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2015年3月13日(金)
「幻のサービス」

<第350回>
 というDVDが出ていると聞いて少しだけ見ました。内容は今は少なくなったペンホルダー選手のサービス、とてもおもしろいものでした。特に下回転に見えるようなバックの上回転サービスは試合でもすぐ使えそうなものなので、部活のサービス練習で試してみました。するとサービス練習が楽しいのです。サービスは練習させてもなかなか上達しない、という考えは練習させる材料を与えていないということでしょうか。自分で考えてみます。取り組ませ方に一工夫してみます。

2015年3月13日(金)
「入試引率での出来事」

<第349回>
公立一般入試の引率、たまっていた仕事をしようと思っていましたが、なかなかはかどらないでいました。
突然、後ろで「ガシャン」という音がしました。
後ろをふり返ると、CDが床に散乱していました。そのCDは後ろにいた先生が卒業式の時に自分のクラスの子にプレゼントするものでした。そしてその先生はCDを拾い終わると、丁寧にCD一枚一枚に卒業生の名前を書かれていました。これをもらう生徒さんはきっと卒業式で喜ばれるはずです。
なんだか、自分のことが恥ずかしくなってすぐに仕事に取りかかりました。しかし、久しぶりにすがすがしい気分になった気がします。

2015年3月6日(金)
「少しの差」

<第348回>
「一歩台から下がる。」
「ラバーを表から裏に変える」
ちょっとしたことを変化させるだけで格段にプレーは変わる、と練習会でヘラ釣り先生は言われていました。1日の練習の中で実際にアドバイスを受けた生徒はそうなっていました。ただ指導者がそこに気付くかどうかが力量の差だといつも思います。まだ戦型の変化は間に合うはずなのでしっかり変化をとらえていきたいです。

2015年3月5日(木)
「台上技術」

<第347回>
 基本練習のツッツキも細かくしてみました。
◆フォアツッツキ(攻撃なし・長短をつける)
 フォアツッツキ(ショートサービスからストップレシーブ)
◆フォアツッツキ(攻撃あり・長短をつける)
 同じことをバックでも行います。ツッツキの長短をつけるだけで得点力はアップします。特にストップ後の長いツッツキはかなりミスを誘うことができます。ストップの目的はレシーブの時の得点力アップです。ストップで3球目を打たせず、4球目攻撃につなげると得点力が上がります。

2015年3月4日(水)
「練習会までにした練習メニュー」

<第346回>
 現在やっている練習はフォアハンドの強化です。各メニュー2分で行っています。
◆ピッチの速いフォア打ち
◆中陣からのゆっくりしたフォア対フォア
◆フォアドライブ対フォアブロック(フォアクロス)
◆ロビング(フォア対フォア)
 すべてフォア打ちなんですが、練習メニューを細かく分けて目的をはっきりさせる練習に切り替えると練習が締まりました。試合でもバックを多用するのではなく、自信のあるフォアを意識して使うようになっていたので効果があるなと思いました。あとはミスをどれだけ少なくできるか、です。

2015年3月3日(火)
「指導者飲み会@」

<第345回>
 まず集まった方々の顔ぶれがすごかったです。岡山県の卓球指導者が一堂に顔を合わせる機会なんてこの飲み会ぐらいしかないと思います。
 普段、たくさんの指導者の方と試合会場でお話をすることがあっても、時間をかけてお話を聞く機会がないことが多くありました。しかしこの会でお話をしたことがない、特に高校の先生とたくさんお話をすることができ、うれしかったです。高校の先生はもともと選手だった先生も多く、私が知ることのできない世界のお話が特に興味深いものでした。この会を企画した、ヘラ釣り先生、裏面先生の人をひきつける力とでも言いましょうか、人間力のすごさを垣間見ました。素晴らしい機会をいただき、ありがとうございました。

2015年3月2日(月)
「研修会の報告」

<第344回>
 県の理事会で昨年の研修会の報告をさせていただきました。改めて発表用に資料をまとめたり、パワーポイントにしてみたりすると研修のことをたくさん思い出すことができ、何よりも自分のためにもなりました。
 やはり発表をすると授業と同じで、先生方の表情を見ながらどこに関心があるか、どこに興味があるかいろいろ気になってしまいました。しかし、何とか発表が形になったのでよかったです。何より外の世界で一流に触れる機会があると刺激的で学んで帰ろうという気持ちが高まり、たくさん収穫を持って帰ることができました。
 またチャンスを下さったヘラ釣り先生に「人選に間違いはなった」と言ってもらえたのがうれしかったです。

