2015年6月30日(火)
つながらない

突然、ホームページにつながらなくなった。

メールもできない・・・。

原因不明。

2015年6月29日(月)
誰のため?

「我々は誰のためにバスケットボールをしているのでしょうか? 誰のためにスポーツする? 誰のために勝負する? 自分のためにスポーツを通じて勝負している選手を競技者と呼ぶのでしょう。真の勝負とは相手よりも優れるとか、強いとか、速いとか、跳ぶとかではなく、それを通じて新たな発見をし自己成長していくことなのです。わたしが尊敬するイギリスのスポーツ心理学者氏は、こう述べています。

『勝利という言葉には格別の深い意味があって、ただ相手を打ち負かすこととは実は関係ないのである。勝利とは、自分自身についてこれまで以上のものを発見し、自分の経験を通じて、今後の成功や充実した人生につながるあらゆる思考パターンや行動パターンを見つけ出すことである。』

 したがって、競技とはすべて自分のためにあるべきなのです。自分のためにということから、競技におけるさまざまな考えの焦点が自分に置かれていなければなりません。ところが、ほとんどの競技者は思考のほこ先が、相手にばかりいってしまっているのです。相手を叩きのめさなければならないだとか、この相手だけには絶対負けたくないだとか。この相手よりも上だとか下だとか、いつも焦点が相手にばかりで、しかもマイナスな考えばかりをしてしまっている選手が少なくありません。相手には敬意こそ払え、また、より分析やスカウティングこそすれ、思考の焦点はいつも自分のために自分自身のためにあるべきでしょう。」


(「スラムダンク勝利学」辻秀一著より)


本の題名は、「スラムダンク勝利学」というちょっとふざけたような名前だが、中身は本格的である。
この本から、多くのことを学ぶことができた。

2015年6月28日(日)
“ベスト”を尽くすのではなく“全力”を尽くせ

「私は“ベストを尽くす”という言葉はよい表現ではないと考えています。なぜなら、“ベスト”という言葉はあくまで結果であるからです。従って「ベストを尽くす」と言っている人には、その分いつもプレッシャーや不安な要素が存在していることになります。ですから一流選手の心の習慣として、“全力を尽くす”という自分の努力次第でできるところに重きを置きたいものです。それは試合だけでなく、どんなことにも全力を尽くして、それを結果としてベストにしていくようにすることが大切なのです。」

(「スラムダンク勝利学」辻秀一著より)

2015年6月27日(土)
考え方も習慣化する

「・・・習慣化するほど練習したことが、やっと試合で発揮できるのです。1本の3ポイントを成功させるために、年間何万本も打ち込むのです。つまり、技術的なよい習慣を身につけ、悪いくせを改善するために皆、日夜練習しているのです。

 しかし、勝利をつかむためには技術同様に、考え方も習慣化していなければダメだとは思いませんか?例えば“全力を尽くす”ということが必要だとすれば、日頃からその考え方を習慣化しなければ、試合で実践できるはずがありません。試合前に「全力でぶつかろう」と言ったところで、それは普段やっていないことをしようと言っているようなものです。日頃3ポイントの練習などしたこともない選手が、試合の前に「今日は3ポイントをバシバシ決めるぜ」と言っているのも同様だと、私は思います。」

(「スラムダンク勝利学」辻秀一著より)

2015年6月26日(金)
この本も最高の指導書だ!

      

  「スラムダンク勝利学」辻秀一著


昔、散髪屋でこの本を読み、一目惚れした。
勝負する指導者にとって、とても役立つ内容だ。
この本も、ぜひ読んでほしい。

  

  

2015年6月25日(木)
感謝の言葉が幸せを生む

 「ありがとう」という感謝の言葉を素直に言えたとき、私たちの心は温かくなります。その言葉を受けた側も心が温まり、元気が出ることでしょう。「ありがとう」という言葉は、感謝の言葉であるだけでなく、相手を受けとめる言葉であり、癒しを与える言葉です。愛を受けとめたり、心を癒したりして、人間関係を円滑にする言葉でもあります。

 世の中に「当たり前」のものは何もありません。家庭でも、学校でも、職場でも、地域社会でも、感謝の対象は日常生活の中にたくさんあることでしょう。日々、素直に「ありがとう」と感謝の気持ちを表して、心の温かさや喜び、感動といった幸せな気持ちを感じる時間を増やしていきたいものです。



