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2014年5月29日(木)
「王者の言霊」

<第200回>
 「王者の言霊」というタイトルのDVDを買った。歴代チャンピオンのインタビューが収録されていた。その中に日本初の世界チャンピオン、佐藤博治さんのことが触れてあった。東京の大学ではなく、練習相手のいない青森の大学でずっと練習していたのになぜチャンピオンになれたか。それは練習の時、「相手の一番強い部分、一流の部分と常に練習するよう心がけていた。それが結果的に一流選手と練習する事とおなじ効果があった」と伝えている。正に真理だ。
 この考えは今にも十分通用する。というより、練習はこのことがすべてかもしれない。しかし実践していない・・・・、と反省してしまう。昔の人は自分の不利な条件すら強みに変えてしまうたくましさや覚悟があったのだろう。今の人は環境の悪さを上達しない言い訳にしていることが多いのかもしれない、与えれることに慣れてはいけない、そんな教訓を与えてくれた内容だった。

2014年5月28日(水)
「リラックスあれこれC」

<第199回>
 リラックスについてあと少し思い出したこと・・・。それは口の形と力の出し入れについて。
@口を開けてレシーブしてみる。
なかなか力が抜けない人には、口を開けてレシーブさせてみる。歯を食いしばったときとの違いがよく分かると思います。テレビでもレシーブの構えの時、口が開いている選手って多くありませんか?
A笑顔
 笑顔でプレーしなさい、言ってもなかなかできません。口で「ピー」とつぶやくと顔の筋肉が笑顔に近いものになるので試してみてはどうでしょう?

2014年5月27日(火)
「リラックスあれこれB」

第198回>
 こうしてみると、遠回りのような大学生活も今思えばいろんなことに応用でき、卓球のプレーの幅や、メンタルが鍛えられた気がします。生徒の中には卓球以外のスポーツをまじめにしなかったり苦手意識を持ったりしていますが、いろいろやってみることも決して遠回りではない、と思ってやるのも大事だなと思いました。

2014年5月26日(月)
「リラックスあれこれA」

<第197回>
 また、大学時代の話です。私がいた合気道部は入部してすぐ極意を教えてくれる部でした。ふつう、極意って何十年も修行して教えてもらったり、何段以上になったら、など条件が付いていてもおかしくないものです。でもすぐに教えていただきました。しかも4つです。その1つが「全身の力を完全に抜く」でした。
 師範の先生は体つきこそがっしりしていましましたが、鼻歌交じりで当時80kgの私を何度も投げ飛ばして息を切らすことはありませんでした。木刀を握って何百回も素振りをする時もそうです。力を入れている人ほどすぐへばります。力抜いて振るほど、正確に速いスピードで振れ、疲れないのです。不思議でした。ラケットも力が入っているときほど自分ではスイングが速いつもりでも実際は遅いということに気付いたのは社会人になってからでした。
だから私は試合中に何度も力を抜くことを意識します。リラックスしたかどうか確認するのは素振りをしてラケットがピタッと止まるかどうかが目安です。少しでもぶれたら力が入っている証拠です。
ラケットがピタッと止まったときがリラックスして振れているときです。

2014年5月25日(日)
「リラックスあれこれ@」

<第196回>
 「あした天気になあれ」というゴルフ漫画の金字塔を知っていますか?ショットを打つ時に「チャー・シュー・メーン」という独特のリズムで打つなど、主人公の向太陽が世界を舞台にゴルフで活躍する、私の好きな漫画の1つです。ゴルフもメンタルのスポーツなので共感できるシーンがたくさんあります。たとえば、主人公は力んでミスを繰り返している時にキャディから「向、ショットを打つ前に息を全部はききってそれからショットすれば力まないぞ。」というアドバイスを受けます。すると、人が変わったようにナイスショットを連発するシーンを思い出しました。
 卓球でもスイングの最初から最後まで力を入れようとするといいボールは打てません。インパクトの瞬間だけしっかり力を集中させ、あとは力を抜く。だからうまい人のスイングはきれいに無理がなく、ラクそうに見える。卓球の極意は「リラックス」ではないだろうか。当たり前かもしれませんが。

2014年5月24日(土)
「試合中の声A」

<第195回>
 私は大学時代の合気道で声をよく出していました。道場で「声をどうやってだすか?」という講習まであったぐらいです。声も呼吸と大きくかかわりがあったのでいかにして息を吐ききるか、などを稽古していると、大きな声を出せるようになりました。

 教員になってからも大きな声を出すことがあり、役に立っているような気がします。ただ、大きな声をできる限りださないように指導することができれば本当は良いのですが。

2014年5月23日(金)
「試合中の声@」

<第194回>
 私はよく試合中(他人の試合でも)大きな声を出します。そのルーツは一体どこから?と考えると・・・。誰かに言われたことはなかった気がします。自分でなぜあんなに迷惑な声を出すのか?
 私は自分が試合をする際には自分の力をどれだけ出し切れるかを考えていました。なぜならあがり症だったからなのです。だから緊張して力を出せずにいるのが一番嫌でした。そんな時声を出すと落ち着いてプレーできることを発見し、自分より強い相手に勝てることもありました。それ以来、大きな声を出すことを意識したような気がします。
 なぜ勝てたか?相手が自分の声でいつも通りのプレーができなくなったことがあったからでした。怒ったり、弱気になったり様々でした。私は卓球がへたくそだったので、駆け引きで得点する方法をよく考えていた気がします。バッドマナーになるような声はだめだと思いますが、駆け引きも卓球の大きな魅力の一つだと私は思います。

