2017年7月21日(金)
こんな部員は困る

ゲーム間でのアドバイスの時に困る場面があります。
それは、「怒られないように取り繕ってくる部員」と話をするときです。

私としては、部員と私と二人でその試合の解決策やこれからの課題を見つけていこうと考えているのに、怒られないように試合の状況を言ってくる時がとても残念に思います。

具体的には、ゲームを獲ったときは良かったことを言い、落としたときは悪いことを言ってくる傾向が強いです。

気持ちはわかりますが、ゲームを落としたときでも、攻め方は良かったけど最後の決めるところでミスが出ただけなら内容としてはオッケーだと私は思いますし、そう伝えます。

逆に、ゲームを獲ったときでも相手のミスで点をもらっただけなら、次のゲームに相手が無理をしなくなってくれば展開は変わってくるので対策を練っておいた方がいいなと思います。

なかなかそこがうまく伝わらない部員と話をするときに、「何のためにアドバイスしてるんだろう」と思ってしまうときがあります。

2017年7月18日(火)
大ちゃんイズムA

試合を見ている間に「なんてアドバイス(気づかせることを)しようかなぁ」と私は考えています。

大ちゃんイズムの部員は、自分でそのゲームを振り返りながらこちらにやって来ます。
1から会話が始まる訳ではなく、5や6くらいからスタートするイメージです。
だからテンポ良く会話が進みます。

自分から「◯◯を攻められてとられました」と先に現状を説明したり、「この場合はどうしたらいいですか」と尋ねてきたりします。

アドバイスというより確認というイメージです。

もちろん、技術的にまだよくわかっていない場合もあるので、その時は説明もします。
3年生になる頃には、その状態まで仕上げたいなとイメージしながら話をしています。
そのためには、日々の声かけというか私の考えや考え方を伝えることがとても重要になります。

ゲーム間の1分間で、お互いの考えがバチッと決まる瞬間が気持ちいいです。

2017年7月17日(月)
大ちゃんイズム

部活をしていて、「自分のチームだなぁ」と感じる瞬間が私にはあります。
それは、団体戦でのゲーム間(1分間)のやりとりです。

みなさんはありますか?

2017年7月16日(日)
途中経過A

先日行われた地区予選では、4位に入ることができました。

準々決勝の時に、その部員が決めてくれました。
2番に出て、相手は2年生でした。(ダブルスに主力を1枚補強したため、シングルに穴ができて2年生が出ていました)

単純な力比べならうちの選手の方が少し強いかなと。
ただし、こういう時が逆に怖い。
「いつも通りやれば勝てる」と思うと、なかなかうまくいかなかったり、相手の方が開き直ってガンガン攻めてきたりするものです。

案の定、1セット目を逆転されて落としました。
「大丈夫」と伝えてもなかなか表情もよくならなかったり、勝つか負けるかの瀬戸際になったときに予選リーグほどの余裕が私自身になかったり…(泣)

ほとんど選手任せの状態で2セット目に送り出してしまいました。

出だしも悪く、1-5くらいリードされていて「このセットを取られたら万事休すだなぁ」と思っていると、そこから息を吹き返して逆転することができました。

そのあとは少し余裕が出てきたのか、安定したプレーを見せて3-1で勝ちました。
その部員に助けられました(笑)

ちなみに先日の懇談でもその部員の保護者から、「自信がついてきたのか、家でも素振りをしてます。」という言葉が。
さらに嬉しかったことが、「両親で応援に行ったら以前より攻撃的になっていて、上手になってるなと思いました。」とのこと。

全国大会に出たとか、レベルの高い話ではないかもしれませんが、私としてはとても嬉しい話でした。

2017年7月15日(土)
途中経過

お久しぶりです。

最近の部活の様子を報告したくなり、書いてみました。
以前ブログに書かせていただいた、「草食系の部員」のその後についてです。

3年生になり、地区予選がありました。
4月のシード決めでも、6月の地区予選も でも活躍を見せました。
特に4月の大会で自信をつけたように思います。

他校のエースと当たると厳しいですが、3・4番手なら勝ち星を上げることができるようになり、オーダーを組む上で少し計算できるようになりました。

私の中で一番良かったことは、予選リーグの初戦で勝たせることができたことです。
その部員を一番に出しました。
相手も同じくらい力の相手。
1セット目の出だしが良くて、後半追いつかれながらもなんとか乗りきった感じで取りました。
ベンチに帰ってくるときの表情がこわばっていたので、「おい、◯◯が緊張しとるで、みんな。」と笑いながら全員で話をして、ほぐしました。

続けて、「◯◯に求めているのは今できる力を出してくることだけで、それ以上は求めてないから。がんばりすぎるなよ!」
と伝えました。
そのあとは楽に2ゲーム取って試合に勝つことができました。

そのあとはいつも通りのプレーをすることができました。

初戦を勝つことができたことで、自分もやればできる!と思わせたと思います。

私自身も不安もありましたが、笑って許せる度量が少し出てきたなと自分自身においても自信がつきました。

前回のシード決めでは9位だったのが6位になり、チームの結果としても上向きだったので、4月のシード決めはとても良い大会になりました。

2017年3月21日(火)
話を聞かない方が助かること

「話を聞かない」というと語弊がありますが、「自分で考えている」というイメージが適切かなと思います。
例えば、試合中のセット間のアドバイスでも、相手のバックハンドが狙い目だと思って、選手にバックを狙うようにアドバイスしたとします。

ですが、いざ試合が始まると、
◯相手のバックハンドがミスをしない

◯もしくはこちらの作戦を読んで狙い打ちされる

といったことがあります。
その時に、「先生のアドバイスはちょっと違うな」と選手自信で気づいて対処できるのは「自分で考えている」選手だと思います。

もちろん、素直に実行することは大切なことですか、タイムアウトが取れない状況下で試合を作ったり、立て直したりできるのは「考える力」なのかなと私は思います。

もちろん、それは経験で培われるものでもあると思います。

2017年3月19日(日)
話を聞かない部員だと困ること

7割は聞いて欲しいなと私が思う理由は、例えば試合中にこちらの選手のミスで点が動いている試合があるとします。

その時に、話が聞ける部員であれば
「なにで点が動いているか」を気づかせて、それから対策を練れば勝てるチャンスはかなり高くなるはずです。

話を聞かないもしくは「はいはい」と言うだけで、中身まで理解できない部員だと、同じ失敗をして終わるということになりかねません。

「話を聞く力(姿勢)」は当たり前だけどとても大切だなぁと私は思います。

もちろん、練習などで指示を出すときも、聞かない部員がいるとスムーズにいかないのも同様です。

2017年3月18日(土)
7:3くらいがちょうどいい?

何の割合かというと、私が部員に対して
「7割くらいは私の言うことを聞いて実践して欲しい」という気持ちと、
「3割くらいは(私の言うことを聞かずに)自分の考えをもって取り組んで欲しい」と求めている割合です。

ちょっと前までは全部聞いて欲しいと思っていましたが、最近はそう思わなくなりました。

2017年3月16日(木)
わがまま=自分の考えがある

少し話がずれるかもしれませんが、強い選手ほど「わがまま」とか「言うことを聞かない」とよく聞きます。

確かにそうだなぁと私も思います。

考えてみると、そういう選手ほど自分の考えがあるように思います。

YGサーブが出せるようになりたい!とか、もっと速いボールが打ちたい!などの、「◯◯したい」という欲が強いところが共通点だなと思います。

部員に、「◯◯したい」と思わせる練習や、刺激を与える工夫が必要だなと感じています。

きっとすごい顧問はこちらの思うように部員をコントロールできるのだろうなと思います。
(例えば、こちらがループドライブを身に付けて欲しいなとある部員に対して思っているときに、ループドライブの必要性に気付かせれるような)

そんな顧問に私はとても憧れます!

2017年3月15日(水)
自分の予想を越えるためにC

そのためには、部員のすることをいくらか許容できる雰囲気がないといけないなと私は思いました。

トライしている(考えてやっている)ことは、結果が伴わなくても認めようと意識しました。

準備・片付けにしても考えて動く部員になって欲しいと考えています。
たくさんの人がしているまわりに集まる部員は好きではないので。

こちらの顔色をうかがっている間は、まだ私の予想は越えられないなぁと思っているので、「トライすること」に意識を向くように話をたくさんしました。

2017年3月14日(火)
自分の予想を越えるためにB

理由は、私の言われたことしかしないのであれば私の予想は越えられないからです。

毎日の練習時間や内容は把握しているので、予想を立てるのは簡単です。
モチベーションも様子を見ればわかります。

思い返すと、うまくなったなぁと思った部員は、必ず規定練習以外に自分達で練習をしていました。
半日で終わったときや、テスト週間のとき(良いのかわかりませんが…)などにしていたそうです。

私の言ったこと(練習時間や内容)以上をしていたことで、よりうまくなったんだなぁと気づかされました。

だからこそ、私の言ったこと以上をやるんだよ。と伝えるようになりました。

2017年3月13日(月)
自分の予想を越えるためにA

「わぁ、参った」

「めっちゃうまくなったなぁ」

と私に言わせるようなチームになって欲しいとここ2・3年で強く思うようになりました。

そんな私がまずしていることは、部員に私の「〜になって欲しい」という願望を伝えることです。

まず最初に言うことは、「私の予想を上回るような結果や動きをして欲しい」などです。(今年度は言えてませんが…)

2017年3月12日(日)
自分の予想を越えるために@

顧問を何年間か続けていると、少しずつ私の中で予想ができるようになってきました。

このくらいの選手にはなるのかな?と。
例えば、個人戦で県大会に出場できる選手になるだろうとか、チームの中心になるような選手になるだろうな…などです。

ですが、それは時として私が過小評価してしまって、伸ばしきれずに終わることにもなりかねないなと感じています。

だから、ここ2・3年の私の楽しみは、「良い意味で裏切られたい」です。

私の思い描いた結果を越えるような選手・チームに育てていきたいし、育っていって欲しいなと感じています。

2017年3月11日(土)
負けず嫌いを作るF

これから私が取り組みたいことは、その部員に「自信をつけさせる」ことです。

練習ではうまくいくことが増えてきて、前向きに取り組んでいます。

そのがんばりが練習試合で出すことができるようになることが目標です。

その部員とは今フォアハンドの練習を頑張っています。

一番良いのは、フォアハンドで点を取って勝つことです。
それが無理なら、フォアハンドで点を取った場面をクローズアップして褒めるようにしようと考えています。

うまく伝われば、これからは自分で練習してきたことを生かしてくれるはずです。

じっくり時間をかけて育ててきた部員が、そろそろ自分で考えてプレーしたり練習を工夫したりできる頃かな?と期待しています。

2017年3月9日(木)
負けず嫌いを作るE

1つ目は前から時々取り入れていた方法でした。

2つ目は最近取り入れている方法です。
そちらを紹介したいと思います。

2・3人くらいを多球練習するときなどに私はしています。それは、同じメニューで競わせることです。

ルールは何でも構いません。
例えば、

◯30球のうち、何球入ったか

◯何球連続で入れれるか(ミスしたら次の人に交代)

◯3人でノーミスで何球連続で入れれるか

などです。
練習内容はシンプルなものをよく使います。
・ツッツキのボールを回り込んでフォアドライブ
・フォア→バック→回り込みのフットワーク
などです。

その部員を私が多球練習で球出しするときは、
「自分1人だけでずっと練習して、次の人に練習させないくらいの気持ちでやろうよ。」や、
「もうそこで終わりなの?記録更新しようよ!」(ミスしたら交代のルールの練習の時)と言っています。

続かないときや自分以外の人が続いているときなどに、悔しい気持ちや次は続けてやる!といった思いが表情や行動に少しずつ表れています。

私自身にない感覚や感性をもっている人間を教えるということは、自分自身も勉強になるなぁと改めて思います。

2017年3月8日(水)
負けず嫌いを作るD

次に私が取り組んでいることを紹介します。

最近は普段の練習の中に「勝ち負け」を入れるようにしています。
あくまで「試合」ではなく、「練習」というところがミソかもしれません。

2種類あって、1つ目はドライブ対ブロックなどの単調な練習を点数をつけさせてやる方法です。
11本先に取った方が勝ちで、勝ち残りにするパターンです。

ただ打ち続ける・止め続けるよりはメリハリができていいのではと思います。

目的意識が定まるので個人的には好きです。
2つ目は明日紹介します。

2017年3月7日(火)
負けず嫌いを作るC

私が次にしたことは、「勝ち負けにこだわる」です。

練習試合などでは普段はこだわりませんが、その選手に関してはこだわりました。

「次の◯◯中との練習試合は勝ち越したいよなぁ。」など、「勝つ」ということを少しでも意識させるよう工夫しました。

もちろん負け越すこともあります。
ですが、その部員に感想を聞くと、
「悔しいです。次は勝ち越したいです。」という返事が返ってくるようになりました。

少し考え方が変わってきたなぁと私は感じました。

2017年3月6日(月)
負けず嫌いを作るB

席替えをするまで、ほとんど毎日給食時間にその野球をしている生徒の話を聞き出しました。
「負けて悔しい」という気持ちや、「勝ちに対する姿勢」をたくさん部員に聞かせました。

