2016年1月31日(日)
中国大会の結果は4位

中国大会ということで、気合いを入れて臨んだ。

まず、1日目の朝一番に山口の温泉に入り、身体を清めることからはじめた。
(気持ちよかった)


そして、1日目の試合が終わった後は、今度はお酒で身体の中から清めていった。
(かなり飲んだ)

その甲斐あってか、試合結果は4位と立派な成績だった。


錦帯橋に立ち寄ったりと帰りの旅も楽しんだ。

   

2016年1月30日(土)
あいかわらず

少し前に、中国大会に向けて、顧問の先生から「組合せ」と「戦力分析」が2回に分けて送られてきた。

メール本文には、「同じリーグの○○にはこの前勝って、○○には負けました」や「赤くしている所が今回の中国大会に出場する学校です」などど書かれていたのだが・・・

肝心の「組合せ」と「戦力分析」のデータが添付されていなかった。
どちらともだ。

そういえば、昔もデータを添付していないということがあったなあ。

飲み会の前に、原稿書けたら飲めるという約束をしていたら、データを添付せずメール本文だけをよこして、
「ちゃんと書いた。送るのを忘れただけだ。」
と子どものようないいわけをした事が・・・。

あいかわらずだ。

2016年1月29日(金)
明日から中国選抜大会

・・・昔話は少しお休み・・・

明日からの中国大会に向け、仕事を終えてから山口へと出発した。
途中、福山で高速を降り、大学時代にかよったラーメン屋に立ち寄った。
外部アドバイザーという気楽な立場なので、旅を楽しんでいる。


   

職場が変わり、中国大会や全国大会とは遠ざかり、それらへの挑戦権さえも奪われてしまった自分。もう出場することはないと思っていた。
今回、外部アドバイザーとして出場させてもらえて本当にうれしい。
顧問の先生に感謝。

2016年1月28日(木)
24 力を引き出すために

最悪の状態から復活させるために、指導の技を使った。

そのいくつかを紹介する。


最初にやったのは、全体に次のように声をかけたこと。

1試合目よりも2試合目の方が良い試合になるように、2試合目よりも3試合目、3試合目よりも4試合目というように、どんどん良い試合になるようにしていこう。

「一つ前の試合よりも良い試合をする」という、わかりやすい目標を与えることで、前向きに試合をさせようと考えた。

2016年1月27日(水)
23 自分のプレーができていない

地区大会の予選リーグ、
私はショックを受けた。

左利きの生徒は、自分のプレーができていてよかったのだが、ダブルスに出たカットの生徒は、練習してきたことが何もできておらず、夜の練習を始める前の状態と同じだった。
ダブルスのパートナーの生徒も、最悪の状態で、全く球をコントロールできていなかった。

勝つためのやり方(戦術)なんて、考えられる状態ではなかった。

私は、すぐに頭の中で県大会までにどうやって仕上げ直すかを考えた。
これでは、県大会までに間に合いそうにない。

・・・それが正直な気持ちだった。

2016年1月26日(火)
22 試合内容の分析

私が試合内容を分析するときの視点は、次の2つ。

@自分のプレーができているか
A勝つためのやり方ができているか

@については、
・自分の打った球が入っているか?
・練習してきたことを出せているか?
・自分の武器を使っているか?
など

Aについては、
・相手の弱点はどこか?
・何で得点し、何で失点しているか?
・相手は何を考えているか?
など

基本的には、
@については、練習試合などをとおして、できることが当たり前にしておかなければならない。
・球が入るのは当たり前
・練習してきたことを出して試合するのが当たり前
・自分の武器を使って試合をするのが当たり前・・・

本番の試合では、Aについてしっかりとアドバイスするようにしたい。


ところが・・・

2016年1月25日(月)
21 隣に座ってやっていたこと

地区大会のとき、
基本的には、試合中の生徒へのアドバイスはしないようにした。

その理由は、生徒のことを一番理解している顧問の先生からのアドバイスが一番伝わると思ったから。
また、私がアドバイスして勝ったとしても意味がないから。顧問の先生のアドバイスで勝つことで、顧問の先生が成長していくことが目的だから。

