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2015年10月28日(水)
「カットマンのもやもや」

<第450回>
 ここのところの悩みだったカットマンの指導に少し光明が見えてきました。他地区の先生で全中経験のある先生とお話しすることができ、その先生のチームの考え方や用具の知識、いろんな方との交流など興味深いお話をたくさん聞くことができました。
 その先生のチームはカット・粒高が中心のチームで中学校から始めた選手が勝ち上がれるチーム作りをされていました。その先生との話の中で悩みだったカットマンのツッツキのやり方などアドバイスをいただき、すぐに今週実行してみました。今度の試合までに安定した切れたツッツキをマスターして試合に臨みたいものです。

2015年10月27日(火)
「他地区での練習試合」

<第449回>
 この県大会前の時期は他地区の試合を入れるようにしています。やはり、地区によってチームのカラーが違うような気がします。これが県が違ったりすればもっとカラーが違うのかなと思いました。具体的には戦型やダブルスの考え方が違うのかな、と思いました。
 うちのような変な戦型がそろっているチームは練習試合でひときわ際だった存在?だった気がします。相手チームの選手が首をかしげることもしばしばでした。実はこれが醍醐味だったりするのですが・・・。また、普段お話ができない先生方と卓球の話で盛り上がりました。いろんな考え方を教えてくださり、私自身にも+になった時間でした。

2015年10月26日(月)
「練習試合へのお招き」

<第448回>
 先週の土曜日には他地区の練習試合に参加させていただきました。周りの学校は全て県大会へ出場するチーム、うちだけ出場しないチームでした。一度は断ろうとしたのですが、主催していた先生が「いいチームですから気にせず来てください」と温かい声をいただき参加させていただきました。
 選手にはそのことを部通信で知らせ、卓球の力で勝てなくても他に勝てるところで勝負しよう、大事な試合のチャンスをいただいたことに感謝しようという話をして、試合に臨みました。
結果は実力差が出ましたが、次はきっとやれるという手応えもあった試合でした。あのとき断られていたら・・・と思うとありがたいことです。主催していただいた先生、場所を提供してくださった先生に感謝です。別の形で恩返しできたらと思います。

2015年10月21日(水)
「カットマンの試行錯誤」

<第447回>
 ここ何年か、カットの戦型の選手が部内で活躍することが多いです。しかしこの時期から勝てない時期が長くなるということがあり、それに合わせて試行錯誤する時期でもあります。ラバーやラケットの調整、攻撃の練習、バックハンドなどいろいろなことをやってみるのですが・・・なかなか「これだ!」とピンとくるものがありません。やはり、原点に戻って「ツッツキ、カットのコース取り」の練習を徹底的にするように裏面先生にもアドバイスを受けました。試験明けは三角シートが活躍しそうです。

2015年10月20日(火)
「M先生来校」

<第446回>
 中学校卓球界一練習熱心なM先生が来校して練習を見ていただきました。先日のチームの応援を見て、「是非行かせてください」と声をかけていただきました。しばらく指導を離れているとはいえ、現役の選手なのでサーブ、レシーブを中心に見ていただきました。選手も刺激を受け、熱心にアップダウンサーブなど新しい技術を吸収していました。M先生の言葉一つ一つにも重みがあり、最後のミーティングでも素晴らしいお話をいただきました。是非、また卓球界に返ってきて欲しいものです。

2015年10月19日(月)
「自分のラケット」

<第445回>
 最近握っていません、というよりも今私の手元にありません。選手に貸しています。今までは指導しているときも毎日握ったり素振りしていたりしていました。(奥さんに冷たい目で見られてもお構いなしです)しかし、今は自分の技術のことはそっちのけです。むしろカットやシェイクのラケットを握ることが多いです。自分の練習もやっていませんが、別に気にならなくなりました。それよりもいろんな指導に触れてみたいと思えるようになりました。

2015年10月18日(日)
「タイムアウト」

<第444回>
 積極的にタイムを取りました。どんな場面かというと・・・
・4ゲーム目、2−1リードで前半リードされたとき
・5ゲーム目、2−2で3点差ついたとき
・3ゲーム目、後半で競り合いの時
など、最後の最後でとったのはありませんでした。決着がつく前のゲームが大事だという気がしました。まだ1,2ゲーム目で取ることはできませんでしたが、今度やるときはチャレンジしてみます。