2015年2月14日(土)
「山陽新聞社杯参戦記C」

<第343回>
 しかも2−2で終盤まで同点で来ることができました。しかもこの試合ほとんど声を出しませんでした。声を出すこと力が入ってしまうと思ったので、「元気はつらつ」らしからぬ試合でしたが、最後までミスが出にくかったような気がします。最後大事なところでエッジボールがでて、試合の流れがこちらに傾いた気がします。ツキもありましたが勝つことができました。
 2回戦は3−0でしたが、いいボールをたくさん打つことができました。このトーナメントの心理状態は完全に「ゾーンに入っていた」状態でした。「打ったら入る」という感覚を次の試合でどうやったら出せるだろうか?どうやったらゾーンに入れるだろうか?そんなことを考えながら帰りました。
 結果として、試合をすると気づくことがたくさんあったので無理をして出て良かったと思いました。

2015年2月13日(金)
「山陽新聞社杯参戦記B」

<第342回>
 予選リーグは何とか2勝することができ、トーナメントに進出することができました。しかし試合内容は声以外評価できるところはありませんでした。とにかくミスが多い・・・・。これではだめだ。決勝トーナメント1回戦は先に2ゲームを先取され絶体絶命。そこで884先生の言葉がふと頭に浮かびました。
 「強いボーを打つことが目的ではない。相手にいかにミスをさせるかが大事。」という天の声からふっきれ、とにかくレシーブはミスをしないように力を抜いて打つ、ということだけ気を付けて試合をしました。特に前に踏み込まずに、立っているその場でボールを打つことに専念すると2−2に追いつくことができました。

2015年2月12日(木)
「山陽新聞社杯参戦記A」

<第341回>
 朝一番の練習はたまたまお会いしたまつ先生の息子さんに練習相手をしてもらいました。なんと贅沢でしょう。一生懸命アップができ、この練習がこの日の成果につながったように思います。開会式を選手側で見ているのは新鮮な気分でしたが、高体連の先生がテキパキと準備、運営をされ、なおかつ試合に出られる先生もたくさんいらっしゃいました。高体連の先生は試合をされるのが好きな先生が多いです。やばい、来週負けていられないな。

2015年2月11日(水)
「山陽新聞社杯参戦記@」

<第340回>
 次の週の教職員大会に向けて参加してみた大会でした。去年、ヘラ釣り先生も参加されていたと記憶にあります。朝、到着するとたくさんの選手を外で見かけました。私は日ごろの運動不足もあり、総合グラウンドを軽く15分ほどランニングしました。冬場で寒いのにあまりアップをしている選手を見かけませんでした。これは少し疑問です。卓球ももっとトレーニングを重視してもいいはずだと思うのは私だけでしょうか。

2015年2月10日(火)
「山陽新聞社杯観戦記@」

<第339回>
 山陽新聞社杯に参加してみました。一般の部は待ち時間があったので、いろんな試合を見ましたが一番見ていて面白かったのはシニアベテラン・ベテランの部でした。
 理由は戦型が豊富なところ、試合展開が分からないスリルがあること、それからミスをせず、コース取りや回転の強弱で得点をしているところです。「難しいボールを張り切って打ちに行く」(byまつ先生)中学生に見せてあげたい試合がたくさんあったような気がします。
一般の部は速いボールは目につきますが、戦術面では目新しいところがあまりないような気がしました。(結局ミスでお互い点をあげている。ただし、上位の試合は見ていないのでわかりません)
 最後に、マナーの面です。ベテランの方々の最後の握手はお互いの健闘をたたえたすがすがしいものが多くありました。対戦相手というよりも一緒に卓球をやっている同志のような関係なんだそうです。今度観る機会があったらぜひベテランの部を見てみてください。

2015年2月8日(日)
「余談ですが・・・」

<第338回>
 I先生との部活動以外の思い出もあります。I先生はとてもオン・オフの切り替えが上手な方で、クルマが大好きでした。車を買う時のアドバイスをしてくださり、商談にいっしょについてきてもらったのはいい思い出です。
 この切り替えの早さは教員の仕事をするうえでとても大事なことではないかなと思います。884先生の大工仕事、へら釣り先生のヘラ釣り、W田先生のPC技術など、卓球以外にも自分の好きな趣味や特技を持っていることはすごく大切だなと思います。私は・・・なんだろうか。

