2016年5月31日(火)
失敗してもいい

子どもができるようになったことよりも、できないことばかり目がいくようになると、子どもはその期待に応えようとして、どんどん失敗できなくなっていくわ。

お母さんは、みんなから遅れていることを極端に恐れるあまり、幼稚園の頃から、小学校で習う英語や算数の勉強をさせたり、先取り学習で塾に入れようとしたりして、どんどん、できないことをなくそうとするのよ。

でもね、人間は一人ひとり違うでしょ。
みんなができることが、できないことだってあっていいのよ。それがあるってことは、逆に自分しかできないことがあるってことだもの。

お母さんって難しいわね。
子供が生まれたばかりのときは、明るくて、元気で、のびのび育ってくれればそれでいいって思っているの。ところが、お母さんの不安が習慣化すると、いつの間にか、全然違うことを子どもに要求して育てているのね

転んでも自分で立ち上がる力を持っているわ。
多少の壁なんて自分で乗り越えていけるはずよ。

だから、あなたがしてあげなければならないことは、子どもたちが小さかった頃とは変わってきていると思うのよ。
そうしないと、そのうち、転んでも自分で立ち上がることすらできなくなっちゃうでしょ。

もっともっと失敗していいのよ。子どもたちも。そして、あなたも。

(「おいべっさんと不思議な母子」喜多川泰著より)

2016年5月30日(月)
くつをそろえる

「脱いだくつをそろえる」
私が中学の時に顧問の先生に指導された中で一番覚えていること。

「脱いだくつ」はその人の心(人間性)を表しているように思う。
くつがきちんとそろってあると、何だかその人自身もきちんとしているように感じる。

自分が立ち去った後に残されたくつ。
決して言い訳ができない。
置かれたその姿だけで判断される。
そこに、本当の心(人間性)が表れているように思う。


はきものをそろえると心もそろう
心がそろうと はきものもそろう
ぬぐときに そろえておくと
はくときに 心がみだれない
だれかが みだしておいたら
だまって そろえておいてあげよう
そうすればきっと 世界中の人の心も
そろうでしょう

(永平寺の道元禅師のことば)

2016年5月29日(日)
感謝の気持ちを表す言葉

アメリカ生まれのルース・ジャーマン・白石さんが、著書「日本人が世界に誇れる33のこと」の中で日本人について次のように書いている。

「わたしが日本の文化の中で特に尊敬しているのは、感謝の気持ちを表す表現が豊かであることです。


実にさまざまな、感謝を表す言葉があるのです。
「すみません」、「ありがとう」、「恐縮です」、「おそれいります」、「助かりました」、「お世話になりました」、「ご馳走様でした」、「お疲れ様でした」

長年日本にいても、その場その場で使い分けられる「感謝の表現」の複雑なニュアンスに戸惑うことがあります。

ちょっとしたおじぎなど、感謝を表すジェスチャーもたくさんありますし、お土産やギフトの文化に含まれる「感謝の心を表す行為」にも、深い意味や歴史があるようです。

日本人の社会では、ビジネスでもプライベートでも、感謝の気持ちを表すことが基本的な習慣となっています。「お礼の気持ち」をどのように表すべきかという「課題」を、無意識のうちにこなしてしまっているのです。


もちろん他の国にも、「家族を大切にする」「社会活動を行う」などのすばらしい共通認識がありますが、「ありがとう」をここまで極めている文化はありません。」

2016年5月28日(土)
受け取る側の姿勢B

「『坊さんには数学なんて必要ないよ』と私は、授業中先生が投げてくる球を見ていなかったのです。先生が熱心に授業している間、私は何をしていたのか。関係ない本をこっそり読んでいたり、ノートにマンガを描いていたりと全く私は先生の方を見ていなかった。私の顔は授業中、ずっと他の所に向いていたのです。

親友はといえば、数学が好きだったらしく、いつも顔は先生の方を向き、目が輝いていたのを思い出しました。いくら球を投げてくれても、下を向いていては受け取れないのです。」

2016年5月27日(金)
受け取る側の姿勢A

「私は小さいころから、とにかく勉強が嫌いでした。実家が寺で、父親は僧侶をしながら大学で勉強していました。十五歳のときには、自分は将来坊さんになるぞと決めていたので、「どうせ、坊さんになったら数学も関係ないんや」とばかりに、数学の勉強の手を抜いていたのです。ついに高校二年生の一学期の試験で、信じがたいほど不名誉な成績をとることになったのです。

