が大事かがあとで分かるほうがいいなあと思いました。だから、今日はこれを教えるぞ、という柱を作って部にいかないといけないなと思いました。

2014年8月20日(水)
「校内トーナメント」

<第247回>
 今週の初め、トーナメンターの勉強も兼ねて部員の名簿を使って校内トーナメントをやってみました。目的は3つにしました。
@ 1年生が試合の手順や報告を覚えているかの確認
A 2・3年生はトーナメントの緊張感を確認
B 終わった生徒がしっかり自分以外の試合を見る
 初めてやったので、生徒は物珍しそうに自分のトーナメントを見て、試合を無事進行することができました。ちょっとした賞品も出したのでうれしそうにやっていました。今度はダブルスでやってみようと思います。

2014年8月18日(月)
「日本式ペンホルダーをいじる」

<第246回>
 最近、練習ができていないので試合をすると負けるばかりしてしまいます。大きな反省点として、あたらしいことにチャレンジしていないということに気付きました。これは生徒に言ってて自分もそうじゃないのか、と思いついたものです。新しいサービス、3球目のパターン、配球、用具に至るまで新しいことをしていない自分を少しでも変えようと、ある人のラケットを思い出しました。日本式ペンホルダーの有名選手がラケットのグリップのコルクを全部はがしていたのを思い出し、つい自分もはがしてしまったのです。次、なんだか切り替えがうまく出来そうな気がします。

2014年8月17日(日)
「新チームの収穫」

<第245回>
 先日のカデットシングルスではあの広い桃太郎アリーナでの開催の中、放送機器の故障というトラブルもありながら、協会の役員の方や各中体連の先生の機転で無事進行することができました。準備校として準備をさせてもらうようになってから、新チームも積極的に準備を手伝うことができました。今年から来年にかけての公式戦が同じ桃太郎アリーナ行われるので彼らがきっと活躍してくれるものと思っています。できれば、試合でも活躍してほしい・・・と願うお盆でした。

2014年8月16日(土)
「ゴルフの「相手」とは?」

<第244回>
 ゴルフは規定打数の「72」からどれだけ少ない打球数(ストローク)で18ホールを回ることができるかを競うスポーツだ。卓球のように特定の相手がいて、点数で勝負が決まるというものではない。私はレッスンしてもらった同じ日にショートホールを回ってみた。案外、パーやボギーを取ることができ、調子に乗って2周目をやってみた。結果は散々だった。
 ゴルフは「自分自身」との戦いでもあり、もちろん競う相手もいる。しかしコースとの勝負が一番大きいという話を聞いたことがある。どのようにコースを攻略するかがゴルフ最大の醍醐味であるらしい。2周目に回ったときは、コースも違った様子を見せていた。私も「初めて」という緊張感をつい解いて、2周目を回ってしまったのがいけなかった。卓球でも「前勝ったから」とか「前はこのサーブが効いた」ということを信じすぎるのではなく、相手をいかに攻略するかを「毎回」考えて試合をするのが大事、ということだろうか。

2014年8月15日(金)
「ゴルフレッスン」

<第243回>
 先日、初めてゴルフを習った。ドライバーやアイアンの握り方、スタンスの取り方、目線、テイクバック・・・1つのスイングに気を付けることが満載でとても難しいものだと初めて知るところだった。一番ショックだったのが飛距離だ。若くて、筋力もあるはずの私のほうが60を過ぎた人にドライバーの飛距離で負けてしまう、改めて「スイング」は難しいんだなと思った。しかし、難しいながらもまっすぐボールが飛んで行ったときの何とも言えない手に伝わってくる感触は卓球のエースボールに負けないぐらい心地よいものだった。

2014年8月9日(土)
「ゴールで見える風景」

<第242回>
 この前、プライベートで屋久島に行き、無謀にも10数年ぶりに登山をして縄文杉を見に行くという計画を立てていきました。歩いた時間は往復で10時間。ガイドさんについて黙々と雨の中(台風12号のため)を歩き続けました。歩いているときは「何でこんなことしてるんだろう」「やめときゃよかった」と考えたりもしたが、縄文杉にたどり着いたときは「自分もまだまだ捨てたもんじゃないな」と変な自信までわいてくるほどでした。
山登りと、苦しい練習は似ているように思います。それはゴールに行かないと見えない風景があるという点です。ゴールにたどり着けた人はそこに行くまでのプロセスを通して大きな自信につなげるんだと思います。卓球と少し離れましたが久しぶりにいい風景を見ることができました。またいつか期待と思わせる魅力もあると思います。

