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2012年11月30日(金)
出すぎた杭は打たれない

教師になった頃、
「出る杭は打たれる」のごとく、
一生懸命やっていると、
周りの先生から色々文句を言われた。

ある先生から、
「出る杭は打たれるが、出すぎた杭は打たれないぞ」
とアドバイスされた。
「なるほど〜」と思い、更に一生懸命やった。
そうすると、周りから何も言われなくなった。
その時その時を全力でやることができた。

お陰様で部活動では、
団体では8回も全国に出場できたし、
全国で勝ち上がることもできた。

全力でできたのは、
一番は家族の支え(犠牲)があったから。
それは、めちゃくちゃわかっていた。
葛藤の毎日だった。
家族には感謝している。・・・「ありがとう」

これからも家族に部活に学校に、全力でいきたい。

2012年11月29日(木)
強く生きていこう

’へら釣り名人(自称)’に聞いたことがある。
休日に部活を休みにしていると
奥さんにこう言われるらしい。

「今頃884先生は練習しとるよ!また負けるよ!」と。
また、県大会で優勝した後は、
家族で優勝パーティーをするそうだ。

自分の方はと言うと・・・、
以前、県大会で優勝して帰ったときの事。
「また優勝。また泊まりでどっか行くんじゃろ!」
優勝→中国大会や全国大会へ→家にいない
という事で怒られる。

その時以来、
家ではあまり試合結果を話さなくなった。

優勝した後は、自分へのご褒美として
一人でラーメンを食べに行っていた。

部活動指導を頑張るのは色々大変なのだ。

2012年11月28日(水)
打球点を落とす

「中学校部活動だけでやっている選手は、
 打球点が落ちた球に対して極端に弱い。
 特に、フォアサイドに大きく振られたときに
 対応できない選手が多い。」


この前の試合の時、県外のあるクラブの監督と
話をしていてそういう話題になった。

考えてみると、まさにその通りだ。
中学校の限られた練習時間の中で、
打球点を落としての練習はしてないだろう。

特に、自分の中学校では後ろが狭いので、
速い打球点で打つ練習ばかりだ。


この日から、
意識して打球点を落とす練習をするようになった。

・ドライブに対して、後ろに下がってドライブをかけ返す練習。(自分の中学校ではできない)

・わざと打球点を落としてのラリーの練習。
(台の下で打球して、フォア対フォアとバック対バック)

・打球点を落としてのバックハンドのカーブドライブとシュートドライブの練習。
(ポーランドオープンの試合を見て必要と感じた)


実際にやってみて感じた・・・「この練習は必要だ」と。

2012年11月27日(火)
11月特集終わる

今日は「いいふな(1127)の日」。
’へら釣り名人(自称)’は今頃・・・・・。

20日間の特集、’へら釣り名人(自称)’に感謝。
彼の熱い言葉を伝えることができてうれしい。


同じように、熱い思いや考え・独自のやり方をもって
部活指導している仲間が大勢いる。
そんな仲間のことを少しずつ紹介していきたい。


さて、12月の特集は’元全中3位’。
全中シングル3位、
インターハイ優勝、
そして大学では日の丸をつけて世界で戦った男。
岡山県中体連卓球部の宝。
12月の特集が楽しみである。
(たぶん、今頃あせっているはず・・・。)

1月以降も豪華メンバーが登場。

1月「岡山県中体連卓球部の父、H先生」
2月「岡山県中体連卓球部一の理論派、I先生」
お楽しみに!

2012年11月26日(月)
得意は不得意!?

【11月特集 〜へら釣り名人(自称)最終回〜】

 20日間も一方通行な上に長く読みにくい文章を読んで下さった皆さん、本当にありがとうございました。またこの様な機会を与えて下さった管理人に心から感謝しています。

 さて最後は物事は何でも表と裏があるという話です。当たり前ですが、考え方1つでいろんな受け止め方が出来ると言うことです。
 たとえば、先日の「気のつく人」の話では、気がつかないことが悪いように思われるかも知れませんが、よく気がつく人はそれだけ神経が過敏で疲れやすかったり、心がが痛むことも多いかも知れません。その反対の人はタフで少々のことは気にしないおおらかさがあるかも知れませんね。考え方1つですね。

 卓球の場合も同じです。オールフォアのフットワークをしっかりすると、フォアで攻撃することは得意になっても、バックハンドとの切り返しが弱くなったりすることがあります。その逆にフットワークを余り使わず両ハンドばかりで対応しているとフォアクロス勝負になったときに力負けしたり、決定打の時に決めきれないことが出てくるかも知れません。 ループドライブばかり練習していて、上回転のラリー戦で苦戦を強いられる場合などよく見る光景です。つまり練習ではその逆の技術や動き方も考えるべきでしょう。
 思いきり下回転をかけたサーブ練習の後はアップ系のサービスの練習。フォアハンドサービスのあとはバンクハンドサービスの練習という具合に練習の順序も効果的な指導法の1つでしょう。

 今、いろいろなことで悩んだり苦しんでいる人もおられるでしょう。ピンチの後にチャンスです。考え方1つでいい方向へ向かうかも知れません。(ゲームを取られた時の考え方)
 今、順調な人はいつもいいことばかりではありません。いざというときの備えを普段から心がけておく方がいいでしょう。(ゲームを取ったときの考え方)