数学の試験が終わった直後のことです。中学一年から仲よく同じ教室で勉強していた親友が、私に声をかけてきました。
「おい、数学の試験、やさしかったなあ」
「ええっ!?」と私は仰天しました。私には難しくて難しくて……。

ふたを開けたら、親友は100点の満点をとり、私はなんとそれまでの人生で最低の得点、9点という成績だったのです。親友と頭のレベルは同じだくらいにうぬぼれていましたから、さすがにこの点数にはショックを受けました。同じ教室で同じ授業を受けていて、頭だって同じくらいなのに、どうしてなんだ、どうしてこんなに差が開いてしまったのだ、と思いました。これは球投げと同じなのです。

2016年5月26日(木)
受け取る側の姿勢@

薬師寺のお坊さんの話。

「相手にボールを投げてもらいそれを捕るとき、少々捕りにくい球でも、相手を見ていればほぼ捕れます。しかし、捕る方が目をつぶって下を向いて球を見ていない状態で投げてもらうと、どんなにやさしい球でも捕ることができません。当たり前のことですが、球は捕ろうとしていないと、全く捕れないのです。

2016年5月25日(水)
花ばかりに目がいっていませんか?

薬師寺のお坊さんの話。

「小学一年生の息子とアサガオの花の数を一緒に数えたときのこと。庭に出てプランターに咲いている花の数を数えだした息子を後ろから見たそのとき、あまりにも当たり前すぎることに気づき、自分でも驚いてしまった。

そのとき私は「1つ、2つ、3つ」とアサガオの花の部分しか数えていませんでした。数えるのは、きれいに咲いている花だけ。

でもよく観ると、アサガオには葉もあり、茎もあり、目には見えませんが土の中には根もあります。

私たちは花ばかりに目がいく生き方をしていないだろうか。花だけを数える考え方をしていないだろうか。」

2016年5月24日(火)
やりたいことに変える方法

「誰かの顔を思い浮かべてごらん。そして、その人を喜ばせたい!びっくりさせたい!幸せにしたい!と考えれば良いんだよ」

頭に描いたその人を感動させるくらいにやってみればよい。そう考えれば、ワクワクし、ときめきも湧いてくる。

誰かに思いを馳せて仕事をすることが、人間を成長させるジャンプ台にもなるもの。あの人をびっくりさせたい、喜ばせたい。そう連想するからこそ、ひと手間の努力を人間はワクワクしながらするのだ。

思いを馳せる相手は、”未来の幸せそうな自分”でも良い。

2016年5月23日(月)
過程が大事

険しい山を登り、山頂にたどり着いたとき、そこから見る景色は本当にすばらしい。

あなたにも、そんな経験があるだろう。

もし、その山頂にヘリコプターで運んでもらい、同じ景色を見たとしたら、同じ感動が得られるだろうか。

景色はまったく変わらないはずなのに、心に刺さる感動はまるで違うもののはずだ。

つまり、あなたを感動させているのは、美し景色ではない。

そこにたどり着く過程が、あなたの心を動かすのだ。


(『「本気で生きる」以外に人生を楽しくする方法があるなら教えてくれ』武藤貴宏著より)


中学校の部活動で目指すものは、まさにそれ。
’勝つこと’や’1位になること’ではない。
その結果に到達するまでの過程に意味があるのだ。

2016年5月22日(日)
「仕事がつまらない」

「人生がおもしろくない」
そんな表現もよく耳にするが、そんなふうに主語を抜いて話さないでほしい。

「私は仕事がつまらないと感じている」
「私は人生がおもしろくないと思っている」
せめて、そう表現してほしい。

「仕事がつまらない」のではなく、「あなたがつまらないと思っている」という事実を忘れないでほしい。

そう決めているのは、ほかでもないあなたなのだ。


(『「本気で生きる」以外に人生を楽しくする方法があるなら教えてくれ』武藤貴宏著より)

2016年5月21日(土)
幸せって?

物はお金で買え、お金は数字に置き換えられます。数字には終わりがありませんから、その終わりのないものをいくら追いかけたって永遠に満足することはできないのです。

では、どうしたら私たちは幸せを実感できるようになるでしょうか。

それは、「与えられたものをどう受け止めるか」ということに答えがあります。その受け止め方の勉強をすること、それが幸せに生きていくうえで一番大切なことなのです。

(「静思のすすめ」大谷徹奘著より)