2014年8月8日(金)
「カットマンの重要性」

<第241回>
 今、新チームでどうやって勝ち上がっていくかをお風呂の時や寝る前に考えている。具体的に名前が上がるチームにどうやって勝つか・・・・。勝つために必要な技術は何かを逆算して考えている。この前、あるチームに行かしてもらったときも、たまたまチームにカットマンがいないのでカットラケットで練習相手をしてみると案外私の力不足のカットでもとりにくそうにしていた。新チームでもこのチームが力を持ってきそうなので、やはりいろんな戦型の必要性を改めて感じることとなった。

2014年8月7日(木)
「新チーム」

<第240回>
 夏休みの練習試合はほとんど2年生以下の新チームで行っています。人数の多いわがチームでは3年生がレギュラーになってしまうので決定的に経験が不足していることがわかる。しかし、新しいチームとして頑張りたいという気持ちが今、前面に出てきているので雰囲気はすごくいい。あとは最高学年としての責任をこの夏休みにしっかり伝えていきたいと思う。

2014年8月3日(日)
「1年生の練習試合」

<第239回>
 この夏休みで1年生が練習試合をはじめて体験しました。相手はW田先生の学校でとても元気がよいチームで応援をしっかりしているところが印象的でした。8:00からの練習試合で7:30集合にしていたら、早い子は6:50分には学校に来ていて、一生懸命準備をしてくれていました。
 試合もしっかりほかのチームとすることで、刺激を受けていました。女の子は悔しさよりも、「頑張ったよ」ということを先生に報告するのがうれしくてしょうがない、といった感じでした。結果はともかく、しっかり成功したり、ほめられる経験をさせたいな、と感じました。

2014年8月2日(土)
「新しい発見」

<第238回>
 中国大会への強化練習で、新しい発見がありました。参加していたS中学校のカット選手の審判をして、なんでツッツキがあんなに安定するかじっと観察していたら、ツッツキの後、ラケットを戻す時にラケットを常に立ててツッツキをする時にラケット面を上にしていることに気付きました。まさにスパイラルの理論の通りのツッツキでした。自分で試したら粒高で難しいとされるツッツキも楽に入ることができるようになり、1つお土産が増えました。
 あと自分のことでいうとS女子高の監督さんに日本式ペンの持ち方のコツを教えていただきました。日本式ペンのあこがれの人に教えていただいて感激の時間でした。実際にラケットを見せていただくと、指に触れる部分が削られて摩耗して変形していました。大学の途中から使ったラケットでそうなったそうだが,ラケットからも激しい練習がわかるものでした。

2014年8月1日(金)
「ランダム練習」

<第237回>
 今月の卓球王国で特集されていた。「ランダム練習は難しい」というイメージがあるが、規則的な練習に加え、ランダムを取り入れることでより試合に近い練習になるそうです。
 今行ってるランダム練習は、
○ツッツキ対ツッツキ → 送球者がフォアへランダムに打つ → FHドライブ → フリー
これを10回成功させる。ツッツキをフォアからバックへ変えるなどすると切り返しの練習にもなる。

2014年7月31日(木)
「捲土重来」

<第236回>
 夏の県大会、役員も入れてもう7回目になるがその都度その都度、考えることは変わる。今回はこの場所に立てなかったことが悔やまれる。団体戦が始まったとき、中体連のほかの先生がベンチに行っているのを見て、強くそう思った。険しい表情をして一戦一戦緊張した、しびれるような場面を乗り切っている様子を見てぜひ反対側に立って対戦したいと思った。水島から帰る途中でそんなことばかり考えていた。初めてベスト8(女子)に入ったとき、先生方の祝福してくださった言葉はとても忘れられないものだった。