2014年5月19日(月)
「ポイントの取り方」

<第193回>
 今日の練習で試合での点数の取り方を考えさせてみた。この考え方は「卓球戦術ノート」をある程度参考にしている。
@サーブの1本目
Aサーブの2本目
Bレシーブの1本目
Cレシーブの2本目
 1ゲームはこの4点を1つの単位として考えてみる。この4本が繰り返し行われているが、自分がこの4本の内、どこを得点するかが重要なポイントだ。(あくまで私見ですが・・・・)

@・Aを絶対とる → だからこそ、サーブ3球目を磨く

B・Cのうち1本思い切ってレシーブ、あるいは攻撃する。ネットでもエッジでも良い。Bで仕掛けるのがよい。
Bが相手の得点になったらCは慎重にいく。なぜならお互いサーブ権が自分にあるときに得点しやすいが、相手のレシーブでとらない限り同点になってしまう。テニスで言うブレイクポイントが必要である。

 何となく攻めるのではなくポイントを意識させる。だからこそ試合練習の時には必ずポイントを意識させるため、カウンターを絶対使用する。

2014年5月18日(日)
「60年前の世界選手権」

<第192回>
 1954年の世界選手権の団体戦について書かれた本に団体戦のすばらしさを示すものがあったので紹介します。ちなみにこの年が日本男子が初めて世界選手権団体優勝をする年になります。
 この大会で選手の1人がけがをしてしまうアクシデント、しかしその選手が大事な試合に出て敗退するものの優勝できた、なぜか?
その理由はこうだ。その選手自ら試合に出してほしいと志願し、ツッツキとショートのみで試合をして負けはするものの、相手を時間いっぱい試合をし、体力を消耗させた。その試合を見て他のメンバーが奮起し、大事な試合でいつも以上の力を出したのだ。団体戦でしかこんなドラマが生まれない、私もこの年齢になっても団体戦が楽しくてしょうがない。最後に記事はこう結んでいる。
「世界選手権のような大試合では何が起きるか分からない。こうしたアクシデントがあるたびに、そのチーム全体がショックを受けて実力が沈下していくのか。それとも、それを跳ね返す気力とプレーを示せるのか。負けながらもチームメイトの力を何割かバカ当たりさせていくというような負け方ができるのか。後者こそ強者である。」             「藤井基男:卓球 元気が出る43の話」

2014年5月13日(火)
「新入生の練習」

<第191回>
 新入生が今のところ15人入部してきてくれた。うれしいことに今年卒業した子の兄弟が入ってきてくれた。多い子は兄弟3人卓球部に入ってきてくれた家もある、うれしいことだしまた責任も重たい。新入生の練習には毎年苦心する。
でも今年やってみたいことは、まつ先生直伝の「一人練習」だ。卓球台にボールを自分でバウンドさせてボールに前進回転をかけて相手のコートへ返球するというもの。フォアでもバックでも行う。フォアバックができたら次は後ろからのドライブやカットの練習をさせる。つまり、球出しの練習であるともいえる。1年生にたくさんの人数は割けないので1年生だけで練習できるような練習メニューが必要だと思っていたらまつ先生の練習法を思い出した。

2014年5月12日(月)
「練習の質とボールの数」

<第190回>
 卓球の練習で多球練習をしないチームはないだろう。しかし基本練習の時にもボールをたくさん持って練習をしている、もちろんうちのチームも。以前からその練習風景に違和感を感じながらも効率の良さを優先してしまっていたようだ。しかし1球練習でもボールがたくさん散乱している中でやっても何かだらしない感じがしてしまう。だから、ボールを試合球でやることにした。準備したのは2ダース24球、これ以上は出さない。これで簡単にミスをしていたら拾いにいくばかりで練習ができない。特に相手が自分より上手な人だと、迷惑をかけてしまうと思って余計に緊張したものだ。
 これも1つ練習に緊張感を持たせることにつながるだろうか。いろいろやってみてだめならまた変える、それでいってみようと思う。

2014年5月11日(日)
「連休最後の練習」
<第189回>「連休最後の練習」
 何とかプレッシャーのかかった場面は作れないか?と思いながら連休最後の練習を迎えた。「今日の試合はサドンデスだ!」と最初にいい、3年生は1ゲーム取られたら即、帰るというルールで行った。(同学年どうしはゲームオールにならずに負けたら帰る)試合終了の1時間前からこの練習を始める、と言ったらその前の練習を結構一生懸命やっていた。帰るのがうれしいかな、と思っていたらみんな帰るのは嫌そうで、頑張っていた。しかし、結局キャプテンも負け、帰るころには、半分ほどしか人数が残っていなかった。しかし、土壇場で逆転する、あるいは粘ることもできていた子もいるので成果はまあまあだろうか。
2014年5月10日(土)
「運動会」