2015年2月7日(土)
「恩師B」

<第337回>
 野球部のころはよく練習試合に連れて行ってもらいました。練習試合でI先生はいつも相手の学校の顧問の先生に私を「今度新しく来た○○です。いろいろ教えてやってください」と紹介していただきました。この野球部の顧問をやっていた間でいろんな先生と知り合いになることができました。転勤して今の学校に来た時もそのころの知り合った野球部の先生がおられ、たくさんお世話になりました。今思うと本当にありがたいことでした。現在の理事長の仕事も卓球以外の先生と知り合いになれてとてもやりやすいこともあったので、当時は正直嫌だった野球部も、「手を抜かず、一生懸命やっておいてよかった。」と思えるようになりました。
 そう思えるようになったのもI先生のおかげです。今は野球部をされていないと聞きましたが、今の私を見たらきっと「あれ、野球の時はそんなにがんばってなかったけどな〜」と笑顔で言われるのでしょう。

2015年2月6日(金)
「恩師A」

<第336回>
I先生は部活終わりの話でよく「節目」を大切にされる先生でした。
「今日から新チームだ、今までのように先輩には頼ってばかりはいられないぞ」
「今日から新学期だ、みんなは後輩にとってどんな先輩になりたい?」
など、先のことを部員に意識させ、よくミーティングをされていました。そして必ず、私にも発言のチャンスを与えてもらいました。しかし、私は専門外で指導に悩んでいて、いつも助けてもらっていました。正直、お荷物でした。そんな時も粘り強く、部員への声のかけ方、部活動の在り方を教えてくださり、野球部がようやくわかりかけてきたところで、卓球部に行く話がでました。正直悩みましたが、I先生は喜んで「卓球やればいいじゃないか」と言ってくださりうれしかったのをよく覚えています。

2015年2月5日(木)
「恩師@」

<第335回>
 私の部活動の恩師のI先生のことを最近思い出しました。私が最初に担当した野球部でいろいろ教えていただきました。
 I先生も、もともとテニスが専門で野球をしたことがない人でした。しかし、私がいたときにはすでに公式戦の主審をされるほど、勉強されていました。専門的なことをしっかり教えるというよりも、部活動を本気で取り組むことの大切さを部員たちにいつも伝えていました。
 「先生は本気だ。」というメッセージを常に発信していましたが、細かい心配りをされる先生で、キャプテンの愚痴を聞いたり、冬は一緒にサッカーをするなど厳しさと優しさを兼ね備えた指導者でした。その後、私は卓球部に移り、見よう見まねでやってみましたが、I先生の教えがなければうまくいかなかったに違いないと思います。

2015年1月29日(木)
「年度末」

<第334回>
 今年度の中体連の行事も残すところあと少しですが、年度末はほっとすると同時に来年度のことをいつも考えてしまいます。
 理事の先生の負担をどうやったら減らせるか?
 卓球経験のない先生の助けができないだろうか?
 中体連の仕事をいろいろな先生からアイディアをもらえないだろうか?
年度途中だと考える暇もなく目の前のことに追われてしまうので今、このうちの1つでも考えられないだろうか・・・。自分一人のアイディアでは面白くない・・・。いろんな立場の人の意見を聞きたいと思う日々です。

2015年1月28日(水)
「オーバーティーチング」

<第333回>
 この間の加盟団体の時に久しぶりに女子のベンチに入りました。しばらく指導らしい指導をしていなかったので、いつもよりたくさんアドバイスをしたらしっかりそれを守って試合をしていました。試合後も「今日の試合の課題を練習で生かしたい」とうれしそうな顔をしていました。
 一方、男子には年末から色々なアドバイスをしてきましたが、消化できていないし、課題を見つけられていないと思い、これはオーバーティーチングだと思いました。つまり自分から課題を解決したいと思わないと指導の効果もあがらないということです。

2015年1月27日(火)
「手紙」

<第332回>
 先日の強化練習会に参加した選手からお手紙をいただきました。練習に参加しての感想、感謝の言葉、これからの目標など中学生とは思えないとても丁寧なお手紙でした。指導者の方も選手も気持ちの良い人ばかりだったのでまた来ていただきたいな、と思う一方でこんな手紙を書ける選手を育成する指導者って素晴らしいな、と思いました。卓球ができることより、人を感動させる手紙を書ける人のほうがすごいと思いませんか?

