こんな記事を読んだ。
アメリカの心理学者、マーク・レッパー氏らの実験ですが、絵を描くのが好きな園児に 『上手に絵を描けたら賞状をあげる』 『何もあげない』 という条件を分けて比べてみると、何ももらえなかった園児は意欲に変化がありませんでしたが、賞状をもらった園児は 『自律性が損なわれ、意欲が低下した』 という結果になりました。
自分自身が楽しむために絵を描く行為が、報酬欲しさの『仕事』に変わってしまうと、自律性は失われます。 ・・・ 『ほめて伸ばす』 ことにも注意が必要であることを示しています。上記の例では 『上手く描けた』 という結果だけをほめる(賞状を与える)と、 『ほめられたいから』 という報酬への期待が生じてしまいます。この場合は、描くまでの 『努力の過程』 をほめることが、自律性を損なわないやり方だとされているのです。
ほめることで、意欲が低下することがあるとは・・・
知らなかった。
|