2015年10月17日(土)
「アドバイス」

<第443回>
 いろいろあって団体戦のベンチにあまりつくことはできませんでしたが、どの試合でも「8−8になったら練習通りな。」という確認を強調しました。つまり、後半戦のレシーブを入れるということです。大事な試合では競り合いになります。試合ではどの選手も競り合いがイヤで強打する選手が増えます。そのケースで負けることが多かったので、今回は「強気でいけ!」ではなく「8−8から気をつけろ」とだけアドバイスしました。結局競り合いで負ける選手は後半戦のレシーブミスから崩れていきました。
 このアドバイスは去年の研修で教えていただいたもので、1年かけていろんな場面で言ってきたことが実を結んで良かったです。

2015年10月16日(金)
「応援」

<第442回>
 この間の試合の収穫は試合に出られなかった男子がしっかり女子を応援してくれたことです。しかも団体戦の時にしっかり応援してくれたので、女子は接戦をものにすることができ、好成績を残すことができました。特にラストの試合に出ていた選手はその応援を背景にスマッシュをプレッシャーのかかる場面で決めることができ、ラストの勝利で自信をつけることができました。
 またいろんな先生も応援についての反応がありました。チーム力を高めて試合に臨むことができたのは大きなことだと思います。

2015年10月15日(木)
「不撓不屈」

<第441回>
 「ふとうふくつ」と書くらしいのですが、予選大会の選手宣誓で男子キャプテンが自分で作文に盛り込んだ言葉です。「強い意志をもって、どんな苦労や困難にもくじけないさま」という意味で、選手宣誓にふさわしい言葉と改めて思います。これを自分で選んできたキャプテンはあと1勝で県大会を逃してしまいましたが、この言葉と共に成長していってくれると信じています。

2015年10月8日(木)
「組み合わせ抽選会」

<第440回>
 長い時間、理事の先生方にはいつもながら感謝申し上げます。今回は、前回の失敗もあってトーナメンターをだいぶ自分で何回も事前に回してみました。その結果、大きなトラブルもなく会を終えることができました。時間はまだまだかかってしまいましたが、当日気持ちよく試合ができるようにできて良かったです。

2015年10月7日(水)
「オーダー」

<第439回>
 オーダー、試合直前によく悩みますが、今回は前日に全て作って当日になって変えませんでした。それが良かったです。その方法はへら釣り先生に中国大会でお聞きして、是非やってみようと思ったことの一つです。試合当日は忙しくて考える余裕はありません。自信のないオーダーだと試合中も心配になってしまいます。今回でオーダーを組む楽しみも少しだけ知ることができました。本当はどんなオーダーでも動じないチームがいいのかもしれませんが、ベクトルはその方向を向きつつ、鍛えていきたいと思います。

2015年10月6日(火)
「人作り」

<第438回>
 またまたまた、負けた。
 しかし、「部活動を通しての成長」は今までのどの試合よりも手応えがあった気がします。間違いなく、会場で一番応援していたチームでしたし、その応援を背に試合をした生徒はきっと大きな力を得た気がします。また自分自身もいつも悩んでいたオーダーで悩まずにいくことができたのが、本番での余裕につながった気がします。
 しかしやっぱり「練習にどう取り組んだか」が試合でよく現れることを改めて感じました。
次は選抜予選に向けて、技術力と人間力両方を磨いていきたいです。

2015年10月3日(土)
「岡山県の卓球が注目されている」

<第437回>
 先月、山陽新聞である学校の監督さんが大きな紙面で紹介されていました。同じ監督さんが卓球王国の編集後記に紹介され、選手から監督へ立場が変わりその手腕を評価され、来年のインターハイでの活躍に期待と書いてありました。それだけではなく、卓球に対する扱いが今までに比べて大きくなった気がします。大会の結果にしても大きく取り扱われます。高校の大会の組み合わせを見ると、けっこう教え子が頑張っていました。来年のインターハイに向けて頑張っていると思うと、自分も頑張らないと、と思います。

2015年10月2日(金)
「読書の秋A」

<第436回>
 私も借りて読んでみました。松下浩二さんの「プロフェッショナル」という自伝です。卓球の本以外も読みたいのですが、技術などは一切ありません。松下選手がどんな気持ちでヨーロッパのプロとしてやっていく決心をしたか、そこにある覚悟が素晴らしいと思いました。過去の実績を捨てて、0の状態で入ったヨーロッパで松下選手がどのように外国のチーム、日本のチームを見ていたかがよく分かります。