<第188回>
 5月2日はちょっと早い運動会だった。クラスはなんと教員生活初めての優勝!!(10クラスだから結構すごいかも?)メンバーは決して足の速い子ばかりではなかったが、みんな各自で自主的に朝練をするなど、頑張っていた。しかし最初は長縄は10クラス中最下位で、その後も「練習しよう!」の声掛けになかなか応じてくれない様子だった。クラスでも意識の違いから「バラバラになるかも・・・」という不安もあったが、結局総合で100回飛ぶことができた。
 その勢いのまま優勝したかんじだった。やはり、チームを作っていく途中では必ず衝突したり、ケンカがあったりする。それを乗り越えて初めてチームが団結するのではないかなと思った。だから何か波風が立った時こそ、チャンスだ!!と改めて教えてくれたクラスの子供たちだった。

2014年5月9日(金)
「世界卓球」

<第187回>
 女子準決勝を興奮気味に見ていました。各チーム3人なので分かりやすいですが、やはり1試合しかない3番目がカギだったみたいですね。平野選手はリードされていた場面でも全然眼が死んでいないんですね。裏面先生とその日試合で

「前日のオランダ戦でも平野選手は前の選手が負けてまわってきたら、勝っていたかもしれないね、逆境の時ほど強いから」と話していたらまさに本当だった。試合後のインタビューで「今まで一生懸命練習してきた成果が出た」という言葉にすごい重みを感じた。相手側の抗議にも平常心を乱すことなく最後まで戦う姿に感動した人も多いのではないだろうか。

2014年5月8日(木)
「近府県大会」

<第186回>
 GWに出場したこの大会だが、毎年たくさんの役員の方に運営していただいていることに改めて感謝の気持ちがわいてきました。団体個人ともに1000人を超す選手の数に対し、スタッフは決して多いとは言えませんが、手慣れた感じで進行されていた。さらに、途中経過をHPにアップするなどなかなかほかの大会では見られないわかりやすく、行き届いた進行だったように思います。(私はそんな最新の技術を持っていないですが・・・)
 残念なのが最後に残った忘れ物が多いことです。処分しようにもとっておこうにも困るものがたくさん・・・。もったいないな〜と思うものもたくさんありました。こういうことも選手に伝えて、改めて自分のチームの行動を見直させるチャンスになると思います。

2014年5月7日(水)
「代表として」

<第185回>
 もう少しクレアンガ選手の話。たしか私が高校生の時に卓球レポートのインタビューを読んだことがあった。彼はもとはルーマニアの選手だったが、政情不安で国内でのプレーが困難になったため、プレーできる環境を求めギリシャに亡命した。そして現在もギリシャ代表としてプレーしている。

 そのあたりに今でも現役を続けるモチベーションがあるのかなと思った。十分な環境ではないが、質の高い練習をしているのだろう。ハングリー精神が強い。ヨーロッパの選手は息が長い。個性的なスタイルを持っているため現在でも十分若い選手に通用する。今は昔のような個性的なスタイルを持った選手が少ないので、ああいう選手が活躍すると卓球っておもしろいなあと思う。あのバックハンドは一見の価値あり。

2014年5月6日(火)
「42歳現役」

<第184回>
 世界卓球を見ていたらいつの間にか12時近くでした。地上波で卓球が放映されているなんて時代を感じました。

 テレビを見ていて選手はどんな刺激を受けているのだろう。初日の男子ギリシャ戦は驚きの2−3での負けでしたが、圧巻はラストの42歳現役のクレアンガと26歳の岸川の試合でした。ラストは3−0でクレアンガの勝利。団体戦の醍醐味である、ラストのあの強さはいったいどこから来るんだろうか?普通のシングルスなら結果が変わっていたかもしれない。たぶん、クレアンガ選手は「俺まで回してくれたら絶対勝つ!!」という気持ちで試合に臨んでいたんだと思います。そんな気持ちで団体戦に参加できる選手を育てたいと思いました。

2014年5月1日(木)
「弱くても勝てますA」

<第183回>
 読み進めていくうちに面白い記述があった。
「かつて男の子は誰も彼もが野球をやっていたので投げるという動作はあたり前でした。ところが今は違います。子供のころに野球をやっていない子は物を投げられないんです。投げるという動作は生得的な能力ではなく、実は得する能力なんです。」
 だからこのチームのピッチャーの条件は「ストライクが入ること」だけなんだそうだ。野球部の顧問をしていた時もこれは絶対条件だった。「速い球を投げる」「変化球が曲がる」というのもあればいいが、十分条件で絶対条件ではなかった。
 卓球ではなんだろうか?やはり884先生の書いてある、ボールをコートに入れる力がまず必要だと思う。