ある雑誌でこんな文章を読み、心が元気になった。

2015年6月24日(水)
一緒に戦う

再び「風光る」の君島監督の話。

試合中、ベンチにいる控えの選手にこう声をかけていた。

「みんな一緒に戦っているかい・・・・?」


ほとんどの監督は、「しっかり応援しているか?」と声をかけるだろう。

さすが、君島監督だ。

そして、君島監督はこう続ける。

(選手のことを)見て、(やろうとしていることに)気づいてあげること・・・・それが(一緒に)戦うことだ」

2015年6月23日(火)
県大会まであと1ヶ月

県大会まであと1ヶ月。

この1ヶ月の練習で、順位は変わるだろう。

各チームがどのように仕上げていくのか楽しみだ。

2015年6月22日(月)
優勝します!

裏面ドライブ男のチームの生徒たちに聞いた。
県大会ではどこまでを目標にしているのかを。

みんなから返事が返ってきた。
「優勝です!」

・・・さすが。

大事なのは、
できるかどうかではない。
やるかどうかだ。


全力で挑戦してほしい。

2015年6月21日(日)
優勝するだけの理由があるか

優勝するチームには、必ず優勝するだけの理由がある。
練習量、質、高い技術、やりにくさ、ガッツがあるプレー、大きな声、チームとしての団結・・・など。

「これだけは他のチームに負けないんだ」というものがないと、勝てない。

2015年6月20日(土)
集中力

君島監督の高校時代を知る先生の話。

「わたしが新任教師だったころ、
君島くんも、
そうして授業中にボールを握っていたよ。

彼は集中力というものを
非常に大事にしてたな。

なにげない動きでも、
かならず課題をもってやること・・・。

動くからにはただこなす動きではなく、
考えた動き・・・。

それがかならず実戦に役立ち、
なおも大きな未来にもつながるとな。」


(風光るより)

2015年6月19日(金)
君島監督の指導

「風光る」の中の君島監督。
ベースランニングの練習で
、選手たちの走りを見て指導する。

「・・・まるでノルマをはたすための走りだな。
ベースを蹴って、そのまま大きくふくらんで、
ベースにはいる時も、大きな円で通過する・・・・。
試合中にそんなロスの大きい走塁が、はたして通用するかな?」

「いいかげんな練習ならしない方がいい!
それは人を何事からも散漫にするからだ!」

「逆に、全力をだしきれば、集中力をも養うことができる。
一塁、二塁、三塁に対しては、半歩に生死がかかるような・・・・・、
そしてホームに対しては、自分の生還で試合が決するようなつもりで走るんだ!」



物事に取り組むとき、
大事なのは全力でやることだ。

2015年6月18日(木)
最高の指導書

   

「風光る」

自分にとって、このマンガは最高の指導書だ

指導者がどのように子どもたちを導いていけばよいか、このマンガの中に書かれている。

子どもたちを伸ばしたいと思っている指導者には、
ぜひ読んでほしいマンガだ。

2015年6月17日(水)
当たり前のことを

県大会まで少し時間がある。
自分だったら何に重点を置いて指導するだろうか?

自分だったら・・・
当たり前のことが当たり前にできるように、完璧を目指して仕上げると思う。

例えば技術的なことでは、
攻撃選手は、ツッツキに対しての回転のかかったドライブ攻撃を完璧にするだろう。

カット選手は、ツッツキやカットでの返球を完璧にするだろう。

当たり前のことが当たり前にできることが大事なのだ。

2015年6月16日(火)
戦力分析

自分は、備西が終わると戦力分析をしていた。
県大会でも、必ず対戦することになるので、まずは現状を知ることが大事。

やり方は簡単。個人戦の結果を学校ごとに整理する。
1位の学校は・・・8が1人、16が2人、32が2人、64が1人
2位の学校は・・・4が1人、64が1人
3位の学校は・・・8が1人、16が1人、64が2人
4位の学校は・・・32が2人、64が1人
5位の学校は・・・8が1人、16が2人、32が1人、64が1人