2015年10月1日(木)
「読書の秋@」

<第435回>
 図書館に卓球の本、意外とたくさんありますね。図書館の先生に聞くとけっこう部の子が借りていくそうです。話を聞くと借りていくのは男子に多いと言われていました。(女子に卓球マニアはあまりいませんよね。)図書館の先生もそんな子たちを見て雑誌や卓球の本を新しく入れてくださるのには本当にありがたいです。ひたむきな姿勢は人を動かして自分に味方してくれると改めて思いました。

2015年9月29日(火)
「一本差しの選手」

<第434回>
シェーク初心者にありがちな「1本差しグリップ」の選手はいませんか?えてしてフォアの練習ばかりさせるとこうなるそうですが、なかなか治りません。
そこで、最近やっていなかった「両手打ち」をさせてみました。強化練習でやっていたのを思い出しながらやらせてみるとそのグリップですごいボールを打つ彼がいました。講習してくださった平岡さんも世界チャンピオン長谷川選手のグリップに触れ、「長谷川選手もあのグリップで打ち方がスパイラルだったんです」と言われていたのを思いだし、
「このグリップで世界チャンピオンになった人もいるんだぞ、知ってるか?」と聞くと
「そうなんですか!」とうれしそうな顔をしていました。(ちなみに彼は長谷川選手は知りませんでしたが)
本人も気になっていたグリップを否定されなかったので、その後、一生懸命両手打ちを練習していました。バックハンドも合わせて練習し、しっかり自分の弱点を見つめ直していました。この指導が良かったのか分かりませんが、今後の彼の練習ぶりを見ていきたいと思います。

2015年9月28日(月)
「楽しみな人たち」

<第433回>
 1000回ラリーを練習でやっていて終わった選手が
「次は何をすればいいですか」
迷いましたが、フォアができるならバックもできるだろうと思い、
「バック1000回だ」
というと、一瞬難しい顔をしたものの、二人はニコニコしながら帰っていき、一生懸命バック対バックを行っていました。
それから1時間ぐらいして、
「1000回終わりました」
焦ったのは言うまでもありません。しかも1年生コンビです。しかし良い意味で期待を裏切ってくれるなあ、やはり男子は「鍛える」なのでしょうか?しかしその後女子も「1000回終わりました。」ダブルスの2人です。最近、1000回を苦にしなくなったのを見て、大会もこの気持ちでやればピンチにも対応できるぞ!!と期待しています。

2015年9月27日(日)
「男子は・・・女子は・・・」

<第432回>
 10年者研修の「学級経営」の研修で講師の先生が言われていた言葉
「男子は鍛える、女子は育てる」
決して差別などではなく、女子と男子の指導を端的に表した言葉だと思いました。どっちか得意なのか考えてみると面白いかも知れません。

2015年9月26日(土)
「すてきな贈り物」

<第431回>
 昨年、退職されたT先生からDVDと書籍をいただきました。お礼の電話をすると「これしか勉強しなかったんだよ」と中身の話をされました。その書籍やDVDは「粒高」「カット」の内容のものが多くありました。「公立中学校800日の練習計画」というDVDのタイトルにもあるようにT先生は初心者からでもチームを強くされる指導をされ、よく参考にさせていただきました。思えば自分の女子のチームのスタイルはほぼT先生のやり方をまねていたような気がします。卓球経験者でありながら「ツブ高」「カット」「アンチ」私が聞いたことがほとんど無い言葉をひとつひとつ丁寧に教えていただきました。
また顧問駆け出しの頃、よく練習を見に行かせていただき、T先生の女子チームが中国大会に出るのを見て、いつか自分も行きたいなあと思うきっかけになったのをいただいたものを見ながら思い出しました。大切に見させていただきます。

2015年9月25日(金)
「スランプの選手」

<第430回>
 この時期になると精神面からか、スランプに陥る選手が出てきます。試合をやれば負けて自信を失ってしまう、練習をすればできていたことができないで悩んでしまう、そんな選手がぽつぽつ出てきます。「自信を持って」というのは誰にでもいえますし、本人も取り戻したいと思っています。こういうときに他の先生はどうやって乗り切らせているのでしょうか。「ODATERU」と884先生は書かれていましたが、どうやるにせよ、先生からの一言はかなり重いものだということだけは頭に入れてしっかり自信をもたせてあげたいと思います。