 自分の体験や経験を綴ることで少しでもみなさんの参考になったらこんなに嬉しいことはありません。もし会場のどこかでお会いしたらお声をかけて下さい。忌憚のないご意見を聞かせて下さい。参考にさせていただきたいです。また管理人のところへご意見ご感想を下さっても嬉しいです。これからも微力ながら自分の使命を意識しながら頑張っていこうと思います。

2012年11月25日(日)
やっぱり釣りもしたい

【11月特集 〜へら釣り名人(自称)その19〜】

 このブログも残すところあと2回になりました。今回はへらぶな釣りの道具について紹介しましょう。

@ 竿はのべ竿(時代劇などの釣りの場面で登場するようなリールのない竿)です。長さは一般に8尺(1尺は約30cm)〜21尺のものを使いわけます。つまり14本の竿をポイント(魚のいる場所)までの距離によって使い分けるのです。

A 浮子(うき)がとっても大切。深さも計算に入れなければなりません。下の長さを棚(たな)と言って魚のいる深さに合わせなければなりません。それに魚と人間とのやりとりはこの浮子の動きから行うのです。水中の様々な様子を知らせてくれるのです。この時に使う浮子の様々です。私の自慢のものを特別にお見せしましょう(笑)1本約1万円〜2万円します。総額は・・・想像にお任せします。釣りの途中にアクシデントで破損したり、なくなったりすると、この世の終わりのような気分になります。このスーパーアイテムを気候(気温、水温、水流、棚、距離など)によって使い分けるのです。

   

B ・・・ヘラブナは釣人(へら師という)にとってとても大切なものなので、極力痛まないように扱います。ですから普通の釣り針と違って「かえし」(一度刺さったら抜けにくくするために針先がイのような形になっている)がありません。一度魚をかけると常にテンションをかけておかないと糸がたるむと、ばれて(逃げて)しまいます。普通は左のサイズくらいですが、ダムなどで1発大型を狙う場合は右のようなサイズのものを使います。
      

C エサ・・・ダムなどではエサ取りが多いのでマッシュポテトの粉末をダンゴにしたエサを用います。各メーカーから多種多様のものが市販されています。

D その他、ここに書ききれないほどの多くの道具が必要です。
竿かけ、万力、へら台、など

 なんだか卓球とも共通点があるような気がします。魚が一気に走るときは無理せず、竿を立てたままじっとして耐える。魚が一瞬、怯(ひる)んだ隙にゆっくりと寄せてくる。更に沖に走ると再びじっと耐える、決して無理しない。その繰り返しで最後は水面から口を出させて空気を吸わせる。そうすると急激に魚は弱ります。後は優しく丁寧に玉網ですくいます。
 
 卓球の場合はどうでしょうか?相手がガンガン押してくる場合は無理せずしのぎ耐える。相手の弱点が分かったら、そこを中心に崩していく。気を抜かずプレーをする。最後は健闘を讃え合う。

道具もよく似ています。ラバーやラケットがとてもたくさんあってその組み合わせも天文学的な数字でしょう。それを戦型によって使い分けるわけですから。しかもラケットは自分の手と同じようなもの。体の一部と言っても過言ではないでしょう。へら師は道具をとても大切に扱います。使用後は丁寧な手入れを怠りません。卓球のラケットも同じ。試合の後はラバーの手入れを怠りませんね。

自然に感謝します。相手に感謝します。環境に感謝します。すごく似ています。

2012年11月24日(土)
「違い」の分かる人

【11月特集 〜へら釣り名人(自称)その18〜】

 指導する上でいつも念頭においているのは「気づく人」になって欲しいということです。こんな例えをよくします。ゴミが廊下に落ちています。Aくんはゴミが落ちていることに気がつきましたが、面倒だなと思って拾いませんでした。とっても真面目なBくんは悪気はなくゴミに全く気がつがず通り過ぎました。2人ともゴミを拾わなかったのは同じですがAくんは「めんどくさいから拾わなかった」、Bくんは「気がついていたら拾っているかもしれない可能性はある」です。
 
 この時、公共の場にゴミが落ちていたらめんどくさがらず拾いましょう。みんなが過ごしやすくなり自分にも返ってきますよ。とAくんの指導はしやすいです。指導者として苦労するのはBくんへの指導の方です。Bくんには「ゴミに気づきましょう。」という指導・・・極端なたとえですが、気のつく人になるという指導は難しいです。

 私もずいぶん気がつくことが遅く、こんなことが身のまわりでよくありました。今でも反省の毎日です。なかなか難しいことですが感性を高め、周囲への配慮(思いやり)を怠らないようにしたいです。

 卓球指導もそうです。毎日見ていると気づきにくいのです。毎日ではなく、しばらく時間をあけてみると選手の変化の様子がよく分かるものです。一緒に暮らしている家族よりもたまに会う親戚の方がこどもの成長に驚くのと同じです。

 練習試合などを利用して他校の先生に自分の生徒を見ていただくと、打球の不安定さやパワーロスの原因が分かることも多いです。いろいろ方に見ていただく場面を作ることも顧問の仕事だと思っています。決して自分の型や考えにはめるのではなく広く意見を取り入れて生徒の可能性をのばしたいと思っています。そのために言っています。「いろんな考えや視点がある。すべて素直に聞いてみよう。自分とあわないときは違う方法をすればいい。だから私も今日指導した技術を次の日には否定するかもしれませんよ」と。そのくらいの柔軟性を指導者も選手も持っていたいものです。これが私の考える主体性です。

 そう言えば昔、「違いの分かる男のゴールドブレンド」っていう某コーヒーメーカーのコマーシャルが大好きでした。とってもかっこよくコーヒー飲むんですよ。先日も真似してコーヒー飲んで、こぼしてしまった。まだまだ修行が足りません。