2015年1月22日(木)
「神のサービス」

<第331回>
 というDVDを今見ています。雑誌でも連載されていますが、やってみると自分でもサーブの回転量がアップしたような気がします。これを練習でやってみると、今までのサービス練習とはサーブのやり方をがらっと変えました。ここで痛感したのはナックルの重要性です。ナックルと何かの回転を組み合わせてサーブを出す、という考え方は目からウロコでした。この冬にしっかりサーブ練習をして新しい攻撃のバリエーションを増やしていこう。

2015年1月21日(水)
「強化練習会での気づき」

<第330回>
 自分のチームの結果は4勝5敗でした。6勝が今回目標でしたが、届きませんでした。理由は「電池切れ」です。つまり1日を戦い抜く体力が不足していました。午前中3勝、午後1勝、明らかにばてていたように思います。午後負けたチームは1日練習をしていたチームが多かった気がします。
 18日の強化練習では県外のチームは午後になってもさらにエンジンの回転数が上がっているようでした。岡山ではへら釣り名人さんのチームに同じ印象を受けました。最後は体力勝負、鍛えた分だけ差がついていたと思います。
 しかし、連れて行った女子生徒が普段勝てない選手に勝ってとてもうれしそうにしていました。良い試合をすると、その気持ちを味わおうとまた頑張ろうとします。春までに良い試合をもっとさせてあげたいな。

2015年1月20日(火)
「強化練習会での出会い」

<第329回>
 先日の土曜日、O先生の開いた強化練習会に参加させてもらいました。そこで倉敷の若い先生とお話しするチャンスがありました。
 卓球をしたことはなかったが顧問をするうちに卓球を好きになっていったそうで

「部活が今、楽しくてしょうがありません。」
とうれしそうに自分のチームのことを話されていました。このチームの生徒はどんな顔で練習しているか興味を持ちましたのですぐに練習試合の約束をさせてもらいました。
 「男女を問わず物事に熱中できる人間は、自分と接触する人間を引きつけてやまない。まるで磁石である」(H・アディングトン・ブルース)この言葉通り、磁石のように引き寄せられてしまいました。

2015年1月12日(月)
「メーカーの人と話をして」

<第328回>
 卓球用品店でメーカーの人と話すチャンスがありました。いろいろ話をしている中で一番強く要望したのは「安くて壊れにくい卓球台」です。卓球台が10万円を超すとなかなか部費で買うこと難しいと思います。学校の備品で買うことが多いと思いますが、どうしても後回しになってしまうことが多くありませんか?天板の厚さが薄いものは良くないそうですが、台の数は部活動の環境を整えるという点で大事になってくると思います。実現したら買いたい、と思う先生も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

2015年1月11日(日)
「円安の影響が卓球にも・・・」

<第327回>
 練習があまりないので道具の話題・・・。ここのところの円安の影響で卓球の商品にも値上げの嵐が来るようです。TSP以外はボール、ラケット、ラバーなどが値上がりするそうです。確かにラバーのいいものは「ドイツラバー」が多いですよね。ラケットも中国製、スウェーデン製など輸入ものが多いので値上がりするそうです。卓球もお金がかかるスポーツになってしまいますね。前も同じことを書いたような・・・。

2015年1月10日(土)
「プラスチックボール」

<第326回>
 来年から全中はボールがプラスチックとセルロイドの両方を使用することになったそうです。県予選はいったいどうなるのでしょうか?来年急にプラスチックボールを準備するのでは間に合わないので来年度の大会に向けて準備を進めています。しかし、各学校で十分に準備するのは難しいので、今から予算を準備しておかないと・・・と思う日々です。
 ちなみにこの間プラスチックで練習したら、2時間の練習で練習球が3個割れました。これではお金がいくらあっても足りないと思います・・・。高校はプラスチックに完全に移行するので大変だと高校の先生は言われていました。いい方法がないものでしょうか。

2015年1月9日(金)
「岡山市強化練習会」

<第325回>
 中体連の事業で1年おきに強化事業が開催される。予算も準備され、今回は団体戦を行う予定です。たくさんのチームが来てくださるのは非常にありがたいことです。しかも県外から来ていただくチームは去年の11月の指導者合宿ではじまった縁です。改めてこの合宿のありがたさを実感しました。
 合宿の時は「いつか練習試合で行かせてください」と話をしていてまさかこんなに早く実現するとは思ってもいませんでした。悔しいのは自分のチームがその会に参加できないことです。チャンスをものにできるようにこの冬がんばっていかなければ・・・。

2015年1月6日(火)
「年始のこと」

<第324回>
 箱根駅伝を見ていました。ゴール寸前の往路の5区、突然トップを走っていた選手が走れなくなりました。画面に「岡山出身」という表示だったので余計応援してしまいましたが、3人に抜かれて4位でした。最後倒れこむようにゴールしたその選手はチームメイトに運ばれていきました。一体その後どんな気持ちになったのだろう、一緒に走った選手はどんな声をかけたのだろう。
 駅伝は走者の後ろから監督が車で指示を出していることを初めて知りました。その時はよく聞き取れなかったんですが、大きな声で選手に声を送っていたようです。勝負の世界は難しいですが、当事者になったりチームメイトだったりしたときにどんなことができるか、生徒にも考えてもらいたいな、と炬燵で思いました。

