Back

2016年11月9日(水)
挑戦

 自分は現在団体のチームはありません。でもだからといってじっとしているつもりはありません!自分の目標は変わりません。「全中に出場」まずはこれを達成するために今できることをやっています!

 すでに来年の夏以降の為に動いています!先日部員が2名しかいない玉中に県大会で優勝を狙っている学校が練習に来てくださいました!久しぶりの練習試合で、とても良い刺激を受けることができました。

 その学校の顧問の先生は指導を「徹底」されています。884先生もへらづり先生もその先生も「徹底する」この部分がとんでもないです。これができるかどうかはチームを強くする為にとても重要なことだと思います。「サーブの徹底」「ループドライブの徹底」これで軸となる武器をつくることができます。はやくチームをつくって、また挑んでいくことが今から楽しみです!

2016年11月8日(火)
オーダーについて

 オーダーについてこんなに悩み考えた時間はありませんでした。以前にも書いたと思いますが、廊下を歩くとき、お風呂の中、トイレの中、車を運転しながら。いつもオーダーのことを考えていました。

 自分は考えるのが苦手で、最終的に「あ〜もうこれでいいや」という投げやりなオーダーを組んでいた時期が正直ありました。

 しかし、オーダーは考えれば当てることができるということを学びました。じゃあそれを説明してくれと言われても、今文章でまとめることが難しいのですが、相手の戦力、自分の戦力をしっかりと分析し、あらゆるパターンを考え、絶対に負けないオーダーを組むことが中国大会など負けられない試合では必要です。

 「オーダーは当たるものではなく当てるもの」これも監督の仕事だと思いました。

2016年11月7日(月)
監督に!!

 中国大会の時、自分はやっぱり、監督ではなく「キャプテン」になって、声をだしまくり、冷静に試合を分析できていなかったところがあると思います。その結果選手の力を最大限に引き出してやることができませんでした。

 昨年へらづり名人先生が全中を決めた試合を自分は見ていましたが、キャプテンではなく、監督としての仕事を全うされていました。そこがまだまだ追いつけていない部分だと思います。自分の性格上ここが一番の課題だと感じています。

 全中で勝つためにキャプテンではなく監督に!!

 頑張ります!!

2016年11月6日(日)
冷静さ

 昨年の秋から今年の夏までの経験で、ここまで書いたようなことが他にもたくさんあります。しかし、なかなか文章で説明できるようにまとまっていないため、いったん終わりとさせてもらいますが、自分の選手を修正したり、相手を崩したり、適切な言葉をかけてやる為には自分がベンチで冷静であることが大切だと思います。中国大会で負けた日の夜、岡山県の先生と一緒に食事をしました。その時に、へらづり名人先生と一緒に「監督が冷静になって状況を把握していないとダメ」ということを改めて話をしました。

2016年11月5日(土)
選手の力になる

 自分はまだまだ884先生には及びませんが、相手選手の特徴を可能な限り早く見抜こうと心がけてベンチに入るようにしています。

 フォアハンドを振るときに右足が前に出てしまう選手はどうしてもボールとラケットが衝突してしまうので、下回転の強いボールを打つのが苦手です。そのようなことに早くに気づき、相手の嫌がるボールを徹底して送ることで「相手をくずす」ということができます。

 これができたときには、ベンチが選手の力になれたなと感じることができます。

2016年11月4日(金)
相手選手の観察

 試合のなかでは自分の選手の修正ももちろん、相手選手の観察をしないといけません。選手によっては、バックスイングの取り方や、足の使い方で、下回転に弱かったり、前進回転に弱かったりということがあります。また、回り込みのフォアハンドが得意でも、最初にフォアサイドに攻めることを徹底することで、回り込みのタイミングが遅くなり、得意な部分まで崩れることが多々あります。その部分を早くに見抜き指示をしてやることで相手選手を崩すことができ、優位に試合を進めることができました。

 884先生と一緒にベンチに入って1年間この部分は特に884先生の観察力には驚かされることばかりでした。

2016年11月3日(木)
サーブを効かせる

 また、修正ではないですが、言って良かった言葉の一つとして、「サーブを効かせる」というアドバイスはとても有効でした。

 なんでもない言葉ですが、サーブが効いていないと相手にプレッシャーがかかりません。その為に、サーブが効いていないときに、その事実をつたえ、「サーブをきかせよう」とアドバイスをすると選手が自分で考えてそれまでと違うことをします。

 そのように、自分で考えさせるアドバイスもありだなぁと感じました。

2016年11月2日(水)
選手の力を発揮させるには

 選手の力を出し切らせるためには、うまくいっていない部分をしっかりと観察し、修正してやることが大切です。前述したように、用意していた言葉で修正できる場合もありますが、それだけではダメな時もあります。

