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2017年3月4日(土)
「のびざかり」

<第650回>
 1年生が伸びてきています。2年生は色々ですが、停滞したり、悩んだり、地道に努力したり様々です。しかし、結局は努力というか、我慢が出来る人に勝利の女神がついているように思います。2年生の時の序列など関係なしに、最後は長く我慢している人がいい結果を出しています。

 養老孟司先生の本に、「最近の学生は生のもので体験をすることが少なくなった」せいで何もかも知ったような気になってしまう指摘していました。

 部活動も実際に体を動かし、五感で身に付けていくことを通して、様々な生の体験をする貴重な場面になっていることを感じます。

2017年3月3日(金)
「卓球を通して・・・学び取る喜びを」

<第649回>
 中学校で部活動をしている生徒は何のために部活動をしているのか・・・・。

 この「自分から学ぼうとする姿勢」こそ重要な意味なのかも知れません。学ぼうとする姿勢は、大人子供関係なく必要なことで、そのためには何かに夢中になる時間が必要だと思います。また、教えられるだけでなく考える時間もある程度必要なのではないかと思います。

 練習試合でも、試合前にしっかり自分の目標ややろうとしていることをしっかり考えさせる時間をとるようにしています。練習時間は短いですが、練習が終わった後でも考えることはできます。考えることによって、また学びたくなる・・・。このサイクルが続いていけるような指導をしてみたいと思います。

2017年3月2日(木)
「ある宴席でB」

<第648回>
 前の話で、その先生は自分のことを不幸と思っているようでもありませんでした。むしろ、この喜びを知らないなんて今の選手はかわいそうだなあ、という意味の方があっているように思います。

 先日の大会でもある選手が「社会人になって練習時間が短い今の方が、集中してしっかり考えて練習するようになり、卓球も上手になった気がします」と言っていました。「自分から学びに行っている」選手だなと思いました。

2017年3月1日(水)
「ある宴席でA」

<第647回>
 様々な先生方と話をする中で、私より年齢が上の先輩と話しているときに気になる言葉がありました。
「今の選手は恵まれている。今はビデオやインターネットがあるからすぐに有名な選手のプレーを見られるが、昔は(テレビは)全日本選手権が年に1回だけしかなかった。その時はもうテレビの前にかぶりつきでしたよ。ビデオなんかあったもんじゃなかったから。あと本なんかで自分で研究していたなあ」

 たしかに、自分からすすんで勉強したことは卓球に限らずいつまでも自分の心に残っていると思います。それがインターネットでも本でも変わらないと思いますが、昔の方が、自分から研究せざるを得ない状況が多かったのかも知れません。だから昔の方が幸せなのかも知れません。今の選手の方が自分で勝ち取る経験をせずに成長していくことで、これからの人生が変わっていくかもしれません。

2017年2月28日(火)
「ある宴席で@」

<第646回>
 先日、卓球に携わる様々な方々と一緒にお酒を飲む機会に恵まれ、卓球だけでなく教育論や中学校、高校のあり方などいろんなお話をすることができました。

 どちらかというと、高校で頑張っている生徒の話を高校の先生方から聞くのがとても励みになります。今は進路選択のシーズンなので、この間卒業したと思っていた選手が、もう次の進学をしていると聞いて、時間が経つのが早いなと思いました。是非続けてくれることを期待しています。

2017年2月27日(月)
「教職員卓球大会」

<第645回>
 今年度自分自身が参加する唯一の大会ですが、この日だけお会いできる先生方もいるのでとても楽しみでした。先輩・後輩関係なく一緒に汗を流せることがとても楽しくある先生が「卓球はやっぱり生涯スポーツだな」という言葉にとても共感できました。

 しかし自分でやっていることを人に伝えることは、改めて難しく思います。また、生徒に言っていることが全然できていない自分にもとても恥ずかしいやら・・・。

2017年2月26日(日)
「回り込みととびつき」

<第644回>
 その技術は回り込みととびつきという卓球指導ではごくありふれた練習なのです。しかし、この練習には意識すべきポイントがあります。

 
それは「タイミング」と「距離感」です。この練習で身に付けさせることはこの2つで、毎日やることで、卓球に必要な2つの能力を高めているそうです。

 球の出しかたもいたってゆっくりですが、生徒にやってみると、この2つを意識すると、大切さがよくわかります。「たくさんは言わずポイントだけ」というのが指導のあり方です、と講習でも言われていました。やってみよう。

