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2011年12月31日(土)
2011年に感謝

文章を書くことが苦手。
人前でしゃべるのが苦手。

そんな自分が、
こうして毎日文章を書いたり、
教師としてやっていけるのも、
大きな目標があるから。
そして、まわりに素敵な仲間がいるから。

学級便りを月に1回しか出せてなかった自分が、
毎日こうして文章を書いてるのは本当に不思議。

とりあえず1年間続けようと思い、始めた。
「岡山県に熱い先生を増やす」という思いで・・・。
来年も’勝手に’’一方的に’書き続ける。


2011年、多くの方にお世話になりました。
来年も’一緒に’頑張っていきましょう。

2011年12月30日(金)
もちつき

年末に、親族が集まり’もちつき’をする。
今回も、30人以上が集まった。

きねを振り下ろしながら、
「右足前だなあ。」
「剣道も右足が前だ。」
「何で右足が前なんだろう?」
とか、
「振り下ろすのより、振り上げる方が大変。」
「楽に振り上げるには・・・」
とか考えていた。

楽しいもちつきが終わると、
今年もあと1日だ。

2011年12月29日(木)
日本のビジネスマン

日本のビジネスマンというのは、世界の先進国の中で
最も勉強時間が少ないという統計がでているそうだ。
ビジネスの練習が明らかに不足しているのに、
本番の試合(働くこと)ばっかりやっているということ。
練習なしでは試合には勝てない。
日本のビジネスが、世界に負けてしまうのは当然。

卓球の指導にも当てはまる。
指導者にとって、部活の練習は試合(本番)にあたる。
試合ばかりしてないだろうか。

指導者も自分の練習(学ぶこと)をやっていこう!

2011年12月28日(水)
今年最後の練習

普通の中学校では、
今日が練習最後。

全中上位を目指す学校は、
公立中学校でも、
31日まで練習をしている。
(自分はやったことはないが..)

今日は、久しぶりに、
1000本の左右フットワーク。
取り組み方が悪かったので、
70周走る。


時間があったので、
粒高ラバーでの変化の仕方を見せた。
回転がわかるように、
マジックで線を書いたピン球を使う。

・スポンジありとスポンジなし
・当て方の強いと弱い
変化の仕方が色々違う。

最後に、宿題チェック。
全員の宿題の出来具合を確認。
新学期には、全員必ず提出させる。


2012年の部活が待ち遠しい。

2011年12月27日(火)
行動科学?

今、読んでいる本。
『教える技術』石田淳著(かんき出版)
たまたま、本屋で手にした本。
「行動科学マネジメント」の視点で書かれていて、
考え方が斬新。

人間の「行動」に焦点を当てていて、
「教える技術」を身につければ、
「いつ・誰が・どこで」行っても、
同じように成果が出るという考え。

「教える」ということは、
学び手に結果を出すための
望ましい行動を身につけさせたり、
望ましい行動に変えたりすること。
この「行動」を改善することで成果を上げる
「行動科学マネジメント」のノウハウは、
教育や指導や育成のあらゆる側面で活用できる。

難しそうな紹介になったが、
とってもわかりやすい本である。
とても参考になる。

2011年12月26日(月)
片付け

今日は、試合。

卓球の試合で勝ち上がる選手。
卓球の試合で最後まで片付けをしてくれる選手。

10年後、どちらが’幸せ’になっているだろうか?

私は、
’最後まで片付けが出来る選手’だと思っている。


卓球が強い選手でも、
多くの人が就職に苦労している現状。
卓球だけでは生きていけない。
最後に頼りになるのは、’人間としての力’。

中学校の部活動では、
今、結果を出し’幸せ’になって欲しいのは
もちろんだが、

10年後にも、’幸せ’になって欲しいと思う。

最後まで片付けができる人間になって欲しい。

2011年12月25日(日)
クリスマスイヴの過ごし方

クリスマスイヴ。
年賀状が出来ていない。
はやく作れと、指令が出る。

今年は、龍のかぶり物を作ることにした。

息子にかぶせて写真(年賀状用)を撮るつもり。

インターネットで龍のイラストを調べ、
頭の中にイメージをわかせ、作り始める。

材料は、牛乳パックと段ボールと色画用紙とピン球。

@まずは、大まかな形を作る。


A丸めた紙を貼っていき形を整える。
 

B上から色画用紙を貼る。


Cキバや細かいところを作っていく。


D完成!!
 

