荻村さんが「卓球は100m走をしながらチェスをするようなスポーツ」と言ったのように、昔は頭で考える部分が多かったように思う。
しかし、球が38mmから40mmになったことで、球の「スピード」が落ち、「回転」という要素の影響も少なくなり、とにかく前でプレーすることが有利になった。
その結果として、前でプレーするので、ピッチが速くなり、速い卓球になってしまっている。
また、昔はサーブが5本交代だった。
5本あると、その5本の中にストーリーを作ることができるが、今の2本交代だと難しい。
頭でプレーすること(チェス)よりも、体でプレーすること(フラッシュカード)の方が勝利につながりやすくなっているように思う。
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