2016年5月20日(金)
言葉かけ

「この技術ができるようになったとき、
あなたのプレーはどのように変わるの?」

ゴールを映像化させたり、

「今日のあなたの良かったところは?」
成果を自信に変えさせたり、

「目の前にあなたと同じような状況の選手がいたとしたら、あなたはどんな質問を投げかけてみる?」
考える視点を増やさせたりと、

どんな言葉をかけるかは大切。

何のためにその言葉かけをするのか、
意味をもたせたい。

’言葉かけ’で将来は変わる。

2016年5月19日(木)
自分

努力しているかしてないか
自分が一番知っている

どんな自分育ててますか

自分が育ててきた自分
自分が育てていく自分

2016年5月18日(水)
あなたがいて良かった

「まわりから、あなたがいて良かったと
 喜ばれるような行動をしよう」


生徒によくかけていた言葉。

まわりから必要とされることが、
人としての幸せである。

「球拾いをする」
「審判をする」
「応援をする」
「大きな声を出す」
「一生懸命プレーする」
・・・
まわりの人は、そんな人を応援したくなる。

   

あなたがいて良かったと喜ばれる人になって欲しい。

2016年5月17日(火)
碁石

将棋の駒と違い、
碁石には序列や軽い重いがない。

しかし、
重い役を担う石もあれば、
意味無く死んでいく石もある。

打ち手の思惑ひとつで
石の生き方も局面もがらりと変わる。

2016年5月16日(月)
「素直」に勝る天才はなし

これから成功を収めようと思って
頑張ろうとする人は

「努力に勝る天才はなし」

といって自分を勇気づけようとする
みたいだけど、


実際に成功を手に入れた人とか、
人を指導する立場にある人は
「努力」じゃなくて

「素直に勝る天才はなし」
というほうがしっくりくるみたいよ


 (「君と会えたから・・・・・」喜多川泰著より)

2016年5月15日(日)
『情熱』が夢を叶える

失敗する人は『才能』を頼りに夢を叶えようとし、成功した人は『情熱』を頼りに夢を叶えようとするそうだ。

”何をやれば成功できるか”ではなく、”自分がどうしてもやりたいことは何か”を考え情熱を持って『行動』を続けた人が夢を叶えることができる。

2016年5月14日(土)
力の差

「力の差とは、
 力そのものの差であるよりは、

 自分自身で持っている力を
 どれだけ引き出せるか、
という
 引き出し方の差なのである。」

とシコー技研の白木学さんが言っていた。

2016年5月13日(金)
努力の大切さ

小野道風の逸話。

小野道風は平安時代の有名な能書家。
あるとき深刻なスランプに陥り、「自分には書の才能はない。やめてしまおう」と真剣に悩んだ。

悩みを抱えながら散歩に出た道風は、降りしきる雨のなかで垂れ下がる柳の枝に跳びつこうとぴょんぴょんジャンプをしているカエルに出会う。

道風は、「何回ジャンプしても枝に跳びつけるわけがない」と思ったが、偶然にも強い風が吹いて柳の枝が大きくしなった瞬間、カエルは見事に枝に跳びつくことに成功した。

それを見た彼は感動して「絶え間ない努力が必要だ」と思い直し、書家として大成する道を歩むようになったそうだ。

2016年5月12日(木)
結果を出すこと

結果を出す(勝つ)ことは大事。

結果を出すと、
練習に対する生徒の意識が高まる。

練習してきたことが
試合で本当に役に立つことがわかり、
また、試合に勝つことで自信がつき、
練習へ取り組む姿勢が変わってくる。

’成功体験’が人を大きく変える。

2016年5月11日(水)
大切なのは

今日も薬師寺のお坊さんの言葉。

『 60点で合格
 たらない40点はいつ学ぶのでしょう
 大切なのはたらない部分だと
 思うんですけど』

2016年5月10日(火)
自分で踏み出す1歩が大切

薬師寺のお坊さんの言葉。

『 誰かに助けられ、誰かに支えられ、
 誰かに励まされ、生きている。
 しかし、いくら手助けされても、
 どんなに励ましの言葉をかけてくれても、
 それは決して自分に
 代わってくれるものではない。
 すべて自分で決心し、
 そして自分で責任を負わなければならない。
 誰も代わって生きてくれない。』

2016年5月9日(月)
アウトプット

人は「インプット」ではなく「アウトプット」で成長する。

本を読んだり、いい話を聞いたり、インプットすることは大切だが、それだけでは不十分。
学んだことを人に伝えたり、実際に行動したり、アウトプットすることが自分を変えるのだ。


スポーツでも同じ、
練習(インプット)を一生懸命頑張っているだけでは意味がない。
試合や練習試合で、練習してきたことを出す(アウトプットする)ことが大切なのだ。

・・・当たり前のことだが。

2016年5月8日(日)
大切なこと

今日は息子のソフトボールの試合。
たくさんの参加チームの中から、素敵なチームをみつけた。

   