私はその部員に「肉食系になるんだ」と暗示をかけるようにことあるごとに言い続けました。

すると、最近では2つの行動が変わりました。
1つ目は、練習の中でわからないことがあれば聞きに来るようになりました。

そして2つ目は、給食のデザートなどのおかわりのじゃんけんに参加するようになったことです。
大したことないように思いますが、引っ込み思案だった彼が参加できるようになったことはすごいことだと私は思っています。

2017年3月5日(日)
負けず嫌いを作るA

答えは、「(野球クラブの)監督に試合はケンカと思って臨め!」って言われてるというものでした。

やってやろう!勝ってやろう!という気持ちでいってこいということだと思います。(例えかたは様々ですね)

それを聞いた部員は驚いていました。
大人の意見ではなく、同い年の友達がそんな感覚なんだと気づけた瞬間だと思います。

さらに私は質問しました。
「◯◯は対戦相手が県で一番強いチームだとしたら気持ちが変わるの?」と。

答えは、「関係ないし!」でした。

同い年の「勝ちたい気持ちや姿勢」を間近で聞いた部員が、自分にない感覚を聞いて、へぇ〜と面食らった顔をしていたのが印象的でした。

2017年3月4日(土)
負けず嫌いを作る@

その部員はたまたま私のクラスの生徒でもあります。

彼にない感覚を知って欲しいと思い、最初に取り組んだことは「他の人の感覚を聞かせる」です。

給食時間は班になって食べます。
そのときにそれぞれでテレビの話やゲームの話などになります。
その時に、たまたま部員と硬式野球をクラブでしている男の子が隣同士になりました。
とても元気のいい男の子です。

野球をしている子に、
「試合前にどんな気持ちで臨んでいるの?」と質問してみました。

2017年3月3日(金)
新しいアプローチF

返ってきた答えは「勝てたらいいなぁ」というものでした。

さらに質問してみました。
「相手が県のチャンピオンみたいな強い人だったらどう思うの?」と。

答えは、「勝てないなぁと諦めが入ります」といった感じでした。

私としては、ウソでも
「勝ってやります!」
と言って欲しいとこだなと思いましたが、ある意味では純粋でウソが感じられなかったので、それが彼の素直な気持ちなんだろうなぁと思いました。
(私なら顧問が喜びそうな言葉を言うだろうなぁ…と)

このやりとりから私は、
意図的に「負けず嫌いを作ろう!」
と決意しました。

2017年3月2日(木)
新しいアプローチE

勝ってもあまり喜ばないし、逆に負けてもそんなに悔しがらない…そんな部員がいました。

良く言えば「落ち着いている」とか、「気持ちにムラがない」といった感じでしょうか。

ポーカーフェイスなのか、勝ちたいという気持ちがあまりないのか…理由は何だろう?と思い、ある部員に尋ねてみることにしました。

「◯◯は試合するときにどんな気持ちで臨んでいるの?」と。

2017年3月1日(水)
新しいアプローチD

私自信の中で「当たり前」だと感じている感覚も、もしかすると部員にとってはわからないと感じることもあるのかもしれない?も考えるようになりました。

それは例えば、「負けて悔しい」という気持ちなどです。

2017年2月28日(火)
新しいアプローチC

私はとても負けず嫌いです。
卓球に限らず、ゲームでも何でもちょっとした「勝ち負け」が存在するものなら勝ちたくなります。

負けると悔しくて、「次は勝ってやる」と必ず思っていました。

振り返ったときに、「どうやったら勝てるか」を私は自然と考えていたように思います。

そういえば地元の友達(テレビゲーム仲間)によく言われたセリフがあります。
「大ちゃんは最初は大して強くないけど、次に会ってやった時にはめっちゃ強くなっとるけえなぁ。」と。

「闇練(やみれん)」という言葉ができたくらいです(笑)

2017年2月27日(月)
新しいアプローチB

運動能力は遺伝だったり育ってきた環境だったりするので、ここをなんとかしよう!とは今のところ私は思いません。

おそらく次のステップはそこだろうなとイメージはしています。

ちなみに今回私が新しくアプローチしたいのは「負けず嫌い」です。

2017年2月26日(日)
新しいアプローチA

◯運動能力
◯卓球が好きという気持ち
◯負けず嫌い

私がパッと思いつくのはこのあたりです。
みなさんはいかがでしょうか?

2017年2月25日(土)
新しいアプローチ@

テーマは誉め続けると書きましたが、少し違うかもしれません。勢いで書いてしまいました…
お許しください。

最近私は、今まで卓球部に入ってきた部員をふと振り返ってみました。
強くなったなぁと感じる部員や、伸ばしきれなかったなぁと感じる部員がいました。

強くなった部員が標準装備でもっているもの(能力)に共通しているものがあるのかな?と考えるようになりました。

みなさんはどう思いますか?

2017年2月24日(金)
ペンドラはマグロだ!脚を止めるなぁ〜

これは自分のラバーフィルムに書いてある言葉です。
常に脚を動かし続けろという思いで、ラバーフィルムに書きました。

マグロは動きが止まったら死ぬということを意味して書いています。

ブログも止まらないように頑張りたいです。
テーマは誉め続けるということです。

2016年11月17日(木)
「きっかけ」を与えてくれた人〜その2〜

私は学生時代に本を読んだ記憶がありません。

読んでいたのはマンガや雑誌ばかりでした。

そんな私が30歳になった頃から急に本を読むようになりました。

そのきっかけを与えてくれた人を紹介したいと思います。
その人は前の職場の1つ年上の人でした。

人柄は、とにかくアツく「エネルギッシュ」という言葉がよく似合う人でした。

その職場で2年目を迎えときにその人と同じ学年になりました。
歳も近く、話も合うのですぐに仲良くなりました。

朝の学活の前に10分間読書をする時間がありました。
私はその時間は本を読まずに考えことをしたり、生徒の様子を見たりということをしていました。

その先輩は、朝の読書の時間や家に帰ってからも読むので、あっという間に本が変わっていました。

気になったので、なんでそんなに本を読むのが好きなんですか?と尋ねました。
すると、「めっちゃおもろいねん。気づかされることいっぱいやで。」と、エセ関西弁で言われました(笑)

その話をしてから、先輩がそんな私に本を貸してくれました。
「夢と希望の人生学」です。
大学の講義で「ドラゴンボール人生学」という授業を開設して、その授業を通してのお話です。

次回に続きます。

2016年11月10日(木)
つづき@

その美容師さんのおかげで新しいことにチャレンジすることが増えたように思います。

部活動では、「毎年違う育て方をしよう」と私の中で決めています。

成功したなと思う練習メニューや言葉かけもありますが、それをすべて残すことはありません。

新チームの雰囲気や人数や彼らの目標を踏まえた上で、どうしていこうかな?と考えるようにしています。

私は今の自分の考え方でいこう!と決めています。
なぜならまだ私自身が完成したくないからです。

選手への新しいアプローチや練習メニューを考えることを続けていきたいです。それは、まだまだ私自身も成長したいからです。

私を知る顧問の先生からすると、「何をやってるんだ?」と思われるところもあるかもしれません。

ですが私自身の幅がもっと広がれば、この先出会うであろうたくさんの選手に卓球の楽しさを伝えたり、目標を達成させることができたりすることを私は目指しています。

本校の男子は団体で県大会に出場することはできませんでした。

「今」は弱くても「半年後」はわかりません。

可能性を引き出せる人に私はなりたいです。

2016年11月8日(火)
「きっかけ」を与えてくれた人〜その1〜

私は基本的に同じ事をするのが好きな性格でした。
おそらく今も基本はそうだと思います。

例えば、服装では同じような色や服のコーディネートが好きだったり、食事においても外食するときにはいつも同じ店の同じメニューを頼んだりと「変化を好まない」タイプでした。

そんな私にきっかけを与えてくれた人は、「美容師さん」です。

10年くらい前からその人に髪を切ってもらっています。

その人に会うまでは、いつも同じ髪型にしてもらっていました。

ですが、その美容師さんはいつも私に「大ちゃん、今日はどんな髪型にする?」と聞いてきます。

「自分に合った(慣れている)髪型」というのがみなさんあると思います。

私にもいつもの髪型がありますが、その美容師さんは、常に違う髪型にしてみたら?と促してくれます。

もちろん「なんか違うなぁ」と思ったこともあります(笑)

でも、毎回少しでも違う髪型にしてみると「試すこと」が楽しくなってきました。

新しいことに挑戦するのが苦手な(失敗することを恐れていた)私にきっかけを与えてくれました。

2016年11月6日(日)
「疑ってみる」ということA

先日のゴルフのコースを回った際はメンバーがいつもと違いました。

地元の友達は私より少しスコアがいいくらい。
ですが、今回ご一緒させていただいた職場の先輩の1人に別格の人がいました。

例えるなら、私のレベルが卓球でいうと地区予選2回戦負けとすると、その先輩は県大会1位クラスのレベルと思っていただけるとわかりやすいかもしれないです。

その先輩のフォームをずっと見ていると、軸がブレずにボールの芯をいつも捉えていました。

足元を見てみると、バックスイングの時に左足のかかとが少し浮いて、インパクトした後は右足の裏が見えるくらいでした。(つま先立ちのようなイメージ)

私の中ではその打ち方は「ダメな打ち方」と思っていましたが、うまい人がしている打ち方はきっと意味があるはずと思い、マネをしてみました。

もう1つマネをしようとした私を後押した理由は、野田学園の橋津先生が以前、「打つときに踏み込む理由は、体の回転を止めるため」と言っていたのを思い出したからです。

その結果、芯をとらえる確率が少し上がりました。
あとは、「振りやすい」という印象が私の中に一番残りました。

教えられたことと実際のプレーが一致しないこともあるかも?と考えさせられました。
「疑ってみる」ことは必要だなと思いました。
私自身も気を付けないとと思いました。

2016年11月5日(土)
「疑ってみる」ということ。

先日のテスト週間の休日を使って、久しぶりにゴルフに行きました。

いつもは地元の友達と行きますが、今回は職場の人と行きました。

今まで地元の友達と行っていたので、友達からの教えが私の基本でした。

「回転運動で打つ」とか、「体重移動が大事」など、卓球でも聞いたことあるフレーズがたくさん出てきたので、自分なりに卓球と重ね合わせながら考えて練習していました。

卓球と大きく違うところは「止まっているボールを打つ」というところだと私は思います。

ですが、それがなぜか難しいのです。
よく空振りします(笑)

そんなことを考えながら練習していると友達が、「足を動かしたらダメだよ」と言ってきました。
理由は、足が動くと体の軸がブレて、クラブの軌道がずれてボールの芯に当たらなくなるからとのことでした。

確かにその通りだなと思い、「足は固定して体を回して」という意識で練習をしたり、コースを回ったりしました。

長くなってしまったので続きは次回へ。

2016年10月24日(月)
これがあるからやめられない!