2014年7月29日(火)
「神様の努力」

<第235回>
 話を少し脱線させて・・・・私が好きな漫画に藤子不二雄先生の自伝「まんが道」があります。その好きなシーンでA先生とF先生は高三の時、あこがれの手塚治先生に原稿をもって会いに行くというものがあります。手塚先生の自宅で2人は「来たるべき世界」という作品の生原稿を見せてもらい、1000ページ書き下ろしたうち400ページ没にしたという事実を知り、驚きます。神様のような手塚先生でさえ、600ページの原稿を書くために1000ページ書く。それに比べて自分たちは・・・・。今も目の前で原稿を書いている手塚先生に2人は別れを告げ、自分たちが持ってきた原稿を列車から捨て、新たに漫画家になる決意を固める・・・というシーン。
 私のクラスの生徒が文化発表会の作品の脚本を書いてきた。その脚本をもとに話し合いが進み、いろんな意見から新しいアイディアが生まれました。その脚本は採用されませんでしたが、その脚本のおかげでよりいいものが生まれたのです。スケールは違いますが努力に無駄はない、と思いました。

2014年7月28日(月)
「苦手」

<第234回>
 今月号の卓球王国で水谷選手は練習で強くなるポイントを「苦手な人とたくさん練習する」という風に言っていました。やりやすい相手とやっていても、試合ではやりやすいボールは来ない、だからこそやりにくい人と練習をすることが大事だと言っていました。
 それは卓球だけでなく、自分で「苦手だな。」と思う人とたくさん接してみる、これも人間力を向上させるものだと私は思います。企業のトップの人でも毎年、1回必ず自分の苦手な人と会食をする機会を設けるといった人がいました。それで自分の人間の幅を広げる修行にしているそうです。

2014年7月27日(日)
「夏の練習方針」

<第233回>
 まつ先生のおかげでチームの課題がたくさん見えました。今年の夏はしっかり基礎をやろうと思いました。やはりみっちり基礎を練習したい。

○攻撃選手
→ 3球目から5球目のフォアハンド強打


○粒高選手
→ 下回転とロングサーブのレシーブ


○表ソフト
→ ブロックやショート、フォアに貼っていたらスマッシュ・ロングサーブの2球目強打


○共通
→ ラリー1000回・速いロングサーブ(下・横・ナックル)
  
2年生は団体戦をさせてチームづくりをする。

○ダブルス
→ とにかく動きながら続ける練習(フォア、バック)

2014年7月26日(土)
「まつ先生の道場にてC」

<第232回>
 でもまつ先生はペンホルダーのドライブ型のはずがなぜカットにこんなに詳しいのだろうと聞いてみました。そうすると「私の同年代にカットマンで強い人がたくさんいた。その人たちに勝たないと勝ちあがれないのでカットをかなり研究した。」という返事をもらいました。自分で研究する姿勢が大事だと思いました。
 もう一つ、カットや粒に共通することでナックルの重要性を言われていました。粒高はナックルの処理が案外できにくいので、何度もサーブを出してくれました。相変わらず横で見ていてもまったくわかりません。

2014年7月25日(金)
「まつ先生の道場にてB」

<第231回>
 次にカットマンです。カットの選手には、立ち位置から教えてもらいました。「ストップされても間に合うギリギリ後ろ」がカットマンの立ち位置だと教えていただきました。言われたら、納得するのですが、こういう的確な言葉がすぐに出ない自分です。
 それからミドルの処理、ツッツキの安定、スマッシュの取り方などカット以外の大事な技術について教えていただきました。「ツッツキは手を使わない、ヒザを最後に曲げてボールをとらえることが大事」で安定につながるそうです。
 一番の収穫はナックルカットの打ち方です。カットマンは攻撃をする選手が増えましたが、カットの回転量の差で勝負するカットマンが私の中ではやりにくい、カットの完成形だと思っています。しかし、なんとなく回転をかけることは教えられるようになりましたがナックルはどうするんだろう?という疑問に答えてくださいました。
 ナックルカットはラケットをやや立てて、ボールの右側をとらえて押し出すと簡単に出せる。しかもオーバーミスはネットミスに比べ、気にならないミス(何回もミスをしてくれる)だから、ポイントになりやすい。カットの選手は、目を輝かせていました。