試合中は、顧問の先生と一緒に試合内容を分析し、1分間のアドバイスで何を伝えるかを話をして決めていくようにした。

2016年1月24日(日)
20 試合前の声かけ

地区大会のとき、競った場面で自分のプレーができるかが心配だった。

勝ち上がることを経験していないチームは、競った場面で、必ず「やっぱり、だめかもしれない」という弱い心が出てきてしまう。
競った場面でも、強い心をもって戦えるように
してやる必要があった。

そこで、朝一番の言葉はこのようになった。

『優勝できるかもしれない』と思っている人?
(全員手を挙げる)
『優勝できるかもしれない』では多分負けるよ。
『絶対優勝してやるぞ』という挑戦する気持ちをもっていないと勝てないよ。

この言葉は、試合の終盤の競った場面を想定して、その場面で前向きなプレーができるようにと考えてかけた言葉だった。

優勝するためには、挑戦するプレーが必要。だから、競った場面でも挑戦するプレーが必要なんだ…そう伝えたかった。

競った場面になってから伝えたのでは遅い。びびってしまってからでは、なかなか伝わらないし、効果がない。
あらかじめ、苦しい場面になることを想定して、その場面でも生徒が自分のプレーをできるように、準備をしておく必要がある。

2016年1月23日(土)
19 優勝できるかもしれない

力はついてきていた。
練習試合では、県内のチームにほとんど負けていない。
県大会で優勝してもおかしくない位置にいた。
チームの皆が「優勝できるかもしれない」と思っていた。

しかし、
「優勝できるかもしれない」では優勝できない。
なぜならば、頭の中では同時に
「優勝できないかもしれない」と思っているから。

優勝するチームは、
「優勝できる」と思っている。
「優勝できない」というイメージはもっていないのだ。

「優勝できないかもしれない」というイメージがあると、試合の終盤で競ったとき、
「やっぱり、優勝できそうにないなあ・・・」
と思ってしまい、
弱気になり自分の力を出すことができなくなる。

2016年1月22日(金)
18 地区大会で優勝するために

次は地区大会。
県で優勝するために、まず地区大会で優勝して自信をつけさせたかった。

このチームにとって優勝するために必要なことは、

@自分の力を出し切ること
A競った場面で強い心をもって戦えること
B勝つための戦術をとれること


だった。

今までの試合では、

@自分の力を出し切ることなく負けるという試合が多かった。生徒の力を引き出すようなアドバイスが必要だった。

Aこのチームの生徒のように、勝った経験のない生徒は競った場面で弱い。最後の最後で自信がなくなってしまう。生徒の心をコントロールしてやれるような言葉や行動が必要だった。

Bやるべきことがはっきりしてない試合が多かった。生徒が正しい戦術で戦えるようなアドバイスが必要だった。

2016年1月21日(木)
17 偵察の仕方

私は試合を偵察するとき、
その選手の打法の特徴を見るようにしている。

打ち方がどうなっているかを見る。

得点した時は、その打ち方はいつでも入る打ち方なのか?
たまたまの得点ではないか?

失点したときは、その打ち方はどうか?
打ち方に欠点があるのではないか?