気付けば最後の更新から1ヶ月近く経ってしまいました。
また再開してなければ!と思っています。

さて、今回の内容は、先日の練習試合でのことです。

4校集まって合同で練習試合をしていました。基本的に申込み試合をシングルスで回し、ダブルス台を1つ設けるというスタイルで行っていました。

主にダブルスを私は見ていましたが、なかなかしっくりくるアドバイスができず、惜しいとこまでいくけど負ける…という内容でした。

「サーブ・レシーブ・3球目までがきちんと入れば簡単に負けないよ!」と伝えてもなかなかうまくいきません。

それもそのはず、ダブルスは1年生ペアです。

こちらの意図が伝わっていないかもしれないし、伝わっていてもできないのかもしれません。

私が彼らを見ていて、ほとんどラリーになっていなかったのでそこを何とかしたいなとずっと考えていました。

「お互いに必ずラリーの中で1回はボールを触れる(打てる)ようにしよう。」とも伝えてみました。

ですがあまり変化は見られませんでした。

狙ってやろう!という気持ちが強く、何でも強い球を送ろうという意識だったのでしょう。

「究極の二択だ。自分が気持ち良いと思う球を打って負けるのがいいか、カッコ悪くてもつないで勝つのがいいか、どっちがいい?」と尋ねてみました。

すると彼らは、「カッコ悪くてもつないで勝つ方がいいです。」と答えました。

私は付け加えて、「水谷選手も全部のボールがチャンスボールではないと思うよ。時にはガマンしてつないでるボールもあるよ。」と伝えました。

そして最後に、「でも男の子だからカッコ悪いのばっかりはイヤだよな!カッコいいボールも打ちたいよな。」と言い、次のセットに送り出しました。

すると、その後のプレーががらりと変わって、なんでもかんでも打ちまくっていた二人が、ループドライブでつないでみたり、打ちにくいときにはツッツキをしたりと「卓球」になっていったのです。

その成果かもしれませんが、少し前に練習試合で勝てなかったペアに勝つこともできました。

彼らにとってはとても大きな自信になったと思います。

勝った時の嬉しそうな表情を見ると、こちらも嬉しくなります。

こういった経験があるから顧問はやめられない!と思います。

特に練習試合は「きっかけを与える宝庫」だと私は思っています。

毎回1人は変わるきっかけを与えたいなと改めて思いました。

2016年9月30日(金)
ステキな出会いJ〜名言その5〜

斎藤清さんについてのお話のラストは、私が一番心に残っている言葉を紹介します。

これは、ペンホルダー向けの言葉だと思います。

「体はバック、心はフォア」です。

これは、斎藤清さんとお話をしている中で、ペンホルダーはバック側の回り込みがとても重要になるという話になりました。

ただし、そうするとフォアへのボールが来るとフォアサイドも意識しないといけなくなってしまう。
そうすると、バックへの回り込みが甘くなって強いボールが打てなかったり、ミスしてしまったり…もしくは回り込めなかったり。という私が思う悩みを伝えました。

すると斎藤清さんが、

「体はバックサイドにあるけど、心の中にいるもう1人の自分がフォア側にいる意識で待つんだよ。」と言いました。

どうしてもオールフォアで攻めたい選手は、フォア側をケアしないといけないという気持ちがあるのでフォアへのボールが気になります。

そんな時に「大丈夫」と思うことができれば思い切り回り込めますし、フォアへの飛びつきもうまくいきやすいと思います。

ペンドラの鑑のような人からそう言われたのもあると思いますが、とても嬉しい気持ちになったのを覚えています。

「体はバック、心はフォア」

私のとても好きな言葉を紹介して、このシリーズは終わりにしたいと思います。

2016年9月29日(木)
ステキな出会いI〜名言その4〜

今回の私が心に残っている斎藤清さんの言葉は、

「その時にしかできない卓球をしてほしい」
です。

全日本選手権で通算101勝を達成した年の斎藤清杯でお話させてもらった時のことです。

「10代や20代の時は、動けるときはガンガン動いたらいいんだよ。」

「20代は20代の卓球、30代には30代の卓球があるんだよ。そのうち動くのがきつくなっちゃうから、その時にできる卓球をすればいいんだよ。」

という感じでお話されていました。

ペンホルダーらしい言葉だなと思いました。

「その時にしかできない卓球」

と、

「その人らしさ(プレースタイル)」

が大事なんだなぁ、とお話を聞きながら私は思いました。 

自分がプレーする時でも、指導する時でも、その2つは大事にしようと心がけています。

2016年9月28日(水)
ステキな出会いH〜名言その3〜

今回、私が名言だなと思ったものは、「速い(早い)人が勝つんだよね。」です。

全日本で1・2回戦の速さ(早さ)と、優勝するような選手の速さ(早さ)は違うよ、と言われました。

具体的には、

◯ボールのスピード・回転

◯スイングの速さ

◯動きの速さ

◯判断の速さ

◯打点の早さ

などなど。

それは県大会や各地区でも同じことが言えるのかもしれません。

少しでも速く(早く)を目指して取り組みたいと私は考えています。

中学生のうちは、準備や片付けなどあらゆる行動を素早くすることができればと思っています。

もちろん、質問に対する答えの早さにも気を配るようにしています。

2016年9月26日(月)
ステキな出会いG〜名言その2〜

2つ目の名言は私が気に入っている言葉です。

「逃げるボールも大事。でも最後は攻めなきゃダメだよ。」
です。

これは、「攻める」=自分の得点パターンで点を取りにいく、ということです。

例えば、

3球目を回り込んでバッククロスに打つ

ことを一番の得点パターンとするならば、それで最後は勝負を懸けよう!という意味です。

ちなみに、「逃げる」=得点パターン以外の展開を指します。

つまり、ここではバックストレートに打つ、速いドライブではなくループドライブを打つことを指します。

相手の読み(待ち)を外す意味でも、逃げるボールは必要。

でも、究極の場面で自分の一番自信のあるパターンで勝負だよ。

という意味だと私は思っています。

確かに、一番自信のあるパターンで負けたら納得すると思います。

威力があれば読まれても決めきることができるでしょうし、返されたり自分が打ってミスしたりすれば、それは自分の努力不足かなと思います。

前回の話に挙がったスコアマネジメントにこの考え方はつながる部分があります。

私のとても好きな言葉の1つです。

2016年9月25日(日)
ステキな出会いF〜名言〜

斎藤清さんとお話しているとたくさんの名言に出会うことができました。

それらをいくつか紹介したいと思います。

まずは、

「結局9−9になるんだよ。最後はどうやって2本取るかなんだよね。」です。

出だしが良くて5−0で始まっても、逆に0−5で始まってしまっても、最終的には9−9になる。というお話です。

リードしている時は自分を戒める気持ちだったり、リードされている時は「追いつける」と自分を鼓舞する気持ちだったりするのかな?と私は解釈しています。

最後は競り合いになるから、その時にどうやって2本取るかの組み立てを考えておかないといけないよ、と言われました。
「スコアマネジメントが大事なんだよね。」とも言われていました。

確かに、世界選手権やオリンピックを観ていても、おもしろいほど
「フルセットの9−9」という場面を目にしました。

私は斎藤清さんに言われてから、その選手がその2本をどうやって取りに行くかを観るのがとても好きになりました。

2016年9月23日(金)
ステキな出会いE 〜相手を見るタイミング〜

前回挙げた2つのことを交えて斎藤清さんに尋ねました。

すると、「ここだよ!」と言いながらバックサーブの素振りをして見せてくれました。

「ボールをインパクトした瞬間」

が答えだそうです。

その時に相手を見ると、何かしらの答えがわかるそうです。

・回り込もうとしている

・バックで打とうとしている

・逆をつかれて体勢が崩れている

・フォアでツッツキしようとしている

などなど。

そこから対応していくようです。(もちろんあらかじめ予測しているレシーブはありますが)


補足ですが、確かにそこで相手が見れると色んな情報がわかるようになります。

ストップかツッツキかなどもわかります。

バウンド直後を狙うストップなどは、動き出しが早くないとできないので、サーブのインパクト時には動き出しています。

逆に、ツッツキや流しレシーブをする場合はタイミングは遅めなので動き出していないことが多いです。

そういった情報を瞬時に読み取り、対応していくのがトップ選手なのだと感じました。

余談ですが、サーブの素振りも本気で見せてくれるから私は感動しました!

2016年9月21日(水)
ステキな出会いD 〜準備のタイミング〜

私が質問したことは、「いつツッツキをしようと判断しているのか」です。

私の中では、
「あらかじめサーブをする前から相手がツッツキ(もしくはストップ)で返してくると予測している」

「相手を見てから判断している」
のどちらかだと思いました。

なぜ私が質問したのかというと、斎藤清さんのツッツキはタイミングが本当に早く、バウンド直後をとらえています。

それを可能にするには何が必要なんだろう?と思ったからです。

みなさんはどう判断していると思いますか?

2016年9月20日(火)
ステキな出会いC 〜とてつもないツッツキ〜

斎藤清さんのツッツキは別格です。
(スピードが)速い、(打点が)早い、回転がかかっている、低い、深い…といった理想的なツッツキをしてきます。

さらに、左利きということもあり、フォア側へツッツキされると右利きからは逃げていくボールになるので、打つことがさらに難しくなります。

「ツッツキがきた」と思ったときには、ストライクゾーンを過ぎてつまっています。

ループドライブでつなぐことができれば上出来です。(私にはこれが精一杯です)

もちろん、つなげば「ごちそうさま」と言わんばかりにがら空きのバックサイドに打たれて終わります。

ある食事会の時に、私はそのツッツキがとても気になったので斎藤清さんに質問してみました。

つづく

2016年9月19日(月)
ステキな出会いB 〜乗せ上手〜

斎藤清さんと試合をさせていただく時間を毎年とってもらえます。
それは私のためではなく、地元の社会人から学生まで誰でもという感じです。

地元の中学生が挑む光景をよくよく目にしました。
練習試合なので、斎藤清さんはポイントの合間によくしゃべりかけます。
基本のスタンスは「攻めてこなきゃ俺に勝てないよ〜」という感じです。

相手が3球目をツッツキすると、「ツッツキしてていいの?攻めちゃうよ」と言って攻めてきます。

そう言われるとほとんどの中学生が打ちにいきます。(入る見込みのないボールでも…ほぼムチャ打ちです)

そうすると、斎藤清さんは
「いいね〜。それだよ。もっと打たなきゃ。」と言います。

入ったかどうかではなく、攻めよう(点を取りにいこう)としたかどうかを見ているのだなと感じました。

ちなみに私が試合を挑んでも同じように言われます。
普段ならつなぐようなボールでも狙っていってしまいます。
もちろんミスします。
「しまった!やめときゃよかった。」と思う間を与えずに、「いいね!」と斎藤清さんから声がかかります。
普通なら、「そこはつなぐでしょ」と言いそうなところですが、そうは言いません。

「いいね」と言われると、認めてもらえた気持ちになるのか、もっと攻めてやろう!と思うように私はなります。
勝ちたくもなるし、そして何より楽しいです。

相手が初心者の中学生でも、経験者でも同じように接してくれます。
そして、挑戦者はみんな攻めまくります。斎藤清さんにみんな乗せられてます。

あくまで1つの考え方ですが、私はこのやり方はとても好きです。

2016年9月18日(日)
ステキな出会いA 〜言い切る・即答〜

津山で仕事をしている間、5年間ほど大会のお手伝いをさせていただきながら、斎藤清さんと試合をしたりお話させていただいたりしました。

とにかくすごいと思ったことは、どんな質問をしてもすぐに答えが返ってくることです。

悩むことがなく、すぐに「それは〜なんだよね」と標準語でお話されるのがとても印象的でした。

卓球に関して、「自分の答え」をきちんともっているからこそ迷わないんだなと思いました。

質問する側も相手に言い切られると、「そうか〜。」と納得しやすいように思います。

2016年9月17日(土)
ステキな出会い@

毎年10月の三連休に斎藤清杯という大会が真庭市であります。
斎藤清選手は、埼玉でお仕事をしていますが、この大会のためにこの時期はわざわざ岡山に来てくれます。

以前津山市に勤めていた私は、津山の社会人のチームに所属していました。
その中の1人が真庭市の役員をしていました。
ある時その人から「大ちゃん、斎藤清さんと打てるけど、来る?」と誘っていただきました。
もちろん答えは即答で、「行きます!」です(笑)

ちなみに斎藤清選手は、全日本選手権で最多優勝(8回)と最多勝利(101勝)の記録を持っている人です。

斎藤清選手とのお話の中で、印象深いエピソードを紹介したいと思います。

2016年9月15日(木)
出だしが肝心?

少し話を変えてみます。

最近の車には「燃費がわかるメーター」があると思います。

今の走りを続けていれば、1リットルに対して◯◯キロ走れるよ、ということがわかる機能です。

私はその機能がとても好きで、ガソリンを満タンにする度にカウンターをゼロにリセットして走り出します。

今回は平均◯◯キロまで伸ばしてやろう!とワクワクさせて走ります。

今の車には5年間くらい乗っていますが、燃費がとても良いときと悪いときの差が激しいです。

振り返ってみると、最初の100キロくらいまでの走行で出た平均の燃費が高いときは、最終的にも高いなと気づきました。

逆に出だしが悪いと、そのあと挽回しようとがんばっても、あまり燃費が良くならずに終わっていました。

すべての人に当てはまるとは思いませんが、私の場合は出だしのイメージが大きいタイプなのかな?と思いました。

確かに卓球の試合でも、1セット目の出だしからサーブが効いていると、「いけそうな気がする」と思い、ガンガン攻めれます。

ところが、サーブをきっちり返してきたり打ってこられたりした場合は、「厳しいなぁ、どうしようかなぁ」と消極的になってしまう傾向にあるなと感じました。

やはり出だしが肝心?ではないでしょうか?