2015年9月24日(木)
「宮城県全中を運営する」

<第429回>
 今月号の卓球王国で今年の宮城県全中の責任者の方のドキュメンタリーが掲載されていました。へら釣り先生をして「素晴らしい大会運営」と言わしめる大会の運営の舞台裏が書いてあり、その先生の全中への熱意が伝わってくる記事でした。特に津波で県大会の開催が危ぶまれたとき、「津波で何もかも流されたのに県大会まで流してしまうのですか」というその先生の発言で県大会開催にこぎ着けたというエピソードには熱いものを感じました。また、言葉だけではなく行動で様々な人の手を借りながら県大会を開催した話は一見の価値があると思います。

2015年9月23日(水)
「あと10日の追い込み」

<第428回>
 秋の予選まであと少しになり、仕上げの時期になりました。私のチームでは改めて1000回ラリーをしています。2年生も改めて取り組んでみてその難しさに戸惑いながら成功していく人、成功できずに落ち込んでいる人と様々です。賛否両論ある練習ですが、私は中学生から始めた選手には必要だと思います。理由は様々ですが、今日、気がついたことはこの練習の意義として「上回転をかけて飛ばす」という感覚の習得ができることです。
卓球部の顧問を初めて1000回ラリーをした学年とそうでない学年では、ドライブの習得に大きな差ができたように思います。していない学年は最後まで「上回転をかけて飛ばす」感覚がありませんでした。今日自分で少し打ってみると、1000回ラリーでは1球ごとに上回転をかけられる角度でスイングするのが続けるコツだと思いました。「押して飛ばす」スイングをしている初心者は続きません。また2年生も改めて上回転をかける大切さをこの練習で意識でしたと思います。さあ、目指せ全員1000回。

2015年9月18日(金)
「自分のスタイルA」

<第427回>
 自分のスタイルはもし私が聞かれたら、「台から離れずに、なるべく打球点の早い回り込みFHで勝負するスタイル」(もうできない気がします・・・)と答えるでしょうか・・・・。
 ここで自分のスタイルを言うときに必ず「台からの距離」が出てくる気がします。そして自分のスタイルととても「台との距離」は関係がある気がします。
思い返してみると、自分のスタイル通りのプレーをしているときは台との距離が思い通りになっているときです。反対にできていないときは自分の得意な台との距離で試合ができていないときです。私であれば表ソフトなのに後ろに下げられてしまうこと、カットマンであれば前に寄せられてしまうなどでしょうか。
自分のスタイルと台との関係が分かれば、「相手のスタイル」を崩すヒントにもなると思います。

2015年9月17日(木)
「自分のスタイル@」

<第426回>
 「自分の卓球のスタイルは?」と聞かれて、とっさに答えられる中学生は少ないと思います。一言で「ドライブをする」や「カットをする」といえたら、いいぐらいです。もしいえる選手がいたらその人は「自分の得点できるパターン」を分かっている人だと思います。
 最近、雑誌などでも戦術の特集でも「自分の得点パターン」を記録しなさいとか「基本戦術」を見直そうという言葉がよくでてきます。しかし基本戦術に「3球目攻撃をしよう」というアドバイスだけでは意味がない。3球目攻撃をできない理由をしっかり伝えて、3球目攻撃できるように導くような記事がでてきてほしいなあと思います。そして、その原因を1つずつクリアしていけばきっと「自分のスタイル」に近づいていけるのではないでしょうか。

2015年9月16日(水)
「ラケットの継承」

<第425回>
 この時期、2年生が先輩から受け継いだラケットをつかって練習しています。正式には部のラケットですが、戦型が同じ先輩から後輩へとラケットを渡していく風習(?)がうちの卓球部にはあります。古いものは3人の手に代々受け継がれて、数々の名勝負を生み出したラケットもあります。普通なら「お下がり」は嫌がるのにうれしそうにレギュラーの子たちは新たなラケットで新人戦を戦おうと頑張っています。きっとまた新たな名勝負を生み出してくれるはずです。

2015年9月15日(火)
「プラスチックボールの影響」

<第424回>
 今度の備西大会から正式にプラスチックボールの全面使用になりました。夏過ぎてから、練習試合などをするとプラボールに切り替えるのがどの学校でも大変という声を聞きます。プラで練習試合をするのでも試合球を準備するだけで以前より倍近いお金がかかってしまいます。
大会運営にしても全メーカーを用意するのはとても大変です。お金はもちろん販売店の協力やメーカーの協力なども受けながらボールを用意しました。関係者の方々には本当に感謝です。私のところのように部員数が多ければ、まだ良いのですがどこも部費で購入するのがなかなか大変だと思います。
 全日本でもボールを1メーカーにという要望が出ているようですが・・・分かるような気がします。