打ち方に欠点があった場合は、その欠点はなかなか直すことができないもの。

対戦する前に、それらの情報があると、とてもアドバイスしやすくなる。

2016年1月20日(水)
16 ブロック大会

秋の大会は、「ブロック大会→地区大会→県大会」と続く。

まずは、ブロック大会。
私は、ブロック大会ではベンチに入らなかった。
理由は、まわりの戦力を正確に知りたかったから。
卓球界から離れていたため、まわりの状況を全く知らなかったのだ。
この日、多くの大会が同時開催されていたので、偵察に出かけた。

より正確な戦力を把握できるようにと、顧問の先生が各校の戦力分析をした「丸秘データ」を作成してくれた。
私が作れと指示を出したのだが・・・。
この戦力分析をすることは、勝つために必要なことであり、当たり前の準備だと思う。


作ってくれたデータを見ながら、浦安の体育館→きびじアリーナ→玉野レクレセンターと駆け回った。

この偵察ができてなかったら、優勝はできなかったと思う。

2016年1月19日(火)
15 武器をつくること

試合で勝つためには自分の「武器」が必要だ。

「武器」と表現すると、とても威力があって、すぐに得点に結びつく技術というイメージを抱いてしまうが、私が考えている「武器」のイメージは少し違う。

「武器」とは「得意な技術」であり、
「得意な技術」=「絶対にミスしない技術」
と考えている。


だから、「武器」をつくるためには、新たに技術を身につけるのではなく、今まで使っていた技術を徹底的に練習し、精度を高めて完璧にする。
絶対にミスしないから、「武器」となる。

何本かミスしてしまうが、すごく威力のある球が打てるとする。
私は、それは「武器」と言わない。
なぜかというと、何本かミスしてしまうから。
大事な場面でその球が入るのか?
それは「武器」と言わず、「欠点」と言う。

2016年1月18日(月)
14 顧問の先生との連携

技術を身につけるには、継続した練習が必要。
そのため、1週間に1回の練習でやったことが普段の練習でも継続できるように、顧問の先生にやっていることのすべて伝えるようにした。


毎週水曜日の練習後にはメールを送った。
・どんな練習をやったか
・その時にどんなアドバイスをしたか
・これからの課題
など

実際の内容はこんな感じ。


○○先生

お疲れ様です。
今日(9/2)の練習は、多球練習中心でやってみました。
7:10〜8:35 多球練習
8:35〜9:00 ゲーム
※多球練習は、すべて100球打ったら交代

カットマンの生徒
@フォアツッツキ−フォアカットを交互に
(ツッツキとカットは相手のフォア側を狙う。)
・ツッツキの後、後ろに下がるのを意識する。
・ツッツキやカットした球は、ゆっくりと飛ばすようにする。
・カットの球の軌道は直線的に。山なりはダメ。
・構えたときは足の幅は狭めで、打球するときは少し開く。

Aバックツッツキ−バックカットを交互に
(ツッツキとカットは相手のフォア側を狙う。)
・バックツッツキの時、ひじを横に動かさないように。手を伸ばす感じに。
・ラケットの面は立て気味にする。

Bフォアツッツキ−フォアカットを交互に(球出しはフォアサイドから)
(ツッツキとカットは相手のバック側を狙う。)

Cバックツッツキ−バックカットを交互に(球出しはフォアサイドから)
(ツッツキとカットは相手のバック側を狙う。)

Dツッツキ−カットを交互に、コースは全面で

Eツッツキ−ツッツキ−カット、コースは全面で

F全面でランダムに


左の攻撃の生徒
いつもの位置より5cm後ろに下がって、
腰を回して打つこと

ロングボールの球出し
@バックハンド−回り込んでフォアハンド−飛びついてフォアハンド
・すべて相手のフォアサイドを狙う。
・飛びついてフォアハンドを打った後は、体を回して左足が前になるように。体は右を向く。
・フォアに飛びついてストレートに打つときは、シュート気味に打つ。ラケットのヘッドを横向きか少し上向きで、ラケットをワイパーのように動かせる。
・バックハンドの時も、腰を回す。

Aバックプッシューバックハンド−回り込んでフォアハンド−飛びついてフォアハンド

弱い下回転の球出し
Bバックチキータ−バックハンド−回り込んでフォアドライブ−飛びついてフォアドライブ

Cバックチキータ−バックハンド−回り込んでフォアドライブ−飛びついてフォアドライブ

・体を回転させて打つためには、台から少し離れておく必要あり。
・体の回転と手の動きが一緒になるようにする。
・とにかく体を回転させる。


<これからの課題>
カットマンの生徒
・ツッツキ、カットを完璧にする
・ツッツキの後には、必ず後ろに動く
・サーブは、コースと回転量を意識して

左の攻撃の生徒
・ドライブ、スマッシュが完璧に入るように
・打った後、必ず後ろに動く
・サーブは、コースと回転量を意識して


当たり前のことが、当たり前にできるように!