というような感じでやっていく。

このように整理しておくと、自分のチームのどこを伸ばせばよいかがわかってくる。

2015年6月15日(月)
備西を見て感じたこと

備西を30分だけ見に行った。

見ていて一番感じたことは、
知らない先生が増えたということ。

昔ながらの年配の先生が少なくなり、
若い先生が増えている。

さみしいことでもあり、うれしいことでもある。

試合の方はほとんど見ることができなかった。

後で結果を聞いたが、男子は混戦模様。
県大会で順位が変わる可能性が大きい。

県大会も楽しみだ。

2015年6月14日(日)
種をまくほうが大事

 子どもはほめることが大切です。でも、いいことがあったらほめようというのではなく、ほめることが出てくるように、ほめる種をまいていくことを考えたいと思います。・・・
(「灯し続けることば」大村はま著より)

2015年6月13日(土)
素晴らしい本との出会い

校長先生に聞きに行ったとき、
ワシントンの話が大村はまの本に紹介されていることを教えてもらった。

その日の帰りに本屋で探したが置いておらず、
帰ってからAmazonですぐに注文した。

「灯し続けることば」大村はま著

   

この本を読むと、今まで自分が指導してきた様々なことについて反省させられる。
とっても勉強になる本だ。

特に先生方に読んでみてほしい本。

2015年6月12日(金)
ワシントンの話

職場が一緒なので校長先生に聞いてみた。
あの話はどんな話なのかを。

校長先生曰く、ジョージ・ワシントンの話。


 アメリカの有名な大統領ワシントンの少年の頃のエピソードです。ワシントンは相当ないたずら坊主だったようです。

 困ったお父さんは、ワシントンを呼んで、「これからおまえが悪いことをしたら、このキッチンの柱にクギを1本打ち込む。その代わり、いいことをしたら、1本抜く」と言いました。こうすればいたずらが減ると思ったのでしょう。しかし、なかなかいたずらはやまず、柱はクギだらけになりました。

 やがてワシントンも考えるようになって、優しい心を見せたり人を助けたりするようになります。そのたびにお父さんは黙ってクギを抜きました。減ったり増えたりが続いて、ある日、とうとうクギは1本もなくなりました。

 お父さんはワシントンを呼んで、柱をなでさせ、「おまえは本当にいい子になった。ごらん、クギはもう1本もない」。ワシントンもニコニコしました。

 「だけどね」とお父さん。「クギは1本もなくなったけれど、このクギの穴は残っているんだ。神様でなければ、この穴を元通りにすることはできないんだよ」

 ワシントンはそれから一生涯、抜けばいいのではない、クギを打ち込んではならないという考えを心に持っていたと言います。


どうやら、息子が「橋」と言っていたのは、「柱」だったようだ。

2015年6月11日(木)
校長先生の話

校長先生の最後の修了式の話。
当時1年生だった息子が教えてくれた。


「こんな話だったんよ。
橋があって、悪いことをすると橋に釘を打たれて、良いことをすると橋に打たれた釘は抜かれるんよ。

良いことをいっぱいして釘は全部抜かれたけど、釘が抜かれた橋には釘の跡がいっぱい残っていたって。

悪いことをしたら、その後でいくら良いことをしても、跡が残るらしいよ。」



息子がちゃんと覚えているということにビックリ。
この話、どこかで聞いたことがあるような・・・。

2015年6月10日(水)
校長先生

息子も奥さんも、
小学校の校長先生が大好き。

なぜかというと、
第一印象が◎だったのが大きな理由。

息子が保育園に通っているとき、
小学校の説明に校長先生が来られたそうだ。
そのときの自己紹介で、
「大きいお腹がめじるしです」
と大きなお腹を紹介されたのだ。


こんな自己紹介をされたら、忘れない。
息子もすぐに小学校の校長先生を覚えた。

息子が小学校に入学してから1年間お世話になり、
そして、校長先生はこの春退職された。


息子も奥さんもさみしがった。
自分も残念に思った。


退職された校長先生はというと、
何と、自分と同じ職場に再任用で来られたのだ。
ビックリ。

2015年6月9日(火)
読書

最近、毎日本を読んでいる。
本を読み出すと、どんどん読みたくなってくる。

自分の心に火がついたようだ。

動き始めた自分を感じる。



 あなたは『慣性の法則』を知っていますか。
 中学校の理科で学習するあれです。

『止まっているものは、止まり続けようとする。動いているものは、動き続けようとする』

 初めから止まっているものは、そこに止まり続けようとします。それを動かそうと思うと大きな力が必要です。逆に初めから動いているものは、同じ速さでずっと運動し続けようとします。それを止めるにはやはり大きな力が必要となります。
 止まっている車を押して動かしたり、動いている車を手で止めたりすることをイメージするとわかりやすいでしょう。