2014年7月24日(木)
「まつ先生道場にてA」

<第230回>
 なぜ前傾姿勢にならないといけないか、いろんな意味がありますが一番大きなものが「ドアスイング」の改善でした。ドアスイングとはフォアハンドのスイングが面で押すだけのスイングで、私のチームはひじ中心の弱いスイングになっていました。スイングは肩中心のスイングでないと威力が出ません。しかし、なぜかひじ中心のスイングになってしまう。その改善に効果があるのが、前傾姿勢でした。前傾姿勢になると自然と肩中心のスイングになり、ボールにしっかり前進回転をかけられることをしっかり見せてもらいました。実際にやってみると特に台の上で打つボールのミスが減りました。前傾姿勢により、ストライクゾーンが増えたからです。
 もちろん前傾姿勢は筋力の少ない中学生にはきついので、練習前には太ももの筋肉を鍛えるようにしています。この夏のテーマは「前傾姿勢」のキープです。
 もう1つ前傾姿勢のメリットは動きです。前傾姿勢のほうが左右にしっかり動くことができます。しかし、前傾姿勢のまま動くのはしんどいので、練習兼トレーニングとして取り入れています。

2014年7月23日(水)
「まつ先生道場にて@」

<第229回>
 県大会前の恒例になっているまつ先生の道場訪問をこの夏にもさせてもらいました。この訪問は、選手だけでなく、私もとても楽しみにしています。なぜならいろんな練習のヒントをいただくことができ、これからの練習に役立てるからです。
 今回のヒントは「前傾姿勢」です。今更当たり前のことかもしれませんが、なぜ前傾姿勢なのか選手に理由をしっかり話せたことがなかったので、あまり練習で何回も注意していたわけではありませんでした。しかしこの前傾姿勢こそが、私のチームの大きな課題を解決する大事なものでした。

2014年7月18日(金)
「ニッタクニュースから@」

<第228回>
便利な時代なもので、web上でニッタクニュースの古い記事から面白いものを発見しました。岡山県中体連卓球部でもおなじみ「丸田先生」の特集記事だった。以後抜粋
丸田(先生)には“卓球ジャンケン理論”というのがある。ある大会のミーティングだった。

「お前が負けたのは、フォア側が下手なのがバレてしまったからだ。ジャンケンでいうとグーとパーしかよう出せん。チョキというフォア側ができない。だから相手にずーっとパーを出される。すると引き分けか負けしかない。すごくいいボールじゃなくても、チョキがちょろっと出せると勝てるようになるんだ」
強烈なグーやパーでなくても、グー、チョキ、パーの3つが出せることが大事だと丸田は言う。

中学生にも分かりやすく、卓球の戦術の本質をズバッとついているアドバイスだな、と思いました。

2014年7月17日(木)
「フォアハンドの練習」

<第227回>
 初心者の1年生がここのところ、毎日練習ができているので上達が速いです。あとマシーンのおかげもあってか、玉を打っている回数は例年より多い気がします。マシーンの打ち込みは野球のティーバッティングやトスバッティングに似ています。
 自分でタイミングを速くしてみたり、苦手なコースに出してもらったり、と単純ですが工夫をたくさんできる練習なので本人の意識が反映されます。
 今日はスマッシュをたくさん打たせました。その際には、関節をしっかり固定し、肩の筋肉を使って打つという意識でやらせてみました。あとはそれをどれだけ数打ち込むか、なかなかそれが徹底できていないところに弱点があるような気がします。しっかり打ち込ませるぞ。

2014年7月16日(水)
「夜間練習にて」

<第226回>
 練習不足解消のため岡山大学の夜間練習に行きました。ある人の紹介で行き始めてから5年ぐらいになります。自分の練習もありますが、よく自分の学校の子を連れてきて練習させてもらっていました。そして最初に連れてきていた子が今年、見事岡大に入り卓球部で頑張っていました。
この夜間練習に参加するにあたっては、「将来岡山で活躍する選手になる」ことを目指して、ご迷惑をおかけしますが、ご無理を言って参加させてもらっていた気がします。(今もあるかはわかりませんが)
 「活躍」とまで言えるかどうか分かりませんが、ここで強くなっていった選手がたくさんいます。私も中学校以外の場所で練習させてもらって、それが大きな財産になっています。最近は、一人でここに練習に来ている中学生は少なくなりましたが、他の道場で腕を磨くことも良い経験になると思います。

2014年7月12日(土)
「格上に勝つ」

<第225回>
 県大会だと格上に勝つということが難しいように思うかもしれませんが、いろいろ格上に勝つ方法もあります。

@「相手が自分のことをあまり知らない」ということは有利にも働きます。意外性のあるプレーが相手
のペースをかき乱すことができます。

A「自分の得意で勝負」する。自分の勝ちパターンに相手を引きずり込むようにしましょう。

B格上に勝つには「逆転」が必要です。逆転するときというのは先のポイントを考えずに、1本ずつ返すことを忘れずに。「あと3点」とか考えると、自分の得意プレーについてなかなか考えれません。時間をフルに使って試合を進めましょう。