2016年9月14日(水)
新たに気づいたことE

元気な緑色をしていた茎や葉が少し茶色くなり、水分のなさそうに枯れかけている様子はとても見ていて切なくなりました。

ですが、「もしかしたら」と思い、水をたくさんあげました。

携帯で、枯れかけている花は復活できるのか?と調べてもみました。
調べた結果、答えは「たくさん水をあげる」でした。

3日ほど過ぎてみると、枯れた葉は元通りにはなりませんでしたが、代わりに新しい葉っぱが大きくなっていました。

つぼみも成長を続けていました。

「諦めないこと」と

「失敗しても取り返しはつく」

ということに私は気づかされました。
失敗してみてわかることだなぁと思いました。

ですが、失敗しないとなかなかわからないのが私の悪いところかもしれません(笑)

2016年9月13日(火)
新たに気づいたことD

順調に私のヒマワリは成長し、つぼみができてきた頃のことです。(6月終わり頃かな?)

気温も高くなり、日照時間も長くなるこの時期に事件は起きました。

朝と帰りに水をあげて帰りますが、土日には部活の予定によっては学校に来ないこともあります。

梅雨だったので、雨が降ったり曇りだったりで2日水をあげなくても大丈夫でしたが、その週末は雨も降らず、2日とも晴れでした。

月曜の朝、ベランダに行って自分のヒマワリを見てみると、あまりにしおれている状態に目を疑いました。

ですが、生徒達の花はさほど影響を受けていませんでした。

理由は、私のヒマワリは水はけの良い土に替えたことで早く土が乾いてしまったからだと思います。

もう少しで開花するところまできていてたのに…
しまったとしか言いようのない出来事でした。

明日へ続きます。

2016年9月12日(月)
新たに気づいたことC

自分なりに考えてみたときに、水をあげすぎていたなと思いました。

こまめに水をあげていて、土がまだ湿っているのに水をあげて…

それによって何か支障をきたしているのかも?と考えました。
だから土を水はけの良いものに替えて、乾いたら水をあげるというようにすると、またすくすくと育ち始めました。

おそらくそのまま水をあげ続けていても良くなかったと思います。

このことで私が気づいたことは、「水をあげるタイミングが大事」と、「水が欲しくなるまで待つこと」です。

「水」は私の中では、「言葉かけ」に置き換わると思っています。

2016年9月11日(日)
新たに気づいたことB

生徒達が花を育てる少し前に、私自身も花を育て始めました。(ちなみにヒマワリです)

生徒達と一緒にベランダで育てていました。
私のヒマワリが当然成長が早く、大きかったです。
毎日の成長が嬉しく、欠かさず水やりをしていました。
ところが、2週間ほどすると成長が止まったように思いました。
もう成長しきったかな?と思いましたが、種の入っていた袋の説明書きを読むと、まだ予定の大きさに達していません。

なぜなんだろう?と考えながら、よく見ると小さい葉っぱの中に黄色く変色している部分がありました。

水もしっかりあげているし、ひなたに置いて日光にも適度に浴びさせているのに…

何が悪かったのだろう?

(少し長くなってしまったので続きは明日にします。)

2016年9月10日(土)
新たに気づいたことA

花を育てることは人を育てることと似ているのかも?と思い、それを自分なりに解釈しています。
間違いや思い込みもあるかもしれないので、1つの考え方として読んでいただけると幸いです。

種を植えて2・3日すると芽が出ました。
生徒も芽が出たことに喜んでいました。
愛着が湧くようにとそれぞれに名前をつけさせました。

成長が著しく、毎日少しずつ大きくなっているのがわかるからとても楽しかったです。
朝見たときから帰るときまでの間にも成長していました。

おもしろいもので、休み時間ごとなどこまめに様子を見たり、水をあげたりしている花の方がすくすくと成長しているなと感じました。

逆に、植えただけで関心がなかったり水やりも人任せだったりする花は成長が遅かったように思いました。

「様子をよく見る」ということはとても大切だなと感じました。

2016年9月8日(木)
新たに気づいたこと@

今年度は転勤ということもあり、私の身の回りの環境が変わりました。
そのおかげもあり、様々なことに気づかされています。

今の学校の教室にはベランダがあります。
基本は使ってはいけませんが、そこでふと「花を育ててみよう」と思い、クラス全員で1人ずつ種から花を育ててみることにしてみました。

責任感や育てる楽しさや大変さがわかってくれたらなぁという思いもありますが、一番は私がしてみたかったからです。

なぜなら、花を育てた記憶がほとんどないからです(笑)

2016年5月27日(金)
殺し文句B

おそらく私なら、「大丈夫」とか、「これとこれだけやっておいで」と言うかなと今なら思います。

高島さんは、「◯◯ちゃん、そのユニフォーム似合うね。」と言ったそうです。

その一言で、その選手の表情が和らぎ、そこから逆転勝利を収めることができました。

気持ちは充実してても、攻めかたが違う場合は技術的なアドバイスが必要になります。

技術は十分にあるけど、それを使いきれていない(俗に言うそれ以前の問題)時は気持ちを高めてあげる言葉かけが必要だなと感じました。

選手の様子を見たうえで、その時に必要な言葉かけを選ぶ目と、その選手に伝わるような言葉や説明の引き出しがたくさん必要だなと改めて感じました。

そんなアドバイスができる人になりたいなと私は思っています。

2016年5月26日(木)
殺し文句A

卓球において「ベンチで殺し文句」というと、やはり高島規郎さんではないでしょうか。

高島さんがある卓球の雑誌で、女性の選手と二人三脚で全日本に向けてがんばった特集が組まれていました。

高島さんのベンチでのアドバイスに懸ける思いはすごく、試合中はとにかく選手の一挙手一投足を見逃さないことです。

だから、ベンチでビデオカメラを使って録画することもないようです。
カメラのことを考えるエネルギーを、選手の様子やアドバイスを考えることに使いたいということです。

その女性の選手が全日本に出場し、勝ち上がっていくなかで、先に2ゲームを取られた試合があったそうです。

その時のベンチに帰ってきた時の表情は、良い表情とは言えなかったようです。

そんな時、あなたならどんなアドバイス(声かけ)をしますか?

2016年5月25日(水)
殺し文句@

タイトルは少し物騒ですがお許しください。

前回の話を少し違う角度で見たいと思います。

私は前任校の校長先生の「3月は教育力が一番高まる時」という言葉がとても印象に残っています。

ですが、その話を聞いた人は他にもたくさんいますが、おそらく私と同じくらいの印象度ではないと思います。

何が違うのかを考えてみると、その時の私が「意識していたこと」を言われたから、私にはとても印象深い言葉だったのだと思います。

こちらが伝えたいと思っていても、相手に伝わらなければ意味がない。ということでもあるのかなと考えます。

どうすればたくさんの人に伝わるのかなぁ…

2016年5月24日(火)
こんな人になりたい!B

少し時間が経ってしまいましたが、前回の話の続きをします。

前の職場の校長先生が、3月の職員会議の最初のあいさつで言った言葉がとても印象的でした。

それは、「3月は一年間で一番教育力が高まる時です。」と。

私はてっきり、「年度末で忙しいけどがんばりましょう」とか「疲れもたまる時期だけど…」と労いも込めたあいさつかと思っていましたが、まったく違い、今までのみんなのがんばりを実らせようという言葉かけでした。

「さあラストスパートだ!」と、同じことを伝えるとしても、そんな言い回しがあったんだと気付き、とても驚きました!
その新たな発見にうれしくも思いました。

私もまわりの人をやる気にさせるような人になりたいなと思いました。

2016年5月23日(月)
動きだせ!!

久しぶりの投稿になります。
忙しいのを理由にして書けていませんでした。

みなさんは「慣性の法則」をご存知でしょうか?
専門ではないので、間違っていたらすみません。
私の解釈は、「止まっているものは止まり続けようとする」で「動いているものは動き続ける」です。

このブログも同じで、書かなくなったら書かないままになってしまいました。

「忙しいこと」を理由にやらないのはある意味では普通の理由かもしれません。

それは、言い換えるなら「競った場面でビビる」ことや「置きにいくプレー」をすることと同じだと考えます。

相手の待ってないサーブが出せる、待ってないコースに打てる人は人と違う考え方や感性をもっていると思います。

だから、ここで自分を奮い立たせて書いてみようと思い、投稿しました。

今日動いたのなら、明日もきっと動けるはずだと思います。

2016年3月13日(日)
こんな人になりたいA

1人目は、同じ学年団に所属している先輩(今年度転勤してきた)のお話です。

私の職場には、今年度で6年目に突入した、市町村をあげての大がかりな研修があります。

私が転勤してきてから5年間、その研修に対して、高い評価をする人はあまりいませんでした。

なぜなら、どう実践していいかわからず、学校の現状と研修で学んだこととのギャップにみんなが無理だと感じていたからです。

そのため、職場全体としてなかなかその研修の時間に価値を見出だせずにいました。

周りが「実践するのは無理無理」と言っていると、私も「やっぱ無理だよな」と思うようになっていました。

そう考えるのが普通だと感じていました。


ところが、その先輩が来られてから私の意識は変わりました。

その先輩は学年の生徒指導の立場です。(前の職場では主事でした)

そんな先輩が、「学年としてこのスキルが足りていないから、授業の中であの研修の中のこんな活動を取り入れていこう」と具体的に言われました。

しかも、「あの研修はすごいよ!もっと学校全体で取り組んでいったらいいのに。」と、とても高い評価でお話されていました。

今までと違う評価だったので、とてもびっくりしました。

「あの研修でしていることは先進的だから、今は慣れないかもしれないけど、5年後にはスタンダードになってるよ。」とよく言われます。

その発言力や立場のある先輩の言葉で、私は新しいものの見方ができたのではないかなと思っています。

リーダーになる人の言葉はとても大切だなと感じました。

物事には一長一短あると思いますが、長所を見つけて、そこをうまく伝えていけるその先輩のようになりたいなと思っています。

2016年3月12日(土)
こんな人になりたい@

久しぶりの投稿になります。
自分の名前のところに「NEW」のマークがなくなると焦りを感じます。

周りの人に刺激を受けながら、「このままじゃいかん!」とやる気にさせられます。

仲間のありがたみをひしひしと感じています(笑)

最近私が思ったことを紹介します。

私の職場にはたくさんの人がいます。

たくさんの尊敬できる人の中から、ある二人の先輩を紹介します。

今の私の目標としている人です。

前置きが長くなってしまったので、明日から本格的に書かせていただきます。

内容は「力のある人の発言は大きい」です。

2016年2月24日(水)
きっかけA

試合に出るよと後輩に伝えてから、部活終わりの時間を使って練習をしました。

そして迎えた試合当日。
結果は予選リーグ全敗で1セットも取ることなく終わりました。

決勝トーナメントが進んでいる様子を見ながら、
「あの台空いてないですか?練習してもいいですかね?」
と聞いてきました。

こういう選手が強くなるんだろうなと感じました。

運動能力が高いということは大事な才能ですが、負けず嫌いとか向上心があるというのも、立派な才能なのかなと思いました。

強制的でも、やらせてみて得ることや気づくことはやはりあるんだなと改めて思いました。

「良いきっかけ」をたくさんの人に与えていきたいです。

2016年2月22日(月)
きっかけ

先日、地域のオープン戦に引率しました。

エントリーを済ませた次の日に、主催者の方から電話があり、
「たくさんの先生も選手として出てるから、ペンドラ大ちゃんも出てたくさん回り込んでよ。」とのこと。

私は「ぜひお願いします!」
と言うと、
「登録は一人でいい?」
と、考えさせられる一言。

そこで、「もう一人お願いします。」
と、許可もなく新卒新採用の後輩(卓球未経験)を登録しました。
顧問として前向きに頑張っていたので、何かのきっかけになると思い登録しました。

試合に出ると伝えた後から、その後輩は部活が終わったあとに

「ちょっと練習に付き合ってもらってくれませんか?」
と言うようになりました。

きっかけって大切なんだなぁと感じました

2016年2月4日(木)
言葉に気をつけるD

私が思いつく答えは、

テストの結果などでまわりから評価されて言われるからではないかと思います。

人はまわりから言われると意識するようになります。

そうなると、たとえテストで点が良くても「まぐれだな」と思うようになり、逆に点が悪いと「やっぱりな」と思うのではないかと考えます。

だからこそ、「言葉かけ」や「意識させること」がとても重要になると思います。

テレビなどで偉人の逸話の紹介を聞いていると、「お前にはムリだ」とか、「お前にはまだ早い」と言われてもその言葉に耳を傾けずに自分の意志を貫いて成功したというケースが多いように思います。

自分にとって納得のいく内容の話や、自分を伸ばしてくれる言葉かけを取捨選択できるのも、必要な力なのかなと私は思います。

2016年2月1日(月)
言葉に気をつけるC

つい先日起きた出来事を紹介します。

早退する生徒に付き添って歩いているときのことです。
「今度テストがあるね。勉強せんといけんな。」と私が話をした時のことです。

「私はバカじゃけえムリ〜。」とその生徒は言いました。

私は、「いやいや、そんなことないよ。」と言いましたが、

「バカじゃけえできんもん。」と、その一点張りでした。

その時、「そんなこと誰が決めたんだろう?」と私は思いました。

生まれた時から自分が頭が悪いとか天才とかわかる人がいるでしょうか?