 これは私たち人間の生き方にも当てはまります。
 せっかくいい考えや大きな夢を持ったとしても、何の行動も起こさず、じっとしているだけでは何も動きません。そういう人は、それからあとも知識を増やそうとはするかもしれませんが、結局ずっと止まり続けようとするものです。一方、初めに止まっているものを動かすのは大きな力がいりますが、いったん動き始めてしまうと、動き続けようとするものです。
 あなたがすべきなのは行動を始めることです。


(「手紙屋」喜多川泰著より)

2015年6月8日(月)
手紙屋からの手紙

 夢を叶えることができなかった人たちが、その理由を自己分析すると必ずこういう答えが返ってきます。


『私には才能がなかった』


 一方で、夢を叶えることができた人たちが、その理由を質問されると答えはどうなるかわかりますか?不思議なことに、これもみんな同じなんです。


『どうしてもやりたいことを、情熱を持って続けてきただけです』


 夢を叶えることができなかった人たちの理由が「才能がなかった」ならば、夢を叶えた人たちは口々に「私には才能があった」と言ってもよさそうなものですが、成功した人で、それを口にした人は誰一人としていないのです。

 ここに、成功する人と、成功できない人の考え方の相違があります。

 失敗する人は『才能』を頼りに夢を叶えようとするのです。別の言い方をすれば、“自分が成功できることは何か?”を考えているわけです。実は、この人たちは大きな勘違いをしています。成功は才能によって得るものだ、という勘違いです。残念ながら、これは間違いです。なぜなら夢を叶えた人は誰一人として「才能があったから成功できた」とは言わないのですから。

 一方で、成功した人は『情熱』を頼りに夢を叶えようとします。別の言い方をすれば、“何をやれば成功できるか”ではなく、“自分がどうしてもやりたいことは何か”を考えているということです。夢を実現したすべての人がこの方法を使ったのです。長い期間をかけて情熱を持って行動を続けた人が夢を叶えることができなかったなどということは、起こりようのないことなのです。


(「手紙屋」喜多川泰著より)



久しぶりに読んだ「手紙屋」。
自分を見つめ直すことができる本だ。
ぜひ読んでほしい。

2015年6月7日(日)
主人公の変化

 僕はこの考えを持ったときから、会社員になること自体も楽しみになり始めました。
 僕が働く目的は決まっています。

 多くの人たちを幸せにするために働きます。
 多くの人たちから必要とされる会社をつくるために働きます。
 誰かがつくった会社の一員として働く場合も、自分がつくった会社を経営する場合も変わりません。
 僕の航海の目的は、一人でも多くの人を幸せにすることです。

 こんな理想論を、現実論としてまじめに語る人間になるとは思ってもみませんでした。正直、そのことに一番驚いているのは自分自身です。でも、これは今の僕の本心です。


(「手紙屋」喜多川泰著より)

2015年6月6日(土)
僕からの手紙

 先日いただいたお手紙にあった『称号』の話を読んで、「西山君は優しい心を持った子ね」と僕に言ってくれた小学校三年生のときの先生を思い出しました。僕は決して人から優しいと思われるようなことをしていたわけではなかったのですが、それを言われて以来、その先生の前では優しい人として振る舞おうとしている自分がいました。確かに、人は言われたとおりの人になろうとするんですね。
・・・

 そして、もう一つ。
 いただいたお手紙を読んで意外だったのは、“僕が成功の人生を送る方法”が書いてあるのではなく、“他人に成功の人生を与える方法”が書かれているところでした。
・・・
 この世界に生きていく以上、成功するために他の人たちから必要とされることがどれだけ大切なことか、わかっているつもりでいたんですが、まだまだ自分一人の力で成功しようと考えていたのかもしれません。

 あれから、いろんな人に必要だと思ってもらえる人になるべく、僕の友達をはじめとする周りの人に素敵な称号を与えるようにしています。本当に不思議なくらい、自分を取り巻く環境が変わっていくのを感じます。みんなが僕に親切にしてくれるようになり、いろんなことに協力してくれるんです。人間関係が素晴らしい状態で毎日を過ごすのがこれほど楽しいことなのかということを初めて知った気がします。
 手紙屋さんには本当に感謝です。

(「手紙屋」喜多川泰著より)