 その時に見るのが、「足の向き」「バックスイングをとる方向」「重心移動」「体の軸」などを観察し、「体が回転しすぎている」「左足が打つときに後ろに下がっている」「バックスイングがボールの後ろになっていない」「カットの重心移動が後ろから前になっていない」などを見つけてやり、意識させて試合をさせることで、修正できることがわかりました。

 力を発揮させてやるのはベンチの役割でもあると思います。

2016年11月1日(火)
アドバイスの言葉

 「言って良かったアドバイスを覚えておく」練習や練習試合の中で選手にかけてよかった言葉を覚えておくことはとても大切です。

 これも884先生が常に言っていたことで、選手が試合の中で緊張をしたり、ドライブが全く入らなくなったりすることがあります。その時に「バックスイングを引いたときに肘の位置よりラケットは前」ということや、「ボールを高い位置でとらえて上から入れる」などその選手にあった言葉を用意しておくことで、くずれたときにすぐに修正してやることができます。

2016年10月31日(月)
アドバイスの注意点

 選手のことをしっかりと把握し、その選手ができること、やってきたことを指示する。こうすればいいのにと思ってもそれがその選手の力量を越えていると、そのアドバイスは使えないことになります。

 できないことを言わない。ベンチでは大切だと思います。ただし、全中に行くなど、勝つためには、できることを増やしておく。それだけのことは日頃の練習でやっておく必要があると思いました。

2016年10月30日(日)
アドバイスの反省

 その結果。そのゲームをあっさりと取られて戻ってきました。選手は自分の指示通り、レシーブもドライブも全てストレートに返していきましたが全く入りません。しかし、最後まで徹底してストレートをねらっていました。

 この選手も言われたことを忠実に守るタイプの選手であるということと、自分がその選手のできることを分かっておらず、できないこと、練習でやってないことの指示を出したことが原因だと思いました。

 その後、逆転してその選手は勝って優勝することができましたが、日頃やっていないこと、できないことを理想だけで、ベンチで指示をしてしまうとこのような結果になってしまうということを反省しました。

2016年10月29日(土)
アドバイス

 また、最近の大会では、普段練習を見ていない選手のベンチに入ってアドバイスをしてほしいということを言われました。

 久しぶりのベンチでなんとか勝たせてやりたいなと思っていましたが、あまり自分が出過ぎて崩してしまったりするのも良くないので、1ゲーム目をとって帰ってきたときはほとんど何も言わず!「いいぞ!今の調子で頑張れ!」と声をかけただけでしたが、2ゲーム目をとられたときに、困っている様子だったので、クロスにボールが集まり過ぎて狙われれているから、「レシーブとドライブをストレートにもっていってみたら?」と言いました。

2016年10月28日(金)
ベンチの責任

 伝え方の話をしましたが、こんなことがありました。

 1年以上前にスポーツ少年団の大会で娘のベンチに入ったとき、1ゲーム目が終わって自分が指示をしたことを、娘がきちんとやったにもかかわらず、負けて戻ってきました。その時に「お父さんの言ったとおりにやったら負けた!!」と怒って戻ってきました。それを言われた瞬間に「カチン!!」ときて、次の試合からベンチに入りませんでした・・・(大人げないですが・・・)

 しかし、冷静に考えると自分が指示をしたことです。自分の中では「指示はしたけどうまくいってないんだから途中で変えろよ!」という思いもありましたが、そんなことをできるわけがない。。。。娘は忠実に自分の指示を守った。完全に自分のミスだと反省をしました。

 娘のように、言われたことを忠実にやるタイプの選手に指示を出す場合は慎重に選択して伝えないと「ベンチが負けさせる」こともあるということを痛感させられました。

2016年10月27日(木)
指示の出し方

 自分は以前までは、フォア前が効いていると思ったら「フォア前にサーブ多めで」という指示の出し方をしていました。しかし、「多め」という言葉には感じ方が人それぞれ違い、半分出せば多めと感じる人もいると思います。その選手に対して、「フォア前、多めっていっただろ」と叱っても、自分では多めのつもりだったので、叱られる意味が分からない。

 今はフォア前が効いていると思ったら「サーブは全部フォア前」、横回転が効いていると思ったら「サーブは全部横回転」というような指示をだしています。選手の中には全部といえば忠実に全部出す選手もいれば、相手になれられてきたり、効いていない場合は自分で途中からかえたり、また、全部と伝えたのに何本か違うことをする選手もいます。

