今日、大きなバックスイングの劉南奎(韓国)のことを思い出した。
私は中学生だった。
卓球が初めて正式種目となったソウルオリンピックの金メダリスト。
韓国同士の決勝となった彼の試合は、とても見応えがあった。
録画したビデオを繰り返し何度も見た。
私が一番好きな試合だった。
久しぶりに、ネットでそのビデオを見てみたが、昔と変わらずワクワクした。
彼のスイングは、腕が真っ直ぐに伸びた大きなバックスイングから、腕を伸ばしたままで大きく前まで振っている。
あいかわらずすごいと思ったが、よく見てみると、昔気づかなかったことが見えてきた。
まず、大きなバックスイングに見えるが、体は後ろまで大きく引いていない。
思ったほど、後ろに体は回転させていなかったのだ。
足の位置を見ると、平行足で打っている。
前への大きな踏み込みはない。
体を前に大きく回して打っている。
見れば見るほど、今の卓球でも、参考になることばかりだ。
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