2015年9月10日(木)
「読書の秋」

<第423回>
 最近読んだ本でおもしろかった本があります。
「トヨタで学んだ『紙1枚にまとめる技術』浅田すぐる」という本です。
 授業改善のヒントがないか探していたところであった本です。トヨタには企業習慣としてA4またはA3 1枚に企画書や報告書をまとめる習慣があるそうですが、その説明の他、そのトヨタの中でも仕事ができる人がどんな習慣を持っているかを書いています。もちろん部活指導で練習のメニューを整理したり、優先順位をつけたりするような仕事の整理術が載っています。読みやすいですし、生徒にもこんなまとめ方があるんだなと紹介してみました。

2015年9月9日(水)
「続けることの大切さ」

<第422回>
 この書き込みについて、400回を超えてはいますが中身はまだまだのところが多いです。しかし先日、「みていますよ」とある人に言っていただき、改めて書いてよかったと思える場面がありました。これだけ途切れ途切れになっていると、反応もないものですが、「ちょっとさぼってたけど最近また書き始めましたね。」と言われて、「また書かないと」と自分のなまけ心と戦いながら続けていこうと思います。もちろん内容も読んでいただく人に少しでも何かの足しになるようにしていきたいものです。

2015年9月8日(火)
「練習試合」

<第421回>
 土曜日の練習試合での印象を少し。
@1日練習の大切さ
A戦型変更した選手の手応え
Bベンチワークの練習
以上の3つを確認することができました。

@では1日練習をするとなかなか最後までスタミナがもたないということを選手達は実感してくれたように思います。
Aではある程度戦型を変えた選手が実績を残したということです。もっと得点パターンを見つけていきたい。
Bではベンチの動きをしっかり意識させてこれから定着していきたいと思いました。

2015年9月7日(月)
「三角シートの練習効果」

<第420回>
 884先生からいただいた、三角シートを100均で台数分やっとそろえました。日頃の練習が一気に難しくなり、生徒から「できそうでできない」という反応が返ってきて、これからコースの重要性に気づく選手がたくさん出てくることを期待しています。

2015年9月6日(日)
「個性的なスタイル」

<第419回>
 ただいま、部内リーグ戦です。普通なら後輩が先輩の壁に突き当たっている頃なのですが、後輩が先輩と良い勝負をしているのです。その善戦している後輩は技術こそ未成熟ですが、大きな体を利用したドライブを中陣から打ちまくり、ラリー戦に持ち込んでいるのです。先輩は同級生にそんなプレーをしている人がいないから受けたこともないボールが飛んできて完全に後輩のペースにはまっていました。
 後輩の子は先日、ラバーを初心者ラバーからちょっと上級者のラバーに変えてみたところ、ロングサーブから長くかえってきたボールを中陣からガンガン打つスタイルを築きつつありました。試合は負けてしまいましたが、2−3のこれからが楽しみな試合でした。
 個性的な選手が少ない中、どんな選手に成長するのか楽しみです。

2015年9月3日(木)
「夏休みの収穫」

<第418回>
 夏休みの最後はマジシャン男さんの試合に行かせていただきました。男子も女子も今までにない良い結果でした。生徒の反応もよく声を出し、ベンチワークを大切にしようということだけ指示してベンチにはほとんど入りませんでした。今回の収穫は男子が今までより声を出せるようになったことです。これは1年生の力も大きいと思います。今年の1年生は声を良く出す子が多いので2年生もそれに触発されています。簡単に言えば、声を出さないと負けそうになる試合が増えてきた、それだけ1年生の実力がついてきたと言うことでしょう。
 ただし、2年生はくせ者が多いのでなかなか点を取らせてもらえませんので、1年生にとっては良い意味で壁になってくれているのだと思います。
 そういった2つの学年の相乗効果があった夏休みでした。私自身出張が多くたくさん練習を見れませんでしたが別の顧問の先生がしっかり見てくださったのは本当にありがたかったです。
 余談ですが私の学校の卓球部顧問は6年間教員が代わっていません。これが安定感の秘密でしょうか。