2014年4月30日(水)
「OB」

<第182回>
 最近、「練習をさせてほしい」というOBからの連絡をよくうける。高校に入学して、あるいは社会人になって、卓球を続けているOBからだ。なかなか学校の部活から離れて卓球を続けることの難しさを改めて感じた。自分の打ったボールがコートに突き刺さった時の何とも言えない感触がどうしても忘れられず中学校に戻ってくる。やはり、スポーツとしても卓球は続けるのに良い生涯スポーツだと思う。
 ただ、OBを見て「もっとこのことを教えていれば・・・」と思うことが毎回あるなあ。

2014年4月29日(火)
「書き留める習慣」

<第181回>
 このページで書く話題をいつもいろんな場所で書いているのだが、いざパソコンを前にして「あれ?この間書こうとしていたことはなんだっけ?」ということがよくある。やはり、毎日書き溜めておかないと・・・。

 先週、初めて近府県大会の組み合わせに参加させてもらった。大変な作業量に驚き、いつも当たり前のように参加させていただいていたことに感謝しながら、自分に何ができるかと思うことがあった。特に、エクセルのトーナメンターを回す時にどうしても緊張してしまう。やってみるうちにできるようになるのだが・・・自分の力にできていない。反省だ。
 自分で「○○ができない」と思っていたらいつまでたってもできない、と練習でよく言ってるじゃないか、と自分で矛盾を感じた日だった。しかし、それに気づくチャンスをいただいてありがとうございました。

2014年4月24日(木)
「弱くても勝てます」

<第180回>
 これはテレビでなくて本の方。まだ読んでいる途中だがなかなかおもしろい。
監督が選手に声をかけるとき
「俺たちはこざかしい野球、ちょっとうまいとかそんな野球はしない。自分たちのやりたい事を仕掛けてそのやり方に相手を引っ張り込んでやっつける。俺たちは失敗するかも知れない。勝つこともあれば負けることもあるけど、勝つという可能性を高めるんだ。これなら国士舘や帝京にも通用するんだよ。」上手くなって勝とうというのではなく、下手は下手で勝つ・・・ということがチームの勝ち方らしい。10−5で勝っても「これじゃ強いチームみたいじゃないか!」と怒ったり、サインプレーをしないなど、ユニークだ。フィクションもあるだろうが、先が気になる。

2014年4月23日(水)
「良い緊張感」

<第179回>
 新しい学年での授業が始まった。うちの中学校は人数が多いから、学年に絶対教えていない生徒がまだまだいる。今年行っているクラスで、最初だからいらない話をしていると、席の一番目の前で「そんなのどうでもいいので早く進んでください」というオーラを出す女の子がいる。授業中のこの子の様子を知らなかったので、ビックリした。そして、次行くときには「絶対わかりやすい授業してやる!!」と気合いを入れ、授業に臨んだ。
 まだまだ満足はいっていないようだが、自分でも自信を持って授業ができた。当たり前のことだが、教員の仕事の第一は授業。新米の頃、目標にしていた先輩に口を酸っぱくしていわれた。部活指導も普段の授業から生徒が「この先生の授業おもしろい」と思うか「授業分かりにくいくせに・・・」と思うかで指導も変わってくる。
 彼女との出会いがいい緊張感をもって授業への活力になった。次はどんな授業してみようかな?

2014年4月22日(火)
「試合運び」

<第178回>
 もうあと1ヶ月くらいか、とカレンダーを見る。予選の開始が近づいてくる。団体戦をしてはみるが、今から大きな技術の向上を望むのは難しい。しかし、試合はボールを打っている時間だけではない。アドバイスを受けたり、練習をしたり、ラケット交換をしたり、飛んでいったボールを拾いに行ったり・・・色んな時間がある。この時間の工夫はまだできる。
 具体的には、
○試合の時は相手より早くコートに入る。
○相手より早く構える。
○サーブのインターバルをできるだけ早くとる。(構えてすぐにサーブを出す。)
○相手のミスでボールが飛んでいっても自分が拾いに行く。
○ミスしても平気なフリをする。
これらを練習試合ですると、けっこう有利に試合が運べたものがある。特にサーブのテンポについては、効果が絶大だ。特に相手がレシーブミスしたらそのサーブを矢継ぎ早にだす。こうすることでサービスエースを取れる確率が増える。特にデュースの時にはこれが効く。まだまだ成長できるぞ。

2014年4月21日(月)
「ああ〜あれは君のことだったのか!!」

<第177回>
 ある卓球の監督さんとお食事をする機会があり、たまたまこのHPの話題になると、こうおっしゃっていただいた。まさか、見ていただいているとは思わなかったのでうれしかった。
 何でも良いので長く続ける事ということは、大きな意味があったり大きな喜びになるということが改めて分かった。プレッシャーにもなるが、それをバネにしていきたい。