2014年7月11日(金)
「県大会の1回戦」

<第224回>
 今年は個人戦2名の出場ですが、県大会の個人戦は1回戦をいかにして勝つかが大事だと思います。いろんな地区から選手が集まるので情報も少ないし、慣れない会場でうまく力が出せなくなる場面を何度も見てきました。しかし、1回戦を勝つと自然と勢いがつくもので、2回戦、3回戦と進むにつれいい試合ができるようになっていったこともありました。
 そして予選でしんどい試合(ゲームオールなど)をしていたら、楽に勝ち上がってきた選手に案外、ぽろっと勝ったりすることもあります。ですから、1回1回、後先考えずに精一杯その試合をいい試合にすることが良いようです。

2014年7月10日(木)
「自分の練習不足」

<第223回>
 最近自分の練習をしていないので、明らかにパフォーマンスが落ちている気がします。先日もドライブの見本をしようと思ったら、ネットに引っかかる、オーバーミスをするは散々でした。これは練習しないといけないなあ…と思いながらやる気もなかなかついていかない。理由は・・・自分が試合に出ようとしていないからだ。時間がないのを言い訳にしてはいけないのですが。やはり、試合がないというのはすごいモチベーションを下げてしまいますね。
 私が中学生のころ、私が2年生の年から急に連盟登録をしなくなってしまい、秋の大会以降、次の夏までまったく試合がないというありさまでした。冬になると部員も来なくなり、練習相手がいなくてモチベーションが上がらないという状態が続きました。
 大人になった今でも卓球をしているとはそのころからすれば想像もつきませんでしたが、やはり自分の力がどれくらいか腕試しするというのも大事ですね。某M中の先生も、「試合出たくてウズウズしてます」と言われていました。すごいなあ。

2014年7月9日(水)
「立場が人を作る」

<第222回>
 県大会に向け、出場する2人の選手と先日練習したときのことです。珍しく「先生打ってください」と言いに来たのは出場する男の子でした。どっちかというと「来なさい」と言って一緒に打つことが多かったのですが、自分から言いに来てブロックの練習をしました。ちゃんと向こうから練習メニューを言ってきたので、「お、少し練習に対する姿勢が変わったな」と感じました。やはり、」最後の県大会で悔いを残したくないという気持ちが出てきたのでしょう。
 2年生の時の新人戦ではおもったような結果が出せないでいたので、今回の出場はうれしかったのでしょう。さらに頑張りたいという気持ちを大切にしてほしいものです。

2014年7月8日(火)
「中体連飲み会 本番」

<第221回>
 この間、書かせてもらった飲み会に行ってきました。その飲み会は珍しく学校ごとの出席者名簿を渡され、誰が来ているかわかるシステムになっています。それからその先生の所属部活動も書いてあります。えっと・・・卓球部の先生は・・・やはりありました「W田先生」の名前が!!その隣には「まこと先生」の名前もあり、最終的には私とそのお二人で集まってワイワイやっていました。
 卓球の先生はその3人でしたが、ぜひいろんな先生とそんな場所で会えるとうれしいですね。来年はぜひ、一緒にワイワイしましょう!!

2014年7月6日(日)
「事実の把握」

<第220回>
 この前紹介した「道は開ける」という本は「悩みを一体どうやって解決するか」ということが書かれてあります。私なんかにとっては多すぎて困るのですが、最近の啓発本に比べるとわかりやすく面白い本です。
 「この世の悩みの大半は、判断の根拠となる知識が十分でないのにあえて判断を下そうとするから生じる。」つまり「事実の把握」に努めれば、自然に解決することが多いということだそうです。
 なるほど、これで少しは私の悩みが減っていくでしょうか。

2014年7月5日(土)
「夏休みの計画」

<第219回>
 そろそろ部活動の夏休みの計画ができてきます。この夏休みはわが項で一番伸びる時期です。毎日練習ができるのは実はこの夏休みが一番多いのです。この夏休み休まず来れる人こそが強くなれる人だと試験が明けたら言うつもりです。
 この夏休みはいろいろ気になっていた練習場所の確保もでき、体育館を取ることもできました。あまり練習会を開くような柄ではありませんが、少しでもお役に立てたらと思います。
 しかし、案外調べてみると安く借りられる体育館があるもんですね。