いないでしょう。では、一体誰が決めたのでしょうか?

2016年1月31日(日)
言葉に気をつけるB

どのように伝えるかというと、数値で伝えるようにしています。

◯30センチ前に立ち位置を変えてみて

◯ボール3個分打つポイントを前にしてみて

◯自分のボールが相手コートでバウンドした時に相手を見て(戻りを早く、と言いたいとき)

などを使います。
このほうが伝わりやすいのではないかと思います。

そして、その声かけを繰り返していくと感覚が植えつけられるのではないかと最近考えています。

ですが、数値では説明できないことも必ずあります。
感覚で説明しないといけないときに、自分の感覚を共有することができていれば、大事な場面で力が発揮させやすいと私は思います。

2016年1月30日(土)
言葉に気をつけるA

声かけをする際に最近私が気をつけていることを紹介します。

それは「具体的に伝える」ということです。

卓球に関わらず、様々な場面で感覚的な言葉をよく使うと思います。

例えば「もう少し」などです。

これは人によって、もしくはその話の流れによってかなり変わると思います。

小さい頃に母親に、「おかわり」と言うと、「どのくらいついだらいいの?」と聞かれました。

私は「ちょっとでいいよ。」と言ってついでもらいましたが、だいたい私の予想よりも多くつがれていて、「ちょっとじゃないよ」と心の中でいつも思っていました。

それは卓球の中でもよくあると思います。

◯もうちょっと前で打て

◯ちょっと遅い

◯もう少し待て

などなど。
だから私はなるべくそれは使わないようにして伝えるように努めています。

2016年1月29日(金)
「言葉」に気をつける

コーチングのことを考えるようになってから、「声かけ」や「言葉」について深く考えるようになりました。

自分が相手に対して使っている言葉と、相手が自分やまわりに対して発している言葉の両方をよく考えます。

私が気を付けていることは、

「こうなってほしいという未来図を具体的に伝える」

ということです。
ただ、ミスしているとか、◯◯ができていない、ということは誰にでもできます。
それはテレビでプロ野球を観ていて三振したとか、エラーしたとか言うのと同じことだと思います。

さらに一歩踏み込んで、何をすればそこを改善できるかを気づかせることに神経を研ぎ澄ませています。

そこが顧問の腕の魅せどころではないでしょうか。

その一番の身近な方法が「声かけ」だと私は思っています。

2016年1月28日(木)
「だろう運転」から「かもしれない運転」へA

卓球に関しては私自身がいくらかできるという気持ちがあるためか、知らず知らずのうちに「できる立場」で選手を見たり考えたりしていると気づきました。

ですが、私自身の中学生の頃を思い出すと、失敗が多かったり人の話をきちんと聞けていなかったり(これであってますよね?F監督)と、すぐに何でもできる器用な人間ではなかったように思います。

それでも卓球が好きだったりチームメイトや他校のライバルに負けたくなかったりといった気持ちで練習して、いろんな技術を身につけていけたのではないかなと今になって思います。

「相手の立場になって考える」ことが私のテーマです。

これだけ教えたからもうできるだろう!ではなく、もう一回違うアプローチで教えたほうがいいかもしれない、という考え方ができるようになりたいです。

「〜だろう」ではなく、「〜かもしれない」と考えて部活の指導をしたいです。

2016年1月24日(日)
「だろう」運転から「かもしれない」運転へ@

自動車の教習所でよく聞いたフレーズではないでしょうか?

見通しの悪い曲がり道で、「対向車は来ないだろう」と思ってスピードを落とさず走行するのか、「対向車が来るかもしれない」と思い、減速しながら走行するのかといったものです。

部活動や様々な場面にも通じるのではないかと思いました。

私自身ついついしてしまうことがあります。
それは、「これくらいのことはもう知っているだろう」です。
例えば、ツッツキの仕方やフットワークの足の動かし方などです。
もしくは、技術的なことでなくてもあいさつなどの礼儀の面においても言えると思います。

もちろん、全員に向けて1度は伝えていることばかりです。

だからこそ、よりそう思ってしまうのかもしれません。
ですが、1度言われてできる部員ばかりではありません。

「よく聞いているけど、うまく理解できてないのかもしれない」と考えることができる余裕と相手の立場を尊重しないといけないなと痛感しています。

2016年1月21日(木)
やる気にさせるF

ここが一番の課題だと思います。
「勝つ」ことだと思います。

もしくは、「練習していることが成果に表れる」です。

誰でも勝てれば嬉しいし、負ければ悔しいものです。

もちろん、負けたほうが課題がはっきりわかると私は思います。
ですが、毎回負けばかりだったり、県大会に行くことができなかったりした場合は、負けて得ることはあっても、そこに目が向きにくいのだと思います。

「また負けた」と思って、余計に気持ちが沈んでいってしまうように思います。
さらに顧問から追い討ちをかけられたら選手はたまったものではないなと思います。

だからこそ、目標をもってそこにみんなで挑戦していくことが大切だと私は考えます。

先につながる大会もしばらくないこの時期だからこそ、達成感を味わうために打倒◯◯東中に勝つために練習に励んでいます!

前に書いたように4連敗中です。
この長く厳しい冬を越せば、きっと暖かい春が訪れると信じています。

そのための「今」だなとしみじみ感じています。

私自身もさらにやる気になろうと書きながら再確認できました。

2016年1月19日(火)
やる気にさせるE

今回もゲーム練習の方法を紹介したいと思います。

今回は「王様ゲーム」です。
これはよく知られているものかもしれません。(呼び方は様々だと思います)

3〜5人でグループを作り、その中で一人王様を決めます。
それ以外は挑戦者となり、王様と試合形式で戦います。

3点連続で挑戦者が取ると、王様になることができるというゲームです。

ただし、挑戦者は点が取れなければすぐに次の人へ交代します。
つまり、1本目で王様が点を取れば次の人へ交代ということです。

1・2本目は挑戦者のサーブで、3本目は王様がサーブをするので王様が圧倒的に有利です。

私はタイマーを使って時間で区切るようにしています。1回を3〜4分くらいで回すとちょうどおもしろいです。

時間切れになったときに王様だった人が勝ちとします。

レベルが違う場合には、挑戦者が1点取れば即交代など柔軟にアレンジするとさらに楽しいかもしれません。

楽しむこともできますし、考え方によっては、挑戦者は「8−10で自分のサーブ」であとがない状況で2点取るかという勉強になります。

また王様の立場では、あと一点取れば勝てる場面でどんなレシーブで点を取りにいくかという勉強にもなります。

時間に余裕があるときや、気分転換などにぜひ活用してみてください。

2016年1月17日(日)
やる気にさせるD

やる気にさせるためには、
「卓球が好き」という気持ちになることが必要不可欠だと私は思います。

そこから、勝ちたいとか、こんなサーブをしてみたいとか、「もっと」という気持ちがわき出てくるものだと思います。

私は楽しいことが好きなので、部員を楽しませることを考えることが好きです。

その取組を紹介します。
1つ目は、「持ち点制団体戦」です。

必要な物は特になく、カウンターが台にひとつあればできます。
台の数に対して人が多いときにオススメかもしれません。1チーム4・5人くらいがおもしろいです。

ルールは、団体戦なのでオーダーを決めます。ですが、オーダーというよりは順番を決めると考えたほうがわかりやすいです。

一人11点持っていて、点を取られたら11→10点に点数が減っていきます。
それ以外のルールは変わりません。0点になったら次の人へ交代します。
勝った人は点数は回復しません。
そのままの点数で二人目と対戦します。
先にラストの人が0点になった方が負けになります。

これをすると、レベル差があっても簡単なミスをしないようにプレーしようとします。
ラストまでもつれるととても緊張感のある試合になります。

ゲーム練習をする際にぜひ一度お試しください。

2016年1月14日(木)
やる気にさせるC

目標を決めて取り組んでいますが、なかなか達成感を味わうことができていません。

それは目標とするチームに4連敗を喫しているからです。

悔しいですけど、おもしろいです。

なぜなら、「同じ地区のベスト8を順番に倒していく」というやり方は、本校の部員しか知らない話でした。

ところが、練習試合をいろんな学校とする中で、私のその取組を紹介していると、めぐりめぐってその目標の学校の顧問の先生の耳に入ってしまいました。

すると、「返り討ちにしてやる」といった気持ちで、試合をするようになりました。

先日の練習試合で負けたあとに、「何とか勝つことができました。防衛しましたよ。」といった会話になりました。

自分の学校を強くするための取組でしたが、思わぬ副産物だなと思いました。

だから、悔しいですけど、おもしろいしうれしいです。

2016年1月12日(火)
やる気にさせるB

やる気にさせるためにはまずは
「目標を作る」だと思います。

キャプテンを中心に話し合わせて目標を決めさせました。

決まったあとは、その目標を達成するまでの道のりを逆算していきます。

そこで、今のチームで取り組んでいることは、
「同じ地区のベスト8から順番に練習試合を挑んで倒していく」
です。

そうすることでみんなの目標が定まり、その学校との練習試合は公式戦さながらの雰囲気になります。

「勝ちたい」という思いも上がるので、やって良かったなと思っています。

ですが、今のところ4連敗中で1つも先には進めていません(泣)。

2016年1月11日(月)
やる気にさせるA

この課題に改めて気付くことができたきっかけをくださったのは884先生です。

練習試合の際に私のチームのベンチに来てくださった時にお話している中でのことでした。

本校の選手を見ていて、「頑張ってるけど、欲がないように見えるね。」と言われました。
わかっていたようでわかっていなかったという表現が正しいと思います。

打ちにくいボールだとしても何とか相手コートに入れてやろう!
とか、
絶対相手に勝ってやるぞ!
といったプレーには見えませんでした。

技術を使う以前の問題だなと実感しました。

それと同時に、選手の気持ちの深いところまで見れていなかったんだなと思うと、反省と恥ずかしさが込み上げてきました。

やる気とか勝ちたい気持ちは私自身は普通にもっていて、部活をするということはその気持ちをもっていて「当たり前」だと思っていました。

ですが、特にスポーツをしたことがなく中学生になった部員や、自分を表現することが苦手な部にとっては、卓球の技術や声を出すことすらも大変なことなんだなと改めて考えさせられました。

その事をクラスに置き換えれば普通のことですが、卓球のことになると視野が狭くなったり、自分の一方的な価値観で見てしまうところがまだまだ甘いなと思い知らされました。

ちなみに884先生が私のチームのベンチに来てくださったのは、私が暴れそうだったので落ち着かせるためだったそうです(笑)

おかげで私は引き出してもらえたのでありがたかったです。

2016年1月10日(日)
やる気にさせる@

実はこの課題に直面しているのは今の新チームです。

だから、ちょうど取り組んでいるところになります。
成果が出るかを試しながら紹介させてもらいます。

練習試合で本校のチームを見る際にはあたたかく見守っていただきたいです。

2016年1月9日(土)
入力F

研修を通して得たもう1つのことを紹介したいと思います。

その研修は、私が勤めている市内の学校全体で行っている大がかりなものです。

そこで一番印象に残った言葉は、
「クラスの雰囲気が良いだけでは学力は上がりません。そこから、お互いに意見を出しあって共有したり、教えあったりすることで上がっていきます。」と。