2015年1月5日(月)
「年末のことA」

<第323回>
 瀬戸内少年卓球大会に参加させていただきました。当日、インフルエンザで何人か休んでてんやわんやでした。他のチームの人も気を付けてください。休みが出て戦力ダウンはあったものの、普段試合出場のない生徒の奮闘で1回は勝つことができました。実力的にはまだまだですが、だんだん技術が試合で出せるようになってきたと思います。最後は一緒に行ったW田先生のチームの応援で試合がすべて終わりました。他県に行くと岡山の連帯感も出て、いい経験をさせてもらえました。
 どんな顔をして新年やってくるのかな?

2015年1月4日(日)
「年末のこと@」

<第322回>
 去年のことになりますが、部活動のルールを守らない生徒がいました。一人ではなくたくさんいました。みんなで話し合いをさせましたが、生徒だけではなかなか答えを見つけられませんでした。しかし、男女キャプテンが中心となって何度も話し合いを重ねてチームの目標やそのために自分が頑張らなければならないことなどを再確認することができました。自分たちで話し合って結論を導き出す・・・簡単なようでかなり難しいと思います。しかし「導こうとする過程」こそ一番大切なのだと思います。「みんなで決めたこと」は「顧問から強制されるもの」ではないのでより「守らないと」という心が働くのだと思います。
 また子どもたちが真剣に考える一方で、改めて自分が何のために部活動の指導をしているかを考えるきっかけにもなりました。このような話し合いは決して無駄ではなく、改めて強い目的意識になって動機づけになることを期待しています。

2015年1月3日(土)
「2015年のスタート」

<第321回>
 新年あけましておめでとうございます。昨年は飛び飛びでしたが何とか続けることができました。中体連を中心に支えてくださったおかげです、ありがとうございました。今年もできる限り、卓球指導を頑張っていきたいと思います。
 年賀状で久しぶりに卒業生の卓球部の子からメッセージをいただきました。今も大学で卓球を頑ばっとぃるとのこと。そしてまた試合をしましょうとの挑戦状(?)つきでした。彼女のように努力を続けられる人が一人でも増えるようにまた1年、頑張ります。

2014年12月25日(木)
「ある経営者との話D実践編」

<第320回>
 早速、@〜Cの話が試される時が来ました。山陽新聞社杯でのうちのチーム・・・。卓球以前の問題で、ミスをしました。さあこれからミーティングです。どうなることやら・・・。

2014年12月24日(水)
「ある経営者との話C」

<第319回>
 今までとはまた別の人の話です。内容は「叱ること」についてです。その人も経営者なのですがその人がどういう風に従業員に声掛けをしていたか紹介します。
 「先生、誰かがミスをしたとするよ。たとえば、現場に遅刻してきて、今日の作業が何も準備されていないとする。どうする?」
私は考えましたが、なかなか答えが決まりません。
「俺は、たとえよ、腹が立っても、叱らずにそのミスをカバーしてやればいい。俺はその話が実際あったけど、その時全部現場しきって代わりにやったよ。そしたら申し訳なさそうに最後俺のところに来たよ。そいつがミスに気づけばいいじゃないか。それで終わりよ。気づかせてやればいいんだよ。」
 ハッとしました。私だったら大きな声でコテンパンにしてしまう。しかし結果そこに何が生まれるか、そこまで考えていませんでした。叱る目的は気づかせること、次にさせないことだということ、これを大事にされているんだなと考えさせられました。いつの間にか手段と目的が入れ替わっていることに恥じ、反省をしました。そしてその目的をその時思い出せるか・・・。思い出せるかどうかが「余裕」なんだと言われました。
「余裕があるかどうかなんだよ。叱らなかったことで次そいつが頑張ってくれれば、俺も得するし、あいつも得するんだよ。」