2015年9月2日(水)
「市総体B」

<第417回>
 自分のチームはどうだったかというと女子は団体ベスト4であとは予選1位ならずでした。ダブルスの強化があと1歩といったところでした。この冬にダブルスの強化を884先生とへら釣り先生にしていただき、その時に884先生に「よかったらどうぞ」といただいた三角形のシート、これをダブルスの練習によく使っています。へら釣り先生のチームのダブルスは全中でも負けなしでした。あのダブルスの基本は多球練習を連続で入れるというごく一般的ですが効果的な練習でした。下・上回転を1球ずつ出して連続で何回続けるというものです。この練習を大会前にやったおかげで市総体の女子はダブルス負けなしで、今まで勝てなかったチームにも勝つことができました。おかげ様でダブルスの勝利を柱としたチームにするという大きな方針ができました。

2015年9月1日(火)
「市総体A」

<第416回>
 市総体の内容ですが、なかなかドラマチックな試合が多かったです。夏の予選からたった2ヶ月程度ですが、最後の大会に照準を合わせてきている選手が最後にライバルを倒す、という試合が多かったと思います。今年初めてやったのは3年Bクラス男子個人の決勝をセンターコートで行ったことです。いつもより大きな声援がセンターに向かって飛んでいました。最初は照れくさそうにしていた選手も、気持ちよく堂々と試合をしていたと思います。女子はできませんでしたが来年はいろんな選手が最高の舞台で試合ができるようにしたいですね。

2015年8月31日(月)
「市総体@」

<第415回>
 今年の市総体は様々な思いもよらないことが起きました。「台風による中止の判断」「大会の責任者(私)が研修で不在」というものです。特に台風については本当に前日までいろいろな人と相談して今回の結論に達しました。結果的に無事に開催できたのは理事の先生だけではなく、無事に生徒を引率してくださった顧問の先生方のおかげでした。
 生徒の安全の確保のためにいろんな先生方からのアドバイスのおかげで大きなトラブルもなく大会を終えることができました。いくつか来年に向けて続けていきたいアイディアも今年はありました。ピンチの時にアイディアが生まれる、おもしろいものです。みなさん本当にありがとうございました。

2015年8月24日(月)
「部活動にかける時間」

<第414回>
 中国大会の感想を言われた884先生のコメントに「若い先生が増えた」というものがありました。たしかに問い合わせで電話がかかってきたりすることがあると、たいてい私よりも年下の方が多く、ほとんどの人が卓球経験のない先生方ばかりです。
 このような熱心な先生が「卓球部の顧問をする」ということはとてもありがたいことですが、一方よくある話で熱心な先生がおられたのに、校内の事情で卓球部の顧問をできなくなってしまう、あるいは部活動自体で困ってしまい別の顧問になってしまうことです。優秀でやる気のある先生と一緒に顧問ができれば、中体連卓球部全体の活気が増すのではないかと思います。そこで、たくさんの優秀な先生が卓球部の顧問をしやすい環境を整えられないかな、と最近思うようになりました。少しでも部活動でかけなくてもいい手間を省くことができないか、ちょっと考えてみたいと思います。自分にまず何ができるだろうか。

2015年8月23日(日)
「生徒の練習時間を確保するとは?」

<第413回>
 「練習時間が足りない」とこの学校に来て毎年100回ぐらい口ずさんでいるように思います。私自身も6年目になって部活動へ費やす時間がかなり少なくなってきているし、やることも増えました。しかし、改めて考えてみると「少ない」と嘆く割に練習時間を生徒に本当に保障しようとしているだろうか?無駄な時間がないか?
 ムダというのは生徒がやらされている練習、集中していない練習、手を抜いている練習ということでしょう。これはかなりムダです。これをさせずに集中し、頭が疲れる練習をしないとどんどんムダな時間ばかりが増えます。
 研修で得た授業時間の確保(生徒の活動時間を保障する意味)を考えながら、部活にも応用してみたいと思いました。

2015年8月22日(土)
「練習と授業に共通して言えること」

<第412回>
 私はよく学校での授業もあるいは練習でも全員に向かって「この練習はこうやってするんだ。」「ドライブはこのようにして打つんだ」なんていってやって見せていました。それが指導だと信じて疑いませんでした。授業で言えば「講義形式」の授業です。
 しかし夏休みの研修を受けていて、その考えがはっきり言って古いということを思うようになってきました。そんな時間を作るぐらいなら、生徒がボールを打っていた方がいいと思うようになりました。
 またもっと生徒が部活動の運営をしてほしい、そういった環境をこちらが作らないと、とも思うようになりました。自分の課題が浮き彫りになってきた気がして新チームから改善することが楽しみにしています。