10時頃から作り始め、完成したときにはクリスマス。

2011年12月24日(土)
経営関係の本

経営関係の本をよく買う。
理由は、役に立つから。

例えば、こんな事が書いてある。
「チームのリーダーたるあなたがすべき仕事は、
大きく分けて二つです。

一つは短期的な成果をあげること。
すなわち目標を達成することです。

そして二つめは長期的な成果をあげること。
すなわち目標を達成し続けることができるチームを
つくること、
つまりメンバーを育てる、ということなのです。

・・・
あなたがすべきは
メンバーを変えようとすることではなく、

メンバーが自ら変わりたい、と願うような
気付きを与え、環境をつくることなのです。」

人は人を変えることはできない。
しかし、変わろうとする人を助けることはできる。

(チームのルール/小倉広著より)

2011年12月23日(金)
倒れない五重塔

家の本棚に並んでいるマニアックな本の中の1冊。
「五重塔はなぜ倒れないか」上田篤編

現存する日本最古の塔は、
1500年ほど前に建造された法隆寺の五重塔。
地震に強い構造になっている。

簡単に言うと、「ヤジロベー」のように
ゆらゆら揺れてバランスをとる構造。

         

現在の建築基準では、木造の建物には、
通し柱(1階から2階まで貫いている柱)がないと
建築できない。
何と、五重塔にはこの通し柱がなく、
各階がそれぞれバラバラになっているのだ。
バラバラになっているから、
ゆらゆら揺れることができる。
今とは全く逆の発想。

力を入れるのではなく、
力を抜くことで強さを発揮している。


・・・人間の体も同じなのかもしれない。

2011年12月22日(木)
あおむし

こんな話を教えてもらった。

『小さな’あおむし’が大きな’あおむし’になることは、
成長とは言わない。
なぜかと言えば、能力に大差がないから。


’あおむし’の姿を捨てて、’さなぎ’に変化し、
更に、’さなぎ’の姿を捨てて、’蝶’に変化する。
羽を広げて空が飛べるようになる。
それが成長なのだ。

成長とは変化すること。


昨日までの自分を捨てて、
新しい自分に出会うことが成長。

年の変わり目のこの冬休み、
自分が変わるチャンスである。

2011年12月21日(水)
空間を狙うA

自分が高校生のとき、
松崎杯の合宿で、高島さんが言っていた。
『自分のコートの真上の空間を狙ってカットしたら
 必ず入る。』

空間に目標をつくり、狙うことは大切。

大橋先生や丸田先生が、
台の上にフェンスやイスを置いてやっていた。

自分は、どうも卓球台の上にフェンスやイスを
置くことには
抵抗があったので、
ホームセンターでワゴン(1480円)を
買ってきて、
それを台の上に置いてやっている。


このスリムワゴンが結構良い。
下回転の球を出すときは下の□から通し、
ドライブは上の□を通す。

      

      

良い点は、
・準備が簡単。
・作るのが簡単。
・ドライブの軌道(山)を考えるようになる。

問題点は、
・ワンコースの練習しかできない。


全面でやるときは、
今はゴムの代わりに、棒を置く。





アルミの丸棒とコの字型の棒の組合せ(1595円)。
高さを自由に変えられ、
収納するときはコンパクトになる。


また、今はこんな練習シートを使っている。

2011年12月20日(火)
空間を狙う@

三角形の練習で狙うのは平面。
次に意識するのは空間。

ドライブの練習、
下回転をループドライブする

ドライブの山は、ネットの高さの2倍。
狙う目印が必要なので、
昔、こんな道具を作った。

ゴムをネットの2倍の高さに張り、
サポート(支柱)にマジックテープで
取り付けられるようにした。

問題点は、
・時間がたつとゴムが伸びる。
・取り付けるのが少し面倒。
・作るのが少し面倒。


効果は、
・目標が見えるので、
ネットの2倍を意識しやすい。
・ドライブの山の位置や形を確認するとき、
 空間での目印となる。

      