2016年1月17日(日)
13 たくさん教えてはダメ

D大切なことだけを教える

指導するとき、あれもこれもたくさん教えている指導者がいる。
試合のとき、あれもこれもたくさんアドバイスしている指導者がいる。

自信のない指導者ほど、たくさん教えたがる。
自信のない指導者ほど、たくさんアドバイスしたがる。

何かを伝えるとき、内容がたくさんありすぎたら、何が大切なのかがわからなくなってしまう。
相手は中学生なのだから。

内容をしぼって、
大切なことだけを教えるようにしたい。

2016年1月16日(土)
12 ことばの使い方

Cその生徒に一番伝わることばを選ぶ

指導するときは具体的でわかりやすいことばを使うように意識している。

例えば、フォアハンドを打つ前の体勢を教えるときは、
「おへそを球(打球点)の方に向ける」
ということばを使うことが多い。
このように伝えることで、生徒は具体的に行動することができる。

しかし、生徒によっては受け取り方が違い、うまく伝わらないということもある。


そんな時は、違うことばを使うようにする。
「体を右に回して横向きにする」
「飛んできた球に対して右足が壁になるようにする」
「左肩よりも右肩が後ろになるようにする」
「左腰よりも右腰が後ろになるようにする」
「飛んできた球と右肩を離すようにする」
いろいろなことばを使ってみるとよいと思う。

大事なのは、どのことばを使うとその生徒に一番伝わるかをチェックしておくこと。
そして、本番の試合のアドバイスでは一番伝わることばを選んで使うようにする。

2016年1月15日(金)
11 結果ではなく行動を褒める

Bやろうとしているその行動を褒める

その技術が早く身につくように、
結果ではなく、やろうとしているその行動を褒める。

打った球が入ったかどうかではなく、
練習どおりにやろうとしているかどうかを見てやる。

だから、例えミスだったとしても、
「今の打ち方良かったよ。次も、気をつけることに意識していこう。」
のような声かけをする。

生徒が、練習したことをやろうとしていたらOK。
それがうまくできるかどうかは、その技術が完全に身についてからのこと。

2016年1月14日(木)
10 できるようになると、こう変わる

Aその技術が身についた先の姿を伝える

「商品の機能よりも その先の夢を語れ
これは、ジャパネットたかたの高田さんの言葉。

この商品があればこういう素晴らしいことができる、こういう新たな生活が待っている、ということをお伝えするのが大切なのです。いうなれば、商品の先にある夢をみせるということ。」

私が技術を教えるときにも、必ずその技術ができるようになった先の姿を伝えるようにしている。
・将来の自分のプレーがどう変わるのか。
・将来の試合の結果がどう変わるのか。

例えば、「もし○○ができるようになると、こういう試合展開になるので、自分が有利になるよな」とか、「試合で○○のミスが多かったけど、もし半分でも入っていたら、今の試合は勝っていたよな」とかを技術と一緒に伝える。

先の姿をイメージすることができ、「何のためにその練習をするのか」がはっきりすると、生徒はやる気になる。

2016年1月13日(水)
9 その技術が必要だと思わせる

1週間に1回の練習で、技術を身につけさせるためには工夫が必要。
私が技術を教えるときに工夫していることを、いくつか紹介する。

@その技術が必要だと思っているときに教える

生徒が、その技術を必要としていないときにいくら教えても、その技術はなかなか身につかない。
将来必要になるだろうからと、今必要としていないのに、何でもかんでも教えるのは効率が悪い。
必要だと思っているときに教える方が早く身につく。