2014年4月20日(日)
「日を新たに日々に新たなり」

<第176回>
 新学期も何とかスタートし、新入生が来る。教員も10年目になったが、1年1年気持ちを一新しながら取り組んでいきたい。このタイトルは岡山の偉人土光敏夫さんの座右の銘だそうだ。
「私は一日の決算はその日のうちにやることを心がけている、今日が眼目であるから、昨日の尾を引いたり、明日を思いわずらうこともしない。このことを積極的に言い表したのが「日新」だ。昨日も明日もない、新たに今日という清浄無垢の日を迎える。今日という一日に全力を傾ける。」
 いつもこの逆の日々を過ごす私にとって、いつかはこんな境地に達してみたいものだ。

2014年4月15日(火)
「カットラケットって便利」

<第175回>
 新入生のラケットを何にしようかまた悩む時期がやってきた。男子は攻撃のラケットにしようと思うが、女子は・・・あえてカットラケットにしようか・・・、なんて考えている。結局、女子の主力が粒高とカットになってしまうのでそれならいっそ・・・という大胆なスタイルでどうだろう?いざ女子であれば、カットラケットで攻撃選手もできる!!と思う・・・。しかしまず、安定感がいるかな、と思う今日この頃・・。
 最近、一押しは「デフプレーセンゾー」というカットラケット。カットがめちゃくちゃ切れる。女子は速いボールよりも回転のほうが得点できるチャンスが多い。今、使っているのは男子だが、カットをがつがつ切れる。はやく練習試合で変更の効果が見たい。

2014年4月14日(月)
「あの日あの時あの場所で・・・」

<第174回>
 今年、わがチーム(中学校ではなく自分の社会人チーム)の一人が総社の中学校に転勤され、卓球部の顧問になったという連絡を受けた。とてもうれしかった。またいろんなつながりができる。ぜひ一緒に仕事をしてみたい方だ。
 知り合ったきっかけはたまたま卓球店で、お会いして「チームを探している」ということを聞き「うちなんかどうですか?」という話からスタートした。今では一緒に練習させてもらう仲間だ。卓球が大好きで今でもよく練習されている。
 もしあの時声をかけていなかったら・・・と思うと人間の縁はあなどれないなあ。

2014年4月13日(日)
「練習試合を頑張るぞ!!」

<第173回>
 これからの時期、どんどん練習試合を組んでいる。強い選手がいるチームというよりも、しっかり練習に取り組んでいるチームに行かせてもらう。私の学校は自分の学校で練習試合をするよりも行かせてもらうほうが練習時間を確保できる。どのチームも快く練習試合を引き受けてくださってありがたい。その学校行くたびに、また次に呼んでもらえるチームになろう、という言葉をかける。チームの子たちも卓球以外のことを頑張ることで、自分たちの成長にプラスに働いていることをだんだんわかってくれている。

2014年4月12日(土)
「試合に向けて」 

<第172回>
 昨日は入学式明けの久しぶりの練習でつい、たくさん練習をしてしまった。レギュラーの選手と5ゲームマッチをする。4人目ぐらいで足ががくがくだった。練習不足だなあ・・・。
 へら釣り先生とこの間お話ししたとき、「追い込む」ということの必要性を話されていた。自分のチームを「まだこの子達、追い込んでないからこれから追い込む必要があるなあ」と言われていたのが印象的だった。私はあまり追い込んで練習というのが苦手で、叱ったり大きな声を出したりするのが少なくなった気がする。いろんなやり方があるので良い悪いはあると思うが、やはりプレッシャーをかけたりするのも必要だと思った。
 選手との試合で試合をしながら、ゲームの進め方、サーブのコース取り、メンタルの持ち方などをその都度言いながら、ガチンコで勝負をした。女の子も厳しいアドバイスをしっかり聞いて試合後も一生懸命練習していた。これからが期待できる。

2014年4月10日(木)
「話し合い」

<第171回>
 私は部活でミーティングさせるのが苦手だ。しかし、選手に自分の気持ちばかり伝えてもいいことにはならない。生徒に自分たちで約束させることも大事と思い。団体メンバーで話し合わせてみる。選手もチームメイトを裏切れないので、約束を守ろうとする。
 こういう絆を裏切れない選手に育ってほしいな、と思う。

2014年4月9日(水)
「打倒○○」

<第170回>
 ライバルをイメージすることは練習でとても大事だと思った。私も自分のチームで団体戦に出ているときに「このチームにはこの強い人がいる。この人に勝てばチームが勝てるチャンスが来るはず」あるいは「このチームはダブルス勝負だな」などあらかじめこのチームと対戦するときにはこんなオーダーを組むつもりだ、ということを選手に知らせておくと心の準備ができて、いい試合ができることが多い。
 選手にも自分の試合が団体戦の全体のカギとなる勝負になる、という自覚出るといい試合ができるはず。

2014年4月8日(火)
「新学年を迎えて」

<第169回>
 新学年になって改めて大会の日程と勝ち進んだらどこまでいけるかを説明した。今の2年生は来年、中国大会も狙いやすい、ということも伝えてみたら真剣に耳を傾けていた。
 しかし、まずはブロック大会を好成績で突破しないと県大会には行けれない、という話をした。ライバルを具体的にイメージさせることでモチベーションも上がってきている。あとはその気持ちを練習試合で思い出させながら取り組むようにしている。
打倒「ナントカ中」、打倒「ナントカくん/さん」こういうイメージが大切だ。