2014年7月4日(金)
「日々の忙しさ」

<第218回>
 私の6月は結構忙しく、なかなか部活に行けれない日々が続きました。毎日いろんなトラブルのため駆けずり回っていましたが、そんな時少し元気になれる言葉がありました。
何か悩んだり、トラブルが起こったとき
@「起こりうる最悪の事態とは何か」と自問すること
Aやむを得ない場合には、最悪の事態を受け入れる覚悟をすること。
Bそれから落ち着いて最悪状態を好転させようとすること。
(デール=カーネギー「道は開ける」)
この3つを念頭にすると、少し気持ちが落ち着くことがありました。みなさんは6月をどう過ごしたでしょうか?

2014年7月3日(木)
「中体連飲み会」

<第217回>
 大体、毎年7月の第1週の金曜日に中体連の全体の飲み会というものがあります。卓球だけでなく、ほかの専門部や本部の先生、運動部の顧問の先生が集まる会です。よく若手のころ、先輩の先生に連れられて行っていましたが、何分そのころは違う中学校の先生に知り合いなぞいないもので、話し相手がいないなんてことがありました。いまでもそんなに知り合いは多くはありませんが、いつもお世話になっている中体連本部の先生や昔の同僚の先生と会える懐かしい会でもあります。
 昔、卓球の顧問になったばかりのころは、案外卓球の先生が少なく、その場でW田先生にお会いしたときは、かなりうれしかった記憶があります。
その時、W田先生が「いや〜先生みたいにこの会に来た卓球の先生が話し相手がいないと困るから来ているんですよ。」と言われていた。その通り、すごく助かりました。
 だから私もそれからできる限り毎年参加しています。はたして役に立っているかどうかは別ですが。

2014年6月30日(月)
「気になる?『試合前に読んでおく対策』その6

<第215回>
○相手について(戦型別)
<対ペン表ソフト>

・台上が得意、ということは逆の長いボールが苦手。相手がどれくらい台に近いかを見よう。
・3球目はフォアへ上回転を送ろう。積極的にフォアをねらう。
・長いナックル、下回転サーブが効く。詰まらせよう。
・シェイクのバック表はバックドライブが苦手。
(バックへ異質ラバーをはるということは、裏ソフトのプレーが苦手なのかも?)
<第216回>「気になる?『試合前に読んでおく対策』その7
<対サウスポー>
・サウスポーは右利きと比べ、フォア側を大きく空けバック寄りに構えることが多い。
・フォア前とバックの奥をねらい動かす。特にフォアの意識を持たせる。
・横回転サーブを使ってくる事が多い。(サウスポーの利点)
・フォアへ動かしてくる事が多い、フォアへの意識をこちらも持とう。

2014年6月29日(日)
「気になる?『試合前に読んでおく対策』その5

<第214回>
○相手について(戦型別)
<対カットマン>

・相手のラバーの特徴をつかんでいるか。
(表ソフト・粒高・アンチ →同じ学校の誰かを想定しよう)
・案外カットが得意でもツッツキが苦手なことがある(特に粒高のツッツキは難しい)
・粘るなら打球点をおとしてゆっくりしたスイングでねばろう。
・サーブで前後に揺さぶろう。(回転は粒高対策と一緒でたくさんの球種を出さない)
・カットマンの嫌がる失点のし方は3球目でやられることである。
・自分がスマッシュを打てるのであれば、ロングサーブ主体でこちらから仕掛ける。
→ゆっくりした試合をして相手のペースにあわせず、速攻で相手のペースを崩そう。

2014年6月28日(土)
「気になる?『試合前に読んでおく対策』その4

<第213回>
○相手について(戦型別)
<対粒高>

・攻める気持ちを持つこと(自分からドライブをかけて粘るぞ!!という気持ち)
・こちらが色んな回転のサーブをかけて自分でやりにくくしていないか。
(回転をかければかけるほど変化が大きくなって返ってくる。逆に自分から変化を付けれない)
・長いサーブを勇気を持って使っているか。(粒高への長い下回転が案外ネットミスを誘う)