 自分のチームの選手に指示を出すときにどのような伝え方が良いかを練習試合などでつかんでおくことが大切です。

2016年10月26日(水)
「ベンチで勝たせる」

 試合で勝つか負けるかは選手の実力次第です。番狂わせは卓球ではなかなかありません。しかし、僅差の勝負や相手に大きな弱点があれば、それを見抜けるか見抜けないかで勝敗は大きく変わってきます。そのポイントを中学生が自分で判断することはかなり難しいと思います。また、選手への指示の出し方も、ベンチの考えが選手に伝わるかどうかのポイントになると思います。そういった場面でベンチの力が試されると感じました。

2016年10月22日(土)
現在の練習

 夏以降は選手にレシーブの技を増やすために、レシーブのみの練習も取り入れています。今自分の学校は顧問1人、部員2人で1人が欠席したりすると、マンツーマンになるため、直接指導がしやすい状況です。その為、しっかりと回転の仕組み、順回転・逆回転なども理解させ、その時に応じた選択ができるように取り組んでいます。

 先日の備前西地区大会ではベスト8の壁は破ることができませんでしたが、練習の成果を出すことができた、自分にとっても選手にとっても成果のある大会で次が楽しみになってきました。

2016年10月21日(金)
レシーブの重要性

 サーブやレシーブはそれぞれのプレーのスタート。ここで、やるべきことができないとその後のプレーにつながってしまう。最初の入りを失敗してしまうとその後の修正が難しくなってしまう。レシーブの重要性強く感じました。

2016年10月20日(木)
弱気なレシーブが

 しかし、結果的に、レシーブミスをして追いつかれ、最終的にデュースで負け。5ゲーム目は中盤から離され、1度も負けていないダブルを落とす結果となってしまいました。
 5ゲーム目は腕が振れず、入れるだけのプレーになってしまい、選手は自分の力を出し切ることができませんでした。普段とは違うプレーを求めたことや、弱気な選択をさせてしまった自分の指示のミスだと感じています。

2016年10月19日(水)
中国大会で

 中国大会でもレシーブがポイントとなる試合がありました。予選リーグで2−1リード9―8の場面でタイムアウトを取りました。フォアハンドでレシーブから打っていく選手ですが、それまでレシーブミスが多く、うまく返せていなかった為、「相手の巻き込みサーブはバックでレシーブした方が安心できるんじゃないか?」ということを問いかけました。すると選手も「はい」と答えたので、その指示をだしました。

2016年10月18日(火)
サーブを封じるレシーブ

 その横回転サーブをツッツキするのではなく、レシーブからしっかりと打っていくことができたことで、相手が得意なサーブを出すことが難しくなったことが勝因の一つかなと感じています。

2016年10月17日(月)
レシーブミスの差

 娘が対戦した時、レシーブミスはもちろん0ではありませんでしたが、相手のレシーブミスより自分のレシーブミスが圧倒的に少なかったと感じています。

 相手の選手のサーブは横回転が多かったです。どうしても子供は安全にツッツキをしたがるため、オーバーミスをしたり、ツッツキが浮いて3球目をこうげきされるなど、サーブや3球目の得点が増えます。

2016年10月16日(日)
レシーブの重要性

 レシーブミスをしない選手が勝つ。サーブがうまい選手が勝つというよりはレシーブミスをしない選手が勝つという印象でした。

 実際に娘がランク決定で対戦した選手は、前の試合で多くのサービスエースをとっていました。5ゲーム目に7−7からの得点は全てサーブの得点で4本とり、ゲームオール9で勝ちました。

2016年10月15日(土)
夏の経験から

 今年の夏に自分は玉中学校卓球部、そして娘に様々な経験をさせてもらいました。娘はこのホームページのトップに載せていただいているように、小学校2年生以下で全国3位という結果を残させていただきました。日頃指導をしてくださったり、練習機会を与えてくれている方に本当に感謝をしています。自分は玉中の中国大会もあったので、2日目の途中から応援にいきました。娘の全国大会や中学校の中国大会で感じたことを少し書かせていただきます。

2016年10月14日(金)
レシーブ

 レシーブについて。サーブや3球目について書きましたが、レシーブもサーブ、3球目と共に重要な技術です。レシーブが崩れたら、全てが崩れる。レシーブが不安になると、サーブの時に点を取らないといけないというプレッシャーがかかり、サーブミスにつながったり、短く出るはずのサーブが長くなったり、無駄な力が入り簡単なミスにつながったりということがあります。また、不安がスイングにでて、振れるはずの腕がビビって振れなかったり、レシーブのことであたまがいっぱいになり、レシーブを入れても、次につながらないなどの影響もでます。全てが悪循環になります。