      

      

2011年12月19日(月)
視点A

1年生数学の学習内容。
「平面図形」から「空間図形」へ、
2次元が3次元に変わる。

マッチ棒クイズでは、
マッチ棒を立体と見えるか、
マッチ棒で立体に作れるか、
その’視点’がポイント。

A1 マッチ棒(立体)のおしりは「□」の形。
   4つ集めると「田」となる。

A2 正三角形を4つ立体に作ると
   「三角錐」「正四面体」になる。

A3 東京タワーはジャンプ力0(ゼロ)なので、
   普通に跳べば、東京タワーよりも高く跳べる。
これも’視点’の違い。


リンゴが落ちている。
普通の人は「りんごが落ちている」と見る。
ニュートンは「地球が引っぱっている」と見た。
これも’視点’の違い。


卓球の練習、
三角形を置いてやっていたのは、

’平面の視点’。
今は、
’空間の視点’でやっている。

2011年12月18日(日)
視点@

1年生の数学で、よくこのマッチ棒クイズを出す。

Q1 「マッチ棒4本で、『田』の漢字を作ってみよう。」

Q2 「マッチ棒6本で、正三角形を4つ作ってみよう。」


おまけのクイズ(ジャイアンのクイズ)

Q3 「東京タワーよりも高く跳ぶには、どのように跳べ   ばよいか。」

2011年12月17日(土)
チャンス

『 顔に墨がついている。
 墨がついていることを自覚すれば、
 拭き取るための努力ができる。

 弱い自分に出会う。
 弱い自分であることを自覚すれば、
 強くなるための努力ができる。

 だから、
 弱い自分に出会うことは、チャンスである。』


・・・薬師寺のお坊さんが言っていた。

2011年12月16日(金)
全て正しい

先日の講習会から、
卓球について考えるのが楽しくなった。
今日も体の使い方について、
色々なwebページを見ながら、あれこれ考えた。
学ぶことは楽しい。

昔、
講習会や試合会場でいろいろな方から、
多くのことを教えてもらったが、
10人いれば、10人違うことを言われ、
どれが正しいんだろうと迷ったことがある。

歳を重ねるごとに、分かってきた。
’視点’が違うんだ。

世界トップの視点で考えている方、
初心者の視点で考えている方、
強い球を打つという視点で考えている方、
連続して打つという視点で考えている方、
’視点’が様々。

どの考えも正しい。
ただ、視点が違うだけ。
「なるほど、この視点で卓球を考えているから、
 この部分をこのように使っているんだ。」

そう思うと、スッキリして、
全て吸収できるようになった。

2011年12月15日(木)
理論

昔購入したテニスの雑誌に
体の’軸’について詳しく書かれていた。
「攻めの2軸&守りの1軸」
(Tennis Classic break 2006年7月号)
テニスのスイングの軸のことについて、
27ページにもわたって説明されている。
卓球の雑誌ではあり得ないこと。


ある卓球メーカーの社長さん(有名な方)に
聞いたことがある。

「なぜ、卓球の雑誌は理論的なことを
 詳しく書かないのか?」

「なぜ、世界チャンピオンの○○選手のプレー
 とかばっかりなのか?」


真摯に答えてくれた。
「理論を書いてしまうと、連載がすぐに終わって
 しまうんです。」

「だから、トッププレイヤーのプレーを紹介して
 いるんです。」

・・・確かにその通りだ。

そして、こう話してくれた。
「トッププレイヤーのプレーは、
 基本と外れていることが多いんですよね。
 僕もそういうところがありますけど・・。
 だから、マリオ(元日本ナショナルチームコーチ)は、
 『日本の卓球雑誌を読むと上達しないから読むな』
 と言っていましたよ。」


