どんなに素晴らしい指導であっても、教えられる側にやる気がなかったら、その指導も意味なし。 指導力のある指導者は、教えられる側のやる気を育てるのが上手いのだ。
練習は、選手自らが「やりたい」と思うことが基本。 そのために、指導者はその練習の目的や必要感を伝える。 また、練習の終わりの時間を伝え、時間を大切に使うことができるようにさせる。 朝、我が子どもたちにかける言葉も同じ。 ついつい、「早くしなさい」と一方的に言ってしまうのだが、「何分までに終わらせる?」と聞いてやる方が子どもたちが「自分からやろう」とするのだろうなぁ。
回りこみの指導での、足の位置はというと、 昔は、右足と左足を結ぶラインが、台のサイドラインと平行になるように指導していた。大きくおしりから回りこむようにと。 今では、足の位置のラインは45°位にして、股関節から上の体の向きをサイドラインと平行になるように引くように指導している。 足の位置を大きく前後にしてしまうと、次のフォア側の球に遅れてしまうからだ。
回りこんだとき、前に踏み込みすぎないようにする理由は、次の球を遅れず打てるようにするため。 大きく踏みこみ台の横に入ってしまうと、その位置から直接フォア側に動くことができなくなり、後ろに戻ってから移動しなければならなくなる。 ただし、ダブルスのときは次の球を打たなくてよいので、大きく踏みこんで打てばよい。
回りこみを指導するとき、 昔は、大きく前に踏み込んで打つようにさせていた。 今は、前に踏み込みすぎないようにと指導している。 そう言えば、回り込んだときの体重移動について次のように聞いたことがある。 「中国の指導では、前に直線的に体重移動するのではなく、ぐるりと回すように体重移動するのだ」 今では、そのことがよくわかる。
休みの日は子守り。 庭にコースを作って、一緒にラジコンを走らせたり・・・ ブロックで一緒にロボットを作ったり・・・ のんびりと過ごしている。
年に一度、卓球の飲み会に呼ばれる。 とてもうれしい。 今回は、中体連とスポ少の合同の懇親会。 昔のなつかしい仲間と語り合うと、とても元気になる。 とても幸せな時間だった。 しかし、昔のような気持ちになれないのがさみしい。
スマッシュのスピードを上げる練習としては、後ろから(遠くから)打つことを体験させる。球を出す方も台から離れて、遠くまで飛ぶように強く弾いて球出しする。 こするような打ち方だと、ラケットで弾く音が聞こえないし、球も飛んでいかない。 後ろから打つ練習をした後で、普通のスマッシュ練習をやると、選手本人がはっきりと違いがわかるくらい改善される。
打球するときにラケットの先が真横を向いた方がスピードが出る。 当たり前のことだが・・・ シェークのラケットでは上を、ペンのラケットでは下を向いてしまうことが多い。
スピードを出すためには、上をこするのではなく、ストレートを投げるようにまっすぐ後ろを押し出さなければならない。 そうすると、球が飛んでいく軌道とラケットが動く円軌道が重なるので、球はラケットの先端(外側)から飛び出るようになる。
打球するときに球の上をこするように指導されているので、強い球を打つときも一生懸命上をこすろうとする選手が多い。 それは、ピッチングで言うと、シュートの投げ方でスピードボールを投げようと、がんばるのと同じ。 それではスピードは出ない。
ピッチングでは、うでは上から振り出される。 卓球ではどうだろうか? うで(ラケット)は体の横から振り出される。 ということは、ピッチングの考えを横向きにすればよいということ。 卓球では、正しいとされる打ち方はすべてドライブ回転をかける打ち方になっている。このドライブ回転をかけるというのは、上からのピッチングではシュートを投げるのとおなじ。 当然、スイングの力のすべてが、球が飛んでいく力に使われていない。
当然、ストレート。 ストレートでは、球の真後ろに力を加えるので、力がスピードにそのまま伝わる。 カーブやシュートでは、球を回転させるために球の右側や左側に力を加えるようになるので、力がスピードだけでなく回転に使われる。
野球のピッチングで、 「ストレート」と 「カーブ」と 「シュート」 1番スピードが出るのは?
息子の相手をするために、自分用としてラジコンを購入。昔にもあった「グラスホッパー」のかわいい版。 ウイリーもできたりと、けっこう楽める。昔を思い出し、ワクワクしている。
休みの日は、長男のソフトボールの試合や練習があるため、私が3歳と4歳の下の子の子守をしている。 どこに行きたいかを尋ねると、最近は決まって温泉と言う。私も温泉に行きたいので、レスパールや大家族、ほのかなどに連れて行き一緒に入るのだが・・・入って5分もたたないうちに、上がると言い出すちびっ子たち。私の体はひんやりなのに・・・。温泉に行っても、なかなか暖まらないのがさみしい。 昨日の「ことば」は、ある温泉のトイレに貼っていたもの。
とびつきも、同じように前で打てるようにしておく。 そうすると、簡単にストレートを狙うことができる。
回り込んで打球して体を回転したとき、右肩は前に出る。そして、遅れて右下半身も前へ出ようとするが、足の先は前に出さず後ろに残すようにする。 右足を残しておくと、次にフォアに動きやすくなる。右足の先を後ろに(フォア側に)残しておけば、次にフォアへ動くときに、すぐにその右足に体重を乗せることができるからだ。
回り込んだときは左股関節で体を支えるようになる(右利きの場合)。 そのため、左股関節を通る軸で体は回転する。
この練習で、体の前でさばくとき、体は小さくj上半身で回転する。 指導をするときは、「打った後、右肩を前に出し、左肩を後ろに下げるように」と伝えている。
体を回転させて前で打てるようにするために、体の正面の球を打つ(前でさばく)練習をしている。
前陣で速いラリーをするためには、バックスイングを大きくとって体の横で打つのではダメ。 打球点を体よりも前にしないと、体が回転しなくなるから。 昔はバックスイングを大きくとり体の横で打っていたが、今は打球後のフォロースルーを大きくとり体よりも前で打つ。
昔は、連打するために、インパクトから後のフォロースルーをできるだけ小さくした方がよいという考えがあった。 その通りだと思うが・・・ 今、私はパワーを出すためにフォロースルーをできるだけ大きくするように指導している。 何を重視するかによって、打法は変わってくる。
課の教員席は3つ。課長と補佐と自分。 私はもう6年が経ち課の中で一番長くなっているので、次は自分が出る番だと思っていたのだが・・・。 現場の教頭先生が病気ということで、急遽2月から補佐が教頭として現場に。 課長は今年来たばっかりだし、引き継ぎのことなどを考えると、この春は動けそうにない。 まだまだか。
今年も息子ははだか祭りに参加。 とても貴重な経験だ。
今日はのんびりと庭掃除。 「焼きいも」はうまかった。
W田先生にも早く卓球界に戻ってきてほしい。