2015年8月21日(金)
「キャリアの振り返り」

<第411回>
 あいかわらず研修に追われる日々ですが、新しい発見もあり刺激的な毎日です。あらためて自分の「キャリア」をグラフに表してみる、という作業をしてみると自分の問題点が浮かび上がってきていました。今自分がなんとなくもやもやしていることをグラフで表すと、いつどのようにそうなるに至ったかがわかり、これから目指す自分の目標が見えてきました。
 あと自分の教員人生を振り返ってみると、卓球部の顧問をすることになったことも大きな転換期になっていました。これからどんな転換期が訪れるか、あるいは転換期を自分で持ってこれるか頑張っていきたいです。

2015年8月20日(木)
「1年生の勢い」

<第410回>
 市総体前ですが、1年生の夏休みの成果が表れ始めました。先輩を下す一年生が遂に出てきました。秋の大会が楽しみです。しかし反面、先輩たちに焦りの表情が見え始めてきました。これを機に奮起してくれるのを願うのですが、気持ちとしては先輩中心のチームがいいとは思います。しかし、それでは後輩のモチベーションが上がりません。先輩達には後輩をカワイイと思うだけでなく、ライバルと思って鎬を削ってもらいたいものです。

2015年8月19日(水)
「OB会」

<第409回>
 先日、高校の卓球部のOB会に参加してきました。この会は2年に1度開催されるのですが、この日にしか会えない同級生もいたりするので、とても楽しみにしていました。驚いたのは、来ていたOB・OGが自分より若い人たちばかりなのです。中学生時代を知っている人もいれば知らない人もいるのですが、みんな楽しそうに卓球をしていました。社会人の方は少ないですが、どの人も卓球部活動を通して心身を鍛え、卒業して何年も何十年たっても後輩たちを支えてくださる方ばかりで、とても心強いことです。
 もちろん、現役の高校生たちもいて一緒に卓球を楽しみました。高校になるとこういう会があって「OBに支えられている」という感覚がよく分かります。中学生だと分かりにくいですが、部の伝統というものを見る機会があるというのはとても良いことだなと思いました。

2015年8月17日(月)
「夏休みの研修」

<第408回>
 話がだいぶそれますが、この夏休み、わたしはたくさんの研修に参加させてもらっています。なかなか部活動を見られないこともあり、歯がゆく思っていましたが、想像以上に得るものがあり、中国大会も合わさって教員生活でもっとも忙しいながらも充実した日々を送っています。
 研修の内容をよく部活動の指導や他の学校の先生との連携などに置き換えてみて考えると、たくさん自分の直すべきところが見えてきます。
 特に教科指導の先生から「授業で生徒に考えさせる時間をどれだけ確保するかが大事。だから思い切って授業観を変える必要がある。」と言われたことが頭に残っています。時間は限られているのだから自分のダラダラした話よりも生徒同士が考え、深化していくためにどうやって時間を作るか、という点を2学期から考えていこうと思いました。部活動もまた、そうです。これから日が短くなり練習時間が減りますが時間を大切にする気持ちを大切にその時間でどれだけ勝負できるかがカギだと思います。

2015年8月16日(日)
「中国大会C」

<第407回>
 そして今回の大会では、へら釣り先生のチームが全国大会に出場することになり、とても勇気をいただきました。たまたまそのことをまつ先生に試合後、お話しすることがあってその時に
「うまくチームのピークを大会当日にもってこれたのが良かったんだなあ、これはすごいことなんだよ。」と表現されたのが、なるほど正鵠を射ていると思いました。技術だけでなく大会のために本当に力を惜しまず準備されている姿を選手も感じ取っていったのだろうと思いました。884先生も、お祝いに駆けつけられたときに、自分のことのように祝福されていたのがとても印象的でした。全中での活躍を心から願っています。

2015年8月15日(土)
「中国大会B」

<第406回>
 生徒にもう一つ大きな収穫は「一流の選手のボールを生で見られたこと」だと思います。私も一流の選手の打球を見て頭の中に「いい打球のイメージ」が大会後も残っていました。ある先生が「試合しているのを見ていたら私も打ちたくなってきた。」といっていましたが、これは良い選手のボールのイメージが頭にあるうちに練習して自分の打球を少しでもそのイメージに近づけたいという気持ちの表れではないでしょうか。審判をした生徒たちもおそらくそんな気持ちで早く卓球がしたいと思っていたことでしょう。
 もちろんVTRも今はたくさんありますが、五感で感じるほうがより鮮明に彼らに残ったに違いありません。ぜひ練習で思い出してほしいものです。