部活に置き換えるならば、
「チームの雰囲気が良くても強くなるとは限らない。強くなるためにはどうすればいいかをお互いに考えたり共有したりすることで強くなっていく。」ではないかと思います。

初心者からの部員ばかりなので、1から全てを教えないといけない!と思い、あれこれ教えてばかりしてしまいます。

教えた後に、少し自分たちで考えさせてプレーさせてみたり、仲間と相談させてみたりする時間が必要なのかな?と思うようになりました。

ちなみに、印象に残った言葉の続きがあります。それは、
「学力を高めていくためには、クラスの雰囲気の良さが大切です。それが根幹になります。」

チームの雰囲気というのは、
卓球が好き
勝ちたい
強くなりたい
◯◯大会に出たい

などの「やる気」がみなぎっていることだと思います。

この文章を書きながら、私自身の次の課題が見つかりました(笑)。

次回から「やる気にさせる」をテーマに書いていきたいと思います。

2016年1月7日(木)
入力E

自分たちで考えて練習することができるようになることが大切だと私は思いますが、果たしてそれはすぐにできるようになるものなのか?と感じています。

また、誰でもできるのか?とも思います。

だからこそ、入力@で書かせていただいた、
「教えてから試すパターン」と、

「試してから教えるパターン」をうまく使い分けると効果が上がるのではないかなと思っています。

欲を言えば、それを選手に応じてこちらが判断できるようになればさらにいいなと思っています。

そのためにも、日頃の様子を見たり、コミュニケーションを多くとったりすることが必要だと私は思います。

2016年1月6日(水)
入力D

以前の研修と今回の研修で、何か違いがあったかな?と振り返ったときに感じたことは、「主役」が代わったのではないかと感じました。

以前の研修は、講師の方のお話や司会をしてくださる方などがメインのイメージがあり、研修に参加する我々は話を聞くことがほとんどで、何をするにも「受け身」な印象が強かったです。

今回の研修では、時間の7割は私たち研修参加者が主体的に話し合いをして、まとめたり発表したりする活動がほとんどでした。

明らかに今回の研修では、主役は私たちだなと実感しました。

そうすることでどういった効果があるのかは詳しくはわかりませんが、今までとやり方を変えているということは、何か理由があるのは間違いないと思います。

また研修の中で、「アクティブラーニング」という言葉を見たり聞いたりしました。
意味は、「主体的に学ぶ」ということです。

自分で考えさせて、まわりと意見交換をすることでお互いを高め合うことができれば、自分たちで成長することができるのではないか?と感じています。

この考えややり方を部活動にも活かすことができないかなと最近ずっと考えています。

一人の顧問で一度にたくさんの部員を見ることは簡単ではありません。
自分たちで課題を見つけたり、もしくは課題だけを与えて自分たちで答えを考えたりすることができるチームはステキだなと思います。

2016年1月5日(火)
入力C

同じ1日研修ですが、内容が大きく変わっていました。

以前

<午前>
 研修(講師の方から少人数指導についてのお話を聞く)

<午後>
 研究・協議(グループにわかれて自分達の学校の成果や課題を話し合う)


というものでした。

今年度

<午前>
 今日のテーマの説明

 グループにわかれて自分達の学校の成果や課題を話し合う(まとめる)
 グループ内の班ごとで発表・意見交換

<午後>
 お題を与えられ、それに班ごとに考える

 グループ内の班ごとで発表・意見交換
 グループ内で代表を決め、全体で集まった時に代表が発表
 まとめ

という流れになっていました。
大きく変わっているものがたくさんありました。

講師の方や教育センターの方のお話を聞く時間がほとんどありません。
「これが大事」という時しかしゃべらないイメージになりました。

コミュニケーションをとる機会がとても多くなりました。
自分達で考えさせたり、まとめさせたりする時間が増えました。

きっと、「研修で少しでも何かを学習して帰ってほしい」という思いから、研修の仕方にも変化が起きているのではないかなと私は感じました。

2016年1月4日(月)
入力B

今回は、なぜ入力(効果的な練習の流れなど)について書こうと思ったのかを紹介したいと思います。

私の教科は、比較的「少人数指導」になることが多い教科です。
少人数指導とは1つのクラスをその授業の際に2つのグループに分けることです。

そうすると、年に2回ほど県の教育センターで少人数指導に関する研修に行きます。
教員1・2年目にも行き、そして今年度久しぶり(6・7年ぶり)にその研修に参加することができました。

同じ研修でしたが、7年間で研修の仕方が大きく変わっていて驚きました。

2016年1月2日(土)
入力A

今年度、卓球部に顧問が増えました。
新卒新採用の男性教員です。
卓球は専門ではありませんが、勉強熱心でとても助かっています。

その教員に私は質問しました。
「導入から授業を展開するのと、先に実践してから導入する違いは何かな?」と。
1年前まで勉学に励んでいた彼なら何かわかるかもしれないと思い、尋ねてみました。

すると、「先に実践したほうが生徒の考える力が養われたり、興味関心が高まりやすかったりすると思いますよ。」と答えてくれました。

彼に尋ねてみて、少しずつこれから私が試したいなと思うことが見えてきた気がします。


最後に、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

2015年12月31日(木)
入力@

授業で、その時間に生徒に身につけさせたい内容を展開して順序として、「導入実践振り返り・まとめ」という流れが多いのではないかなと思います。

部活にも同様のことが言えると思います。

1つの技術について、
@説明(導入)
Aプレーしてみる(実践)
Bできたか確認する(振り返り・まとめ)
を私はよくしていました。
もちろん、成果もありましたが、なかなか理解が進まない部員もいます。(授業も同様です)

そこで、私自身を振り返ったときに、まずはやってみてから確認することが多いなぁと思いました。

例えば、新しい携帯やパソコンを買ったときなどに、説明書はざっとしか見ずに、あとは使いながら確認してみよう!というスタンスです。

同じようなタイプの部員もいるはずです。
「習うより慣れろ」という考え方もある気がしてきました。

@簡単に説明
A実践
B具体的に説明
C振り返り・まとめ

こんな流れでも部活や授業をしていきたいなと考えるようになりました。

「これが正しい!」ではなく、その2つのやり方をバランスよくすることで、できるようになったと感じる部員が一人でも多くなってほしいというのが、私の考えです。

今年もありがとうございました。
続けることが苦手な私ですが、いけるところまで書き続けたいと思っています。
来年もよろしくお願いいたします。

2015年12月29日(火)
置き換えるG

私が思う2つ目の理由は、「(技術・知識の)貯金がない」ということです。

打ちっぱなしで練習したことは、ドライバーと7番アイアンくらいです。

だから本番でもその2つしか使えていません。

練習(入力)したことはほとんどラウンドで出しきっているのではないかと感じました。

例えるなら、貯金してないから引き出せないという現象なのかな?と感じています。

部活でも、効果的な引き出し方は少しずつわかってきたように思うので、これからは入力を課題にしていこう!とゴルフを通して考えました。

とりあえずゴルフの入力は少し先かなと考えています。

2015年12月28日(月)
置き換えるF

年に数回の、しかも本番のみのゴルフでも、私のスコアはうなぎ登りでした。

140→130→120→110台までいきました。
ここで、夢の「100を切る」を目前にしたところで私の成長とスコアが初めて止まりました。

同じく、すべてが楽しかったはずが思うようにいかないときに不満が出てくるようになりました。

私は自己分析してみて、2つの原因があるように感じました。
1つは「欲が出てきたこと」だと思いました。
結果にこだわり始めて、「このコースは◯打であがらないといけない」という考えになり、思うような力が出せなくなってきたように思います。
今の自分ならこれくらいはできる!と思い上がったのかもしれません。

2つ目は明日ご紹介します(笑)

2015年12月27日(日)
置き換えるE

ゴルフが少し楽しくなり、それからは地元の友達と長期休暇の時やテスト週間の休みを使って参加するようになりました。

ですが、練習は一切せずにラウンドだけ行くということばかりでした。

それにも関わらず毎回スコアは自己ベストを更新していきます。

これを卓球に置き換えたらとんでもないことだなと思いながらゴルフを楽しんでいました。

ふと自分自身を振り返ったときに、ラウンドするときの私は常に「楽しい」気持ちでいっぱいだなと感じました。

思うようにいかないボールばかりですし、スコアも良くないなど、良くないことばかりです。

でも、みんなとゴルフできて楽しい、ミスしても楽しい、たまにいいボールが打てればなおさら楽しい、もっとうまくなりたいなど、前向きな気持ちでいっぱいだから結果もついてくるのかな?と思いました。

地元の友達は私よりうまいし、週に1度は練習したり雑誌を買って読んだりととても熱心です。
ですがなかなかスコアは伸びません。

よく観察していると、うまくいかない自分にイライラしていて、ゴルフを楽しめていないなと感じました。

楽しむ気持ちと、そこからくる「もっとうまくなりたい」という気持ちが一番大切なのかもと考えさせられました。
続く

2015年12月26日(土)
置き換えるD

1年近くずっと打ちっぱなしのみでやっていて、ゴルフの楽しさがさっぱりわかりませんでした。

ある年の12月30日についにラウンドデビューすることになりました。

ゴルフはドライバーとアイアンとパターと大きく分けられますが、それぞれに番手があります。(パターのみ一種類です)

デビュー戦は、本来のドライバーは飛距離が出るはずが私は全然飛ばなくて、アイアンでちまちま刻んでいく感じになりました。
私はアイアンの7番が使いやすく、友達にも「とりあえず7番だけは使えるようにしとけ」と言われ、困ったときに頼れる武器になりました。

パターもなんとなく距離感を合わせれたのでまずまずでした。
スコアは本当に初心者の中でもかなりひどいスコアでしたが、ラウンドしてみるとゴルフの楽しさがとてもよくわかりました。
大自然のなかを走り回れることと、友達とわいわい話ながらできて健康的という、とてもすごいスポーツだなと思いました。

ラウンド(試合)してみると、打ちっぱなし(練習)の意味がとてもよくわかりました。
自分の武器の確認のためや、新しい武器を作り出すためなんだなぁとわかると楽しくなってきました。
続く

2015年12月25日(金)
置き換えるC

約3年くらい前からゴルフを始めています。
始めた理由は2つあります。
1つは父がゴルフをしているので、共通の趣味を作るため。
もう1つは、地元の友達も始めていて、そういった付き合いも大切にしたいと思ったからです。

月に1回も打ちっぱなしに行けてませんが、友達と練習に行くだけでもおもしろく、楽しみながら教えてもらっていました。
ですが、打ちっぱなしだけだと次第に飽きてきました。なぜなら、「何のために」練習しているかわからないからです。
芯でとらえたり、遠くに跳ばしたりしたときはおもしろいなと思いますが、そんな打球は1割もないので飽きてきます。

ゴルフの打ちっぱなしは、卓球の多球練習に近いなと感じました。
続く

2015年12月23日(水)
置き換えるB

私は年に1・2回程度自分の試合に出ています。
その理由は、「自分が日頃部員に言っていることの検証のため」です。

選手の立場や気持ちを忘れたくないということもあります。

競った場面で自分自身がどんなプレーをしているかや、相手がやり方を変えてきたときにすぐに気づいて対応しているかなどを確認しています。


検証の結果は…頭ではわかっているけどできていないことがあります。半々の確率くらいです。
まだまだ甘いなぁと自分を振り返りながら、どうすれば自分みたいな選手が大事な場面で一番いいプレーができるかなと考えています。

あと、試合をすると卓球は楽しいなという気持ちになります。ですが、自分が満足する試合を求めだすと練習もしたくなるので、そこはガマンをして、部活の練習にあてるようにしています。

2015年12月22日(火)
置き換えるA

私は試合が終わったあとに個別に部員に話をする時は、卓球以外に置き換えて話をすることがあります。
なぜなら、卓球の専門的な話をしても中学校から始めた部員にとっては難しいと感じることが多いからです。

