2017年12月31日(日)
感謝

今年も、私の一方的な日記にお付き合いいただき、ありがとうございました。

卓球のことばかり書いていると、
「何書いとるのか、わからん」
と言われてしまうのだが・・・
もうしばらくは、マニアックなことを書いていきたい。

今、QA形式で書いているので、もしみなさんが指導するときに困っていることなどあれば、メールで教えてください。
(メールアドレス:884@takkku.com)

参考にならないかもしれないが、私の考えをこの日記で紹介したい。

2017年に感謝。

2017年12月30日(土)
振り終わりの形

振り終わりの形は・・・

ひじが内側を向く形だと、肩関節が十分に使えていない振りになっている。
   

ひじは外を向き一番外にある形だと、肩関節が十分に使えている振りになっている。
   

2017年12月29日(金)
ひじは固定しない

ひじを固定して、ひじ中心にラケットを振る・・・

これでは肩関節がほとんど使えない。
また、完全な円運動になるので、ラケットの面が球を飛ばす方向に向く時間が短くなってしまう。
私は、ひじ中心のスイングはダメだと思う。

ラケットの面を安定させるためには、ひじを固定する方がよいのかもしれないが、より球に力を加えるためには、ひじを固定せず打球方向に動かして、肩関節を大きく使った打ち方の方がよいだろう。

2017年12月28日(木)
バックはひじ中心?

「ひじ中心にバック(ハンド)を打つようにアドバイスされたんだけど、どうしてひじ中心なの?」

生徒にこのように聞かれたら、あなたならどう答えるだろうか?

2017年12月27日(水)
ひじの位置を動かす

ビンタのように脇をしめたままの動きでは、ひじの位置がほとんど動かず、肩関節がうでを内側に回す動きにしか使われない。

これに対して、パンチのように脇をあける動きでは、ひじの位置が前に動き、肩関節が大きく使われるようになる。

2017年12月26日(火)
グーでパンチするときは

平手でたたくときは脇はしまるかもしれないが・・・グーでパンチするときはどうだろうか?

グーで横から強くパンチする(右フックの)ときは、脇はあき、ひじは少し横に向く。
   
手のひらでたたこうとするから、脇がしまり、ひじが下を向くのだ。


脇がしまっていない方が、体重を乗せて力強くたたくことができるだろう。

2017年12月25日(月)
ビンタするとき

私が中学生のとき、他校の有名な指導者から
「フォアハンドでは脇をしめるように」
とアドバイスされた。

その先生のすごいところは、ちゃんと理由を説明してくれたところ。
「相手のほっぺたを平手でたたく(ビンタする)とき、脇をしめてやるだろう。脇が開くと力が入らないだろう。」
そんな説明をして、ビンタの格好をして見せてくれた。

   

私はそれを聞いて「なるほど〜」と思ったことを覚えている。とてもわかりやすい説明だった。

しかし、今考えると・・・

2017年12月24日(日)
ひじは後ろ

バックスイングのときはラケットを体の近くを通すので脇をしめた方がよいと思うが、打球するときは脇はしめない方がよい。

ひじは下に向くのではなく、後ろに向く。
肩を中心とするスイングの軌道面の中にひじがあった方が、肩からの力が効率よくラケットまで伝わる。

   

   

2017年12月23日(土)
脇をしめるとマイナスの面も

昔は、脇をしめろとよく言われた。
脇をしめてひじの位置を固定するベルトのようなものまであった。
しかし、私は脇をしめすぎるのはダメだと思う。

脇をしめる理由の一つは、体の回転の力をラケットに伝えやすくするため。
ひじを体の近くに固定していてひじの位置がグラグラしない方が、体の回転の力を無駄なく伝えることができる。

しかし、脇をしめてひじを固定したままでは、手を伸ばす動き・・・肩の関節(肩甲骨)の動きが制限されてしまう。

2017年12月22日(金)
脇をしめる?

「脇をしめてフォア(ハンド)を打つようにアドバイスされたんだけど、どうして脇をしめなければならないの?」

生徒にこのように聞かれたら、あなたならどう答えるだろうか?