2015年8月14日(金)
「中国大会A」

<第405回>
 今回の中国大会で勉強させてもらったのは私だけではありません。補助員で参加した私の学校の生徒もこの大会に参加させてもらって大きく成長したと思います。いつもなら何となくやっていた審判も緊張感をもって丁寧で真剣にやっていました。もちろん審判の先生方のご指導があってのものです。
 ありがたいことに個人戦の決勝の副審を男女両方させてもらっていたのはとてもうれしそうでした。中には「交代してくれよ」と決勝をやりたがる生徒もいました。きっと夏休みの大きな成長になってくれたのだと思います。

2015年8月13日(木)
「中国大会@」

<第404回>
 先日の中国大会では色んなことを学ばせてもらい、また勇気をいただきました。
 まずは大会運営に関わってくださった多くの先生方、特に備西の先生に協力を私の方からお願いさせていただいた際に、とても多くの先生方が協力してくださったことにとても感謝しています。わたしの不手際に対してもたくさんの先生方が助けてくださり、卓球部全体の絆や団結が見られたので、次の機会にはもっと良い動きができるように頑張りたいと思います。
 今回の大会で一番勉強になったのは、中国大会を運営側(というのもおこがましい働きぶりでしたが)から見させてもらったことです。大会の準備に際して膨大な手間や準備、労力がかかっていることなど前回では気づかなかったことをたくさん知ることができたのは私にとってとても収穫だったと思います。
 特に組み合わせや全国大会に出るためにはどういう戦いを勝ち上がらなければならないか、など正直、ほとんど知らなかったことを今回の大会で知ることができ、生徒にも具体的に語ることができるな、と思いました。

2015年7月31日(金)
「中国大会の強化練習」

<第403回>
 ここ何年かありがたいことに参加させてもらっています。勉強になることがたくさんあって刺激になります。今年は、あるチーム(自分の学校ではない)のベンチに入ることになりました。そのチームは県大会で対戦したチームでとても歯が立ちませんでした。このチームは特別なすごい人間、スーパーマンばっかりなんだろうなと思っていました。ですから、「ベンチに入ったところでアドバイスなんかできないだろうな」と思っていました。しかし、ベンチに入ってみると「同じ中学生なんだな」と思いました。当たり前ですが、「喜怒哀楽」がありどうやったら勝てるだろうと思い悩んでいるごく普通の中学生のチームでした。満足なアドバイスができたかどうかは分かりませんでしたが、このチームを通して、勉強させてもらった1日でした。このチームの子達に感謝です。

2015年7月30日(木)
「老犬に芸を仕込むことは難しい」

<第402回>
 「老犬に芸を仕込むことは難しい」
という言葉を何かの本で読みました。夏休みなので、選手に本やDVDを見せたいと思い、家にある本やDVDを片っ端から練習に持って行き、「好きな者を持ってかえっていいよ」と言ったら1・2年生が群がって持って帰っていきました。(特に男子)中には、「持って帰っていいんですか」と目を輝かせている生徒もいました。選手が内容を全て理解するのは難しいかもしれませんが、「吸収したい」と感じている時を逃すと自分から学ぼうとする姿勢をなくしてしまう、という経験を教科の授業でよく感じていました。若い1・2年生だからこそ、しっかり吸収してくれると思います。

2015年7月29日(水)
「夏休みの練習A」

<第401回>
 体育館にあるタイマーのブザーが結構役立つことに最近気づきました。(遅いですが・・・)多球練習に使っています。ブザーを3拍子に設定し、3回鳴る間に1回ボールを出す、という全員一斉の多球練習をしています。これによって多球練習の台ごとの格差を減らすことができたように思います。またブザーのリズムに合わせて足を動かしているので、動きっぱなしで打つので2〜30回打つだけで結構疲れます。また1年生のボールは頼りないですがそれを打つことが上級生の練習にもなると思います。水谷選手の本を最近買って読みましたが、「練習こそやりにくい相手とする」と書いてあったのを意識したからです。やりやすい練習で気持ちよく打っても試合で勝てなかったら意味がありません。そこの意識を変えていきたいと思います。