2012年11月23日(金)
食べることは生きること

【11月特集 〜へら釣り名人(自称)その17〜】

 昨年度から私の中学校では「弁当の日」をおこなっています。1学期に1回、1年間で3回(今年度は4回)生徒自身で弁当を作ります。材料の購入から調理、片付けまでを自分一人で行うことが唯一のルールです。3年前に就実大で竹下和男先生の「弁当の日」の講演に参加したのがきっかけでした。自分の中学校でも実施したいと思いスタートしました。詳しくは「弁当の日」で検索してみて下さい。この取り組みが広がることを祈っています。

 ところでみなさんは食事に気を遣っていますか?卓球部の生徒の弁当も気になります。どのような内容なのかではなく、どの弁当もわが子のことを考え、忙しい中、朝から準備して「今日も元気で一日を頑張ってほしい」という親御さんの思いが込められているからです。時には忙しくてコンビニの弁当やパンもありでしょう。それはそれでいいのですが、とにかく、基本はちゃんとした食事をして欲しいと思います。いつかは一人で生きていかなくてはなりません。給食は中学校までです。自分の責任で食べなければなりません。バランスを考え、食べ過ぎや偏りのないようにしてほしいです。卓球がいくら強くても、食べものに好き嫌いがあったり、食事のマナーが悪かったりするとなぜか「その程度か・・・」と思ってしまいます。(偉そうでごめんなさい。)

 ですから遠征に行くと生徒と一緒に食事をします。よくみえます。生活すべてが。大切な場面で1本とれるかどうかまで想像できます。

 つまるところ、卓球競技をとことん頑張っている人にはそういうところまで一流であってほしいのです。もしこのブログを見ている卓球を頑張っている中学生、高校生の人がいましたらしっかりとした食事をとって、体を大切にしてください。(特に大学に進んだり、就職して一人暮らしをする場合)君たちはこれからの日本を担う大切な宝ものなのですから。

 そういえば私もわが子にはじめてお弁当を作ったとき保育園の先生が「全部残さず食べていました。」のメッセージを書いて下さいました。本当にうれしかったです。なんだか今日はお説教じみてごめんなさい。「打法、戦術、練習」以前に「心と体」が一番だと思い書いてみました。

    
                       はじめて作った弁当。
                       妻の大変さが分かりました。

2012年11月22日(木)
特急やくもで書いたメモ

【11月特集 〜へら釣り名人(自称)その16〜】

 今年の中国大会は島根県でした。全国への切符をつかむために行きの電車の中で紙に書き出した言葉が出てきました。心理的なアドバイスとして参考になればと思います。

・スタートダッシュをかけよう。格下が格上に勝つには、先手をとる。

・攻めて攻めて攻めまくる。1本とったら連続でねらえ。2本とれたら3本目もねらえ。

・選手によいパターンを伝える。

・心と技は分けて考えろ。
  ・・・技が↓でも心が↑なら大丈夫。

・チャンスボールをミスしてしまった・・・
  「これは技術的なミス。次は入るぞ」○
  「 こんなとこでやってしまった」×

・大量リードされたら、ここから逆転できたらどんなにおもしろいかなと思え。

・ゲームの落とし方
 @1本でも粘る。それが次へつながる。
 A相手の情報をすべて引き出す。

・ファーストストライクをのがすな。

・効いているSVは効かなくなるまで使え。効かなくなったら次の手を出せ。

・1ゲーム目・・・徹底して自分の得意なものを相手にぶつけていけ。

・2ゲーム目・・・1ゲーム目で上手くいかなかった部分を補って組み立てる。

・ゲームの後半恐れるな。自分のプレーをしろ。負けることは怖くない。スコア「8」からジュースのつもりでいけ。

・RVの3パターン
 @レシーブエース
 A次攻めさせないRV
 B何とか入れて次を狙う

・ラッキーポイントのあとはハイリスクでも狙っていけ。

・これで負けた・・・もう1本とってみよう。もしとれたらもう1本とってみよう。

・5,6本リードしたら・・・1、2本のいい格好やスタンドプレー、雑なプレーなどこういった無駄なボールを打たないこと→相手が息を吹き返す。

・「早く勝ちたい」×
「後半追いつかれる時が来る。そこからが勝負だ」○

謙虚な気持ちでいこう
勝負強い人=作戦的に迷いのない人

2012年11月21日(水)
思い出のノート

【11月特集 〜へら釣り名人(自称)その15〜】

 卓球の指導には必ずノートを活用しています。目的や目標、それら達成のための手だてから、今日はどんな練習をしたかなど内容はかなり自由です。いろいろなノートを使ってきましたが結局、普通のノートが最も使いやすかったと思います。試合結果を添付すると実際の公式戦のオーダーを考えるときにも役立ちます。私は指導用と試合結果をまとめる用のノートを分けています。毎日の反省や試合中のメモなどは指導用に書きます。大会や練習試合の結果は別のノートに添付して保管します。以前は表装のいいノートを使っていましたが、とっさに思いついたことなどのなぐり書きがしにくく、一度挟むとなかなか振り返っては開きませんでした。その点普通のノートに結果を貼っておくと何回も見たと思います。
 それぞれの指導者で工夫されたらと思います。すべてのノートは大切な思い出になっています。くやしい思いをした結果もたくさんあり、自分の書いたメモから、次の日の練習メニューを考えることもよくあります。