荷物やくつをそろえて置くことなんて、やろうと思えば誰にだってできること。
その誰にだってできることを、きちんとやっているチームは素晴らしい。

・・・やろうとしていないチームがほとんどの現状。

スポーツを通して、子どもたちに人として成長して欲しい・・・だから、この部分の指導ができる指導者が増えてくれればと思っている。

2016年5月7日(土)
居心地のいい場所

「あなたにとって居心地のいい場所は、まわりの人があなたに何かをしてくれるかによってじゃなくて、あなたがまわりの人のために何をするかによって決まるの。家も、学校も、職場も、全部同じね。」

(『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』喜多川泰著より)

2016年5月6日(金)
好きになるための努力

イチロー選手の父の話。

「私はイチローが野球がうまくなるための努力は一切していませんでしたよ。でも、イチローが野球を好きになるための努力はめちゃめちゃしました。行きたいと頼まれたら、高校野球でもプロ野球でも、どこへでも観に行きました。バッティングセンターにもイチローが行きたいというので、これで野球が好きになってくれるのならという気持ちで連れて行きました。」

2016年5月5日(木)
太陽型の教育を

『イソップ物語』に、北風と太陽が「どちらが先に旅人のマントを脱がすことができるか」という勝負をした話(『北風と太陽』)がある。

北風は力一杯吹きつけてマントを吹き飛ばそうとするが、旅人は寒さを嫌ってマントをしっかり押さえてしまい、失敗する。

続いて太陽が優しく照りつけると、人はポカポカしてきて自分からマントを脱いでしまった。

教育は大きく北風型と太陽型に分けられる。
北風型は、「叱って伸ばす」教育。
太陽型は、「しっかり説明して心を動かす」教育。

どちらも大切だが、太陽型の方がポジティブで、可能性が広がる。

2016年5月4日(水)
やるかやらないか

できるかどうかではなく、やるかやらないか。
自信があるかどうかではなく、やるかやらないか。
やる気があるかどうかではなく、やるかやらないか。

一番大切なのは、行動すること。

いくらできそうでも、
いくら自信があっても、
いくらやる気があっても、
・・・
やらなければ、いつまでたっても’0(ゼロ)’。

行動の積み重ねが、自分の将来を変える。

2016年5月3日(火)
0と1の違い

何もやらない毎日だと、
「0×100=0」
100日たっても何も残らない。

毎日何か1つでもやっていくと、
「1×100=100」
100日後には100の事が残る。

’継続は力なり’


また、あるドラマでこんなことを言っていた。
「チームの力は’足し算’ではなく’かけ算’だ。
1人でも0(ゼロ)の者がいたら、チーム全体の力も0になる。」



0と1は大きく違うのだ。

2016年5月2日(月)
小さな行動が・・将来を変える

「一匹の蝶が羽ばたくと、地球の裏側では大きな竜巻が発生する。」
これを’バタフライ効果’と言うそうだ。

はじめは極めて小さな差であっても、やがては無視できないほど大きな差になるという’カオス原理’を例えたもの。

今行う小さな行動が、これからの自分の様々なところに影響を及ぼし将来の自分を大きく変える。

また、
自分1人の小さな行動であっても、自分自身だけに変化が起こるのではなく、自分の家族や、友達や、・・・周りがどんどんと影響され、最後には世界中を変える。

こんな事が本当に起こるのだ。

どんな小さな行動にも・・・必ず意味がある。

2016年5月1日(日)
息子の一人旅

小学校3年生になった息子。
突然、「一人で津山のおじいちゃんの家に行く」と言いだした。

せっかくなので経験させてやりたいと思い、このゴールデンウィークに決行することに。

妹尾駅から美作滝尾駅までには、岡山駅と津山駅で2回乗り換えなければならない。

とても心配している親とはうらはらに、
「人に聞くから大丈夫」と自信満々の息子。

行く前に時刻表を見ながら計画を立てる。
この作業がとても重要。
  

当日、息子は元気よく妹尾駅を出発した。
   

岡山駅では、息子が乗る電車(汽車?)に山陽新聞の取材が来ていたそうだ。

  

また、電車(汽車?)の中で話をした家族も、津山まなびの鉄道館の入場1万人目として、その新聞に載っていたようだ。

いろいろな人に支えられ、無事目的地に到着。
  

700円ちょっと(切符代)で、大冒険をすることができた息子はとても満足していた。

一人で達成したことが息子の自信となり、これからの人生を支えてくれるだろう。