2014年6月27日(金)
「気になる?『試合前に読んでおく対策』その3

<第212回>
○相手について(戦型別)
<対シェーク攻撃型>

・サーブを2バウンドで出すこと。先に攻撃させない。言い換えればツッツキをさせる。
→どこが一番ドライブ返球できないか。
@それがミドルを攻め。(特に男子)ミドルを攻める際は自分もミドルからサーブを出す。FサイドやBサイドからミドルにボールを出さない。あくまでミドル対ミドル。チキータでレシーブされたらそのボールを丁寧にブロックする。(チキータはコースを読みやすい。)
Aバックを攻めているか。(長いナックルや下回転で攻められているか。)無茶打ちを誘う。
B相手に苦手な台上技術をさせる。(ツッツキやフリックなど)

2014年6月26日(木)
「気になる?『試合前に読んでおく対策』その2」

<第211回>
○相手について(戦型別)
<共通(どの戦型についても)>
・その日の最初の試合は誰でも緊張しているし、勝ちたいと思って試合に臨んでいる。
(トップ選手でも最初の試合が一番苦手。自分のことばかり考えるのでなく、相手の気持ちを読もうとしよう。マッチポイントをとられても、それで相手は緊張するはず。)
「練習の乱打でミスが多いなあ。」「ミスの時すごくがっかりしてたなあ。」
 →さりげないところまで相手をよく見る。
・最初の1ポイント・1セット・第1試合が大事。
・効いたサーブはどんどん使う。
・その試合のファーストストライク(1番最初のチャンスボール)を見逃さない。
(県大会に出て)
・君たちは岡山県の何百ある中学校から選ばれた32チームです。(または何千人のうちの128人)その中でも一番人数の多い地区大会から選ばれたチームです。自信を持って。「俺たち(わたしたち)はすごいんだぞ!!」と思ったもん勝ち。
・それと同時に「自分の力を出し切ろう」という謙虚な気持ち。

2014年6月25日(水)
「気になる?『試合前に読んでおく対策』その1」

<第210回>
 この間の組みあわせ会議の時に私のパソコンのデスクトップにあったもの。自分でも存在を忘れていた殴り書きの資料でしたが、どうやら自分なりに戦術をまとめたものらしいのでちょっと紹介してみます。

○自分の試合の進め方について

・自分の得意なことを試合でしようとしているか。

・試合中に相手の不得意なことを見つけようとしているか。
(回転・コース・メンタル「力が入りやすい・弱気になりやすいなど」)
→自分の得意なことが相手の苦手になるようにするのが基本的な作戦

・どんなに力の差があっても、どこかのゲームで必ず接戦になる。接戦になった時に思い切ったプレーをしよう。

・ネットやエッジは相手をほめよう。(難しいところをねらってきたんだから。)

・デュースになった時にどんなサーブを出すか決めておこう。(デュースの時、相手が間を空けたらチャンス!迷っているぞ。)

2014年6月24日(火)
「うすくとる」

<第209回>
 今、わが部で特に強調しているのは「うすくとる」練習。884先生の教えを参考にして教えています。狙いはうすくとることでオーバーミスを減らし、ドライブやツッツキ、カットの回転量を増やしていこうとしています。教えていてポイントになったのは「ボールの進行方向と平行にラケットを動かす」「ラケットの角度」をポイントに指導した。
 1年生のツッツキはまず、バックから。これはラケットの角度が安定するからです。その中で回転をかけるのがうまい子を見つけ、カットマンを育てていきたい。

2014年6月23日(月)
「3年間が出る試合」

<第208回>
 いよいよ総体が始まります。総体で思い出すのが私が野球部の顧問のときにあったことだ。最後の試合であと1つアウトを取れば勝ちという場面で同点のランナーが出てしまった。そして次の打者のときフラフラ〜っと高いフライが上がる。それが前日練習を休んでいた子のところへ行く。まさか・・・と思ったら本当にエラーをしてボールは外野のはるか向こうへ。その間に打った打者もホームインしてサヨナラ負けだった。総体では3年間が出る、というのをこれでもかといわんばかりに感じた瞬間だった。
 もし、そんなことが起こったらそのこととどう向き合えるかが大事だと思う。自分を改めるのか、ほかのことのせいにするのかは自分次第・・・。どうなるかなあ。