2017年2月25日(土)
「ループドライブ」

<第643回>
 今、練習をしている技術です。今日の練習試合で、生徒が意識して使っていました。884先生の言われるように、練習の成果を出そうとしている選手についてしっかり誉めることができました。

 次は、、、、どんな課題をやってみようか、と思っているとき、先日の伝達講習会で気になった多球練習がありました。山口県のあるチームが毎日やっているという練習です。

2017年2月23日(木)
「テープ起こしで感じたこと」

<第642回>
 卓球とは違う仕事である研修授業の研究協議の録音したものを文字に起こしています。そこで感じたのは、普通の速さでも聞き取りやすい声と、半分くらいのスピードにしてやっと分かる人とがいることでした。分からない人がしゃべっている時は何度も再生しないといけません。

 ふと、自分は分かりやすい声なのかと思ってしまいました。自分の声が入っていたので、聞いてみると、う〜ん聞き取りにくいなあ。

2017年2月22日(水)
「大きな声でしゃべる」

<第641回>
 「元気はつらつ」なつもりですが、「大きな声でしゃべる」ということも時に、マイナスな面があることも最近意識しています。それは「大きい声=怒られている」ということです。私は普通に話をしていても私の声は大きいので怒られていると思い、内容をシャットアウトしてしまう生徒がいます。

 これは私も気をつけなければなりません。まず、小さくても聞き取れる声でしゃべれる雰囲気作りをしていきたいと思っています。

2017年2月21日(火)
「褒める」

<第640回>
 最近、意識して褒めまくります。そうすると、褒めようと選手のプレーを見るようになったと思います。褒めるときは具体的に褒めないといけないので、「今のボールは良かった」だけでなく「今のボールは打球点が早く打てていたので良かった」など少し具体的に褒められるようになりました。

 選手のあら探しをしていることが多かったと改めて反省することがたくさんありました。今は1年生や2年生のレギュラー外の選手をよく見ています。褒められようと躍起になっている姿がかわいいです。

2017年2月20日(月)
「任せる」

<第639回>
 今、2年生の担任をしていますが、3年生に上がるこの時期は、ある程度「任せる」ことを増やします。もちろん、任せっぱなしではなく、時々確認をしたり声をかけていますが、やはり1年生とは違い、自分でやろうとする自覚が生まれてきていると思います。

 練習でも任せる時間が、多くなっても良いと思います。最近は意識してあれこれ言わないようにしています。大きな声でいがってしゃべらないようにもしています。「元気はつらつ男」でなくなってきているのでしょうか。最近会ったOBの子は「僕らの頃より優しくなりましたね」と言っていました。そんなに厳しかったかな?

2017年2月19日(日)
「時間を切っての試合」

<第638回>
 最近は試合練習を週末になるべく多くの時間をとってはりつきで試合をしています。(1〜1.5時間)

 時間をくぎったほうが、試合に対する集中力も増しますし、まずは試合数をこなさないといけません。

 今、1年生が伸び盛りで2年生を脅かしつつあるので、自然と緊張感がある練習になります。 

2017年2月18日(土)
「西大寺会陽」

<第637回>
  この直後に書いています。二年ぶりの参加でしたが、若い先生たちと一緒に出ることになり、「どんな感じなんですか?」と聞かれ、「いってみればわかるよ」とだけ答えました。終わった後、嬉しそうに、また来年も出たいですといっていたので、一緒に出よう、と答えました。身体で体験するのが一番いい、そう思いました。なかなかこの高揚感は言葉で言い表せません。