  

 余談ですが、本当に懐かしいものが出てきました。自分が高校生の時の「岡山県高等学校卓球新人大会」の組み合わせ表です。昔のラケットケースから出てきました。ノートや大会結果を大切にすることで何か新しいことが見つかるといいなあ。温故知新ですね。

        
                 期日は平成元年2月4・5日
                 会場は岡山県営体育館です。

2012年11月20日(火)
アドバイス

【11月特集 〜へら釣り名人(自称)その14〜】

 
先日、息子が「保育園でお魚釣った!」と目を輝かして、はしゃいでいました。紙で作ったお魚を釣ったらしいです。将来有望だなあ。(笑)

  

余談ごとでした。
 さて今日は私がよく言うアドバイスについて書いてみます。アドバイスといっても基本的なことを身につけていく途中の生徒を対象としているものが中心です。参考になればいいのですが・・・。

<技術面>
@先に攻めろ(先にドライブをかけろ、先手をとれ)。
A戻りを早く。
Bラケットを下げるな。
C回転をかけて飛ばすな。
Dサーブと3球目のつながりを考えろ。
E打点を下げるな。
Fレシーブの大振りは損だぞ。
G足を動かせ(最後に手を使え)。
H待ちをしろ。相手の読みをはずせ。
Iいける球だけ攻撃しろ(対カット、ローターなど)。
J同じコースを2度攻めろ。
K自分の回転にしろ。
L回転量に差をつけろ!(対粒高、アンチ)
Mバックを攻めろ(対ペン)
NフォアSVはフォアで、バックSVはバックで処理しろ。
O後半ほど回転量を増やせ。
P台からの距離を考えろ。
Q浮いたら下がって準備しろ。
Rフォアとバックの打球点をあわせろ。
Sはっきりしたことをしろ。修正しやすいぞ。

<精神的面>
@声を出せ。強気でいけ。
A迷うな。(恐れるな。慌てるな。)
Bやるべきことだけを考えろ。
C自分が苦しいときは相手はもっと苦しいぞ。粘れ。
D我慢しろ。・・・ミスせずつなぐことだ。
E戦術のヒントは相手にある。相手の気持ちを考えろ。
Fスピードは麻薬だぞ。
Gいいプレーの後、必ずもう一本とれ。
H思い切っていけ。
I満足するな。

 勝手気ままに自分の口ぐせ?を思い出して書き出してみました。本当なら言葉の理由まで書いた方がいいのですが・・・なぜなら場面によって言葉の持つ意味が違うからです。たとえば一生懸命につないでいても一方的にゲームを落としたときに「我慢しろ。ミスせずにつなげ。」といっても状況は変わらないでしょう。思い切ってガラッと違う作戦をした方がいい場面かもしれません。また、無謀なプレーの連続で負けているときに「思い切っていけ」と言っても更に状況が悪化するだけでしょう。いかに得点につなげるか、いかに選手の力を引き出すかが監督やコーチの仕事ですから。こんなことを書いていて、だんだん恥ずかしくなってきました。何度も勝てる試合を落としたからです。じっとして笑顔で頷いている方がいいものを、いらないことを言って選手の気持ちを壊したこともたくさんあります。今でも試合の度に反省ばかりです。ただ、そんなときにも助けてくれるすばらしい生徒がいます。そうです。一生懸命に話してもまったく無視して自分の思うままにプレーする天真爛漫な生徒です。計算できませんが計算できないことを計算に入れてオーダーを組もう。(何言ってるんだろう?)とにかく生徒の可能性は計り知れません。プレーするのは生徒自身です。明日も信じて朝練習に行こう。

2012年11月19日(月)
やってみよう卓球指導!

【11月特集 〜へら釣り名人(自称)その13〜】

 卓球競技は本当に奥が深いです。いろいろな戦型や戦術があり、はじめて卓球部の顧問になった先生は試合中に何を言ったらいいのか困ることもあるでしょう。私もそうでした。今振り返ってみて参考になるかもしれないと思うことを書き出しました。

 @強い学校に連れて行きました。(練習試合)そこで先輩の先生に指導法などを教えてもらったり、選手を直に指導してもらったりしました。練習メニューや打法などを聞くことも多かったです。特に卓球は回転があるため、基本的な理論(順回転と逆回転、回転軸、コースと高さ)を理解しておかないと指導に困ります。打法は時代とともに変化していく部分もありますが、物理の部分は普遍ですから。私は粒高ラバーの性質を理解することで回転に対して理解が深まったと思ってます。

 A試合の時に経験豊富な先生がどんなアドバイスをしているか聞きました。「盗み聞き」と書くと聞こえが悪いですが昔からどの仕事も「師匠や先輩の技を盗め!」と言われたものではないでしょうか?手取り足取り教えてくれるのを待っているのではなく自分から主体的に動くことが必要だと思います。メモを片手に試合会場を走り回って他の先生のアドバイスをこっそり聞いたものです。

 B外の世界を見ました。県外にも多くの熱心な先生方がおられます。どの学校でも出来るとは限りませんが、冬には今治で開催される卓球大会や鳴門で開催される大会に参加しました。懐かしい話ですが香川であった「松崎卓球研修会」には必ず参加していました。時間のかかることですが、これから卓球部を強くしていこうという先生には是非参加して欲しいと思います。卓球以外にも何か得るものがあるはずです。