クラブでずっとしている選手や、県の上位に勝ち上がる選手はいいかもしれませんが、そうでない場合はなかなか伝わりにくいと私は考えます。

そこで、テレビゲームの話や他の話題に置き換えて話します。

1ゲーム目は楽に勝ったけど、2ゲーム目以降はうまくいかずに逆転負けをした場合などは、ジャンケンの例えをよく使います。

私「1ゲーム目は◯◯はグーを出して、相手はチョキを出して勝ってたけど、2・3ゲーム目以降はうまくいかずに負けたよね?相手はチョキからどうしてきたと思う?」
◯◯「パーですかね?」
私「そうよな。相手も考えてきてるから、チョキで負けたからパーを出してきたんよ。その場合はどうしたらいいかな?」
◯◯「チョキです。」
私「その通り。今は1ゲームが終わって、相手がチョキならグーにしようでいいけど、レベルが上がればそれを1ゲームの中でたくさんするんよ。それができるようになると、卓球はもっと楽しくなるよ!」
と伝えます。もちろん、負けた内容が具体的にわかるときは技術的な部分や考え方の部分にも触れますが、基本的には相手と戦っているわけなので、常に相手の考えを意識して欲しいという気持ちで話をするようにしています。

個人戦でのアドバイスによく使う私の話し方です。

2015年12月20日(日)
置き換える@

どこかでこの話題に触れておかないとと思いながら、伝えたいことを優先して後回しになってしまいました。

今まで私が紹介してきたことは、主に卓球部の中でのことでしたが、細かい技術的なところにはあまり触れていないと思います。

コーチングにしても見方・考え方やバランスを整えることなど、そのどれもは授業やクラス経営などに置き換えて活かせるものだと思っています。

私は、新しく卓球部の顧問になった方に一番ためになるようにと思って書かせてもらっています。

経験者であれば「やりやすい」とは思いますが、選手の力を引き出す聞き方は卓球を知らなくてもある程度はできます。

できる・できないは別として、まずはチャレンジしてもらいたいです。

私としてはいけるところまでは技術的なことではなく、見方や考え方についてのお話を紹介させてもらおうと思っています。

2015年12月19日(土)
言葉かけC〜成功編〜

リーグ戦後、トーナメントに移りました。
1,2位は上位トーナメントへ、3,4位は下位トーナメントで行いました。

下位トーナメントというのがさらに追い風になり、その選手は1回戦を3-0で勝つことができました。

試合を見ながら、「これは洗脳するチャンス!!」と思いました。
なぜなら、今まで負けていたのが勝ったことによって、成功体験として実感させやすいからです。

報告しに来たその選手に私は「さっきの試合はよく攻めてたね。良かったよ!」と前置きをしたうえで、「どうだった?」と聞きました。

すると、「下がらずに攻めたのが良かったと思います。」と答えました。
洗脳成功だと思いました(笑)

そのあとの試合も自分から攻めるプレーを意識しており、なおかつ勝つことができました。
最後は同士討ちで負けてしまいましたが、その選手は「下がらずに前でプレーしたほうが自分は勝てる」と感じたはずです。

何も言わなければ気づかず通りすぎたことでも、言葉かけをすることで敢えて意識させて気づかせることができます。
こちらのもっていきかたでなんとでもなるなという自信を私はもつことができました。

そういった意味でとても有意義で楽しい大会になりました。

2015年12月17日(木)
言葉かけB〜少し成功編〜

先日、総社と倉敷の数校で集まって1年生大会と2年生大会をしました。
年末の定例行事になっていて、私が今の学校に勤めだして毎年しているので5回目を迎えました。

その中の1年生大会の中で、言葉かけに少し成功したと思う場面があったので紹介したいと思います。

本校の1年生は8割が攻撃主体で、2割がカットやバック粒という構成になっています。

攻撃型の中でも、武器がフォアだったりバックだったりツッツキだったりと多種多様です。

その中でロビングで粘って勝とうという特殊な選手が一人いました。

おそらく大きいラリーが好きだったり、ボールを曲げて入れるのが好きだったりするのでしょう。
それがプレースタイルにも反映されているのだと思います。
ですが、勝っていこうと思うと粘るだけでは苦しくて、時には自分から攻めていかないと点が取れない場面もあります。

そこで、「下がらずに前で攻める」ことをその選手に意識させてみようと考えました。

予選リーグも4人リーグで全敗して、うまくいかないということがわかりやすい状態でもありました。

結果を報告しに来た選手に、「下がってプレーしてうまくいった?」と尋ねました。
選手「いいえ、うまくいきませんでした。」
私「そうだよな。10本中何本くらいうまくいってると思う?」
選手「2,3本だと思います。」
私「それじゃあ勝てないよね〜。今の攻め方じゃ勝ちにくいから、違う攻め方を考えてみよう。」と伝えて予選リーグが終わりました。
続く

2015年12月16日(水)
言葉かけA〜失敗編〜

今回は言葉かけで私が失敗したなぁと感じたことについて紹介したいと思います。

私の教え子に、サーブもバックもうまい!でもフォアだけがとても苦手な選手がいました。その選手が2年生の冬に一番フォアが崩れました。
ちなみにその時期は、私が一番その選手にフォアの練習をさせた時期でした。

うまくなって欲しい、フォアがうまくなればもっと勝てるようになるはずだと一生懸命練習しました。(させた、という表現の方がいいかもしれません)
ですが、成果は出ませんでした。
今になって考えたときに、私の言葉かけに原因があったのではないかな?と思いました。
「〜したらダメ」とか、「そのスイングは違う」など、マイナスなイメージの言葉かけを多くしていたように思います。
もちろん私なりに「〜したら入るよ」と成功するイメージをもたせるような言葉かけもしていましたが、基本的な気持ちは前向きではなくて、焦りやもどかしさの方が強かったように思います。
その選手に「自分のフォアってダメなんだ」と植え付けてしまっただけかもしれません。

3年生に上がる頃に、 短所よりは長所で勝負させた方がいいのでは?と思い、あまり言わないようにしました。
すると、その方がいくらかよくなりました。
その選手なりに考えて修正したのだと思います。

できていないところを課題として伝えるのはいいと思いますが、できていないと伝えるだけでなく、「何をしたら良くなるか」というところまで伝えられるといいのかなと感じました。

「◯◯は最近良くないんよ。」と言う話を耳にすることがあります。
もしかしたらそう話すことでこちらが◯◯はダメだと認識してしまって、選手も顧問もより良くない方向に進んでしまうのかもしれません。

2015年12月15日(火)
言葉かけ@〜意識すること〜

最近「言葉」について考えています。
「言葉かけ」で、人は良くも悪くもなるのかな?と思っています。
私が最近気づいたことをこれから紹介していきたいと思います。

私の職場にいる年下の男性が最近新しく車を買いかえました。
身近な人でその車に乗っている人はいなかったので、とても興味がわいて内装を確認したり、乗せてもらったりしました。

ある時、交通査察をしていて、何気なく走っている車を見ていると、その後輩と同じ車種の車を何台も見ました。
その時私は、「あの車って流行ってるんだなぁ」と思いました。

ですが、もしかしたらその車種は元々走っていたけど、自分が気づかずに見過ごしていただけなんじゃないか?と考え直しました。

そう考えたときに、「意識すること」の大切さに改めて気づきました。
意識すると見えるけど、意識しないと見えないのです。
そして、それを有効に活用するために、「言葉かけ」が重要になると強く感じました。

2015年12月14日(月)
バランスを整えるD

前回の私が試合の前日にしておく3つのことについて詳しくお話したいと思います。

@早く寝る
これは早く寝て体調(機嫌)を整えるためです。ミスを気にせず思いっきりやっておいでと言っても、顔や態度が違えば選手は実行しません。だからこそ、少しの凡ミスも笑って許せるくらいの心にゆとりをもつためです。

A銭湯に行き、試合のオーダーを考える
あらかじめ予想されるパターンを考えておきます。だいたい2つくらいに絞ります。
そうすることで、当日慌てることが少なくなります。

B水風呂に入る
げんを担ぐためです。
普段は水風呂が得意ではないので、銭湯に行っても入りませんが、この日ばかりは自分が苦手なことを堪えたら選手に良いことがあるかも?と神頼みを兼ねて入ります。

これら3つのことを必ず試合の前日にするようにしています。
そうすると気持ちがだいぶ楽になり、「よし、やってやろう!」という気持ちになれます。

顧問ができることは限られていますが、少しでも選手がいい表情でプレーできるように私なりに工夫しています。

2015年12月13日(日)
バランスを整えるC

今回は私の自身のバランスについて紹介したいと思います。

前回紹介したように、本番と練習試合での私の接し方や選手への求め方でバランスをとっていると述べました。

私自身はというと、とてもビビりなところがあり、ベンチではいつも不安でいっぱいになります。

でも、それを見せるわけにもいかないので冷静にと思っていますが、なかなかうまくごまかせている自信はありません。

そこで、笑顔をキープするために、試合の前に毎回することを決めました!
それは、
@早く寝る(理想は9時)
A銭湯に行き、試合のオーダーを考える
B銭湯の水風呂に入る
です。
これをすることでいい表情で選手に接することができます。

2015年12月10日(木)
バランスを整えるB

前回の話は主に本番(備南東大会や県大会など)に私がベンチでするパターンです。
今回は本番以外のベンチでの声かけを紹介したいと思います。

本番はどんな選手も緊張しているので、「バランスをとる」ために努めて笑顔で話をします。

ですが、練習や練習試合やオープン戦などは違います。
かなり厳しくいきます。
厳しくいくよと選手にも言います。
「本番はもってる力を出すのが一番大切。でも、練習や練習試合はもってる力をさらに伸ばす(レベルアップする)ためにするから、できてないことには注意するよ。本番までが勝負!」と。

これも私なりにはバランスを取っているつもりです。練習や練習試合はミスをしても本番ほどの緊張感はないため、軽く考えがちになります。だからこそ、プレッシャーを与えて緊張感をもたせる必要があると私は考えています。
ですが、言い方ややり方はまだまだなので、それが今の私の課題です。

2015年12月8日(火)
バランスを整えるA

私自身が選手として試合をするときに、力が出せずに負けることが時々ありました。
何が原因だろう?と振り返ったときに、「頑張りすぎ」ではないかなと思いました。

「勝ちたい」とか、「ここで自分が負けたらチームも負ける」などプレー以外のことを考えすぎて、力が出せずに試合が終わっていたなと気づきました。

そんな自分を振り返ったときに、監督がどんな態度で接してくれると力が出しやすいかなと考えるようになりました。

大事な場面でサーブミスすることもあります。
ですが負けたくてサーブミスする選手はいません。いいサーブをしようとしてミスをすることもあります。
だから私は「頑張りすぎだって。自分の持ってる力だけ出しておいで。それ以上はいいから。」と言うようにします。

もちろん、そのサーブが入っていれば!と思いますが、その怒りをぶつけたところで良いことにはなりません。
むしろ、萎縮して競った場面でサーブミスをしないように安全なサーブを出すような選手になりかねません。
だからこそ、結果については言わないようにします。

試合は誰もが勝ちたかったり頑張りたかったり、緊張するものです。
そこで私はバランスをとるために、ベンチでは笑わせたり関係のないことを言って気を紛らわせたりします。

ですがそれは本番(備南東大会や県大会など)だけです。

2015年12月7日(月)
バランスを整える@

「バランス良く」という言葉をよく耳にすると思います。
食生活でよく聞くように思います。

部活においても勉強においても、バランス良くするということは大事だなと私は考えています。

今回は団体戦でのベンチにおいて、私がするバランスの取り方を紹介したいと思います。

私のベンチでのアドバイスや言葉の選び方は、他の顧問の先生とはかなり違うと思っています。
ある意味では変かもしれません。
ですが、個人的にはそんな自分もアリだなと思っています。

私のベンチでの基本は「笑顔」と「頑張りすぎない」です。

2015年12月6日(日)
力に限界はあるが、人間に限界はない!B

その顧問の先生のお話を聞くまでは、「自分が教えないといけない」と、全て自分の立場や目線で考えていました。

だから、自分の知らないことや自分よりも強い選手を教えられる自信がありませんでした。

広い視野で物事を考えれば、相手が望むことを見てあげたり、相手の力を引き出したりすることができれば、選手の卓球の技術が高かろうが低かろうが関係ないのでは?と私は思うようになりました。

この出来事はコーチングを勉強しようと思ったきっかけの1つでもあります。
相手の力を引き出すことができれば、どんなに強い選手のベンチでも、何も気にする必要はないと感じました。