 これが終わると春がやってくる、身体がそう感じます。 

2017年2月17日(金)
「今年大切にしていること」

<第636回>
 以前このブログで「生徒に『今やっていることが何につながっているか』を意識させる」という言葉を見つけました。これが今大活躍です。

 部活も授業もこのことにふと立ち返るときがあります。「どんな力がつくか」「何につながっていることなのか」を伝えると驚くほどモチベーションが上がる気がします。この前も、テストの振り返りの時にこれを意識してやったら今までで一番上手くいきました。大事にしたいです。

2017年2月16日(木)
「小池さんの言葉から」

<第635回>
「時間の一番の節約は急ぐことではなく、確実にやることです。『悠々として急げ』開高健さんの言葉です。時間に追われて仕事が雑になりそうなときは、この言葉を思い出します。」

 忙しいと目を回しそうになるとき、ふとこの言葉を思いますようにしています。

2017年2月15日(水)
「朝読にお薦めの本」

<第634回>
 私は基本的に単純な性格なので、短い時間で内容がわかる短編集や偉人の言葉の本を読みます。

 今読んでいるのが、「ふりまわされない〜小池一夫の心をラクにする300の言葉〜」(ポプラ社)という本です。この作者の作品もよく読みますが、その人が70代で始めたツイッターの発言が1冊になっている本なので気軽に読めます。良かったらお貸しします。

「世の中や自分の心は驚くほど単純で、ただ自分がそれをできないことややらないことの言い訳が複雑なだけ」

最近耳が痛くなりながらも、よくこのページをのぞきます。

2017年2月14日(火)
「私も朝読」

<第633回>
 以前は廊下を見張ったり、机間巡視して声をかけたりしましたが、それは朝読でやってはいけないことだそうです。なぜなら、「先生は読まずにうるさくしているばかりだ」と思うからです。一緒に過ごす時間を大切にしているかどうかが、生徒にも伝わるのです。

 だからやめて放っておくことにしました。その方がうるさくなくて生徒も集中できます。とても良い時間です。

2017年2月13日(月)
「言葉」

<第632回>
 私も朝読の時間は本を読むようにしています。その時前向きな言葉を読んで1日をスタートとすると、とても良いスタートが切れています。

 私はこの朝読を通じて、生徒は良い言葉を本能的にほしがっているように思いました。これは毎日食事をすることと同じ感覚だと思います。だから、生徒になるべくたくさんの言葉を贈り、卒業しても一生心に残る言葉を持って卒業していってほしいと思います。

2017年2月12日(日)
「朝一番はどんな言葉でスタートしたいですか」

<第631回>
 私はよく学級通信を出しますが、その中によく「偉人の言葉」や「詩」を入れることがあります。たまに卓球部通信にものせますが、これがよく効きます。選手というよりもクラスの生徒がとても喜んでくれます。

 私の学校は毎朝朝読書がありますが、学級文庫には自分で買った、色んな言葉がのった本を10冊ぐらい置いています。それを生徒が手にとって読んでいることが多くあります。これは意外でした。

2017年2月11日(土)
「備西理事長会よりA」

<第630回>
 ある先生の話の中で「岡山県の子どもたちは、学力は低いが運動能力は高い、これはとてもうれしいことです」という発言がありました。私は「生徒の学力が低いこと」はうれしいことではないし、できれば両方の力をつけて社会に送り出したいと思って日々指導しているつもりです。もちろん、ほとんどの先生方がそういう思いで指導されていると思います。逆にバランスの悪い選手を育ててしまったら、指導者の責任も大きいのだと思います。
 
「運動ができる」よりも「人から愛される」人間を目指すことを忘れずにいたいです。

2017年2月10日(金)
「備西理事長会より@」

<第629回>
 2月には今年度最後の専門部の理事長会がありました。岡山市の部活動の総本部ですが、全体を取り仕切っているのは、実はある中学校の卓球部の顧問の先生です。実はもとおなじ職場で働かせていただいた方で、とても腰の低い、頼りになる人です。いつも笑顔で、包容力がある方です。理事長の元には色んな要望や苦情や相談がいつも飛び込んでくるそうですが、それを真摯に受け止める姿は私も見習いたいと思います。

 この先生が卓球の会場にいつもいてくださるので、不測の事態が起こってもすぐに相談できたおかげで、何度も助けていただきました。あの笑顔を見るたびにいつも頭が下がります。