 C卓球とは全く別のスポーツにも興味をもってみるとおもしろいと思います。野球の監督や選手、サッカーの選手の本が好きです。特に野村監督、松井選手、イチロー選手、落合監督、長谷部選手、平井コーチ(水泳)の本には学ぶ点が多くありました。自己啓発本も大好きでいろいろ読みました。ディスカバリー社、サンマーク出版の本はとってもすばらしいものが多く、管理人もよく紹介しています。私は「心眼力」野口義則さんの本に出会ったのは大きかったと思っています。人間力についての雑誌「知致」は毎月読んでいます。卓球の監督をしているとよく思います。相手選手よりも相手の監督の人間力が気になります。つまり本気で仕上げてきた学校は最後まで崩れにくいのです。粘りがあり諦めず最後まで戦い抜きます。そんなときに技術が上手下手ではなく尊敬の念がわき起こります。

2012年11月18日(日)
「報告書」から次の練習へ

【11月特集 〜へら釣り名人(自称)その12〜】

 管理人から中国・全国での経験や自分の考えを紹介して欲しいとの依頼だったことを思い出して、その報告書を皆さんに紹介します。みなさんの参考になればうれしいです。
 私自身も、もう一度全国大会と中国大会の分析を復習して、冬の練習に向かおう思っています。

昨年度の全中視察の報告

 次に私が昨年職員室で回覧した中国中学校卓球選手権大会の参加報告です。

中国大会の参加報告

2012年11月17日(土)
チェック表の活用

【11月特集 〜へら釣り名人(自称)その11〜】

 練習試合や公式戦を含め3年間で一体何試合しているだろうか?練習試合などは多いときには1日に15試合〜20試合くらい行う場合があります。そんなときに私は下のようなチェック表を利用します。形式などは何でもいいのです。スコアシートも販売していますがすべての結果を記録するのは難しいので、どの技術が得点に結びついていてどんな失点をしているのかだけを記録します。客観的に理解させるために用います。卓球を始めて間のない場合は特にサービス、レシーブで決定する場合が多くなるようです。そんなときに「サービスがよかったぞ。」と言うのもいいですが「サービスエースが5本だったぞ。」と具体的に伝えると試合の勝敗に限らず、練習してきたことの達成度が分かります。すべての技術を見ようとしないで「今日は3球目を見る」などとポイントを絞った方がいいでしょう。

 下のものは昨年度の山陽新聞社杯の時に生徒に配布したものです。大会の運営などもありますので生徒全員の試合を見ることは不可能です。そんなときにこういった記録用紙はとても有効です。それぞれの指導者で工夫されたらいいと思います。

           <チェック表

2012年11月16日(金)
「道具」への思いA

【11月特集 〜へら釣り名人(自称)その10〜】

 「先生!女子は中国大会に行くことが出来ません。せめてこのうちわだけでも連れて行って下さい。」と女子キャプテンのお母さんが渡して下さったうちわ。私の宝物です。夏の県大会で応援に使ったものを頂きました。私の顔も全て画用紙で出来ています。親が子を思う気持ちはどのチームも同じ。それぞれの学校でそれぞれのドラマがあると思います。頑張っているからこそ人の気持ちは動くのです。たかが一つの道具であるうちわ。でも「感動」をつれてきてくれました。

       

 昨日の道具にしても、このうちわにしてもそれぞれご自身の得意を生かした物作りをされています。卓球でも同じ。自分のよさは何か。得意を生かす戦型、戦術を考えるのに日夜研究です。

2012年11月15日(木)
「道具」への思い@

【11月特集 〜へら釣り名人(自称)その9〜】

 私の卓球部の強みはなんと言っても保護者の方のバックアップにあると思っています。
 下の写真は、ループドライブの練習などの練習で用いるものです。(3球目ドライブを棒の上を通過させるとか、多球でループドライブを打つなど)ブログの管理人もアルミパイプで作成していました。なんとこの道具は、本校の卓球部の保護者が作ってくれたものです。お仕事で培われた卓越した技術でほぼ廃材のみで完成したと言います。驚きです。そして感謝です。生徒が強くなるはずです。その方は言います。「生徒や先生が毎日がんばっとるけえ。自分の出来ることをしとるだけじゃけえ。」すごい。私もこういう親になりたい。いえ、こういう人でありたい。自分の出来ることを惜しみなく他人に与える人でありたいです。そろそろこの方がふら〜と練習場に現れる頃かな。

 

         

このようになっていて高さ調節も可能です。
生徒でも簡単に脱着できます。
同じものを5組も作って下さいました。
さらに、練習場のドアまで直して下さいました。

感謝!

2012年11月14日(水)
道具の工夫

【11月特集 〜へら釣り名人(自称)その8〜】

@カウンター
 カウンターは試合の時の得点掲示に使います。しかし「試合の時だけに使うなんてもったいない。」と思っています。カウンターは離れていてもよく見え、顧問は生徒の3球目攻撃やカットなどの達成状況を一目で判断できます。成功したらめくるのですから、本人も集中しやすいでしょう。また「連続」という負荷をかけるにはミスしたらカウントを1つ戻すというのもいいでしょう。生徒数が多い場合は特に便利だと思います。