2014年6月22日(日)
「アウトプット!!」

<第207回>
 先日、中学校の授業公開があった。教職員全員が授業を見られる。私の授業になぜか884先生が・・・。冷や汗が出てきて、言うことがすっぽ抜けてたりしました。
 反省で「私の授業どうすればいいと思いましたか?」と聞くと「部活動でも一緒だけど、教えること、アウトプットをすることで人間は成長します。だからもっとアウトプットさせるようにしてください。」という明瞭な答えをいただきました。たしかに教え上手な子ほど上手くなる・・・。よしまた1つ目標ができた。

2014年6月21日(土)
「手が止まっていました」

<第206回>
 すみません、しばらくの間手が止まっていました。またこれから再開しようと思います。止まったことを心配してくださった方々のためにも300、400回へ向けて頑張りたいと思います。
 チームは新チームになって気分を新たにし、次こそ予選突破をし来年の中国大会を目指していきたい。まだまだ応援よろしくお願いします。

2014年6月6日(金)
「3年生の強さ」

<第205回>
 この夏の大会で選手に言うのは
「3年生はこの試合にかけてきている、今までの対戦成績ばかりで考えるな」と言う。
 どの学校の3年生も当然ながら死にものぐるいでこの試合に参加してきている。1年生で結構名の通った選手でもこの3年生の勢いに飲まれて負けることもよく見かける。
 似た話が漫画「スラムダンク」にもある。主人公のチームの控えの3年生が最後の最後でシュートを決める。その試合はまさに全国をかけた試合だ。相手の監督は能力が低いからといってマークを甘めにしていたのが誤算だった、「彼も3年間がんばってきたんだ。」と後で振り返っている。この漫画で結構好きなシーンの1つだ。こんな3年生の気迫を見たい。

2014年6月5日(木)
「16年前の少年S」

<第204回>
 私こと少年Sは、中学校の試合の団体戦で地区大会を勝ち上がったことはなかった。個人戦は当時北ブロックをたまに勝ち上がり、市大会に出て、備西大会に1回だけ出場した思い出がありました。そんな大事な試合の長い待ち時間、私だけしか出場していなかったのでひたすら出番を待つ少年S。知り合いもおらず、ひたすら壁打ちをしていた(浦安で)・・・(当時は禁止されていなかったかな?)
 よく考えれば、しっかり試合を見ていれば県大会に行けたかもしれないものをもったいない時間の使い方をしていたような気がする。そして、「自分はろくに練習もしていない」、「俺なんかが勝てるわけがない」と自信がないまま試合に出て負けてしまっていた。(もちろん実力もなかったが・・・)あの日の少年Sにならないように生徒に言っていきたい。

2014年6月4日(水)
「試合前・・・」

<第203回>
 今、練習で読み物を配っている。私の学校は練習時間が短いのでモチベーションをしっかり上げるためには読み物を配るとけっこう読む子が多い。あと口で言っても忘れてしまうので、当日、どんな動きをするかをシュミレーションした読み物を配ることもある。バスの中、試合の待ち時間、いくらでも読む時間はある。あとは本人のモチベーション次第。

2014年6月3日(火)
「目標設定」

<第202回>
 チームの1年間を決定するのは、目標設定だとある指導者から言われました。その目標設定の成果がでるのが今週のブロック大会だと思います。
 かつてはチームを引き締めるために「私たちが今まで頑張ってきたのはどこのチームに勝つためかな?」とハッパをかけることがありました。団体戦の試合中のアドバイスでです。
 「県大会出場」や「何回勝つ」というのもありますが、具体的なライバルチームに勝つぞ!!という明確なライバルがいれば、目標設定が立てやすいと今までを振り返ると思います。さあ、ライバルにいい勝負ができるだろうか。

2014年5月30日(金)
「部活動保護者会」

<第201回>
 例年、この時期に行うが、今年は資料を一新した。もう一度、卓球部の指導方針を分かりやすく保護者のかたに理解しやすいよう変えてみた。この保護者会以外で顔を合わす機会がない人もいるので、出来る限り卓球を知らない保護者の人、部活動というものを初めて知る人にもわかりやすくしたつもりだ。
 ヘラ釣り先生の保護者会の要項を見せてもらったことがある。とてもわかりやすく、部活動の指導を通して人間教育をしているというのがわかりやすく書いてあった。日程なども丁寧に触れてあり、自分はまだまだだという感想だった。
 何かの本に「書類を上司に見てもらえないのは、上司のせいではなく、その書類に問題がある」と書いてあった。本当に読んでもらう人の視点に立って作っているものかどうか、が大切だということだと思う。はたして見てもらえるだろうか?