2014年4月4日(金)
「春休みの取り組みF」

<第168回>
 チーム全体での声かけで「へとへとになるまでやる。余力を残すな。」という指示を出した。毎年出されている「今年の新入社員は何型?」という企画で2013年度は「自動ブレーキ型」らしい。同じように試合中にどこかでブレーキをかけて、消極的なプレーになることが多いわがチーム。(自分にも言えることだが・・・・)「試合に出られない仲間のことを考えたらできないはずだ。」と断ったうえで、自動ブレーキをやめ、ガス欠までやりなさいと声をかけた。すると、試合会場でもう1度大きな声が鳴り響いた。そして、最後まで「ボールを強く」打ち切った。
 これが、本番で最後に1本とる力になる。練習会を企画してもらって、素晴らしい体験をさせてもらったことに感謝しないといけない。

2014年4月3日(木)
「春休みの取り組みE」

<第167回>
 カットマンにも「強く打て!!」のアドバイスをずっと言ってきた。しかしフォアでドライブを連発して逆にカウンターされる場面が多く見られた。オーバーミスして自滅するのだ。
 そこで用具を変えた。はずまないラケットに、うすい粘着ラバーと、表1枚ラバーという組み合わせ。

うすい粘着ラバー
→カットのオーバーミスが減った。スマッシュが安定した。


一枚ラバー
→回転は粒高ラバーに比べて落ちたが、カットとレシーブが安定した。


はずまないラケット
→ミスが減り、「思い切り打っても入る」と思わせることができた。


 そして、カットする際に回転を意識させ、強く返球するように何度もアドバイスした。カットの安定が攻撃にもつながり、スマッシュで逆襲する場面が多く見られ、相手が戸惑う様子が見られた。回転をかけることを意識したので、カットでの得点も増えた。だから無理な攻撃も減り、失点が減った。自分が何で得点しているかがわかる練習試合になった。

2014年4月2日(水)
「春休みの取り組みD」

<第166回>
 この前紹介した内容を練習試合で試してみようと思った。一番のテーマは「強く打つこと。」しかし練習試合での声掛けはあまりしなかった。選手が弱気になった場面の時だけ
「11−0で負けてもいいからとにかく振ってこい!!」
というアドバイス(?)をした。特に攻撃選手は相手にブロックされたボールを次に打とうかどうか迷って結局返しても次を狙われ、ラリーで負けてしまう。だからミスしても強く打っていたら
「よっしゃ!!間違ってないぞ!!」
と、ほめて、自分の選択が正しかったことを後押しした。そうすると、今まで競り合いで負けていたその選手が4点差ぐらいを逆転していく試合を何度もした。結局攻撃選手は「手数で勝負」ということが改めてわかったことと、選手にもそれが伝わったようだ。「困ったときはこれをすればいい」ということがわかっている選手は強い。彼にもきっといい教訓になったはずだ。

2014年4月1日(火)
「春休みの取り組みC」

<第165回>
 ストップの練習、前回の手首を固定したままでショートバウンドでラケットに当てる練習をまずする。最近はストップを狙われることもあるので、次は下回転をたくさん入れてストップする。このときは少し浮いても構わない。ストップはほかにも回転軸を外すなどいろんなやり方があると思うが、今はショートバウンドを意識させる。これが案外、攻撃選手に効果を発揮する。

2014年3月31日(月)
「春休みの取り組みB」

<第164回>
 ツッツキを安定させるための練習。ツッツキはペンホルダーの子のほうが得意だ。理由はラケットの先でボールをレシーブできるから、ツッツキという名前どおり、ラケットの先端で当てる必要がある。シェイクは先端をボールに当てにくい。(以前、橋津先生の説明であった「ゴルフのパターが難しい」と同じ理屈だ。だから練習法として

@ シェイクの選手にペングリップでツッツキさせる。
これをすると切っている感覚がわかりやすい、力加減も理解しやすくなる。

A ペンホルダーの感覚を再現するため、手首を固定し、ラケットの先端を突き出してレシーブする。
その時、体の位置はボールの正面に位置どる。(おなかで受け止めるように。)意外とこれが安定する。まずは当てるだけで返す感覚を持つ。

2014年3月30日(日)
「春休みの取り組みA」

<第163回>
 ダブルスはわがチームの3年間の課題。正ダブルスがなかなか決まらないが、1年生が成長するチャンスでもある。ダブルスは裏面先生の言う通り、普段の練習に組み込まないと、継続して練習ができない。ダブルスは絶好のレシーブ練習のチャンスだ。レシーブは基本的にフリック、ツッツキ、ストップを行う。
 ツッツキはとにかく安定と回転を重視。カットマンはとにかくツッツキを切りなさいという。ダブルスでの切れたツッツキはスマッシュ並みに威力を発揮する。恐る恐るラケットに当てるのではなく、スイングを速くする。