その技術を必要とするときまで待って教えるべし。

ただし、生徒と関わることのできる時間は限られているので、指導者が意図的にそういう状態を作ってやることが必要になってくる。

指導者のやるべきことは、その生徒にはどんな技術が必要なのかを見極めて、そして、生徒自身にその技術が必要だと思わせるようにすること。

技術を教えるときは、教える方よりも教わる方の姿勢がとても大事になってくる。

2016年1月12日(火)
8 いつでも入る打ち方

練習の時、指導者は「球が入ったかどうか」で判断して指導するのではない。
「いつでも入る打ち方かどうか」を見て判断して指導しなければならない。

練習ですごい球が入ったとしても、それが10球のうち2〜3球くらいしか入らない打ち方なら、試合では使えない。その打ち方では、打てば打つほどミスしてしまうからだ。

緊張した場面で入るのか?
例えば、ゲームオールのデュースではどうか?

私の指導では、10球のうち10球入る打ち方になるように練習する

そのために、打法に欠点がある場合は修正してやる。

打法に選手それぞれの個性も必要なのだが、球が入らないのであれば、それはただの欠点。
球が入るという土台の上に個性を出すべきだ。

勝つために最も必要な技術は、「いつでも入る打ち方」だと私は考えている。

2016年1月11日(月)
7 スイングの方向

ラケットの面と同時に、スイングの方向を修正する。

飛んでいく球を自分でコントロールするために、飛ばす方向にラケットを動かせるようにさせる。

これも同じく、ゆっくりの大きいラリーで確認していく。
打つ方向に自分の力を加えるように意識させる。
速い小さいラリーだと、相手の球の力を利用できるため、正しい打ち方でなくても球を入れることができるが、ゆっくりの大きいラリーだとごまかしがきかない。


打球するときにラケットが直線的に動くように、ひじの位置に特に気をつける。
フォアハンドでもバックハンドでも、ひじの位置は前に動く。
※ひじの位置を固定してスイングは×

 

2016年1月10日(日)
6 打球するときの面

まずは面について修正。
球が入りやすい面にしていく。

カットマンの選手は打球するときに、球の底をすくうような打ち方になっていた。ラケットの面は上を向いてしまっている。
逆に、左の選手はフォアのスイングでラケットの面が下を向いていた。そのため、フォア側にツッツキをされた球に対しては、ほとんどがネットミスしていた。

これらを修正するために、ゆっくりのラリーで入れることを徹底してやった。
ゆっくりのラリー・・・ゆっくりのスイングだと、ラケットの面が上を向いていたり、下を向いていたりしていたら球は入らない。
ラケットの面を立てて球に当てるように修正していった。

 

2016年1月9日(土)
5 こだわり

指導するとき、球を確実に入れることに関して、特にこだわっている。
徹底的に練習し、完璧に近づける。


なぜかというと、球を入れることがいかに難しいかを知っているから。


自分は「イップス」を経験している。
高校で練習していた頃、突然フォア打ちが入らなくなった。
入れようとすればするほど入らなくなる。
ただ、球を入れればいいだけのことが、とても難しい・・・と言うか不可能になる。
今でも、卓球をしているとその症状が出るし、ソフトで球を投げるときも出る・・・投げられない。