卓球について、
もっと分かりやすく説明できたらなあ・・・。

そう思って、日々勉強している。

2011年12月14日(水)
理由を知ること

最近、息子が一緒に寝てくれない。
寂しい。

「父さんと一緒に寝ようよ。」
「いや。」(息子)
何で嫌われているのだろう?
とても不安になる。


勇気を振り絞って聞いてみた。
「どうして父さんは嫌なの?」

「だって、寝てるときしゃべるんだもん。」(息子)
「しゃべる? 何てしゃべってるの?」
「グーグーグーグー」(息子)
「・・・」

「いや」と言われて、
その理由が分からないときは、
とても不安になっていたが、
理由が分かると、スッキリした。


’理由を知ること’

卓球で、
「こう振ればうまくいくよ」と言われ、
そう振ったらうまくいった。
ただ、その理由が分かっていなかったら、
形を真似たに過ぎず、応用が利かない。

例えば、
こう振るのは’肩甲骨がうまく使える
から’
という理由が分かっていたら、
フォアでうまくいったのなら、
バックでも肩甲骨がうまく使えるようにできないかと、

応用して考えることができる。

その理由を知ることは大切。

2011年12月13日(火)
あり方

昔、
『リンゴが木から落ちるのを見て
ニュートンは万有引力を発見した。』

昔、
『床のタイルを見て
ピタゴラスは三平方の定理を発見した。』

昔、
『お風呂に入って水があふれているのを見て
アルキメデスは浮力の法則を発見した。』

どこにでも、何にでも、
大切なことが潜んでいる。
それに、気づけるかどうか、
自分の’あり方’次第。

’卓球’だからといって、
他の事を’別物’と考えるのは間違い。
全てのことが’卓球’に通じている。

何からでも、誰からでも、
学べる人になって欲しい。

そして、

”実るほど頭を垂れる稲穂かな”
のように、
年をとっても、地位が上がっても、
いつまでも謙虚に、
何からでも、誰からでも、
学び続ける人であってほしい。

2011年12月12日(月)
卓球部の宿題

土曜日の部活は休み。
宿題を出した。

提出しないと’退部’と言っておいたので、
みんなやってきていた。

内容は、本を読んで感想文を原稿用紙3枚。

生徒の感想文を読むと、
こちらの意図が伝わっていて、
うれしかった。

『私は、題を見た瞬間「卓球部なのに、なぜバスケットボールのマンガの事なんだろう。」と思いました。しかし、「スラムダンクの勝利学」を読んでいくうちにその疑問は消えました。なぜなら、この本にはバスケットボールだけでなく、すべてのスポーツに共通する貴重な「勝利するための考え方」と「学ぶべき考え方」が書かれていたからです。・・・卓球とバスケットボールとその他のたくさんのスポーツは、それぞれ球も使う道具もルールも違うけど、勝利するための考え方は、どのスポーツも同じだということを知りました。・・・』(生徒感想文より)

2011年12月11日(日)
お前

「お前がやれよ!」
最近、3歳の息子が
「お前」ということばをよく使う。

使って欲しくないので、
『「お前」は使ったらだめだよ。』
「何で?」
『「お前」っていわれたら
少し、嫌な気持ちになるからだよ。』
「何で?」
『う〜ん、・・・。』
息子を納得させるのは難しい。