A卓球台
 これもカウンター同様いろいろな使い方があります。私がよく行うのはカットマンの多球練習です。選手の頭を越えるような大きなボールをダイレクトに送ります。そのボールを床にワンバウンドさせてからカットで返球させます。しっかり動き、更に体をしっかり使って行う練習になります。(これにツッツキを混ぜると更に効果的です。)試合など自領コート上でワンバウンドするのが当たり前ですが、ノーバウンドだったり、逆にツーバウンドだったりと条件を変えて台を使うと練習の幅が広がると思います。
 2台の卓球台を横にくっつけて並べると、横幅が通常の2倍です。しっかりフットワークを鍛えることが出来ます。ボールの送り方はいろいろやってみて下さい。様々です。
 2台を縦に並べると大きく飛ばすロビングやスマッシュ、ドライブ、カットなどの練習にいいと思います。昨日は「飛ばさない練習」と言っていたのに一転して2台並べて・・・とは矛盾しているように思われるかもしれませんが、卓球競技の特性上、両極端なことがいいようです。「続ける」と「一撃で抜く」、「1日中同じメニュー」と「3分で変わるメニュー」、「打球点を早く」と「打球点を遅く」、「スピードを上げる」と「回転量を上げる」「短い(浅い)ボール」と「長い(深い)ボール」、「サイドを切る」と「エンドを切る」などです。極端な違いが選手のボールタッチの感覚を向上させるように思われます。打法の矯正などの際にも利用出来ると思います。工夫次第でさらに効果が上がるでしょう。


 1週間が過ぎました。20日間の連載ですと、もうすぐ半分です。感じたことや思っていること、練習の一部について書いてみましたが「打法や体(間接など)の使い方」「理論による裏付け」について書くのが難しいです。数多くある卓球指導に関する本も読者にわかりやすく書こうと工夫されていると思いますがその筆者は大変なんだろうなあと思います。昔から説明書も読まず感覚だけでプラモデルを作っていました。感覚だけでオーディオ機器をいじっていました。よく壊したものです。反省。

2012年11月13日(火)
飛ばさない練習

【11月特集 〜へら釣り名人(自称)その7〜】

 試合を見ているとスピードのあるラリーの途中にタイミングを外したような遅いボールが決まっているのを見ます。飛んで行かないボールは効果があります。特に経験の浅い中学生の場合は遅くて回転量のあるループドライブは効果的です。初心者ほど強く打つとミスが多くなり、たとえ入ってもブロックされると返球できず練習にならない場合が多いです。そこでよく言うのが「飛ばすな」です。先日の総社市長杯の時も合言葉のように選手に言いました。「頂点を打って、しかも飛ばすな!」ドライブミスがぐっと少なくなりました。ですから私のお気に入りの練習は台から2mほど離れて左右に動いてオールフォアで緩いドライブを何本もかける練習です。決してスピードを出さず、回転量を上げて飛ばさないことがポイントです。どこでもされている当たり前の練習ですが一番好きです。(特別なものを期待されていた方ごめんなさい)ただし徹底的にします。(20本、100本などと決めて)  上達すればサービス、3球目からでもいいですし、オールバックのフットワークにしてもいいです。またフォア2本、バック2本でもいいと思います。組み合わせは何でもいいです。とにかく飛ばさないことが初心者にとって効果がありました。そんなことをしていると面白いことが分かります。センスのいい生徒は案外簡単にクリアしてしまいます。不器用な生徒ほど時間がかかる上にクリアできません。ところが試合になるとどうでしょう。不器用な生徒の方がミスがなく勝ち進むということがよくあります。出来ないからこそ何度も同じことを繰り返して身につけて試合で役立てているのです。こんな言葉を練習場のホワイトボードに書いています。「遅くてもいいから正しく、しっかり身につけよう。」早く強くなりたい。早く点数を上げたい。早く卒業したい、早く進学したい、早く出世したい・・・いいえ、じっくり行きましょう。最後はゲームオールジュースで勝てばいいんです。もちろん戦う相手は自分自身です。

2012年11月12日(月)
卓球も教材研究で勝負!?

【11月特集 〜へら釣り名人(自称)その6〜】

 卓球の初期指導は大変重要です。ゴールデンエイジ(小学校4年生くらいから小学校6年生くらいまでは新しい技術を身につけやすいと言われている)を逃している中学から始める生徒にとっては特に工夫が必要だと思っています。最初に身につけた技術はその後の変更が難しい場合があるからです。教具も学校の授業と同様に工夫するとわかりやすいと思います。例えば用語の知識についても下のようなカード(写真はその一部です)を用いて「今日はこの技術を使ってこんな練習をしよう。」とか「この技に対応するのはどの技かな?」など単に打球感覚だけで行うよりも、意味が分かって取り組んだ方が自分の引き出しが多くなり試合の中で選択しやすいと考えてます。試合を行うのは生徒自身ですから。
 


初心者に効果的な練習(あくまでも自分の経験です)

1.サーブ練習
 @ボールの上を擦って出す上回転サービス 
 Aボールの下を擦って出す下回転サービス
 Bボールの右横を擦って出す右横回転サービス
  Cボールの左横を擦って出す左横回転サービス
  Dボール回転軸が相手に向いているスクリューサービス(右回り・左回り)

(@、Aは回転軸が台のエンドラインに平行。B、Cは回転軸が台に垂直。Dは回転軸が台のサイドラインに平行)・・・分かりづらい表現ですが回転軸を意識させてサービス練習をするといろいろな効果があるということです。例えばスクリューサービスの練習をしていたらスクリューは出来なくても、今まで下回転がかからなかった生徒が下回転が出来るようになったなどです。卓球の技術は全てが関係しているので思わぬ副産物が身に付く場合があります。出来なくてもどんどん新しいことや違う技術をしてみる時間確保した方がいいと思います。但し時間がある場合です。最低限の時間しかない場合は続ける練習の方がミスが少なく勝利しやすいと考えています。