2014年12月23日(火)
「ある経営者との話B」

<第318回>
 それからこんな興味深い話もあった。
「先生、2・6・2の法則って知っているかい?集団にはね『頑張るやつ』『流されるやつ』『足引っ張るやつ』がそれぞれ2:6:2の割合でいるんだよ。一番めんどくさいのは最後の2。先生たちもここに力を入れてるんじゃないかな。でも一番大事なのは真ん中の6。この流されるやつをどれだけ最初の2にかぶせてやるかが大事なんだよ。できれば最後の2を6にかぶせてやるのも大事だけどね。」  
なるほど学級経営にも同じことが言えると思いました。私はこんなことを考えているのは、教員ぐらいかなと思っていましたが、思い上がりだと気づきました。細かい立場の違いはあるものの、目指すところはどうやっていろんな人が混じった集団が1つにまとまっていくか。永遠のテーマです。だからこそ、いろんな人の話を聞くことは大事だなと思いました。

2014年12月22日(月)
「ある経営者との話A」

<第317回>
 ある経営者の一言「3秒で思いを伝える。」もちろん一方的ではない、相手にも伝わっているのです。その人の話です。
「先生、俺はね会社に十何人従業員がいるけど、いっつもいっつも話ができるわけじゃないから、気持ちを入れなきゃいけないときにだけ入れるようにしてるんよ。3秒でいい。叱ったりしない。頼むよっていってポンポンと肩たたいてやる。これだけでいいんだよ。俺もある社長と1日ゴルフしてて、最初に1言だけ『あの仕事は頼むから』って言われたんだ。1日ゴルフしてて、これしか会話してない。けど俺はその一言でやる気になって一生懸命仕事したね。それからその社長とはずっとお付き合いをしているよ。」
「先生、俺が社員に気持ちを入れるときは、ああしろこうしろはいわない。絶対YOUメッセージは使わないんだ。『俺はこう思うよ、こうだよ』ってIメッセージで言うようにしてるよ。それで『こうします』って言ったら『じゃ頼んだよ』っていうんだ。」
 こんな話が聞けるのでとても面白い、いい時間を過ごさせてもらった。「任せた。」と言われたらやはり大人も子供も関係なくうれしいですよね。経営者や指導者はそれを意識して絶妙のタイミングでやるのです。そのタイミングは経験、場数なんだよと最後に言われていました。

2014年12月21日(日)
「ある経営者との話@」

<第316回>
 少し前、会社を経営している保護者の方と話す機会がありました。卓球部ではなく、以前の卒業生の保護者の方ですがとても信念を持った方で熱く話をされます。
 私たち教員はそのつもりはなくても、実社会とかかわるチャンスが少ないと思います。教員同士の仲間内だけで過ごす時間が多い中、この保護者の方とのお話はいつ聞いても新鮮な気持ちになり、またクラスづくりや学級経営にも役立つものが多いと思います。
 この間、話をした中で印象に残ったのは「どうやって自分の気持ちを社員に伝えるか。」ということを教えていただきました。
「先生、俺はね3秒で社員に入れる(気持ちを伝える)ように心がけているんだよ!」と言われていました。はたして、どういう方法なんだろうか?

2014年12月17日(水)
「面接練習にて」

<第315回>
 3年生の担任の私は毎日、面接練習をしています。よく聞かれる質問に
「中学校生活3年間で頑張ったことはなんですか」と聞くと
「はい、私が3年間頑張ったことは部活動です。」と答える生徒が大勢いました。特に男子に多い気がします。もちろん卓球だけではありませんが、3年間じっくり取り組むということは人生で初めての子もいるようです。「苦しかった練習」「レギュラーになれたうれしさ」「試合に負けた悔しさ」いろんな経験をさせてくれるからでしょうか、面接での受け答えを聞いてみると本当に人それぞれですね。
 次のステージでもたくさん経験を積んでほしいですね。

2014年12月16日(火)
「フリーハンド」

<第314回>
 最近気にしているところです。何を意識するか。
@フリーハンドの拳の向き → 掌が下
Aフリーハンドの高さ   
@は実験してバックスイングを取るときに少し内側にひねることで反対の手がねじれて勝手にバックスイングを取るようになります。スパイラルの理論と同じです。
Aは左手に付けた時計を見るようにという風に意識させています。高い位置で見ると反対の手が下から出ます。低いところで見るとバックスイングが水平になります。

2014年12月15日(月)
「やっと部活動再開」

<第313回>
 昨日から試験明けでやっと部活動が解禁されました。1週間以上、間が空いていたので少し練習がぎこちなかったです。しかしこれから午後から授業がないので練習時間が増えて、しっかりカンを取り戻したいです。今週末の山陽新聞社杯でまずは自分の目標にしっかりたどり着けるかどうかが重要だと思っています。冬場の試合はしっかり体をあっためるところから。これまで取り組んできたアップが役に立つだろうか?