2015年6月5日(金)
人生を変える本

「ココロの授業」は、「就職対策授業」の内容を本にしたもの。
これから就職する学生へのメッセージが込められている。


同じように、就職する若者に向けて書いている小説がある。

喜多川泰さんの「手紙屋」だ。
手紙屋との十通の手紙のやりとりで、主人公の人生が変わっていく。

そして、読んでいる自分(読者)の人生もいつの間にか変わっていく。


そんな素敵な本。


    

2015年6月4日(木)
あり方

この本の著者比田井和孝先生は、「あり方」を大事にされている。


もちろん、「やり方」も大事かもしれませんが、
その「やり方」の前に、もっと大事なものがあるんです。
それは、「やり方」の土台となる「あり方」なんです。
「あり方」と言うのは、「心のあり方」です。
例えば、何かをやるときに、
「どんな思いで」「どんな心構えで」「何のために」やっているのか、ということです。

ところが「あり方」よりも、「やり方」の方がわかりやすいんです。
「こんな方法で」「こんな手順で」「こんなところに気をつけて」・・・って、わかりやすいんですよね。
だから、みんな「やり方」でやろうとするんですが、
そこに、土台となる「あり方」が伴っていなかったらうまくいかないんですよ。
表向きは、「やり方」だけでうまくいくこともありますよ。
でもね、長い目で見たら、そこに「あり方」が伴っていなかったら、結局はうまくいかないものなんです。

私は「やり方」よりも、「あり方」が大事だと思っているんです。
「あり方」がしっかりしていれば、
「やり方」なんて、自分でドンドン考えて行動できるものなんです。

(「私が一番受けたいココロの授業 講演編」比田井和孝 比田井美恵 著より)

2015年6月3日(水)
この授業の内容は

この「就職対策授業」の中で、『いい話』がいっぱい紹介される。

例えば、次のような話。

これは、アメリカのお話です。
ある鉄道会社の社長が、線路の修理現場を視察しました。
すると、一人の作業員が親しげに話しかけてきました。

「久しぶりだね! 君もずいぶん出世したものだね。君が社長になったと聞いた時は本当に驚いたよ。」

見ると、その作業員は約10年前に、
社長と一緒に作業員として働いていた友人でした。
そして、その友人は言いました。

「10年前は一緒に、50ドルの日給をもらうために働いていたのにね。君も変わったね」

社長は答えました。

「・・・そうだったのか。
君は50ドルをもらうために働いていたのか。

私は、10年前も今も、この鉄道会社のために、
そして、世の中の人に快適な旅をしてもらうために働いているんだ。」

・・・と、話はここまでなのですが、

目的って大事ですね。
50ドルを「もらう」ために働いている友人は、
10年経っても、今でも50ドルのためにしか働けないんですよ。
そして、50ドル以上のものはもらえないんです。

ところが、社長になった人は
10年前も「どうやったら人の役に立てるだろうか?」
「どうやったら、人に喜びや幸せを与えられるだろうか・・・?」
と「与えるため」に働いています。もちろん今でも同じです。

けど、仕事の中身は大きく変わりました。
10年前は作業員ですが、今は社長ですからね。
多分、ものすごいたくさんの人のために
いい仕事ができているんじゃないでしょうかね。

・・・

もしもみなさんがこの2人の上司だったとしたら、
どちらの人を信頼しますか?
どちらの人と一緒に働きたいですか?

わかりきったことですよね。


(「私が一番受けたいココロの授業」比田井和孝 比田井美恵 著より)

2015年6月2日(火)
この本は

上田情報ビジネス専門学校での「就職対策授業」。

この授業の目的は、
「学生に就職してもらうこと」ではなく、
「学生に幸せになってもらうこと」。

就職さえできたら、一生幸せに生きていけるかと言うと、そうではない。大事なことは、就職した、その後。
就職をしたその先で、周りの人から信頼され、必要とされ、「あの人とだったら一緒に働きたい」と思ってもらえるような、そんな人になってもらいたい。

この「ココロの授業」の本は、「就職対策授業」の内容を紹介したもの。

2015年6月1日(月)
本との出会い

久しぶりに、「ココロの授業」の本を読んだ。
昔、その本を読み、自分の人生が変わった。

本を読みながら、自分の人生について考える。
どの方向に進んでいけばいいのかを確認できる。
自分にとって、とても大事な時間である。

本との出会いが自分を変える。