2.続ける練習
 普段の練習はこれが中心です。会議が多く平日はほとんど部活動の指導が出来ません。ダッシュ(生徒に負けないように)で部活の最初に顔を出して指示をして、下校前にお説教する(叱るだけではありませんよ。)のが平日です。ですから効果があるのは生徒が集中しやすい回数を目標にする練習かゲーム形式です。下の写真はこの9月〜10月の間くらいに行ったものです。このように画用紙を書いて張っておくと他の部員も見ることが出来てお互い刺激し合い効果が期待されます。
 

明日は私の気に入っている練習を紹介します。

2012年11月11日(日)
感動した瞬間シリーズB

【11月特集 〜へら釣り名人(自称)その5〜】

 上位に進むチームや選手ばかりに目を奪われがちですが、敗者復活戦の最後試合に注目しています。みなさんも知っての通り備前西地区大会から県大会に出場する選手を決定する際、敗者復活戦を行う場合があります。その最後の1枠を争った選手2名です。この試合は死闘です。残るか残らないかです。勝ったところで県大会ではシードのパッキンです。でもそんなことは関係ありません。最後の1枠をかけた真剣勝負です。その試合の後は心の中でいつも大きな拍手をしてしまいます。

 また同じ様なドラマが岡山市総合体育大会(岡山市は8月下旬にある3年生最後の中体連の試合)3年Bクラスでもあります。顧問としてはチームの7番手、8番手に個人戦で結果を出させてやれず歯がゆい思いをするものです。この部門は県大会に出場できなかったレベルの試合ですからチャンスがあるのです。入賞して表彰される彼ら彼女らの嬉しそうな表情は顧問をまた元気にしてくれます。

 感動シリーズを3回も連載してしまった。次回からはいよいよ卓球の指導に関することを連載していきます。

2012年11月10日(土)
感動した瞬間シリーズA

【11月特集 〜へら釣り名人(自称)その4〜】

 昨年度の中国選抜大会は山陽小野田市でした。前日入りする学校が多い中、(前日入りしないと開会式に間に合わないからです。)朝一番の新幹線に乗り、在来線で最寄り駅に行き、タクシーで会場着と考えていました。ところが到着すると厚狭駅に2台のワゴン車が・・・。同じ岡山県の方がお二人迎えに来てくれていたのです。ライバル校の保護者の方とこの管理人でした。感謝感激。さらに驚いたのは会場までの距離が遠いのなんの。迎えのおかげで開会式にも間に合いました。思わず生徒にも言いました。支えてくれている人がこんなにいるんだ。絶対に勝て!島根の2校に破れましたが3位入賞でした。夏なら全中だったのになあ・・・優しさをいただいた中国選抜でした。

 そして今年の夏の中国大会。県の男子代表は2校です。自分が最初に赴任した学校で卓球のすばらしさを教えて下さった先輩のチームと一緒に出場できたのです。そう言えば私が転勤の時にその方だけお酒をついではくれませんでした。そしてこう言いました。「男子団体戦で勝ったらついでやる。」と。それから13年後の今年に一緒に代表になりました。1位と2位です。文句なしにお酒をついでもらおう。そして再度お礼を言おう。・・・巡り会いに感謝した夏の中国大会でした。

2012年11月9日(金)
感動した瞬間シリーズ

【11月特集 〜へら釣り名人(自称)その3〜】

 初めて全国選抜に出場したのが沖縄大会でした。県予選決勝の相手はこの管理人で、私のオーダーは読みにくいと褒められ?ました。岡山空港から飛び立つ時に何とも言えない感動がありました。生徒、保護者の方々に感謝の気持ちでいっぱいになったのを今でも覚えています。

 その再来が今年の選抜予選でした。思わず目頭が熱くなりました。それは試合中です。ベンチに座って生徒にアドバイスをしていたときのことです。その春に卒業予定の3年生とその保護者の方数名が大会当日に「感謝」と書かれた新品の応援旗を張ってくれたのです。後輩のために・・・最も大切な大会に間に合うように・・・と急いでくださったのでしょう。負けられない試合でした。接戦も多かったのですが結果だけ見ると失ったポイントはわずか1ポイントのみでした。戦っているのは試合をしている生徒だけじゃなかった。

2012年11月8日(木)
同胞

【11月特集 〜へら釣り名人(自称)その2〜】

 自分と同じ地区のチームや選手が活躍すると本当にうれしいものです。例えば岡山市は4つのブロック(東西南北)に分かれており上位に進出すれば次の大会の出場枠も増えることもありますが、それだけでなく、同じ地区で戦った同士なのでやはり‘仲間’という感じでしょうか。これは県外に出ると更に感じます。中国大会では岡山県の学校の活躍を祈りますし、全国に出ると今度は同じ中国ブロックの学校の活躍に心が躍るものでした。

 今年の全国選抜福井大会では鳥取代表の中学校が1位でリーグを突破しました。中学校からラケットを握った選手ばかりで私の学校にもよく練習試合に来て下さいました。本当に嬉しかったです。

 また、岡山の私立の女子2チームは常に全国で勝つことを目標にしているだけあって彼女たちの活躍は全国に行くと頼もしく感じるものです。県内だけで考えると公立中の女子はなかなか上位に進めず苦い思いをするのですが、彼女たちは全国でしっかりと勝ち残った者の使命を果たしていたのです。ここまでが全国大会に出た時の同郷、同ブロックの見方でした。その次のステージは世界です。世界に出るときっと日本の選手は…となるのでしょう。そしてその先には何が見えてくるのでしょうか?卓球に限らずどんなことも極めていくと人間性にたどり着いてしまうから不思議です。素直に努力している人を応援したいですし、応援される人でありたいものです。