2017年2月9日(木)
「西大寺へ」

<第628回>
 去年参加できなかったのですが、今年は会陽に参加します。結構たくさんの卓球部の方も、境内で会うことがあります。これが終わると岡山に春がやって来ます。この参加ももう12回目ですが、毎回きついなあと思っても、出終わると、また出たいなあと思うのが不思議です。

2017年2月8日(水)
「体育館をとり続ける」

<第627回>
 私よりももっと体育館をとり続けている方がいます。マジシャン男さんです。もう100回を超した県境大会は継続の賜という以外ありません。

 1回1回丁寧に運営をされる姿は、とても勉強させてもらいました。しかも、指導者研修もはさんで色んな方面のチームが参加する所を見ると大会の良さ、おもてなしの心が伝わってきます。わざわざ遠くから足を運んで力をつけたチームがたくさんあると思います。

 ぜひ、200回を超えてほしいと思います。

2017年2月7日(火)
「強化練習B」

<第628回>
 最近話題になったことで、「定期的に練習会をしたい」というものがありました。やりたいのは誰でもおなじですが、体育館をとることは簡単ではありません。でもそれ以上にたくさん試合をしたいと思うようになったので、浦安を定期的に借りるようになりました。

 頑張れば台数を増やすこともでき、たくさんのチームと練習できるようになりました。定期的にやる、ということに意義があると思います。いつも来てくださった先生や生徒が喜んでくれる姿を見るとまたしたいと思います。

2017年2月6日(月)
「試合の持ち方」

<第627回>
 会場や日程が限られている中でブロック長の先生にはいつも感謝しています。緻密なタイムテーブルや組み合わせ、会場の準備など毎回工夫がたくさんあります。しかもどの先生も仕事を第一にされている中でされているのが本当に驚くばかりです。

 この前も会場不足で頭を抱えている私に裏面先生が会場のことで何かと骨を折ってくださったのには本当に感謝です。試合の持ち方を考えねばと試行錯誤をする中で、本当にみなさんは色んな知恵を出してくださるのでありがたく思っています。

2017年2月5日(日)
「体育館めぐり」

<第626回>
 今、来年度の会場について模索しています。今、卓球の大会ができる体育館は岡山市にどれくらいあると思いますか。そんなに多くはありません。これは中体連の仕事をしてみて初めて分かったことでもあります。中学校によっては、10台以上も卓球台があるというのは、とても珍しいことだと思います。大きな体育館ですら、卓球台が数台しかない、というのは珍しくありません。
 しかし、探してみると実に色んな卓球ができる場所があるのだなと思います。この前も北の方にある体育館を訪ねてみると、ほとんど使われていない卓球台が10台あり、お宝を発見した気分でした。

2017年2月4日(土)
「強化練習会A」

<第625回>
 練習メニューのリクエストが多かったのは、練習の際に「この練習にはどんな意味があるのか」「試合でどのような形でいかされるのか」こういった点がわからないまま練習メニューを消化していたのだと思います。

 だから練習メニューについては執筆依頼した先生にメニューだけでなく、メニューの意図もしっかり書いてもらうようにお願いしました。そして当日もその点を改めて強調して説明していただいたお陰で来てくださった先生は満足したのだと思います。

 書いてくださった先生方、本当にありがとうございました。

2017年2月3日(金)
「強化練習会@」

<第624回>
 毎年冬に行う強化練習会ですが、毎年あれこれ悩みます。いろんな意見をいただいた中で決めるのですが、今回もっとも喜ばれたのは、練習メニューの資料でした。これを作った理由は、顧問の先生方からのアンケートで一番多かったからです。

 ではなぜ、これが一番多かったのでしょうか。

2017年2月2日(木)
「貯金」

<第623回>
 もう一つ毎日続けていること・・・それは貯金です。実は目的があって、100均の貯金箱に毎日100円以上貯金をしてます。毎日していくと、歯磨きと一緒でやらなかったら気持ちが悪いのです。目標は貯金箱に書いてある額の30万円でしょうか。