2014年3月29日(土)
「春休みの取り組み@」

<第162回>
 この休みになって練習していること、気を付けていること
@ ダブルス
A 台上処理
B スマッシュ、ドライブ、カットの強化
C フットワーク
ぐらいだろうか。目指すは教えすぎないこと、自分で考える癖をつけさせたい。

2014年3月22日(土)
「選手のアドバイスから見えてくるその人の戦術」

<第161回>
 選手たちが出すアドバイスの出し方がいろいろあって面白い。

試合が苦手な子のアドバイス
→ 「ガンガン打って行け!」
   「元気を出して声を出せ!」


 悪くはないし、自分もよくしていた覚えがある。選手の反応は「・・・実際にはできなかった。」

試合が得意な子のアドバイス
→ 「今、下回転が効いているから下回転をだそう。たまに上回転も混ぜてみよう。」(もちろん出せない子もいるが・・・)


 具体的で実行しやすい、選手の反応も「負けたけど、やってみて効いたから次もやってみる。」

 なんとか後の方の類のアドバイスができるようになってほしい。

2014年3月21日(金)
「4人組の効果」

<第160回>
 この間やった4人団体戦は練習の効率という面でもよかった。指示も出しやすく、2年生がしっかり指示を出してくれていた。この時期から、常に本番を意識した声掛けが必要だと思った。本番の状況を詳しく説明し、本番の時、あわてないようリハーサルを繰り返す必要がある。

(例)試合会場についたらどんな練習をするか考えて練習をしよう。朝は10分しか練習できない。
(例)試合の時、自分のより強い相手と試合することになった、一体どんな試合をすれば団体戦に貢献できるかな?

 思い切ったプレーが出れば、わがチームにも勝機はある。それを引き出すメンタルを鍛えねば・・・。

2014年3月20日(木)
「戦術の見直し」

<第159回>
 課題が明らかになった「戦術」。しかしどうやったら戦術の研究を選手自らが行うのだろう・・・・。頭をひねった結果、考えないといけない状況を作り出そうと思い。ミニ団体戦を行った。

@ 4人1組に分ける。
A その4人に必ず2年生を入れ監督とする。
B 試合前に時間を取り、試合前に監督の指示のもと練習を行う。
C 試合をする。(監督は試合をせずアドバイスに専念)
D 1試合目が終わったら、すべてのチームにアドバイスのコツを説明する。
(気持ちよく試合ができるようにする。たくさん言い過ぎない。出来てないこと、出来ていることを確認するなど。自分のアドバイスを受けたほうはどう感じているか、を聞くと勉強になる)
E また監督の指示のもと練習する。
F もう一度試合をして感想を出させる。

E・Gの時にしっかり感想や意見を言わせると効果的だった。
「自分の戦術を考えるにはまず人にアドバイスできないと」と言って、他人の試合を最後まで見ることを意識させた。案外自分以外の試合をまるまる見ることは少ないなあ、と思った。

2014年3月19日(水)
「試合中に意識したこと」

<第158回>
 引き続き団体総合・・・。たまたま裏面先生の学校と当たってしまう組み合わせになり、4台進行でダブルスも行った。わがチームのメンバーがフルセットで辛くも勝利するが、元気よくはつらつとプレーしていた。気持ちのよいチームだった。
 会場である高校の先生ともお話をさせてもらった。どうやら考えていることは同じようだ。
「先生、やっぱり顧問の仕事は場所取りだよ。」
まったくもってそのとおりだと思う。しかし、自分の力だけでは限界がある。いろんなところとの連携が必要だと思った。

2014年3月18日(火)
「団体総合の試合で」

<第157回>
 3月16日の団体総合の試合、自分の久しぶりの試合だった。結果はリーグ5位でしかも、2回戦で負ける。まだまだだなあ。しかし、高校生になった見覚えのある選手が頑張っている姿が気持ちよかった。高校生が果敢に社会人に挑んでいく面白い組み合わせの大会だったが、ベテラン選手の老獪というか、ミスをせずミスさせる卓球はなかなか興味深い。結局、社会人の弱いわがチームは学生の卓球を引きずっている気がした。ミスさせるように、ミスしないようにという心掛けが大事だと思った。

2014年3月16日(日)
「平野紗矢香選手の戦術」

<第156回>
 今の選手でこの戦術が際立っていたのが、平野紗矢香選手だと思う。数年前の全日本決勝でカットマンにリードされるも、見事に逆転勝利し優勝していた。戦術はいたってシンプル。
 カットマンのバック側にひたすらループドライブを返し、粘りのラリー戦に持ち込んだ。珍しい促進ルールになっても動揺することなく勝ち切った。最終的に相手が根負けする形だった。見事に自分のペース(パターン)に持ち込んだ試合だった。
 これからはどうやったら自分の試合に持ち込めるか、を意識させて試合をさせたい。それには柱となる自信のある“技術”が必要だ。試合で「コレ」をしていたら自分のペースに持って行ける、そんな技術を磨く必要がある。平野選手の試合はまさにそのお手本だ。