2016年10月12日(水)
サーブから3球目の大切さ

 結果は、サーブの回転量は落ちましたし、ボールのスピードは落ちました。しかし、得点率はほぼ変わらないという結果でした。ボールが変わっても、サーブのルールが変わっても、やはり、卓球はサーブから3球目までが勝敗を決めると感じています。

 その為に、前述しているサーブや、今回書いた3球目で多用されるループドライブという技術は、特に中学生では重点をおいて練習をしなくてはいけない技術だと感じています。

2016年10月11日(火)
ルール変更で

 ボールの直径が38mmから40mmに。自分の大学時代に卓球のルールが大きく変わりました。ボールの大きさ、サーブのフリーハンドの使い方、21本マッチから11本マッチに。そのなかでも、ボールの大きさが変わったときに、回転数が減り、サーブ力が落ちるということが話題になりました。

 その当時自分は大学3年生で、卒業論文に取りかかる時期で、「38mmから40mmにかわって、サーブから3球目までの得点率」について研究をしました。

2016年10月10日(月)
仕掛けの1本目

 仕掛けの1本目。自分は秋の大会ではサーブ・レシーブ・3球目までがしっかりできている選手が6人揃えば、県でベスト8に入ることは可能だと考えています。

 仕掛けの1本間目までが確実に入ることで、自分の失点も減り、相手の失点の機会も増えます。中学生の卓球だけではなく、卓球はサーブ・レシーブ・3球目まででほとんど決着がつきます。その練習を反復して徹底的におこなうことが大切です。もちろんさらに上を目指す為にはそれだけでは勝てません。

2016年10月9日(日)
左足の使い方

 左足の使い方。ループドライブもドライブもどちらも左足が回転しすぎるとボールが飛んでいかなかったり、コントロールができません。スイングをした時に、左足が後ろに下がるような使い方ではボールは安定しません。
 体を回転させてスイングをすると、上半身は回りますが、途中で下半身はを止めて、上半身だけが回転するようにします。

2016年10月8日(土)
重心の移動 

 重心の移動。ループドライブをするときに重心の移動はボールを飛ばしたい方向に移動をさせることを伝えます。右利きの選手であれば。バックスイングの時の重心は右足、そこから重心をスイングと一緒に左上に移動させます。スイングの方向と重心移動の方向が合うように徹底します。

2016年10月7日(金)
ループドライブを安定させる

 ループドライブの指導は以前からずっとしていましたが、884先生と一緒に指導するようになって、強く意識しだしたことは。スイングの始まりから終わりまでスイングの方向を変えないということ。飛ばしたい方向にスイングと重心移動をする。その為に飛ばしたい方向の後ろにバックスイングをとり、まっすぐスイングをする。ループドライブを安定させる為に大切なことと感じました。文章での説明がわかりにくく申し訳ありません・・・泣。身振り手振りがはいるともう少しはうまく伝えられるかと・・・これが指導力のなさですね・・・苦笑

2016年10月6日(木)
ループドライブとドライブ

 ドライブと一言でいってもいろいろなものがあります。以前にも書いたことがあるかと思いますが、ループドライブとドライブは分けて選手に伝えています。山なりに打つドライブを「ループドライブ」。チャンスボールを強く打つのを「ドライブ」と使い分けています。生徒に指導するときに、混乱せずに使い分けることを目的としています。

2016年10月5日(水)
仕掛けの技術

 仕掛けの技術で大切なループドライブの練習は徹底して行いました。最初は頂点を少し落ちたところを打球してボールを山なりに打つことを徹底させていましたが、今はボールの頂点をループするように意識をさせていく方がいいのかなと感じて、練習をさせています。特にそれを感じたのが、今年の夏の備前西地区大会で、884先生がなかなか調子が上がらないダブルスに、ボールを「高い位置から相手コートにいれるように」ということを伝えたことで、打球点が頂点になり、ループドライブを返球されたあとに、攻めていけるようになりました。低い位置からボールを入れている時は、重心がうしろになり、ループの後のプレーも腕が振れず入れるだけのプレーだったのが、打点が上がることでプレーが一気に変わりました。

2016年10月4日(火)
1000本ラリー

 自分は1年生の夏に必ず1000本ラリーを達成させます。1人が1回達成するのではなく、同じ日の同じタイミングで全員が続けることを目標としています。約20分で1000本続けることができますが、いつもなぜか、夏休み最後の練習まで続かず、最終日に目標達成です・・・意識の問題でしょうか・・・。生徒には「1000本続けることができたからって、県で1番になることはできないよ!」「でも県で1番になる選手で1000本続けることができない選手はいないよ」と言って取り組ませています。1000本続ける集中力を身につけさせることと、前に書いた、ラケットの面やスイングの方向を確実にものにさせるのにとても有効だと感じています。