 なぜ毎日続けるかというと、884先生のブログに息子さんの練習のことが触れてあって、「100日続けること」少なくなっても良いから続けることで成果が出てくる、という内容がとても自分でやりたいという気持ちにまでふくらんだのです。特に私は「熱しやすくさめやすい」性格なので長続きしません。ですからまず100日を目標にいろいろ続けてみようと思っています。

2017年2月1日(水)
「体重減」

<第622回>
 今年になって社会人になって一番体重が減っているのです。特に変わったことはしていないのですが、とにかく毎日体重計にのり、体重を量ってカレンダーに記録しています。今までは、かならずさぼってしまっていたので、成功しませんでしたが、今年は欠かさず量っています。すると食事をする度に体重の数値が気になってあまり食べないようになりました。

 目標があって、そのために「努力を見える化」することはやはり大事だと思いました。良い成功体験をさせてもらっています。

2017年1月31日(火)
「教職員大会」

<第621回>
 もう来月が年に一度出場する大会になってしまった教職員大会です。自分の卓球の練習はまったくといっていいほどしていませんが、もし有利な点があるとすれば、体重がだいぶ減ったことでしょうか・・・。自分のラケットは生徒に貸しているのでシェイクを持つ時間の方が圧倒的に長い気がします。

 中体連の現役選手であるM先生に話をしたら、「ラケット貸したら駄目でしょう」とたしなめられてしまいました。

2017年1月30日(月)
「卓球ノート」

<第620回>
 実は去年までノートのチェックをなんだかんだ怠っていて、今年から「ちゃんと今年は見る」と言って提出を何回もさせるようにしました。

 ノートを書かせてみれば本当にその子の性格や授業中の様子がよく分かる気がします。最近めきめきと力をつけた選手のノートはかなりの書き込みがしてあり、卓球が好きだなというのがよく分かります。

2017年1月28日(土)
「変化は成長」

<第619回>
 「夏の大会まで後4か月だから、何か変化をするラストチャンスだ」と今日の練習会の後に生徒に言いました。

 そこで、いつも迷っている選手の背中を押して、「失敗してもいいからやってみよう」と言うことが出来る人間でありたいと思いました。後悔するのは「あのときやらなかった」後悔がほとんどだと本に書いてありました。

 やっとけばよかったをやってみてよかったに増やせる年でありたいと思います。

2017年1月27日(金)
「強化練習会」

<第618回>
 明日は強化練習会ですが、インフルエンザが流行しているようです。

 しかし、たくさんの熱心な先生が来てくれます。そこでいろんな卓球の話ができるのが私自身も楽しみです。今年はたくさん新しい先生が顧問になっていますが、、私が顧問いなったときと比べて、先輩教員が少ないように思います。そんな先生に少しでもお役に立てたらな、と思います。

2017年1月26日(木)
「加盟団体C」

<第617回>
 前に書いたように、私のチームのレギュラーとそうでない人の差は、「戦術(攻撃パターン)を徹底するかどうか」でほとんど差がないように思います。いろいろやろうとして、試合で最後まで何をしたかったか分からない試合が多いので、一貫してやろうとすることを確認するようにしました。今回団体戦で始めて活躍する選手がおおく収穫があった気がします。

2017年1月25日(水)
「加盟団体B」

<第616回>
 一番良かったのはレギュラー経験の少ない選手にプリントを見せながら、「レシーブをツッツキせずに、上回転をかけて攻撃しよう」と意識させると、表ソフトがよく効いて、トップで3−2で勝つことができました。

 この勝利が団体戦の勝利に大きく貢献できたおかげで、この選手は自信をつけたように思います。

2017年1月24日(火)
「加盟団体A」

<第615回>
 自分の書いたパターンを見せながらアドバイスをすることで選手もイメージが湧きやすくなり、納得してアドバイスを受けるようになったと思いました。私もいっぺんにたくさん言ってしまうので、これなら言い過ぎも減るだろうと思ってたくさん使ってみました。