そんな経験をしているから、球を入れるということに対して、人の10倍くらい神経質になっている。

勝つために、まずは、
確実に球を入れることができるようになることを目指す。

2016年1月8日(金)
4 勝つために必要な技術

生徒の試合を見て、勝つためにどんな技術が必要かを判断する。
カットマンの生徒も左利きの生徒も、自分が打った球をコントロールできていないためミスが多かった。

勝つために、まず必要な技術は、自分がイメージしたとおりに球をコントロールして確実に相手コートに入れることだった。

2016年1月7日(木)
3 夜の練習の目標

夜の練習での目標は、
結果を出すこと・・・試合で勝たせること。


そのためには、
たった1週間に1回の練習で、勝つことができる技術を身につけさせなければならない。

指導者の自分が考えることは、
「勝つためにはどんな技術が必要か?」
「その技術をどうやって身につけさせていくか?」

この2点だった。

2016年1月6日(水)
2 夜の練習の始まり

そのカットマンの生徒の返事は、
「お願いします」だった。
こうして、毎週水曜日の夜の練習が始まった。

左利きの生徒も一緒に来て、「練習したい」というので、2人を見ることになった。
顧問の先生に聞くと、その2人はチーム内で4番手5番手の選手とのこと。

「この2人を鍛えて、チームを支える選手にしたい」
こちらも、やる気になった。

2016年1月5日(火)
1 きっかけの試合

「今年優勝できなかったら丸坊主にする」と顧問の先生が気合いいっぱいのその中学校は、どの中学校よりもたくさん練習して夏の県大会に臨んだ。

結果は1回戦負け。
2−2のラストで負けたカットマンの試合は最悪の内容だった。
ベスト8くらいのチーム力はあると思っていたのだが。

初出場の夏の県大会で1回戦負け。
県大会で勝ったという経験のないチームが、約3ヶ月後の秋の県大会で優勝できるだろうか?
正直きついだろう。

少しでも力になりたいと思い、試合後にカットマンの生徒に声をかけた。
「毎週水曜日の夜だったら練習を見ることができるので、本気で強くなりたいと思っているのなら、言ってきてね。」

2016年1月4日(月)
勝ち方

この日記では、「あり方」が大事だと書いている。

しかし、試合では「あり方」だけでは勝てない。
「やり方」がとても重要になってくる。

勝負事には「勝ち方」というものがあり、自分はそれを知っているから、人よりも勝つことができると思っている。
外部アドバイザーになり、この「勝ち方」を伝えている。

これからの日記で、この「勝ち方」について少し書くことにする。

2016年1月3日(日)
これからはソフトボールの指導

12月の選抜予選までは、卓球の指導を本気でやった。
ひと区切りついたので、1月からは息子のソフトボールの指導(勉強)を本気でやろうと思う。

卓球の指導もソフトボールの指導も同じ。
理にかなった体の使い方ができているかどうかを見てやる。
そのためには、自分がピッチングやバッティングの体の使い方の勉強をしておかなければならない。

新しいことをやるのは、とても楽しみ。

2016年1月2日(土)
15年後の自分へ

「くちびるに歌を」

ツタヤに行ったとき、何となく借りた映画。

正月の長旅の時、車の中で観て号泣した。
改めて、合唱っていいなあと思った。

この映画は、ある中学校の合唱部の物語。
アンジェラ・アキ「手紙」を歌う。

最後の県のコンクールでの合唱を聴いていると、涙があふれてきた。
映画のストーリーも良かったが、それ以上に、歌の歌詞と自分とを重ねて考えていると、いろいろな思いがこみ上げてきたから。

15歳の自分。15年後の30歳の自分。
その時その時の自分のことが思い出される。

今、15年後の自分に手紙を書くとしたらどんな手紙になるだろうか?

・・・そんなことを考えながら観ていた。

2016年1月1日(金)
明けましておめでとうございます

「もし、戻ることができるとしたら、いつに戻りたい?
中学生時代、高校生時代、大学生時代、先生だった頃・・・?

私の答えは決まっている。
答えは・・・「今」。

その瞬間、その瞬間を、一生懸命生きてきたので、例え戻ったとしても、それ以上の人生を送ることはできないと思っているから。

そんな一生懸命な人生を積み重ねてきた「今」が一番幸せだと思っている。

今年も、全力で生きていきたいと思う。