2016年10月3日(月)
目的ある練習B

 二つ紹介した内容のフットワーク練習ですが、練習の内容は一緒でも方法は違います。ただ、「目的のある練習」という意味では同じだと思いました。自分が指導する立場になって、最近まで恥ずかしい話この「練習の目的。何のためにこの練習をしているか」という部分を伝えずに、ただ練習をしていたと思います。効果のある練習をただやるだけでも、成果はでると思いますが、生徒がその効果を理解してやればより効果はあがると思います。そのことを884先生が生徒に指導している声かけを聞くことで気づかせてもらいました。

2016年10月2日(日)
目的のある練習A

 また、ドイツに1ヶ月行かせていただいた時には、当時ジュニアの有望選手とそのコーチと一緒に練習をさせてもらいました。その時同じ2本2本の練習やフットワーク練習を毎日のようにやっていましたが、練習方法は全く逆で、ラリーが続かなくても最初から全て全力で打球することを指示されました。ただし、「バランスを崩さずに打球をすること」「フォアもバックも同じ打球点で打球すること」を指示されました。試合ではよりよい体勢でその時打てる一番のボールを打つことが大切です。いい体勢ができてないのに、いいボールを打とうとしたり、相手のボールのスピードを関係なしに、自分のタイミングで打つと打球点はばらばらになります。
 前回書いた内容よりも実践に近い形ですが、続けるフットワークもできる土台があっての練習かなと自分では感じました。

2016年10月1日(土)
目的のある練習@

 自分が現役時代に、当時日本一の実業団に練習に行かせていただいた時に、高校時代にインターハイで優勝経験のある方と練習をいつもさせてもらっていました。何度いってもいつも同じ練習をしていました。フォア2本バック2本のフットワークをゆっくり、丁寧に繰り返しおこなっていました。
 「なんでこんな試合で使わないような練習をいつもするんだろう?」と疑問に思っていましたが、その方に聞いたら、毎日自分の状態を確認していると言われていました。「ボールに対する体の位置」「ボールとラケットが当たる位置」こういったことの確認と修正、そして、「自分の武器であるフットワークのトレーニング」の為に毎回練習のスタートでやっていると言われていました。

2016年9月30日(金)
基本練習

 続ける練習。フォア対フォア、バック対バック、フォアバック切り替え、フォア2本バック1本、バック対全面など、こういった練習があげられると思います。トップ選手になれば、フットワーク練習になると、試合と同じ強いボールを打球しながら行います。しかし、中学生でそれをおこなうと2、3球で終わります。全て50回続けるなどの回数指定をしておこなうことで、50球続く強さで打つようになります。ボールをコントロールできるようになることと、ラケットの面をしっかり出して打つことや正しいスイング方向を覚えることができます。強いボールは相手の回転を殺して自分のボールにして打つことができますが、ある意味強くスイングすることで相手の回転をごまかして打球をしています。ゆっくり続けようとすれば、相手の回転に面があってなければ、回転の影響を受けて、狙ってない方向にボールが飛んでいきます。スイングの方向が横になれば、ボールは横に飛ぶし、上になれば上に飛びます。ゆっくり続けるときは打ちたい「方向にラケットの面を出すこと」「打ちたい方向にスイングすること」これが大切になります。これが全員身につけば続ける練習を生徒同士でできるようになり、苦しいときにボールをなんとか入れるということが可能になります。

2016年9月29日(木)
練習内容

 サーブのことを書いてきましたが、他の練習についてやってきたことを紹介したいと思います。卓球の練習は基本的に、中学校もトップ選手も細かいことは違うにしても似たような練習をしています。違うのは練習に取り組む意識や、気をつけるポイントなどです。
 884先生も「何のためにその練習をしているのかをハッキリさせる」ということを書いていましたがその部分について、自分なりの考えを紹介したいと思います。

2016年9月27日(火)
練習方法3

 もっともよかった練習方法はコートを下のように8分割した練習。

    

それぞれF(フォア)とB(バック)で4つのコースにサーブを出せるように練習をすることで、ゲーム間のアドバイスの時に、F4に右回転を出す。という指示や、サーブ練習だけでなく、他の場面でもコースを指示するのにとても有効的でした。