2017年1月23日(月)
「加盟団体@」

<第614回>
 先日行われた加盟団体でいろいろな発見がありました。年が明けてから、サーブからの展開とレシーブからの展開をプリントに書かせ、練習の時に自分が練習しなければならないパターンを意識させました。また、そのプリントを試合のアドバイスの時に選手に見せながら自分の今やっているパターンを確認させるようにしました。

2017年1月22日(日)
「ペン同士で」

<第613回>
 もう少し吉田選手の話です。私が高校生の時は、吉田選手の強みは圧倒的な運動量のフットワークでした。30才過ぎてから、もちろん吉田選手の運動量は減っています。にもかかわらず、試合で勝てるのはなぜでしょうか。

 今回の全日本で、吉田選手と別のペンの選手が対戦したときに、負けた相手が「ツッツキとストップがかなり切れていた」というコメントを残しています。今の選手にはできない技術で片面のペンでも十分勝てることを示していました。そして「戦術を考えること」と「自己管理」を徹底してやったと書いていました。

2017年1月21日(土)
「全日本でのペン」

<第612回>
 ちょうど今、全日本選手権をやっています。速報を毎日見ているのですが、うれしいことにペンドラの吉田海偉選手がベスト4に入ったというニュースを聞いて、うれしくなりました。私よりたしか2才上でも全日本という舞台で活躍できるのがすごい。インタビューの「もう日本代表ではないからいいやと思ったら駄目ですね。」という言葉は、心に留めておきたい言葉でした。

2017年1月20日(金)
「戦型の指導」

<第611回>
 粒やカットの指導方法に悩まれている方が多いのは、顧問の経験年数に関係がないようでした。それ以外にも、私はよく表の使い方を聞かれますが、シェークの選手がほとんどなので、うまく伝えられないことがありました。シェーク表もいいですが、個人的にペンの表の方が作戦はいたってシンプルなような気がしますので教えやすいような気がします。しかし、あまり試合会場で見かけない気がします。

2017年1月19日(木)
「強化練習の質問」

<第610回>
 来週の土曜日は備前西地区の強化練習会兼指導者講習会をします。事前に指導についての質問を聞いたところ、多かったのが練習メニューについてと攻撃選手以外の指導法でした。

2017年1月18日(水)
「中学校の部活でのペン」

<第609回>
 中身の伴わない評論家みたいな話が続いて恥ずかしいです。しかし中学校から卓球を始めた人で、3年間頑張るとすれば、ペンでもいいと思います。ペン粒やペン表は、バックサイドのボールをあえて変化ラバーで通常とは質の違うラリーにすることでシェイクに対抗しようというものだと私は思います。またどちらもバックショートをすることで片面だけの技術を磨き、3年間で経験者に対抗するだけの力を間に合わせようとするものでもあると思います。

 私は守備よりも攻撃が好きな性格なので、攻撃ができるペン表やクセ球を出すペンドラを今指導しています。まだまだ自分の指導にゴールはないのでこのように今までしてこなかった指導をして自分の指導方法が変化するのが楽しいです。

2017年1月17日(火)
「シェイクの有利さ」

<第608回>
 しかしペンが有利ならなぜ今、シェイクが多いのでしょうか?シェイクの良いところはスイングスピードが速くなりやすいという点でだと思います。スイングスピードがあれば、ボールは弧線を描いていきます。中学生も3年生になる頃にはスイングが速くなってフォア・バック両方とも弧線を描くようになっています。

 ペンは逆にバックのスイングスピードがどうしても身体の構造上でにくい、特に片面はかなり角度に制限があるように思います。それに加えてプラで40mmになったボールは回転をかけないとボールにスピードが出ません。だからペンはフォアでは回転をかけやすいですがバックになると回転をかけ返すなどの技術ができずにシェイクに負けてしまうのだと思います。

2017年1月16日(月)
「ペンの有利さ」

<第607回>
 内側と外側の話で内側についてたくさん話をしてきましたが、もちろん外側も大事です。外側は落ちやすいという性質もありますが、それを言い換えれば低いボールが出るということです。卓球では低いボールが出た方が良いときもあります。スマッシュやツッツキなどがそうです。