2014年12月12日(金)
「まずは1つ1つ課題をクリア」

<第312回>
 先日、選抜予選と山陽新聞社杯の組み合わせがありました。平日にもかかわらず、夜からたくさんの先生が集まって組み合わせをすることができました。組み合わせでまた、各チームが頑張っている様子を聞くことができて、まず選抜でどんなチームと対戦して、練習した成果が出せるかが楽しみです。
 試合ごとに課題を設け、それをクリアしていく・・・。明らかに参加していただけの去年までとは違った意識での参加なのでとても楽しみです。どこと対戦してもきっと成果と課題が見つかるはずです。

2014年12月11日(木)
「たくさんの出会い」

<第311回>
 今回の合宿に参加させてもらって、一番の収穫はいろんなチームの指導者の方とたくさん出会えたことです。私立、公立、クラブチーム、スポーツ少年団などの枠を超えて、新しい発見をしたい指導者の方と出会えたことは大きな収穫でした。また、合宿で嫌な顔一つせず、質問に答えてくださったスタッフの方々にも感謝の言葉が見つかりません。
 私自身もこの合宿に参加させてもらったからには、自分のチームだけでなく中体連全体に還元できればと思います。最後にこのような機会を私に与えてくださったヘラ釣り先生に感謝です、ありがとうございました。さあ、これから頑張らないと!!

2014年12月10日(水)
「トレーニングC」

<第310回>
 「中学生の時はどんなトレーニングをすればいいですか」と聞いたところ、「自分の体重を使ったトレーニングをしてください」ということでした。
 器具を使うトレーニングは体ができていない中学生がやると良くない面もあるので、スクワットや腕立てなど自分の体重で負荷をかけるトレーニングが向いているとのことでした。それと同時に、関節の小さな筋肉を鍛えるトレーニングをしてくださいとのことでした。小さな筋肉とは特に股関節と肩関節の周りだそうです。
 これは今のうちにやっておかないと、高校生ぐらいになって大きな筋肉が発達してくると鍛えにくくなるということを聞きました。この小さな筋肉を鍛えることは大きな筋肉を鍛えることよりも難しいので、地道な積み重ねがいるそうですが、日本代表クラスも地道にトレーニングを重ねて今の結果につながっているのだそうです。

2014年12月9日(火)
「トレーニングB」

<第309回>
 今回のトレーニングを指導してくださったのは、シドニー五輪の代表選手でした。
まず座学の授業で「発達段階に応じたトレーニング」の話をしていただきました。簡単に言うと、トレーニングは年齢に応じて方法や負荷を変えたりするほうが効果的だということです。どの年齢でも同じようなトレーニングをするよりも、個人の筋肉量や性別、年齢によってトレーニングの方法を変えるほうがいいそうです。
例を出してみると、女子は男子より筋肉が早く発達するので中学生の間で体が男子よりも早く出来上がります。男子は2年生ぐらいになってから本格的に筋肉が発達し始めるので、結果に差が出ることを指導者は頭に入れてトレーニングに取り組ませるのがよいのだそうです。

2014年12月8日(月)
「トレーニングA」

<第308回>
 「姿勢を崩さない。」よく大学時代合気道の先生に言われていた言葉でしたが、同じことを卓球の名門チームから聞くとは思いませんでした。時期は違いますが、3連休の合同強化練習会でも姿勢についてだいぶ意識するように言われていたことにビックリしました。だから強豪校の生徒はまず体を揺らさずに、軸を意識してボールを打っていました。
では自分のチームの選手に姿勢を維持させるためには、何が必要かと考えてみるとやはり地道なトレーニングでした。しかし、今までのようにただ「腹筋をしろ」というのではなく、「軸をブラさない体を作るために腹筋をしろ」という理由付けができるのでトレーニングの効果は上がると思いますし、自主的にできる選手が増えるような気がします。部活ではやはり自分で練習しにくい下半身を鍛えることに重点を置こうと思います。

2014年12月7日(日)
「トレーニング@」

<第307回>
 すみません、少し間が空いてしまいました。
 最後にトレーニングのことです。合宿に行ってみていくら技術を教えてもそれを覚えるための身体ができていないといけない、と思うようになりました。プレーが安定している選手は必ずと言っていいほど、身体が安定していました。顔がぶれないことで体を回転させる軸が安定しているので体勢が崩れていてもいいボールが打てるのです。
 全部を鍛えるのは難しいので、今は下半身を鍛えるトレーニングを中心にしています。時間が限られてしまいますがダッシュを体育館でやっています。ただ、続けないと効果がないので、これから持続していきたいと思います。