2016年9月26日(月)
練習方法2

 サーブの種類が個人である程度分かれてきたら、サーブの種類はなしで、コースだけをフォア前、フォアロング、バック前、バックロングと4つのコースに分け、練習を行った。

2016年9月25日(日)
練習方法

 ただサーブ練習を40分するのではなく、自分は細かく指示を与えます。最初の頃は、サーブの種類とコースを限定し、5分単位で30分練習をし、残り10分を自由にする。次は、ネットの両サイドに菜箸を立て、ゴムを張って、少し高いネットを作り、本当のネットと、菜箸のネットの間を通し、低くサーブを出すことを徹底した。

2016年9月24日(土)
21.練習のルール

 生徒はほったらかしにしておくと、サーブ練習なので、反対側コートから打ってくるサーブを返球して、かってにラリーをしていることがあります。40分サーブだけをやり続けることはなかなか最初は難しいです。集中力が続かないので、すぐに違うことをしてしまします。それを防ぐ意味でも、返球はなし、相手のサーブは見送り、1球でも多くサーブを打つことを目的とします。

2016年9月23日(金)
20.真似

 ものまねが上手な選手は、対戦相手やトップ選手のいい部分を吸収できます。サーブも、練習試合などであたった選手のビデオ映像を見せて真似をさせたり、トップ選手の画像や動画を見せて、サーブの出し方だけでなく、構えなども参考にさせることもありました。自分も現役時代は馬林選手のサーブをいつもまねしていました!日本では水谷選手の肘の使い方などを参考に真似をさせています!

2016年9月22日(木)
19.回転・スピード

 サーブに回転のかからない選手には、回転をかけるときはラケットの先端側、かけたくないときはラケットの進行方向と反対側奥にあてる。というヒントや、ショートサーブの時はラケットを引いて、飛ばないようにするが、ロングサーブの時はスピードを出すために、体の一部にラケットを当てて止めたり、スイングを振り切らずに、インパクト後すぐに止めてスピードだすなどのヒントをあたえます。

2016年9月21日(水)
18.スタート

 サーブ練習のスタートでなにが正解かはわかりません。自分はまずサーブで点数を取るために、全員しゃがみ込みサーブを練習させます。全員です。スピードのある横回転をだし、サーブで点を取ることを目的としています。横回転は、ただあてるだけではなく、ラケットの角度をだして、動かすなどしっかりとボールをコントロールしないとミスになります。そのため、得点の確率が高くなります。まずはサーブで点を取り、少しでも早くに勝つことの楽しさを味合わせるための取り組みです。

2016年9月20日(火)
17.練習について

 卓球で唯一相手に影響されることなく、自分でボールをコントロールできるのがサーブです。サーブの練習の時間をしっかりと確保することは大切です。自分は朝練の中で40分サーブ練習を確保しています。また、全員が効率よくサーブ練習をする為に、多くのボールを確保することも顧問の仕事です。自分も昨年からプラボールに完全移行し、高くなりボールの確保が困難でしたが、あらゆる手をつくし不自由なく練習できる状態になりました!

2016年9月16日(金)
16.各校の戦力分析C

 前任校の最後の3年生は秋の大会で県でベスト8に入ることができました。しかし、夏の大会は備前西地区で13位にも入ることができず、県大会の出場すらできませんでした。自分の中で、ちょっと結果がでて、力がついたと勘違いしていた部分や油断もあったと思います。その時は備西の大会でまったくマークしていない学校に1年生が入学して戦力アップしていたことがありました。今自分は娘が卓球をしている関係で小学生の試合にもよく顔を出すので、6年生がどこの学校に進学するか。また、どのくらいの力を持っているかということは注意をしてみています。新1年生の情報は絶対に大切だと感じました。即戦力が一人入ることで大幅にチーム力が上がるので、知らなかったではすまないことだと感じました。

2016年9月15日(木)
15.各校の戦力分析B

 毎年1月に山口で行われる徳山オープンに参加しています。中国大会を勝ち抜くために必要だと考えているので、今年の3年生は1年生の時も参加しました!そこで中国大会に出場してくる学校と対戦することができ、情報を集めることもできます!実際に徳山オープンで当たった学校と中国選抜の予選リーグで2校とあたり、オーダーをバッチリ当てることができました!そのチームとは夏の中国大会でもあたりました。自分の目で見て、戦力を把握し、データーでのこしていく。大切なことだと思います。

2016年9月14日(水)
14.各校の戦力分析A

 戦力分析を常にしていたので、今年の夏に対戦の可能性のあった学校の中学生の選手の戦型と名前はほぼ分かります。オーダーを組む時などに、過去の対戦成績や、負けている相手を見ると、異質に多く負けていたり、左利きに負けていたりなどの傾向も見ることができ、とても参考になりました。また、自分の学校の力も戦力分析である程度みえてきます。戦う前にまず準備をすることの大切さを学びました。
 どのようなものを使っていたか、参考にという方がおられましたら遠慮なく聞いてください!データーをお見せします!!