2017年12月21日(木)
基本的には

フォアハンドを打つときに時間に余裕がある場合は、基本的には足のラインを変えて打つようにする。
体重移動の大きさと、体の回転の範囲が、足の位置で決まってくるからだ。

打つ前に右足を後ろに下げて左足前の体勢になることで、球を飛ばす方向への体重移動と、大きな体の回転を可能にする。

そして、時間に余裕がないときでも、フォアハンドについては必ずラケットを持った方の肩が後ろになるような体勢から打つようにする。

2017年12月20日(水)
足のラインを変えてみる

ネットミスをするということは、粒高で返球された下回転の球に対して、こすり上げる力が弱いということ。

下回転で返ってきた球を打つ場合は、前進回転で返ってきた球を打つ場合よりも大きなスイングをしなければならない。

前進回転の返球に対しては、その場で(動かずに)振る小さなスイングでOK。

それに対して、下回転の返球に対しては、球を飛ばす方向(斜め上)に少し動きながらの大きなスイングが必要だ。

そのため、「肩のラインだけ回す打ち方」や、
   

「腰から上のラインを回す打ち方」では難しい。
   

「足のラインを変える打ち方」で打つようにすると体重移動ができるので球に力が加わりやすくなり、ネットミスをしなくなる。

   

2017年12月19日(火)
肩のラインを意識したが・・・

「粒高の選手と対戦するとき、バック(ハンド)を打った後のフォア(ハンド)で、肩のラインを意識してもドライブのネットミスを繰り返してしまうのだけど、どうすればいいの?」

2017年12月18日(月)
肩のライン

バック(ハンド)を打った後、フォア(ハンド)を打つときに、手打ちになることが多い。特に女子の選手によく見られる。

手打ちになっている場合は、力が入らないので下回転を打つことが難しくなる。そのため、バックハンドで打った球を粒高ラバーでフォアに返されたときにネットミスをすることが多くなってしまう。


しかし、手打ちがすべて悪いわけではなく、時間がないときは手打ちの方がよい場合もある。

ただ、中学生の基本の段階では、より強く打てる大きな打ち方を覚えてほしい。


どこに気をつければ手打ちにならないかと言うと・・・一番は肩のラインだ。

  

左肩と右肩を結ぶ直線からひじが極端に後ろにならないようにする。
ひじを引くときは右肩も一緒に引くようにするのだ。
そして、ラケットは肩のラインよりも前。

2017年12月17日(日)
手打ちになってしまう

「ひじからバックスイングをすると、手打ちになってしまうのだけど、どうすればいいの?」

2017年12月16日(土)
弓を引くように

フォアハンドのバックスイングはひじから引く。

弓を引くような動きになる。

2017年12月15日(金)
肘から引くバックスイングに

変えてやるのは、フォア(ハンド)のバックスイング。

バック(ハンド)を打った後のフォア(ハンド)がいつも遅れてしまうのは、フォア(ハンド)のバックスイングに原因がある。

具体的に言うと、バックスイングがラケットから引くような動きになり、ラケットが体から遠くを通っていることが対応が遅れる原因だ。
   

バックスイングをひじから引くように直すと、ラケットが体の近くを通るようになり、フォアとバックの切り替えが速くなる。
   

ひじから引くことで、

@バックスイングがコンパクトになり、振り始めから打球までの時間が短縮される。

Aラケットが体の近くを通るので、バックスイングの途中でもバックハンドに変更することが可能となる。そのため、早めにバックスイングを始めることができるようになる。

2017年12月14日(木)
「待ち方」と「打ち方」を変えよう

バックを打った後、次に必ずフォアに来るとわかっていたのなら遅れることはないだろう。次の球が、バックに来るのかフォアに来るのかわからず、コースがわかってから打つため遅れてしまうのだ。

そこで、コースがわかってから打とうとしても間に合うように、「待ち方」や「打ち方」を変えてやらなければならない。

2017年12月13日(水)
フォアとバックの切り返し

「バック(ハンド)を打った後のフォア(ハンド)がいつも遅れてしまうんだけど、どうすれば遅れず打てるようになるの?」

生徒にこのように聞かれたら、あなたならどう答えるだろうか?

2017年12月12日(火)
何を意識するかで構えは変わる

「左足が前」(右利きの場合)

そんなの当たり前だと思っている人もいるだろうが、右足前で構える人もいる。

例えば、カットの選手。
カットの選手は、右足を前に出し、足幅をせまくして構える。

左足が前という決まりはない。


指導者が「左足を前にしろ」と言うのは、オールフォアで動いていた卓球の名残もあると思う。
フォアでねらっていくためには、左足前の方がよいが、極端に左足を前に出しすぎると、バックが振れなくなるし、左右の動きも遅くなる。


今の卓球では、フォアもバックも打てるように、ほぼ並行足で構えることが多い。

私は、左足を足半分だけ前に出すように指導していた。
その理由は、バック寄りに構えていることから、フォアに大きく動くことを想定して、足を交差させやすいように少しだけずらしておくため。また、左足を少しだけ前に出すことで、相手の選手が正面に見えるようになるからだ。
     

カットの選手は、バックの深い球に対応できるように、右足前で構えている。

最近は、攻撃選手でも、バックハンドが自由に使えるようにと右足前で構える選手もいる。

自分のスタイルに合わせて、足の位置を決めればよいと思う。

2017年12月11日(月)
左足が前?