2014年11月27日(木)
「練習のヒントC」

<第306回>
 最後には3球目攻撃をしました。時間が来ると
「台ごと全員3球目をしていく。決まらないとペナルティだ。」という声。
選手はみんなに注目されながら、恐る恐る3球目攻撃をしていました。当然、中学生なのでミスが出ます。中学生にはこのくらいのゲーム感覚があったほうがよいと思います。わがチームでやってみると、ループドライブでもOKで14台中成功は3台でした。サーバーが心の準備ができていない状態でサーブを出していたのでミスが出たように思います。平常心が大事ですね。

2014年11月26日(水)
「練習のヒントB」

<第305回>
 3つ目はゲーム練習です。ルールは
・全員一斉にゲーム練習でエレベーター方式。
・8対8からスタートの短期決戦
・レシーブミスしたら点差があってもその場でレシーバーの負け
これで試合を続けると3日ぐらいでレシーブミスが無くなるそうです。試合の際、後半のせった場面でレシーブミスをすることはかなり不利な状況になります。これを絶対しない練習のが目標です。あっという間に勝負がつく台もあれば混戦の台もありました。サーブ力のない選手はいつまでたっても下位の台にいました。またこの練習をすることで、サービスエースをねらいに行く選手が増えるのも特徴だそうです。今ではなかなか難しいですが、「サーブは1球目攻撃」という意識も生まれるそうです。

2014年11月25日(火)
「練習のヒントA」

<第304回>
 2つ目は「練習の主体が入れ替わること」です。
オールフォアの3点フットワーク。(フォア→ミドル→バック→フォア・・・)
いたって普通の練習です、これを送球者がブロックしていくわけですが。
 そして相手が3球目のフォアをしたら攻守交代をして今度は送球者がフットワーク。これをくりかえします。この練習をしていてコーチの人が
「一人がずっと動くのと交代するのはどっちが難しいと思いますか?」と聞いて私は
「交代するほうが難しいと思います」と答えると
「交代の方が簡単なんですよ」
「なぜですか?」
「3球だけしっかり打てばいいんです。試合でも3球しっかり打てれば、ラリーで勝てますから。」
なるほど、ブロックも何とか3球しのげば得点になるということでしょう。

2014年11月24日(月)
「練習のヒント@」

<第303回>
 今度は卓球の指導方法の紹介をします。もちろん、集まっていた選手は各県の選りすぐりなので、そのまま参考になるかどうかわかりませんが、たくさんヒントはいただきました。
 まず1つ目が普段やっている基本練習を「ミックス」すること。
ここではいつもやるフットワークの練習をミックスしていました。
@(フォア)→(バック)の1本ずつのオールフォアのフットワーク
A(フォア)→(バック)の2本ずつのオールフォアのフットワーク
この2つの練習を@+Aにミックスする。さらに
フットワークするほうが、1球ずつ送球者のフォア、バックへ打ち分けるというもの。
この練習の意図はミックスすることで送球者の練習にもなるということです。少ない時間で内容の濃い練習をするためにはこのような送球者も集中していないとできないような練習をするのだそうです。

2014年11月23日(日)
「メンタルトレーニングB」

<第302回>
 「集中して戦える心の状態」これを「ゾーン」というそうです。テニスの松岡修造さんが使っていました。自分の中で「ゾーン」を作り出すにはいったいどうすればいいか。
 ゾーンになるときは「ほどよい緊張」がないといけないが、ガチガチでもいけない、しかし気持ちが弱くて投げやりでもいけない。そんな時にはポジティブシンキングになることです。選手にアンケートを取ると、みんな試合で弱気になったり、あきらめたりすることに悩んでいました。それを克服するにはどうすればいいか。それは表情、姿勢、しぐさ(ガッツポーズなど)をポジティブにすることだそうです。心は身体に影響を与えるが、身体も心に影響を与えます。なるほどオリンピックなどでのガッツポーズ一つにそんな意味があったのか、と改めて意味を教えていただいたことがなによりの収穫でした。

2014年11月22日(土)
「メンタルトレーニングA」

<第301回>
 前の@〜Dに続いて目標設定のコツを紹介します。いろいろありましたが印象に残ったものだけ・・・
○段階的に立てる(例「大:全国大会出場 中:県大会ベスト4 小:校内リーグ1位)
○現実的(達成可能)で挑戦的なもの(手が届くもの)
○定期的にチェックし、必要なら変更する(ただし、変更しても消さずに残しておく)
○心技体それぞれで立てる。(中学校なら「学校生活」や「家」でしょうか)
 特に私は生徒に「目標を立てろ」というだけだったので、改めて反省することが多かったです。