2016年9月13日(火)
13.各校の戦力分析@

 目標を達成するにあたって戦力分析を大会ごとに行っていました。岡山県内・中国地方のライバルになりそうな学校全ての選手の名前と戦型、試合結果(カデットシングルス・岡山市総体・各地区のブロック予選・山陽新聞社杯、県外のチームの県大会の結果・カデット予選やオープン戦など)、対戦成績などを学校ごとにまとめ各校の戦力把握をしていました。

2016年9月12日(月)
おそくなりました!

 884先生が忙しいと思い、書いていた原稿を送るタイミングをうかがっていたら・・・もちろん続きは書いていました!笑
 次は遠慮せずにバンバン原稿を送っていきたいと思います・・・・苦笑。
 今頑張ろうとしている先生方に少しでもヒントやきっかけになればと思っていますので、自分の書いていることなので、文章がおかしかったり、参考にならないことも多々あるかもしれませんが、お付き合いください!

2016年9月5日(月)
12.達成感

・小さな目標から一つ一つクリアしていくことで、自信もつき生徒は達成感を味わうことが出来ました。

 現在玉中学校には2年の夏には玉野市の優勝の1本だけだった優勝旗が、中体連のもので5つの優勝旗と1つのカップがあります。1学年上の先輩が1名しかおらず、1年の夏から2年生になるまで、ほとんど勝利と言う味を知らなかった選手たちが、目標を一つずつクリアし、賞状や旗をもらい、大会だけでなく学校でも表彰されて、どんどん自信をつけていくことができました。

 その結果が2年の秋から3年の夏まで公式戦で1度も岡山県の中学校のチームに負けることがありませんでした。練習試合でもへら釣り先生の元チーム1校だけにしか負けていません。

2016年9月4日(日)
11.目標を明確に

・「地区大会で優勝する」「県で優勝する」「中国大会に出場する」「全中へ出場する」どんな目標でもいいと思います。ただし、頑張れば達成できる目標にしなければ、生徒は達成感をあじわうことはできません。

 玉中学校卓球部は、生徒に目標を立てさせ、練習場に大きくプリントアウトし、毎日見えるようにしていました。

 目標は生徒が決めるといっても、ある程度こちらで修正をすることもありました。また、その大会がいつどこであるのかまで全員が言えるように、目標の大会の日程・会場も書いていました。

2016年9月3日(土)
10.チーム作りG選手を変える

・見た目から強そうに!いつも選手には言っています。以下のことを気をつけさせていました!

@寝癖を直して練習(試合)にくる。

Aゼッケンの字は丁寧に!(字体を揃えて、プリントアウトしたものを写させていました。出来るだけ大きく太く力強く見えるように意識していました。)

Bゼッケンは背中の中心より少し上。高すぎたり、低すぎたりしないように。

C卓球シューズ・卓球のソックスを履く!体育館シューズにハイソックスをいかに早く卒業させるかは、かなり重要なことだと思います!

Dユニフォームの下に肌着を着ない。*スポーツ用のものであればOK!袖から白いシャツが見えているなどは×!!

*以上はチームを作る時に思っている事です!

2016年9月2日(金)
9.チーム作りF応援されるチームに

・学校区の地域ボランティアが盛んなため、月に一度地域の公園の清掃や幼稚園にボランティアに卓球部として行き、地域の方と交流をし、その後練習や練習試合に行くこともありました。
 その結果、全国選抜を決めたあとは、地域の方がとても喜んでくれ、新聞を見て電話をかけてきてくれたり、ボールを持ってきてくれたり、差し入れを持ってきてくれるなどの応援をしていただきました。


○ここまでやったことで、多少なりとも応援される部が作れたのかなと感じています。

2016年9月1日(木)
8.チーム作りE応援されるチームに

学校生活

・選手一人ひとりがクラスにいてよかったと担任の先生に思ってもらえるように、指導をしています。
 日頃の学校生活の様子、清掃への取り組みの様子、行事などでの頑張りなど、担任の先生と情報交換をしたり、自分の目で見て指導をするようにしています。

2016年8月31日(水)
7.チーム作りD応援されるチームに

提出物の徹底

・人数が10名程度の部だからこそできるのかも知れませんが、1週間の提出物や長期休業の提出物を全てチェックして、できていない場合は練習の時間を削ってでもやらせています。
 部活をやって宿題ができていないということは絶対に言わせたくないので、長期休業中は勉強時間も必ずとるようにしています。