「構えるとき、右利きの場合は左足が前になるようにと言われたのだけど、どうして左足を前にするの?」

生徒にこのように聞かれたら、あなたならどう答えるだろうか?

2017年12月10日(日)
打球前の姿勢が大事

「打球後に体勢が崩れないように気をつけなさい」と言っても、直るわけがない。

・・・打球後の姿勢を意識してもダメ。

打球後の姿勢を直すには、打球前の姿勢に意識をおく必要がある。

球を捕らえる位置(打球点)は決まっているのだから、打球前のラケットや体の位置が決まった時点で、打球後のラケットや体の位置が決まってくる。

というわけで、打球前のラケットや足、体の位置を修正してやれば、打球後の体勢は直る。

2017年12月9日(土)
体勢が崩れる

「打ち終わった後の体勢が悪いと言われるのだけど、どうやったら直すことができるの?」

生徒にこのように聞かれたら、あなたならどう答えるだろうか?

2017年12月8日(金)
速く動くために

速く動く(移動する)ためには、低い姿勢の方がよい。
高い姿勢だと、足で蹴って移動しようとするとき、上半身までその力が伝わりにくく、どうしても動きが遅れてしまう。

「低い姿勢=スポーツカー」、「高い姿勢=バス」をイメージしてほしい。

そのため、レシーブのときのように速く動く(移動する)ことが優先される場面では、低い姿勢になるように前傾姿勢をとっているのだ。

2017年12月7日(木)
前傾姿勢

「この前、前傾姿勢はとりすぎない方がよいと言っていたけど、トップ選手がすごく前傾姿勢をとってレシーブの構えをしているのは、どうして?」

2017年12月6日(水)
うでを曲げる打ち方はダメ

うでを曲げて打つ打ち方だと、次の2つの欠点がある。

@体の回転の力を効率よく球に伝えることができない

・・・回転の力を効率よく球に伝えるには、回転の中心から外向きに力を加えるようにした方がよい。つまり、手を伸ばす打ち方の方がよい。


A打球点が後ろになってしまう
  

2017年12月5日(火)
もう一つの理由

ラケットをおでこまで振るべきではない理由の一つとして、スイング方向が上方向になってしまうということを説明した。

もう一つの理由として、ラケットをおでこまで振ると、腕を曲げる力で打つスイングになってしまうということがある。

2017年12月4日(月)
昔と今の違い

ペンの場合、ラケットを自然に握るとフォアでもバックでもラケットの面が上を向いてしまう。
   
それをかぶせやすくするために、昔の卓球スタイルでは前傾姿勢を深くとるようにしていた。

   

しかし、この姿勢だと速い卓球には対応できない。体を回転させて打つときに、体が曲がっているので回転半径が大きくなってしまうからだ。

   
コンパクトに体を回転させるためには、体を起こして回転の軸と一緒になるようにした方がよい。
        

前傾姿勢を深くとらない今の卓球では、ラケットはおでこではなく、球を飛ばす方向である前へ振るようになる。

2017年12月3日(日)
ラケットは前に振る

前傾姿勢をとらずにラケットをおでこまで振ると、ラケットは斜め上方向に振ることになる。
前で速いタイミングで打とうとすると、その振りでは球は入らない。

ラケットは前に(球を飛ばす方向に)振らないといけない。

前傾姿勢を深くとっていれば、おでこが前にあるので、球を飛ばす方向に振ることになるのだが・・・。

2017年12月2日(土)
おでこまで振るのは間違い

前で速いタイミングの打ち合いをする今の卓球スタイルでは、おでこまで振るのは間違いだ。

昔の日本のペンホルダーの卓球では、前傾姿勢を深くとり、台から離れて遅いタイミングでドライブをかけていた。
そのときの卓球スタイルだったらおでこまで振っていたのだが・・・。

おでこまで振ってはいけない。

2017年12月1日(金)
振り@

「フォアでは、ラケットをおでこまで振るように言われたのだけど、どうしておでこまで振らなければならないの?」

生徒にこのように聞かれたら、あなたならどう答えるだろうか?