卓球の指導も同じ。
持っている知識や感覚が、
’教える側’と’教わる側’で違うから、
どのように説明したら、
相手が理解し、納得するか、
・・・いつも悩む。


先日の講習会、
丸田先生は
「擦り送り」や「弾き擦り」など
’感覚’を分かりやすい、そして伝わりやすい
’ことば’で表現されていた。
・・・さすが。

2011年12月10日(土)
強化練習会

丸田先生をお呼びしての講習会。
刺激がいっぱいだった。

回転の軸のこと、
自分は深く考えられていなかった・・・。
原理がわかってしまえば、
頭が整理され簡単になる。

今日は、
卓球というものを考えていく’視点’について学んだ。

2011年12月9日(金)
自分の顔

一生、直接に見ることのできない自分の顔に、
自分の心模様が凝縮されているそうだ。

嫌なことをやっているとき、下を向く。
面(かお)が倒れて『面倒』の姿となる。

好きなことをやっているとき、上を向く。
太陽に照らされ、面(かお)が白(あかる)くなるので
『面白い』の姿となる。

知らず知らずのうちに顔に表れているそうだ。
自分の顔をつくっているのは、・・・自分。


・・・薬師寺のお坊さんが言っていた。

2011年12月8日(木)
道具

高校のとき、
「卓球選手にとって、ラケットは命の次に大切なもの」
と教わった。
修学旅行にも、ラケットを持って行った覚えがある。


イチロー選手が道具を大切に扱うのは有名な話。
凡退してバットを地面に叩きつけることは絶対しない。
そんなイチローが、一度だけバットをグラウンドに
叩きつけたことがある。三振をしたときのことだ。
我に返ったイチローは、バットをつくってくれている
久保田さんの顔が真っ先に浮かんだという。
そして、
すぐに久保田さんに謝罪の手紙を書いたそうだ。


マリナーズのキャンプでの打撃練習のとき、
他の選手がバットを芝生の上に放り投げているなか、
イチローだけがバットをグラブでそっと包み、
まるで眠った赤ん坊をベッドに横たえるように
置いていたという。



・・・道具を大事にできる人になって欲しい。

2011年12月7日(水)
アドバイスF

アドバイスについて、
私が見本としているのは君島監督。


「よく〜したな。ナイスだ!
 でも、〜では〜の方がいいな。〜だからな。」

「あとは〜だね、〜くん。
 それは自分で考えることだね。」


『ほめること、拍手をすることで、
 いいプレーがピックアップされ印象に残る。』

『答えは質問した時にでてる。
 監督はわかりやすいように
 いつもオレたちを導いてくれる…

 そして、答えた者に花をもたせるように、
 監督はいつもさりげなくいってのける、
 一番大事なことを。』


『キビシクても、どんどん信じていける。』

(「風光る」より)

2011年12月6日(火)
アドバイスE

試合中のアドバイスでは・・・

試合の展開(事実)を伝える

自分の試合がどう展開しているのかを知ることで、
これから具体的にどう戦っていけばよいかを
見つけることができる。
(意外と、本人は自分の試合が見えていない。)

「ツッツキに対しての、ドライブのミスが多いよ。」
→@ドライブのミスを減らすことを考える。
  「打点は?体勢は?スイングの方向は?・・・」
→Aドライブしなくていいようなプレーを考える。
  「横回転サーブやロングサーブからいく。」
  「ツッツキを相手のフォアに回し、先に打たせる。」

「フォア前への横下回転サーブが効いていたよ。」
→@フォア前への横下回転サーブからの展開を
   多くする。
→Aフォア前への横下回転サーブがより効くように、
   バック深くへのロングサーブも組み合わせる。

負けているときも、勝っているときも、
何が原因でその結果になっているのか、
確認することがとても重要。

2011年12月5日(月)
アドバイスD

試合中にアドバイスするときに
意識していることは・・・

キーワードを使う

伝えたい内容を’一言’で言い表し、印象に残す。
プレー中、思い出しやすいようにする。
そのキーワードによって、
アドバイスされた内容が細かく思い出すことができる。

『大きな荷物も、小さな取っ手をつけただけで持ち運びやすくなります。キーワードは言葉の取っ手です。
こんな便利なものを使わない手はありません。』
(「分かりやすい説明」の技術/藤沢晃治著より)