2014年3月15日(土)
「今までの練習の振り返り」

<第155回>
 少し、今までの練習を振り返ってみた。なぜ、成果が出ないか。手ごたえを感じていた時と何が違うか。卓球の知識や指導法は今のほうがある。顧問なりたての頃は「粒高ラバーってなんだろう」というレベル。だから「強く打たずに返しとけ!!」しか言えなかった。
 しかし、それだけしか教えていなかったのに試合では勝つ。自分なりに理由を考えてみたら「1つの練習を徹底してやっていた。」ということだ。
試合では確かにそのパターンにはまると格上にも勝っていく。試合の時に困ったらこのパターンしかできないけど、そのパターンに相手をどう引きずり込むかという駆け引きもうまくなる。だから勝っていたのかもしれない、と思った。試合を見ても勝つ選手は相手をいかに自分のペースに引きずり込むかがうまい。この自分のペースを握る「戦術」こそ、これからの選手に必要だなと思った。

2014年3月14日(金)
「スマッシュ!!」

<第154回>
 肩が痛い・・・・。今、練習しているスマッシュの練習のせいだ。しかし、肩が痛くなるということはいい傾向なのかもしれない。先日、スマッシュの練習をいっぱいした。生徒はテスト明けなので、スマッシュを思い切り打ってストレスを解消していた。
 ただ打つだけではだめなので、いろいろ意識をさせる。

@ インパクトの瞬間どこの筋肉を使っているか。→ 肩の筋肉を使う。一番大きな筋肉でパワーが出る。

A インパクトの瞬間、肩から腕にかけて、手首とひじの関節をなるべく固定する。関節を使いすぎるとパワーが出ない。

B バックスイングの方向はボールの進行方向へ。網など長いものを使って説明するとイメージがしやすい。「まっすぐラケットを下げてまっすぐボールに最短でぶつける」

C Bをすると身体は自然とボールの左側になる、という説明。

D インパクト後、身体が回るように右足を前に出す。

 @〜Dの全部は難しいが、いろんな意識の仕方があることを伝えてみると、「先生肩がいたいです」と言ってきた。それでいいんだ!

2014年3月14日(金)
「奥さんにとっての卓球」

<第153回>
 先日、卓球についてある高い買い物をしようと思って、念のため奥さんにカタログを見せていた。買い物についてはOKがでたが、
「私もやってみよっかな〜、ちょっと見せて」といって奥さんはカタログをしばらくめくっていたら、
 カタログを指さして
「あれ、この人、知り合いの人じゃない?」という。
そんなはずは・・・と思いながら見てみると、その人は五輪金メダリスト「馬淋」だった・・・。
思わず笑ってしまった。
 しかし、卓球していない人にとって、卓球を一生懸命しているのは理解しにくいんだろうとも思った。
むしろ全然知らないほうがいいのかもしれないし・・・。次から馬淋をみるとちょっと吹き出してしまいそうだ。

2014年3月12日(水)
「練習試合」

<第152回>
 前の続き。その高校に以前はよく練習試合に行かせてもらっていた。最初に練習をすると、相手とフォアうちのラリーが3回くらいで終わってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいになったのを覚えている。しかし、それに刺激されたのも事実。この前の卒業生の子もそうやってよく強い選手のいる学校に連れて行っていた。
 「また今度練習試合につれてきなよ」と言われ
「いやあ、前の時より勝負にならないので・・・そちらの練習にならないのでは?」と言うと

 「いや、でもね、子供はレベルは違っても『勝つ』ってことはうれしいし、大事なことだよ。それに力の差があっても、例えば自分の中で絶対この子には3点以内で抑えるって目標を定めてやらせるんです。その点以上に取られたらグラウンドのランニングとかね。だから、相手のチームからしてみればなんで10−3のスコアでうちの学校の子が大きな声出すんだろうって思うかもしれないけどね(笑)」

 そのチームは前の練習試合でトータル140勝2敗だったそうだ。前にある先生も「どんな力の選手とやっても練習になる。自分でどう目標を定めるかだ。」という話を聞いた。子供たちにも改めてこの話をした。

2014年3月11日(火)
「田崎俊雄選手のグリップ」

<第151回>
 先日、ある高校の先生とお酒を飲んでいると同じペンホルダー同士か、「田崎選手のグリップはね・・・」という話題になった。田崎選手はシドニー五輪の代表選手で、ペン表ソフトの名選手だが、グリップが変わっていたそうだ。ラケットの裏側を支える中指の爪を使って支えているそうなのだ。ふつうは指の腹を使ってささえるが・・・・。その理由はバックハンドにある。
 田崎選手はバックハンド強打を得意とする。前にDVDを見てなんでこんなに打てるんだろうと思って、見ていたがその謎が解けた。確かにバックハンドを振りやすいのである。疑問が飲み会という場で解けるって面白いなあ。今度やってみよう。