2012年11月7日(水)
へら釣り名人(自称)です。

【11月特集 〜へら釣り名人(自称)その1〜】

 「へら釣り名人(自称)」という自ら発言したこともない有り難いお名前を頂き感謝しています。折角ですからヘラブナ釣りを少しだけ紹介します。この釣りはとっても奥が深く、多くの専門雑誌が市販されるほどです。特に50cm以上のへらぶなを釣り上げることを目標にしていますが至難の業とされています。ふな釣りというと子どもが小川でするというイメージがあると思いますが、50cmを超えるものはどこにでも生息するわけではありません。環境にも左右されるようですが未だに解明させていないようです。岡山県では古くから旭川ダム(旭湖)が有名です。警戒心の強い巨ベラ(巨大なヘラブナ:45cmを超えるものと考えています。)は産卵のシーズンを除いては主に日が落ちてからのナイター釣りで狙います。3日間ダムにいても全く浮子(うき)が動かないというのも珍しくありません。時間と根気の必要なネイチャーゲームです。


 さて本題の卓球ですが・・・思い返せば卓球部の顧問も今年で18年になります。その間には多くの生徒にたくさんの感動をもらいました。また多くの先輩方や同志にご指導を頂きました。大きな大会に出場できたこともうれしいですが卓球を通じてたくさんのすばらしい人に出会えたことがもっともうれしいことです。これから短い期間ですが自分の考えや経験したことを紹介していきたいと思います。

  

2012年11月6日(火)
いよいよ明日’へら釣り名人(自称)’登場

いよいよ明日から’へら釣り名人(自称)’登場。
自分の思いつきで決まったこの特集。
「やる」と書いてしまったので後には引けない。
まだ原稿は送られてこないが・・・、
明日から勝手にスタート。

’へら釣り名人(自称)’から皆様に、
心のこもった熱いメッセージが送られる20日間(?)。
本当に楽しみである。
(この間は自分が休めるので本当にうれしい。)

早く原稿来ないかなぁ。
’へら釣り名人(自称)’はみんなの期待を
絶対に裏切らないはず・・・。

2012年11月5日(月)
県大会ありがとうございました

秋季県大会が終了。
今回も多くの方に協力していただいて
大会を運営することができた。
「ありがとうございました。」

さて、自分のチームの試合はというと、
ひとことで言うと・・・「ガックリ」。

準決勝の試合をやりながら、
今のやり方では
追いつけない、追いこせない」
と強く感じた。

ただ、練習してきたことは成果として出ていた。
3位決定戦のカット打ち。
以前はドライブを何本も返され
どんどん不利になっていたのだが、
今回はスマッシュを打つことができ、
試合を有利に進めることができていた。
あの試合が勝負を決めた。


さあ、これからが重要だ。
山は高ければ高いほど、登りがいがある。

2012年11月4日(日)
いよいよ県大会

明日は県大会団体戦。

予選会から2週間の練習で、
「スマッシュ」と「ラバーの特性を活かした打法」を
中心にやってきた。

自分のチームが前回とどう変わっているか・・・、
楽しみだ。

2012年11月3日(土)
大事なのは’信頼’

「湾岸ミッドナイト」の1シーン。

あるチューナーがブラックバードに尋ねる。
「なぜ、ポルシェばかり乗り継いでいるのか?
他にもGT-Rとか良い車はあるだろう。
ポルシェで走るのは不利だろう」と。


それに対してブラックバードが答える。
「機械である車と、人間である自分が
きちんとかみ合うことが大事なのではないか。」

そして、続ける。
「本当に最後まで踏み切れること。
そして、もし最悪の結果になったとき、
その車でなら仕方ないと思えること、
大事なのはそういうことなのでは」と。


卓球の団体戦でも同じようなことを思うことがある。
大事な大事な勝負をかけた試合では、
強いとか弱いとかじゃなくラストはこの選手だ、
こいつで負けたのなら仕方がない。
・・・そう思える選手がいる。

速いだけの車、強いだけの選手、
それだけでは大事なものを任せることはできない。
その車のことをどれだけ信頼できるか。
その選手のことをどれだけ信頼できるか。
大事なのは、’そこ’だと思う。

「君じゃないとラストは任せられないんだ。」
そう言われる選手になって欲しい。

2012年11月2日(金)
数学は言葉

「数学は言葉(新井紀子著)」の中で、数学がこのように紹介されていた。

数学は世界中で共通の書き言葉。
日本の子どもが突然海外の学校に転校したときに、いちばんホッとするのが数学の時間。
それは、数学の時間に使われる書き言葉だけは、理解できるから。
しかも、そこで使われる論理も世界共通で理解できるから。

’数学は世界共通の言葉’
そう言われると、難しそうな数学だが、
何だか素敵に思えてくる。

2012年11月1日(木)
11月の特集

11月の特集の紹介
’へら釣り名人(自称)’による
「全国大会出場までの道のり
 〜へら釣りをやめた日〜」


へら釣り名人(自称)にお願いしたところ、
快く引き受けてくださいました。
11月の中旬に1週間から10日程の予定です。
ご期待下さい。


県大会に向けて、
前回とはまったく違う(?)チームに仕上げてきた。
どこまで通用するのか、本当に楽しみだ。