2011年12月4日(日)
アドバイスC

試合中にアドバイスするときに
意識していることは・・・

いろいろな視点で分析する

いろいろな視点とは、
・試合をしている選手の視点
・試合をしている相手選手の視点
・試合を客観的に見ている監督の視点

例えば、
『下回転系のサーブから三球目ドライブを積極的に
狙っていっているのは良かったよ。(選手の視点)
ただ、相手はレシーブを安全にツッツキをして、
守りのプレーをしようとしていた。(相手選手の視点)
次からは、
相手のフォア側に長い横回転系のサーブを出して、

相手が先に打たないといけない展開を作ってやろう。
そうすると、守りだけに意識を置けなくなるから、
ツッツキやブロックが甘くなるだろう。(監督の視点)』


試合で選手の後ろにいるとき、
ついつい自分のチームの選手の
悪いプレーばかりが頭に印象に残り、
相手選手がやろうとしていることや、
客観的に見て、どういう試合展開になっているのか
見えてないことが多い。

例え、熱くなって応援していても、
頭の中は、冷静に
いろいろな視点で分析するように意識している。

2011年12月3日(土)
アドバイスB

試合中のアドバイスの’ことば’で、
意識していることは・・・

@短いことばで

短いことばの方が頭に入りやすい。

水をビール瓶に注ぐのと同じ。
ビール瓶の小さな口(生徒の頭)に
こぼれないように
入るよう、水(アドバイス)を
少しずつ入れる必要がある。

そんなことが、ある本に書いてあった。
「ビール瓶の原理」と言うそうだ。
(「分かりやすい説明」の技術/藤沢晃治著より)

電話番号等も頭に入りやすいように、
短く区切られている。

「0863623150」 → 「086−362−3150」


A具体的なことばで

具体的なことばで伝えないと、
アドバイスしたいことが、正確に伝わらない。

「しっかり振っていけ」

その「しっかり」は具体的にはどういうことか?
・どんな球でも振っていけということか?(回数?)
・大きなスイングをしていけということか?(大きさ?)
・振りを速くしていけということか?(速さ?)
・・・

2011年12月2日(金)
アドバイスA

「お前らが就実に勝てるわけないだろう。」
「どうせ負けるんなら、思い切っていけ。」


この前の県大会就実戦のダブルスに、
タイムアウトを取って、アドバイスした’ことば’。

それまでのアドバイスでは、
「相手はフォア側の方がミスが多いので、
全部フォア側に(粒・アンチで)押し込んでいけ。」
作戦が成功して、リードしていた。

ところが、
あと少しで勝ちというところで、
2人とも’勝ち’を意識しだした。
就実に勝てるかもしれない・・・そう思ったとたん、
それまで深く入っていた球が、浅く入り打たれる。
明らかにミスしないようにと、’入れ’にいっていた。

深い球を入れることができなくなったのは、
’勝ち’を意識していることが原因。

どういう’ことば’をかけたら

’勝ち’を意識しなくなるか考えたところ、
先程のアドバイスになった。

結果、
思い切って押し込むことができだし、
勝った。


アドバイスのとき、どんな’ことば’を選ぶか、
・・・本当に難しい。

2011年12月1日(木)
アドバイス@
朝の出来事。
「うんこ」とトイレに行った3歳の息子。

「うんこ出たよ〜」
「母さんか、父さんか、誰か来て〜」
朝の忙しい時間、誰もおしりを拭きに行かない。

息子は考えた。
「母さんと父さん、どちらが早く来れるか。」
「よ〜い、ドン!」

思わずダッシュして行きそうになった。


アドバイスは”ことば”で伝える。
”ことば”次第で相手への伝わり方が違ってくる。
どういう’ことば’を使ったら、
考えが正しく伝わり、選手が元気になるか。
・・・いつも頭を悩ませる。

息子が考えたこの”ことば”・・・うまい!