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2015年5月20日(水)
10 自分の武器を再確認

 今回は自分の特徴を生かした指導という内容で書かせていただきました。自分の今の取り組みを中心に書かせてもらいましたが、どれだけ成果が出るかはまだわかりません。これからの大会できっと成果がでるとただ信じて突き進んでいます。

 今回書かせていただいたことで、自分自身が「自分の武器」というものを再確認することができました。岡山県の中体連にはそれぞれ武器を持たれた先生方がいます。自分は今の武器に頼るだけでなく、様々な方からいろんなことを学びながら、指導者としてさらに成長していきたいと思っています。

 そして、884先生やへら釣り先生に追いつき、追い越せるよう頑張っていきます。そろそろ結果がほしい・・・とあせる気持ちもありますが、頑張り続けます!

2015年5月19日(火)
9 人数が少ないからこそ

 自分の学校は小規模校といこともあり、部員数も少なく、メンバーを確保することが大変です。実際、今年の1年生は男女1人ずつの2人しか入らず、現在は3学年で10人の部活です。

 人数が多ければ競争が生まれ、その中から抜け出た生徒がレギュラーをつかんでいくというメリットがあります。しかし、人数の少ない今の学校ではそれは無理です。その代わり、人数が少ないからこそ生徒と一緒にプレーできるという武器があります。

 30人も部員がいれば毎日全員と練習をすることは難しいと思いますが、10人であれば、毎日全員と打つことが可能になるため、球を打ちながら生徒の成長を日々感じることができ、個人レッスンのような形で、エースをつくることや、カット打ちをしてやったり、ブロックをしてやったりということが可能になります。実際に球を直接受けることでわかることもたくさんありました。

 人数が少ないからこそ自分の武器が有効に利用できているのかと感じています。

2015年5月18日(月)
8 サーブ練習

 サーブ練習は練習の中でもかなりの時間を使って行っています。卓球競技において唯一自分が自由にできる技術です。現役時代から自分自身も重きを置いて練習をしていました。

 今は原則朝練習は全てサーブ練習を行っています。練習で大切にしていることはイメージを持つこと。自分は一流選手のサーブを見て真似することからいつもスタートしていました。

 生徒には、多くのヒントを与える為に、しゃがみ込みサーブ、フォアサーブ、バックサーブ、YGサーブ、フォア・バックの逆回転サーブと自分がわかる全てのサーブをやって見せて、自分に合うサーブを見つけるように言っています。

 自分自身上に書いたサーブを全て出すことができます。しかし、実際に試合で使用するのは、細かい違いはいろいろありますが、大きく分けると、2・3種類のサーブです。トスの高さ、バウンドのさせ方、フォロースル―の変化などで工夫をして出していました。

 生徒にも全て試合で使うのではなく、自分に合ったサーブを見つけ、そこからどんどん工夫していくように伝えています。

 質問に来た時には必ず、自分がやって見せて、イメージを持たせて練習に入らせることを意識しています。ここでも自分がやって見せる事ができるという武器が役に立っていると感じています。

2015年5月17日(日)
7 レシーブ練習

 卓球の試合で大切なことは、とんでもないドライブを打つことでも、威力のあるスマッシュを打つことでもなく、サーブ・レシーブだと自分は考えています。

 
ドライブやスマッシュが大切ではないということではないのですが、打たせてもらえなければ何の役にも立ちません。しかし、サーブとレシーブはラリーのスタートに必ずあります。

 
レシーブができない生徒は、まずは回転のことをしっかりと理解させます。そうしないといつまでたってもレシーブはうまくできません。

 口で説明するだけでなく、こちらが実際にサーブを出してやる事で順回転・逆回転をより理解させることができます。ラケットに当てたらどのように飛んでいくかをしっかりと体験させてやることで、レシーブの仕組みをわからせることができます。

 また、生徒が苦手とするサーブあれば、自分が真似して出してやり、レシーブ練習をすることもあります。苦手なサーブに対して自信をつけさせてから試合に臨むという事も大切だと思っています。

2015年5月16日(土)
6 今多くやっている練習

 今多くやっている練習が、自分のブロックに対して連続で攻撃をさせること。現役を引退して動けなくなった今でも、中学生のボールであれば、ほとんどブロックで返すことができます。