 だからこそ、私は改めてグリップの大切さを感じました。良いグリップとはラケットの角度が出やすい偏りのないものがいいと説明しますが、「ボールを打球するときボールのあらゆる角度を打球できる」グリップが理想的です。ペンはその点がシェイクよりも有利なのではないでしょうか。

2017年1月15日(日)
「内側・外側B」

<第606回>
 ではどういう位置にいると、内側が取りやすいかというと、右利きならバックサイドです。基本的にボールの左側にいればいるほど、フォアハンドで内側を取りやすいのです。

 そしてバックサイドにいてボールの内側を打ちやすいのは、シェイクよりペンホルダーではないかと思います。ペンはそれ以外にもラケットの面が上を向きやすい為、対下回転の角度打ちなどがやりやすいという利点があります。その代わり重くてスイングスピードが出にくいという不利もあります。ただ台上などの細かい力のいらない(スイングスピードのいらない)技術はペンの方が有利なのではないかと思います。だからペンは力のない中学生や女子にも向いている戦型ではないでしょうか。

2017年1月14日(土)
「内側・外側A」

<第605回>
 では、試合で勝つためにはこの内側・外側をどのように活用していくか・・・。
 まず1つに「レシーブをするときに内側を打球しよう」と思いました。なぜなら下回転をレシーブするときは、下回転をあげようと力を入れすぎて、ラケットの角度を考えないままスイングだけ速くしている選手が多いからです。だからレシーブがたまたま入っても、ラケットの角度が間違ったままなので、おなじミスをしてしまうのです。
 内側を取ってしまえば、少ない力で下回転に対してもボールが落ちずにレシーブすることができます。そして、下回転をとろうとしてスイングスピードを上げ強く打ってしまい、オーバーミスすることも減ると思います。

2017年1月13日(金)
「内側・外側@」

<第604回>
 結論は「外側を打球すると、ボールが落ちる」「内側を打球すると、ボールが上がる」というものでした。自分でも実際に打ってみると、確かにそうなりました。これには「ラケットのスイングスピードを1秒間に30cmとする」という前提でやっていました。もちろん打球点は頂点前〜頂点です。このスピードより早くすれば外側を打球してもボールが上がると紹介されています。
 これはDVDにはありませんでしたが、HPなどで調べていくと、内側(上がる)と外側(落ちる)の理由は、ラケットのスイング方向に関係があるとのことでした。内側を打球するときはラケットのスイングが自然に上に上がります。逆に外側を取るときは水平方向にスイングするので落ちやすくなる、というものでした。
 面白いことにこの法則はフォアハンドだけでなくバックハンドや台上にも当てはまるので、技術指導をするときに意識させています。

2017年1月12日(木)
「垂直・直角」

<第603回>
 毎日DVDを見ていて様々な理論が紹介されていく中で一番興味を持ったのが「垂直・直角の法則」という理論です。ドライブの基本が「ボールの飛んでくる軌道に対してラケットを直角に当てる、その時のラケットは地面に対して垂直である」というものです。基本的なことかも知れませんが、これを基本にもう少し発展させた内容で、「垂直・直角を基準にボールの外側を打球したときと内側を打球したときではどうなるか」というものが検証されていました。

2017年1月11日(水)
「ペンの良さを紹介する前に・・」

<第602回>
 11月にあった県の指導者講習会で「体を使った動き」をたくさん紹介していただいた中に「糸島自然塾」の理論がたくさん紹介されていたように思います。

 名前だけは聞いたことがありましたが、実際どんなものかは知りませんでした。そうしたら、以前T先生にいただいたDVDの中に糸島のDVDがあったことを思いだし、じっくり見ることができました。それを見てなるほど、このことを言っていたんだなとたくさん発見がありました。その指導理論とペンホルダーの良さが指導する上で結びついてきました。

2017年1月10日(火)
「ペンホルダーが熱い!」

<第601回>
 年が明けてからまた選手の戦型が変わっています。なぜかペンになった選手が多いのです。以前まではあまりペンを選手にはすすめませんでしたが、最近改めてペンの良さを再確認するようになりました。決して手前みそではなく(自分がペンだから)、卓球の理論上でも良い面がたくさんあり、見直すことが多くあるような気がします。