2016年8月30日(火)
6.チーム作りC服装

@学校での練習は必ず体操服もしくは、部でそろえたTシャツやユニフォーム:決まりを守ることを徹底する為に、自由にはしない。ただし、休日の練習で夏場に1日やる場合などは、例外もある。

A試合に行くときは全員が同じTシャツ:チームとしてのまとまりを出すために徹底。

○個人ではなくチームとして動いていることを自覚させる為に、服装まで指示をしていました。自分の着たい服を着るのではなく、チームとしてみんなで同じ行動をすることを徹底する。ただし、個人戦についてはユニフォームは自由にしていました。

2016年8月29日(月)
5.チーム作りB自分の荷物、持ち物の整頓

@シューズ・上履きの整頓:シューズは卓球場、上履きは廊下に向きまでそろえて整頓。

A鞄の整頓:鞄の向きをそろえて、チャックまで必ず閉める。

Bラケットの管理:ラケットは地べたに絶対置かない(踏まれる)

C脱いだ服はたたむ:冬場の練習などで、脱いだ服は必ずたたんで台の下の危険じゃない所に置く。

2016年8月28日(日)
4.チーム作りA活動場所の整頓

 自分の学校は空き教室で毎日練習をしています。恵まれていることに、台は常にだしたままで、卓球専用の教室として使わせていただいています。取り組んだことは、

@卓球台の整頓:卓球台の足の位置にマジックなどで印をつけ、常に台をまっすぐ並べること。

A卓球台を毎日ふくぞうきんの準備:練習終わりに毎日台を拭きます。

B必要のないものを別の場所に整頓:活動場所には必要な物以外置かない。

Cモップの準備:毎日練習後にモップがけをします。

Dカーテンやネットなどの修繕:カーテンの一部が外れていたり、ネットの紐が一部なかったりするのをそのままにせず、必ず修繕をする。

○当たり前のことかも知れませんが、当たり前のことができていないことが最初は必ずあります。最初に当たり前を増やすためにいろいろやりましたがとりあえず思い出すのがこのくらい・・・体育館で練習をするときも、印はつけることができなくても卓球台は必ずまっすぐ並ばせます。整備された整った環境で練習をすることはとても大切だと思っています。

2016年8月28日(日)
3.チーム作り@挨拶

 自分がチーム作りで大切にしてきたことを紹介させてもらいます。

○挨拶:最初に徹底します。挨拶はやらせるものではなく、自然にできるようにしないといけない。そう言われることもあります。しかし、最初は強制でもやらせないと今の子供達はできない子が多くいます。部の時だけでなく、学校生活の中でも廊下ですれ違う時に挨拶をする。できない生徒はできるまで待ちます。待ってもできなければ、こちらから挨拶をして気づかせます。これを続ければ自然と声が出るようになります。

2016年8月26日(金)
2.顧問の意識

 顧問の意識を生徒が超えることはなかなか難しいと思います。顧問が「勝てないだろう」「無理だろう」という気持ちは生徒に絶対に伝わります。「優勝しよう!!」いくら言葉で言っても、本気で思っていないとその言葉の重みを生徒は感じ取ります。目標を伝える時や、生徒の気持ちを高める時に、中途半端な気持ちで目標を設定したり、声かけをしたりすることは絶対にダメ。顧問が「絶対に優勝する!」「絶対に勝つ!!」この意識を生徒に感じ取らせることができれば、生徒も「自分たちでも優勝できる!」「自分たちでも勝てる!」そういう思いがでてくると思います。まずは顧問の意識!

2016年8月25日(木)
1.夏を終えて

 みなさん応援ありがとうございました。
 先日中国大会が終了し、玉中学校卓球部は6位という結果で終了しました。今の3年生が1年生の夏にこのメンバーで「2年の夏に中国大会に出る」「2年の秋に県大会で優勝する」「全国選抜に出場する」という目標を立てました。目標を一つ一つクリアしてきました。しかし最後に、「全中」という目標に挑戦をしてきましたが、力足らず最後の目標を達成することができませんでした。悔しい思いはあります。正直今でも悔しいです。しかし、後悔はありません。今自分のできることは全てやりました。妥協もいいわけもしていません。それは自信をもって言えます。今回の結果は純粋に自分の指導力不足だと感じています。この経験を次にいかせるように今から次にやるべきことを整理し、次のチャンスに備えたいと思います。今回は今までの内容とだぶる部分もあるかと思いますが、自分のやってきたことを紹介させていただけたらと思っています。