 生徒が自分の打ったボールがどのような回転・スピードで返ってくるかをわかるにはこれが一番です。

 ミスをしてもボールが返ってくる多球とは違い、ミスをしたらボールは返ってこないので、生徒はミスを実感することができます。顧問と練習をするという緊張感もあります。

 試合に近い形でボールが返球されてくるので、このラリーがどんどん続くようになればプレーは安定してくると感じています。

 自分が実際にボールを受けることで、球の重さ、コントロールなど(コントロールが悪いのはボールとラケットがあたる位置がバラバラになっている)などをこちらが気づくきっかけになります。

2015年5月15日(金)
5 生徒同士の球出し

 中学生の練習に大切なことの一つとして、生徒だけで多球練習の球出しができるようになることがあげられます。多球練習では、一つの技術を集中して練習できることや、たくさんのボールを打つことができるというよさがあります。

 自分も多球練習を多く取り入れていますが、生徒が出すより自分が球出しをした方が質の高いいいボールで練習できるので、なかなか生徒だけに任せるということができませんでした。

 もし、生徒同士でも質の高い多球練習をすることができれば、球出しは生徒に任せて、自分は1球練習で相手をし、より試合に近い状況を作り出す練習ができます。

 今では、生徒同士で質の高い練習ができることを目標に、的確な指示を出し、生徒に任せるようにしています。そして、多球練習をやっている途中で生徒を順番に引っ張り、自分が相手をして、生徒同士ではできない練習をして技術を上げるようにしています。

2015年5月14日(木)
4 武器を生かすために

 一緒にプレーすることは、一人の生徒を育てるには絶対に有効だと感じています。しかし、チーム全体を強くするには、それだけではダメです。
 自分は選手としてプレーをしていたので、生徒と一緒にプレーすることができます。それを生かしてチームを強くすることを考えながら、現在、取り組んでいるところです。
 自分が一人の生徒を見ている間に、他の生徒同士の練習が上手く回るための練習メニューができないか。生徒の意識をいかに高めるかがポイントです。
 生徒にも、
「先生の武器を生かすために一緒に入って練習をする。でも、それで他の台での練習が適当になっては意味がない。先生はこれが絶対みんなのためになると信じているから、先生が相手をしていない台での練習の質を高めていくことを徹底して意識してほしい」
という話をしています。

2015年5月13日(水)
3 きちがいになる

 「勝つ為には『きちがい』にならないとダメだ」といろんな場面で言われます。自分がきちがいかどうかはわかりません。今はとにかくやるしかありません。覚悟を決めて取り組んでいます。しかし、884先生にはまだまだと言われると思います!笑

 ここまで練習をさせてもらえるのは、生徒の家族、そして自分の家族の理解があってこそです。本当に感謝をしています。

 きちがいになり練習し続けるために、子どもたちに伝えていることがあります。それは、休みの次の日に絶対に学校を休むなということです。

 まわりから「休むなら部活をするな」と言われないようにするためにも、体調管理はとても大事です。現在、子どもたちは、GW中もGWが明けてからも全員休まず登校、部にも参加しています。これだけは褒めてやりたいと思っています。

2015年5月12日(火)
2 県一番の練習量

 中学校の部活動では、活動についての取り決めが厳しく、練習量を確保することが難しい状態です。

 その決められた範囲の中で(表向きは・・)、県内で一番多く練習することを目指しています。「自分達が一番やったんだ!!」という自信をつけさせるためです。

 実際に、4月の宿泊を伴う2泊3日の遠征では夜は2日とも○をまたぐまで練習し、GWは5日間すべて試合・1日練習試合を行いました。

 一生懸命試合をした数だけ強くなる。これは自分自身が中学時代に身をもって体験したことです。

 「それだけ練習しても、そんなもんか」と言われるかもしれませんが・・・。

2015年5月11日(月)
1 自分の強みは

 自分の強みを生かした指導

 確かに、以前全中に選手を連れて行った時は、ひたすらマンツーマン指導。相手も指導も全て自分でしていました。

 指導を学びたい、理論的に指導をしたいという思いが強くなり、その部分を忘れていました。

 自分の苦手で勝負しても勝てない・・・その通りだと思います。

 自分の強みは何か?
・実際にプレーをして見せることができる。
・生きたボールで練習相手をすることができる。
・休みなく練習に取り組むことの意味(効果)を体験して知っている。


 それらの自分の強みを出しながら、今学び続けている理論的な部分も自分なりに加えていけたらと思っています。