逆に、そのためには私自身がさらに「人間」に磨きをかけないといけないなとも感じました。

卓球だけがすごくてもダメで、クラスや授業や自分に関わる全てのことをもっと大切にしていこうと思うようになりました。

2015年12月5日(土)
力に限界はあるが、人間に限界はない!A

ある時、同じ地区の顧問の先生とお酒を飲む機会がありました。
その時に、同じようにクラブの選手が全中に個人戦で出場したことがある先生に尋ねました。

「◯◯先生はベンチに入って、どんなアドバイスをしているんですか?」と。

ちなみにその先生は中国大会や全国大会でもその選手のベンチに入っていて、堂々としている様子に見えました。

その先生は、「その選手が自分に見ておいて欲しいことはないかを聞いて、そこを見てるだけだよ。」と言っていました。
具体的には、3球目の決定率やコースの偏りがないか、などです。

自分が自分がと思い込んでいた私にとっては、とても衝撃的な話でしたし、とても考えさせられました。

2015年12月4日(金)
力に限界はあるが、人間に限界はない!@

昨年度、部員の一人(クラブに行っていた選手)が個人戦で全中に出場しました。
まさに連れていってもらいました。
練習会場の雰囲気、ベンチの緊張感、どれも勉強になり、いい経験をさせてもらいました。

その選手は1年生から比べて3年生になるとかなりうまくなっていました。
練習会場で練習相手をしましたが、相手をするのがやっとという感じでした。

卓球の技術だけを見ると同じかむしろ負けているくらいで、私が教えられる部分もあまり見当たらないなというのが正直なところでした。

ある時、今の自分の考えだと自分の教えられる範囲の選手しか作れなくて、自分を超える選手は作れないのでは?と思うようになりました。

自分よりうまい選手に他の顧問の先生はどうやってアドバイスしているんだろう?と疑問に感じ始めました。

2015年12月3日(木)
きっかけB

中国選抜での出来事がきっかけで、「自分自身の考え方や言葉で選手は変わる」と考えるようになりました。

あと、「無理」と思えばできない、逆に「できる」と思えばできるようになる!と感じるようにもなりました。

それから、平岡義博さんの言われた卓球の理論や考え方を取り入れてみようと決心しました。

人との出会いを通して、考え方やステキな言葉に出会うことで自分自身が変われたなと思います。
私のこれまで書いてきたことや、これから書くことが、読んでくださる方々の何かしらのきっかけになればと思っています。

「Pay forward」の精神です。

2015年12月2日(水)
きっかけA

「今のは言っちゃダメだよ。」と言われました。
その試合が終わったあとに気になって聞きに行った記憶があります。

「こちら(顧問)が勝てなくても仕方ないって言ったら、勝てなくてもいいんだって選手が思ってしまうよ。自分ならそうは言わないなぁ。」と言われた気がします。

確かにその通りだなと思いました。

今は負けたとしても、何が足りないかを把握して、それを補えば次は勝てるかもしれない。
わかっていたけど、それをきちんと言葉にして選手に伝えられていなかったなと改めて感じました。

だから今は選手が負けても、足りなかったところを伝えて、そこ(課題)を高めたら次は勝てると言うようにしています。

そのために、より具体的にどこを高めたらいいかが伝えられるように、選手の試合を見て気づけるように努めています。

2015年12月1日(火)
きっかけ@

気を取り直して、最近私が意識している「コーチング」と「考え方」についてのきっかけを今度は紹介させていただきます。

私が考え方を見直そうと思った最初のきっかけは、平岡義博さんの強化練習会でのお話です。
それまでの「卓球」の常識を覆すようなお話ばかりで、お話を聞いた半年くらいは実践しようとは思いませんでした。

今思えばやる前から「難しい」とか「自分の教えているレベルの部員には無理」など、できない理由ばかり探していたように思います。

やってみようと思ったきっかけは、884先生と一緒に行った中国選抜の時のことです。
お互いが背中合わせのベンチになり、私のチームが島根県のチームと試合をしていたときのことです。
チームの選手が相手に負けて帰ってきたときに、私は握手をしながら「相手は強かったから負けても仕方がないよ。」と、選手に伝えました。
私なりには勝つのは難しいと感じたし、一生懸命がんばったからと労いを込めて言ったつもりでした。
そうすると後ろから884先生が…
つづく

2015年11月30日(月)
パワプロ、ウイイレ、ポケモン

ここまでまじめに書きすぎたので、少しリラックスしたいと思います。
そんなにまじめなキャラではないので(笑)

ちなみにタイトルにあるのはすべてテレビゲームです。みなさんご存知でしょうか?
私はゲームが好きで、小さい頃は好きすぎて決められた時間の制限を守れず母親に取り上げられるほどでした。


ちなみにその3つのタイトルは好きすぎて(他にもたくさんありますが)、選手の名前やステータスなど、ポケモンに至ってはどこで捕まえられるかとか技の威力や名前まで覚え込みました。

そんな私も大人になり、今は部員のステータスやその日の調子、必殺技などを常に把握するよう心がけています。

部活が好きすぎて、今度はまだ見ぬ奥さんに部活を取り上げられてしまうのでしょうか?

2015年11月29日(日)
考え方C(実践編)

今回は実際のゲーム間でのアドバイスに、この「攻めるか逃げる」を盛り込んだ考え方を紹介したいと思います。

例えば、1ゲーム目にこちらの選手がサーブを出して、相手にツッツキさせてのを3球目で狙っていたとします。
それが相手はツッツキせずにフリック(払い)をしてきて、思うようにいかずにゲームを取られたとします。

そんな場面での「攻める」とは、「相手のフリックを待つ」ことだと思います。ブロックでもカウンターでも構いませんが、相手のアクション(フリック )に対して応戦します。

逆に「逃げる」とは、「フリックをさせない展開にする」ということです。
具体的には、ロングサーブなど長さを変えるか、回転を変えるか…などが考えられます。
そうすることで相手にアクション(フリック)をさせないようにします。


この考え方は、試合の中で緊張して思うように力が発揮できていない時や、自分のパターンに持ち込めていない時にオススメの聞き方だと思います。

2015年11月28日(土)
考え方B(精神面)

前回紹介した聞き方は、主に技術的な面での聞き方だと思います。

今回は精神面に重点を置いた聞き方を紹介したいと思います。

気持ちの面での「二面性」は、私の中では「攻めるか逃げるか」だと思っています。

「攻める」とは、もちろん自分から仕掛けることもそうですが、相手のアクションに対して向かっていくことを意味しています。

「逃げる」とは、守備的なプレーをイメージするかもしれませんが、そうではなく相手のアクションに対して、それを避けるような考え方やプレーを指します。

卓球はラリーポイント制、つまりサーブの構えに入った瞬間から必ず点がどちらかに動く競技だということです。
ということは、攻めても点が取れますが、攻めずに守っても点が取れるということでもあります。
そのイメージがあれば、「逃げる」という考え方は悪くないのです!

なぜなら、すべては点を取るためだからです。

2015年11月27日(金)
考え方A(技術面)

「二面性」で物事を考えるとベンチでの聞き方に厚みを増すことがわかりました。
特に選手へ二択で尋ねるときにとても便利な表現です。

それは、
◯フォアハンドかバックハンドのどちらを使うか

◯相手のフォアかバックのどちらを攻めるか

◯攻めるか守るか

◯下回転からラリーを始めるか上回転からラリーを始めるか

◯ショートかロングか

などなど、聞き方の引き出しを増やすことで、あらゆる場面に柔軟に対応できるようになります。

私はそんな顧問を目指して、日々取り組んでいます。

2015年11月26日(木)
考え方@

ひとまずコーチングの話を離れて、今回は私が意識している「考え方」についても紹介したいと思います。
これはコーチングにもつながると私は思っています。

最近私は二面性で物事を考えるようにしています。
それは、中体連の強化練習会の際に平岡義博さんがその二面性についてお話をされたことがきっかけです。

「大きく動いているということは、相手に動かされているという見方もできる」と言われていて、確かにその通りだなと思いました。
それまで私は「足を動かせ」とよく選手に言っていましたが、必ずしもそれが良いとは限らないんだと気付き、新しい考え方が芽生えました。
自分の感じた考え方「直感」だけを頼りにするのではなく、「客観的な見方や逆の考え方」まで見直した上で全体を見ようと思うようになりました。

この強化練習会はそれまでの私の中の「当たり前」や「常識」を見直すいいきっかけになりました。

2015年11月25日(水)
コーチングC

今回は前回とは違う聞き方を紹介します。
この聞き方は、自分の考えを表現するのが苦手な選手などにオススメな聞き方です。

それは、「YesかNoで答える聞き方にする」ということです。
どうしたらいいと思う?と聞いても、普段そこまで考えていない選手には難しいと感じるかもしれません。

そこで、答えを二択に絞ることでより導きやすくすることができます。
例えば、自分のチームの選手が相手の バックにばかりボールを集めていて、相手に読まれてそのゲームを落としたとします。明らかにバックを待っているからフォアを攻めた方がいいなと思うときは、
私「◯◯はよく攻めてるけどボールは決まったかな?」
◯◯「いや、決まってないです。」
私「じゃあ◯◯はフォアかバックかどっちに打つのが今のゲームは多かったかな?」
◯◯「バックだと思います。」
私「フォアに打ってみた?」
◯◯「いえ。打ってないです。」
私「フォアに打つのはできそう?」
◯◯「たぶんできると思います。」
私「じゃあ試しにフォアを狙ってみよう!」
という流れを作るよう意識します。
そうするとまずはフォア側を攻めようとします。あとは、そこで打ってみて決まれば成功体験をしたのでそのままやり続けますし、カウンターされたり打ったけどミスしてしまったりした場合はまた元に戻ってバックにボールが集まると思います。
その時は、また違うアプローチが必要になるので、そのゲームの間に作戦とそのゴールまでの道筋を作るための聞き方を考えます。

YesかNoになるような聞き方の課題は、答えを導き出すまでに時間がかかりすぎることと、自分の考えを述べるのとは少し違うので細かい戦術までは決めにくいことです。

2015年11月24日(火)
コーチングB

今回は、選手の答えを見つけやすい聞き方について、取り組んでいることを紹介します。

私は、ついつい会話の中で使ってしまう言葉がありました。
「なんで?」です。
今は、ベンチの時には極力使わないようにしています。
なぜなら、なぜ?と聞かれて答えるには、それなりの答えがきちんとないと答えられないからです。

例えばゲーム間のアドバイスで、「なんであの場面でループでつながずにドライブを決めにいったの?」と、尋ねてうまく答えられる選手はなかなかいないと思います。
「わかりません。」や、「なんとなく。」となることが多く、聞くだけお互いがイヤな気持ちになることが多いのではないでしょうか。


そこで私はwhyではなく、how(どうやって)やwhat(なに)を多く使って聞くようにしています。
そうすると、選手もかなり答えやすくなるからです。

私がよく使うフレーズは「どうしたらいいと思う?」と「何が原因だと思う?」です。私のベンチの近くにいるとこのフレーズがたくさん聞こえてくると思います(笑)

2015年11月23日(月)
コーチングA

私のコーチングのイメージは、迷路を上から見ていて、迷っている人(選手)をどうやってゴールまで導いていくかというものです。
その時のポイントは、顧問や監督がゴールまで連れていくのではなく、あくまで自分の力(意志)でゴールまで行くということが大切です。

つまり「自分で答えを出す」ということです。
相手のバックを攻めなさいとか、ショートサーブからいこうと言う方が明らかに簡単ですが、選手の口からそうしようと言わせるような尋ねかたをします。

実際にベンチでさせてみるとわかりますが、◯◯しなさいと言って、言った通りにする選手は少ないです。
自分の指示を聞いていない!と腹を立てることにもなりかねません。

だから私は、選手が答えを見つけやすい聞き方を工夫しています。

2015年11月22日(日)
コーチング@

ここ2・3年ぐらいで私自身が取り組んでいることを紹介します。
特に団体戦の試合のベンチでのアドバイスの時に活用できると思います。

コーチングといえば、コーチ=指導するという意味がありますが、私は「引き出す」イメージだと思っています。

そう思わせてくれた本があります。
コーチングの基本的な考え方は「答えはいつも自分の中にある」というフレーズが印象的で、今も心に残っています。
何もかも教え込もうとしていた自分が少し変わるきっかけをもらえた言葉でした。
しかもその本はコーチングのことについての本ではありません。
たまたま職場の先輩に貸していただいた本でした。

2015年11月21日(土)
はじめまして!

原稿依頼を快く「はい」と答えてからだいぶ時間が経ってしまいすみません。
明日から私自身が最近意識して取り組んでいる二つのことを紹介させていただこうと思います。
それは、「コーチング」と「考え方」です。
何かの参考になればと思います。
よろしくお願いいたします。